人の想像を裏切る発表が出来るって、メーカーの醍醐味じゃないですか! UPQ中澤優子代表の爆弾発言も飛び出したモバレコインタビュー

書いた人: モバレコ編集部

カテゴリ: インタビュー, レポート ,

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人の想像を裏切る発表が出来るって、メーカーの醍醐味じゃないですか! UPQ中澤優子代表の爆弾発言も飛び出したモバレコインタビュー

—前回のインタビューの際にもかなりラフな格好でしたが、今回も発表会とは違って随分とラフな格好ですね。

中澤  本当? どんな格好してたっけ? 

—グレーのTシャツですね

中澤  あぁ! あれ、中国で中国人が買ってくれたんですよ。「ユウコ、着るものないんだろ、買って上げるよ」って(笑

UPQ 代表 中澤優子氏

何も知らずに街を歩いていたら、単なるかわいい女の子にしか見えないかもしれないが、ラフな格好で気さくに現れたのが、昨年、わずか2ヶ月で家電ブランド「UPQ」を立ち上げ、一躍話題となった中澤優子代表。

今回2月29日には「UPQ 2nd season」と謳って、12種19品目を発表した。鮮烈だったblue x greenのブランドのキーカラーも新しくnavy & red が加わりさらに注目が集まっている。
家電ブランドを立ち上げることは、決して楽な道のりではない。当初は否定的な意見も多く、「すぐに消えてしまうのではないか」との意見もあった。中澤代表自身も作った物を最終的には自らの脚で売りに歩く姿も想像したという。しかし実際には、大手量販店の方から「うちで売らないか」と声を掛けられるほどに販路は伸び、冬には在庫切れで増産を余儀なくさるほどに好調だった。
「なんて運が良い人なんだ」と感じた人もいるだろうが、その成功の裏には、必死にモノヅクリに取り組み努力し続ける中澤優子代表の姿がある。

3月8日のTV TOKYO 日経スペシャル「ガイアの夜明け」でも取り上げられたほどに注目の集まる中澤優子代表。モバレコでは、夏のインタビューでそんな中澤代表の仕事に関することだけでなく、プライベートな結婚観まで迫ったが、2nd seasonが発表された今回、また中澤代表に改めて、仕事のことからプライベートまで色々と聞いてみた。

ハッキリとしたツートンカラー!人が驚くのが見たい

—今回、2nd seasonと言う事で、「navy & red」という色を打ち出してきました。前回の「blue x green」の単色ではなく、2つの色を出して結構奇抜なカラーとの印象を受けましたが、この2色を選んだポイントはなんですか?

UPQ 代表 中澤優子氏

中澤  1回目が寒色だったので、どうしても暖色を入れたかったんですが、普通のピンクとか赤とか、よくある家電の色は面白くない、家電にあまり無い色をつけたかったんです。
これを持っているだけで、「どこのなんなの?それ可愛い」と言われるような商品の方が、持ってる人も買った甲斐があるかなと。

中澤  家電もスマホも白とか黒とかシルバーばかりなので、カラフルな色を入れたくて。CASIOにいた時に、何度かツートンカラーのものをトライしようとはしてみたものの、やはり営業観点での調査や売れ行き予測で総合的にチャレンジできなかったんです。財布などには、外観と中身で奇抜なツートンが結構あったりするんですが、家電にはあまりない。なので、やってみたら面白いかなと

—発表会の前から、暖色系かなという予測はできたのですが、まさかネイビーとの2色となるとはビックリでした。

中澤  そうですね。暖色系だけだと女子女子しちゃうので、ネイビーを入れました。次の色はもっとビックリしますよ!

—もう次の色も考えてるんですか?

中澤  はい。もう考えてます!

—今回、navy & red ですが、同時に blue x green も継続していくのでしょうか?

