VAIO Phone Bizを徹底レビュー!VAIOの新型スマホの性能を評価

書いた人: 迎 悟

カテゴリ: スマホ ,

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VAIO Phone Bizを徹底レビュー!VAIOの新型スマホの性能を評価

VAIO株式会社から4月に発売が予定されているVAIO Phone Bizを発売に先駆け約3週間お借りしました。根っからのVAIOファンとして、今までに買ったVAIOの台数は両手両足の指の数では足りない筆者が、VAIO愛を込めてVAIO Phone Bizをじっくりレビューしていきます。

※今回使用させていただいた端末は「試作機」となっておりますので、仕様が変更になる場合がございます。

目次:

VAIO Phone Bizってどんなスマホ

パッと見は普通のスマートフォン
パッと見は普通のスマートフォン

さて、改めてVAIO Phone Bizがどんなスマートフォンなのか。
昨年発売された「VAIO Phone」はスタンダードなAndroidスマホでした。
純粋な後継モデルであれば同じ名称か、または数字が後ろに付いたり、SE(SecondEdition)的な略称がついてきますが、今回は「Biz」です。
「Windows 10 Mobile」をOSに採用し、ビジネス用途でガンガン活用できる、そんなスマートフォンとして誕生したのがVAIO Phone Bizです。

スペック表から性能をおさらい

細かなスペックは以下の通り。

VAIO Phone Bizのスペック・仕様
サイズ(高さ×幅×厚み) 約156.1mm×8.3mm×77.0mm
重量 約167g
カラー シルバー
OS Windows 10 Mobile
ディスプレイ 5.5インチ フルHD
(1080×1920ピクセル)
CPU Qualcomm Snapdragon 617オクタコア
1.5GHz(クアッドコア)+1.2GHz(クアッドコア)
RAM 3GB
ROM 16GB
バッテリー容量 2,800mAh
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
通信速度 LTE-Advanced 225Mbps
LTE 150Mbps
カメラ メイン約1,300万画素 / イン 約500万画素
SIMカード スロット1 microSIM
スロット2 nanoSIM(microSDと排他利用)

※より詳細な仕様は公式サイトでご確認ください。また発売前の機種のため、上記仕様から変更となる可能性があります。VAIO公式サイト|商品情報ページ

Windows 10 MobileをOSに搭載しつつディスプレイは5.5インチ・フルHDの大画面ということで、WordやExcelといったオフィス文章の閲覧・編集がしやすくなっています。
また、CPUのSnapdragon 617は話題の「Continuum」にも対応。液晶モニタやテレビ、プロジェクターと無線接続することで、VAIO Phone BizをまるでPCのように利用することができ「Biz」の名に恥じない、ビジネスシーンで大活躍する一台に仕上がっています。

通信面でも「LTE-Advenced」ということで、NTTドコモの「キャリアアグリゲーション」に対応しているため下り最大225Mbpsの高速な通信が可能です。

高速な通信を生かせる場面といえばクラウドストレージとの同期。
オフィスや自宅のPCとMiscrosoftが提供するOneDriveで連携させれば、PCで作成したオフィス文書を簡単に同期し、上に書いたContinuumとの組み合わせでどこでも仕事ができる時代がきてしまうかもしれません。

VAIOのファンとしてはその昔あった「VAIO U」「VAIO typeU」シリーズやソニーのCLIEを、今のモバイル技術で生まれ変わらせると、VAIO Phone Bizになるのか!!といった気持ちでもあります。

外観・デザインをチェック

VAIO Phone Bizの特徴を挙げるとすれば「アルミ削り出しのボディ」ではないでしょうか。
パソコンのVAIOといえば「カーボン」を外装(天板)に使用したり、パームレスト部分にヘアラインの美しいアルミを使用するなど「素材」と「質感」にこだわった、スタイリッシュなモデルを思い浮かべる読者の方も多いのではないでしょうか。
VAIO Phone BizはそのVAIOらしさとして、アルミの塊(約544g)から削り出したボディが外観の一番の特徴となっています。