中澤  はい。基本的に「追加」になります。なので、次の色が出た時も、さらに追加になります。これからもっと店頭に華やかになるのではないでしょうか。
シーズンごとにカラーを発表して、「次、何色が来るのかなー」って予測をしてもらった上で、それを裏切るのってすごく楽しいじゃないですか! それって作り手側の楽しみなんです。

UPQ 代表 中澤優子氏

中澤  色々なところで、「なんでクラウドファンディング使わないの?」と聞かれるのですが、それだと、作ってる物を先に見せちゃうことがすごくもったいなくて。
私たちは発表会でバーっと見せて「うわ、予想外!!」っていう販売店や記者さんや、一般のユーザーさんの反応が見たくてやってるんです。それを見て「この日のために頑張って良かったな」って思えるんです。

ミュージックカテゴリーとスマホへの思い入れ

—今回の2nd seasonの商品の中で、中澤代表が一番気に入っている商品は何ですか?

中澤  ヘッドホンはギリギリまで頑張ったので、思い入れがあります。発表会の時にも話しましたが、ミュージックカテゴリーが若干苦戦している部分がありまして。それでも作ってくれたメンバーがいるんです。作ってもらった上で、売れなかったのは自分の営業力が足りなかったなと感じるところなので、何が足りてないかを考え、もっとミュージックカテゴリーに意識を集められるようなラインナップ追加を、という意味でもこのヘッドホンには力を入れましたね。要はイヤホンだとこじんまりしてしまって、あまりにも店頭で目立たないし、視聴するにも誰かが耳に入れたものを使うということ自体にハードルがあって、視聴に至らないのだと考えたんです。そこでヘッドホン。

UPQ 代表 中澤優子氏

中澤  あとは、スマホに関しては、A01を作っている頃からこのA02のことを考えていて、その先も既にあるんですけれど、それでもやはりA01やA01Xをしっかりつくりこめてからと考え、並行して開発してきていました。
前にもお話しましたが、ロースペックから作っていて、ちゃんとベースが出来た上で、次ぎに行かなくては行けないと思っています。A01の時期から既にA02は作っていたので、思い入れという部分では、A02は強いですね。

UPQ Phone A02

中澤  A01とかA02とかの、「A」って「Android」の「A」なんですよ。別にシーズンごとに変わるものではなく。なので、他のOSを作ることになったら・・・

—「W」とか・・・「F」とか・・・「i」は無いでしょうが(笑

中澤  そうですね(笑

—やはり中澤代表は今までの経験からもスマホに関する思い入れは強いのですね?

中澤  携帯に関しては “過去出来なかったこと”。内部で「こうやればいい」と言っていながら、外部要因によってみすみす資産を捨てるようなことがいっぱいあったので、出来なかったこと、それをこのSIMフリーの市場なら出来るかなと。当時の私や皆の悔しかった思いが報われるのではないかなって思ってます。

—今、2nd seasonを発表した時点ですでに3rd season、4th seasonが同時に動いているようなので、なかなか絞るのは難しいのかもしれませんが、今回の2nd seasonに絞った場合に一番苦労した点はどこですか?

中澤  2nd seasonに関しては、1st seasonで作ったものの「進化」「色追加」なども多かったので、工場の方でもノウハウが溜まってきました。「ユウコが求めているのはこうだ」とわかってくれていたので、非常にやり易くなりましたね。
なので、その点、ヘッドホンやバイクはまったく新しい物なので苦労しましたね。ヘッドホンはカラーだけでも10回以上やり直してます。色が紺じゃなくて紫色だったりとか、うまく言ってることが伝わらなくて・・・
ただ全体的に「色」以外は順調だったと思います。

想像を超えて好調のUPQ 否定的な意見もご愛嬌

—UPQが発足して8ヶ月、まだ8ヶ月というのが不思議なくらいですが、8ヶ月前と今で中澤代表の心境の変化はありますか?

UPQ 代表 中澤優子氏

中澤  皆さんに発表してからは、あんまり変わってないですね。やはり最初の発表会の前は「物を担いで売りに行こう」とか「ブランドの認知をどうしよう」とか、色々と考えていましたが、その発表会から後はもうほとんど変わらないと思います。
というのも、UPQに対して非常に前向きな意見が多くて、一般のユーザーさんもメディアの方も、販売店さんも応援してくれる方が多いです。元気の無い“日本のモノヅクリ業界”の中で、頑張っていることを評価してくれるので、日本の市場も「温かいな」と感じました。
もっと冷たいと思っていたんですけどね(笑

—現状の在庫97%消化という状況を、最初の発表会の時に想像できましたか?

中澤  根本的に増産するとは考えて無かったですね。自分の営業力を見た上で計画を立てたのですが、携帯ですら増産をするとは思ってませんでした。

—メディアの人間も正直この結果は想像してなかったと思います。

中澤  ですよね。2chの中では未だに「コケればいいのに」って言われてるみたいですからね(笑

中澤代表の中国でのSIM事情

—中澤代表は中国と日本と今はどちらにいることが多いですか?

中澤  発表会直前は中国にいることが多いですが、基本的には日本でのメディア対応が1/3、日本で色々と指示を出しているのが1/3、で残りが中国といった感じです。

—UPQの端末をご使用されていると思いますが、SIMはどのように使ってますか?

中澤  元々契約していたdocomo、au、SoftBankのキャリアのSIMがありますので、使いまわしてますね。

UPQ 代表 中澤優子氏

—中国に行った場合もそちらを使用ですか?

中澤  そうですね。基本ローミングです。
でも私、中国に「Wi-Fiが使えて、電源があって、コーヒーが飲めて、長居できて暖かい」という独自カフェマップがあるんですよ。基本「中華料理」が苦手なので、各駅でのそのようなマップを作ってあってWi-Fiを使います。

—基本SIMは使わないですか?

中澤  ヨーロッパなどの海外へ行ったときは、現地のSIMを買ったりしますが、基本中国では使わないですね。

え!?結婚? こんなこと聞いてくるのモバレコだけですよ

—UPQのコンセプトの中に、常に「遊び心」というキーワードが入りますが、クリエイターとして遊び心を養うのに、プライベートの時間は必要不可欠かと思います。
中澤代表はかなり忙しくて、なかなかそのような時間が取れていなそうですかが、いかがでしょうか?

中澤  空いた時間は経営しているカフェにいることが多いです。今日もさっきまでカフェに立っていたのですが、その中で私のことを「UPQの中澤」だと思わずに、「カフェのおばちゃん」だと思って来るような方の反応をみるのがすごくいいですね。

—常に仕事のことを考えてると思うのですが、なにか仕事のことを忘れて遊びに行くことはありますか?

中澤  うーん・・・。焼き肉を食べに行くくらいですかね(笑
昔から、休みが取れるときは、2週間とか休みを取って海外旅行へ行くのが好きなので、国内で遊びに行くとかあまりないですね。

—今行きたいところはどこですか?

中澤  サントリーニ島ですね。青と白の街みたいな。

UPQ 代表 中澤優子氏

—前回のインタビューのときに「結婚感」についてお聞きしましたが、今でも中澤代表自身は結婚するタイプだと思われますか?

中澤  結婚しましたよ!

—・・・ ・・・ ・・・

え!? 結婚した?

—全然知りませんでした。い、い、いつですか?

中澤  2月29日です。まだ社内スタッフも一人だけしか知らないんですよ。

—おとといの発表会の日じゃないですか! これ、うちで公表していいんですか? あ、というか、おめでとうございます(笑

中澤  ありがとうございます(笑 いや発表会の日に合わせたわけじゃなくて、たまたま色々あって重なっちゃっただけなんですけど。こんなこと聞いてくるの、モバレコさんだけですよ。

—そう言っていただけるのは非常に嬉しいです。うちとしても他のメディアで聞かないことを聞けるのは嬉しいことなので。

ネイルはいつもキーカラー。中澤代表のファッション感

—先日の発表会の時も髪型もかわいくまとめてましたし、ネイルも navy と red と blue x green にしておりました。お忙しい中、美容院やネイルサロンに行くのも結構時間がかかる部分だと思いますが、中澤代表のファッションに対する思いはどのようなものですか?