背面にレーザーエッチング加工されたVAIOロゴが眩しい
背面にレーザーエッチング加工されたVAIOロゴが眩しい

一枚のアルミから削り出しで生まれたボディに、レーザーエッチング加工されたVAIOロゴは目を引きます。ボディの成型時、予めプレス加工でロゴを入れることも可能ですが、それだと今のようにエッジがハッキリしないため、一台ずつ後からレーザーエッチング加工でロゴを彫り込むというこだわりようです。
また、アルミボディ全体に手触りのいいサンドブラスト加工が施されています。スマートフォンはポケットの中だけでなく、机の上などにあちこちに置いたりもし、擦り傷が付きやすいのですが、この加工のおかげで傷が目立ちづらいのもモバイル機器として評価できますね。

背面上下のパーツが分割された部分はアンテナとなっており、この部分だけはプラスチック製のカバーです。アルミなどの金属は電波を通しづらく、iPhoneなど背面にアルミを採用したスマートフォンでも同様のアプローチをとっているメーカーは多いですよね。

しかし、VAIOファンとしてはカーボンを天板に採用したモバイルノートでも同じようにアンテナ部分がプラスチックパーツになっており、こういうところも「VAIOらしい」と思ってしまいます。

本体上部はイヤホンジャック
本体上部はイヤホンジャック
本体下部は充電・通信用のmicroUSB B端子
本体下部は充電・通信用のmicroUSB B端子
本体右側。写真左から電源・ボリューム上下とボタンが配置されています
本体右側。写真左から電源・ボリューム上下とボタンが配置されています
本体左側はSIMトレー。最近多いピンでトレーを引き出すタイプです
本体左側はSIMトレー。最近多いピンでトレーを引き出すタイプです
SIMトレーのスロット2側はnanoSIMとmicroSDのどちらかを選んで挿入するタイプ
SIMトレーのスロット2側はnanoSIMとmicroSDのどちらかを選んで挿入するタイプ

SIMトレーですが、メイン(スロット1)側がmicroSIMカード。
サブ(スロット2)側がnanoSIMカードとなっています。
microSDカードにも対応していますが、こちらはサブ側に取り付けるため、microSD利用時はnanoSIMが使えないので要注意です。普段使いであればmicroSDを入れておいた方が便利でしょう。

青空がきれいに写る高機能カメラ

約1,300万画素のメインカメラ
約1,300万画素のメインカメラ

次に確認するのはカメラ。「Biz」とついた本機ながら、やはりスタイリッシュなボディに惹かれるスマートフォンファンも多いはずです。
電話やメール、SNSと同じくらい利用頻度の高いカメラは実際どうでしょうか。

青空のグラデーションがくっきり
青空のグラデーションがくっきり

まず風景から。運よく晴れた日の午前中、まだ空の色がハッキリと青く撮れる時間帯に近所のショッピングモールまで出かけて撮影してきました。
見ての通り、青空のグラデーションがハッキリと撮れています。手前側の建物なども空の色引っ張られることなくきれいに撮影ができました。

様々な色の光源がある屋内もバッチリ
様々な色の光源がある屋内もバッチリ

いわゆる白色・暖色の蛍光灯、またはLED照明など、複数の照明がありホワイトバランスが破綻しやすい商業施設内でもきれいに撮れました。

天窓から見える青空もきれいに撮影することができます
天窓から見える青空もきれいに撮影することができます

天窓・照明の明るさに負けてしまいそうなシチュエーションで撮影。天窓から見える空の色をハッキリと映し出しつつ、それ以外の部分がつぶれることなく撮影することができました。いやはや、感服です。

今度は少し暗めのシチュエーション
今度は少し暗めのシチュエーション

先ほどまでとは違い、そこまで明るくない、または屋内外で明るさに差のある環境下での撮影です。
写真の奥の方の明るさに引っ張られて手前側が暗くなることはなく、全体の明るさを見たままに撮ってくれました。

暗いところは苦手
暗いところは苦手

続いて、今度は夜景・暗所撮影。
イルミネーションがきれい!という季節も過ぎてしまったので近所のスーパーで大変申し訳ないのですが、夜景・暗所撮影は少々苦手の様子。

もう少し光源に恵まれたイルミネーションや都心繁華街での撮影であれば、ここまでの撮影結果としてきれいに撮れそうですが、真っ暗な中に今回のような看板の強い光源があるような環境では少々イマイチな絵になってしまいます。理由はひとつ見つけているので、これは後程。