中澤  中国に行っている時は、ほぼほぼ何もしてませんね。発表会だけは、キチっとした格好で出ようと思ってます。商品と一緒に私も撮られるのでそこは気を使ってます。

UPQ 代表 中澤優子氏

中澤  ただ、いつもスカートを履いてたりすると、素の私とはあまりにも違うので、インタビューなどの取材の時にはあえて普段のラフな格好にしています。
元々、「○○系」のファッションが好きとか、そういう何かのジャンルに当てはまらない人間で、色々なものを着ているので、皆さんの固定概念で「中澤優子はこういう感じだ」というイメージを敢えてはずすようにしています。
この前の発表会の格好も、ヘッドフォンをつけて、リュックをしょってなんだか宇宙に行きそうじゃないですか。そういう何か面白い写真が出回るといいなと思っています。

UPQ 代表 中澤優子氏

中澤  1st seasonの時には「どこぞのキャバ嬢がお金を出してもらって何かやっている」なんて言われたのですが、この2nd seasonから初めて見てくれた人も「何か変なやつがいるぞ」でいいんです。そこからネットを漁ってくれれば、色々なものが見えるようにはなっていますし、UPQというブランド、中澤優子というブランドと考えて、色々と仕掛けています。

—イイ意味で、人の期待を裏切って驚かすのが好きなんですね。

中澤  そうですね(笑
私自身結構、話す内容とかキツいと思うんですが、なぜか「ほんわかしてる」と言われるんです。すごく簡単にやっているように見られるんですが、実際にはやっぱり必死に努力して考えてるんです。色々な大手の販売店で取り扱ってもらえるようになりましたが、それも何もしないでそうなったわけじゃなくて、相当色々動いてるんです。
それを見せる必要もないとは思うんですが、「ほんわかとして、楽チンにやってる」って言われるので、そこはところどころにしっかりとしたところを出していこうかなと思っています。

中澤代表とUPQのこれからの未来

—今の記憶そのままで20歳に戻ったら、やはりCASIOに入社しますか?

中澤  ハイ。CASIOに入社して、携帯事業部が潰れないように、もっともっと危機感を持って必死に動いていると思います。

—やはり、モノヅクリが好きなんですね。

中澤  携帯ヅクリが好きですね。CASIO・日立のみんなが好きというのが一番大きいかもしれないですが。そのみんなでずっと仕事できるようにしてると思います。

—今、SIMフリー機がだいぶ出てきていますが、他のメーカーで気になるところはありますか?

中澤  無いですね(笑 みてないです。人のものは興味ないんです。

—競合はないですか?

中澤  競合したくないですし、競争したくもないです。うちの商品の値段を見てこの値段にしたんだろうなぁとかメーカーの中の人の気持ちがわかるのですが、UPQはそういう私がメーカーにいた時代の作り方はしたくないんです。

—中澤代表はよく見るメディアはありますか?

中澤  あんまり見ないですね。必要な情報だけ調べたりしますが、特に何か見てるということはありません。営業をやっていたころは、日経読んでないと話が合わせられないなんてこともありましたが、今は新聞もニュースもあまりみないですね。五郎丸も最近知ったんですよ(笑

UPQ 代表 中澤優子氏

—最後になりますが、5年後10年後の遠い未来はどうなってると思いますか?

中澤  全然わかんないです。私3ヵ月後くらいのことしか見てなくて、3ヵ月後に目標を置いてそれを120%くらいでやるんです。それの連続なので、5年後なんてどうなってるかわからないですね。
去年の今頃、私IoT弁当箱作ってましたから、その時に今のことなんてまったく想像できていません。それ×5なので、とても想像付かないですね。ただ、ルーチンワークは嫌いなので、同じことはやっていないと思いますよ。
ツーカーで通じる仲間が増えて、日本でなのか海外でなのかわかりませんが、何か物を作っていることができたら幸せですね。

まとめ

2nd seasonが始まったUPQ。中澤代表のモノヅクリにかける情熱や、人を驚かせて楽しませたいという作り手側の気持ちは非常に強い。しかしそれを辛い思いをして必死にやるというより、辛くても楽しんでるという姿勢が何よりも好感が持てるところではないだろうか?
中澤代表の中に、CASIO・日立時代の仲間との想いが非常に強く残っており、それが原動力になっているようにも思えた。その時代にやりたかったこと、それが出来なかった悔しさが今に繋がっている。
UPQの今後はまさに未知数であり、これからもモバレコはUPQ・中澤優子に注目をしていきたい。

同日撮影した、中澤代表インタビュー動画


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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

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