この撮影のためだけにピザを頼みました。おいしそうです
この撮影のためだけにピザを頼みました。おいしそうです

スマホカメラの楽しみといえば「食事の撮影」。
今回もおいしそうなピザを頼み撮ってみました。少々白っぽくなってしまいましたが、生地やトッピングの焼き目、こんがり具合はキレイに撮れています。

マクロ撮影も問題なし
マクロ撮影も問題なし

「Biz」ということで、適当な印刷物を撮影して保存しておくこともありそうだな、と思いしたのでマクロ撮影のテスト。ちょうどいい書類や手紙がなかったので目についたレシートの撮影ですが、レシートの細かい文字までハッキリ撮ることができました

カメラの設定値はかなり細かい
カメラの設定値はかなり細かい

ここまでの作例はすべてオートで撮影していますが、カメラ機能としてはかなり細かく設定を変更することも可能です。
オートでもこれだけ優秀に撮影ができるので、ほとんど使うこともないとは思いますが、どうにもこうにも見たままの絵にならないときは自分で少し設定を変えてみてもいいかもしれません。

また、オートモードとマニュアルでの設定変更のISO感度の上限値に違いがあるのかわかりませんが、ISO感度の上限値はマニュアル設定の場合1600までとなっています。
最近のAndroidスマホでは最大12800などかなり高感度で撮影できる機種も多いため、これが夜景・暗所撮影が苦手そうな結果になった理由だと考えれます。

Windows 10 MobileならではのUI

スペックの項にてMicrosoft Office、そしてOneDrive、Continuumといった機能に対応し、ビジネス面で大活躍しそうと書いています。
もちろん、こうした機能はビジネス面で活躍する一台であることには間違いありません。

しかし、カメラスペックも十分ですし、5.5インチの大画面に3GB RAMなどスペック面は昨今のミドル~ハイエンドのスペックですし、これを生かし活用して普段使いができれば…と考える人も多いでしょう。
OSが「Windows 10 Mobile」なので「何ができるんだろう?」という人も多いはずです。

主要なSNS等は利用可能
主要なSNS等は利用可能

筆者が個人的によく使うSNS、メッセンジャーアプリなどをインストールしてみました。
スクリーンショットの赤枠内、三段分を最上段・左から順に

  • Twitter、Facebook、Facebook Messenger
  • LINE、Swarm、Instagram
  • Dropbox、OneDrive、Office(Word,Excel,PowerPoint,OneNote)

が並んでいます。

iPhoneやAndroidでもお馴染み、スマホを買ったら活用したいSNSやサービスにもしっかり対応しています。
筆者自身、これらのアプリに自分のアカウントを設定して使ってみましたが、「OSが違う=基本操作が違う」という事を除けば、それ以外のスマートフォンと基本的なアプリの使い方、見え方は同じです。

VAIOのファンの方はもちろん、アルミ削り出しボディのスタイリッシュさに惹かれた人、新しいもの好きな人、多くのユーザーが手にとって十分に楽しめるだけの環境は揃っていますので、VAIO Phone BizはSIMフリースマートフォンの選択肢として大いにありでしょう。

評価まとめ:ビジネスだけじゃない、未来の詰まった一台

アルミ削り出し・レーザーエッチング加工されたボディの満足度はもちろん、5.5インチのディスプレイ、きれいなカメラ。スマートフォンとしてキレイにまとまった1台です。

ビジネス色の強いWindows 10 Mobileということで敬遠しがちに考えず、デザインで惚れて手にとっても十分にアリです。
OSそのものも、Continuumといった新しい機能も、いい意味で「これから」が沢山詰まっています

iPhoneやAndroidは良くも悪くも「普通」になってきたからこそ、VAIO Phone Bizは発売を首を長くして待ちたくなる、きっと皆さんもワクワクしているだろうと思えるスマートフォンです。

● VAIO Phone Bizの購入はこちら

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

三度の飯より携帯が好きすぎて、資格も仕事も投げだし20代のほとんどを携帯販売に費やした元携帯ショップ店員。家電量販店からキャリアショップ、併売店まで色々経験してきました。今は[kuropon.mobi]でブログを書きつつ、ライターとしてあちこちにて記事を執筆中。そうでないときは大体"夢の国"にいます。Twitter:@kuropon