無駄な時間を省く道具、それがスマホ。【みんなのスマホ】No.7 金哲彦(プロ・ランニングコーチ)

書いた人: モバレコ編集部

カテゴリ: インタビュー, レポート ,

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無駄な時間を省く道具、それがスマホ。 【みんなのスマホ】No.7 金哲彦(プロ・ランニングコーチ)

みんなが毎日使っている、スマートフォン。
スマホとは、どんな風に付き合っているのだろう。
どんな毎日を過ごしているのだろう。

モバレコ連載シリーズ「みんなのスマホ」。今回のゲストは陸上競技や駅伝解説でおなじみの金哲彦さん
各地での講演の他、大会運営、商品開発、雑誌や新聞でのコラム執筆・・・などなど、多忙な日々を送るプロ・ランニングコーチですが、スマホをテーマにした書籍を手がけるほど、実はガジェットマニアとしても有名です。あらゆる仕事に挑戦し続ける、市民ランナーのカリスマ的存在は、スマホをどのように活用しているのでしょうか。

<プロフィール>

プロ・ランニングコーチとしてオリンピック選手から市民ランナーまで幅広い層を指導する他、テレビ・ラジオでの陸上競技、駅伝の実況解説、執筆活動で活躍。『体幹ランニング』『金哲彦のスマートランニング』(講談社)、『ランニングとビジネス 成功する人、しない人』(エイ出版社)など、ランニングに関する著書は多数。

<WEB> 金哲彦オフィシャルFacebook

1980年代からパソコンを愛用。スマホもいち早く購入!

——『金哲彦のスマートランニング』という、スマホを活用したランニング方法を紹介する著書も出されていますが、そもそもそうしたデバイスやガジェットに興味をもたれたきっかけとは、何だったのでしょうか

今は、効率的に仕事をこなしたいという思いがガジェットへの興味につながっていますが、ルーツを辿ると“新しいもの好き”という性質が大きく関係しているのかもしれません。
それこそパソコンなんて、世の中に出始めた1980年代から使っていますから(笑)。当時は「MSX」というWindowsの前身を持っていて、会員制の電子メールや電子掲示板などのサービス(パソコン通信)に夢中でしたね。ちなみに、インターネットが普及するよりも、ずっと前の話です。その頃は大学生だったので仕事のためという意識はなくて、新しいもの、特に電子機器に目がなかったんですよ。だから、パソコンも新しい機種が出る度に、全部試していました。
スマホも、iPhoneが日本に入ってきてすぐに購入したので3Gの時から使っています。

『金哲彦のスマートランニング』
『金哲彦のスマートランニング』

空き時間を有効活用。原稿作成もスマホでササッと。

——iPhoneを初めて使われた時はどんな印象でしたか?

パソコンがコンパクトになって、かつ通信機能を持ったわけですから、最強のガジェットが誕生したと思いましたよ。
当時のパソコンのネックといえば通信機能を持たないこと。インターネットはありましたが、Wi-Fiはまだ主流ではなかったのでケーブルをつながないと通信できない環境のほうが圧倒的に多かった。つまり、一歩外に出ると通信機能が使えないわけですよね。でもスマホはどこにいてもインターネットに接続でき、かつ、パソコンのようにアプリをダウンロードしてカスタマイズすることもできます。これがあれば、仕事の可能性が格段と広がるなと直感的に感じましたね。

——実際にスマホを使い始めたことで、仕事にも良い影響はありましたか?

もちろん、たくさんありましたよ。実況解説の時なんかは特に、その恩恵を実感。以前は紙の資料に併せて、ポケットWi-Fiとパソコンなどを狭い中継車の中に持っていくという煩わしさがありましたが、今はスマホ1台で事足りるわけです。
お陰で、以前よりもずっと楽に速報をキャッチできますし、必要な情報もその場ですぐに調べられるので、実況の精度も質も格段と上がったのではないかと思いますね。

——現在は、スマホをどのように活用されていますか?

スマホ専用のキーボードを使って、1000文字以下の原稿なら、空き時間や移動時間に書き上げてしまうことが多いですね。
ちなみに出張以外の仕事では、基本的に荷物はこのキーボードとスマホ、そしてガラケーだけ。スケジュールも全部スマホで管理しているので手帳も携帯しないですし、お財布すら持ちません。というのは、いつでも走り出せる身軽な格好でいることが僕の理想でもあるからです。
先日も朝、移動中のタクシーの中で、スマホを使って原稿を書き上げ、仕事が終わった後は走って帰宅しました。

金哲彦 書籍
たくさんの著書を執筆されている金先生

いつだって身軽でいるために「お財布はガラケー」

——鮮やかな仕事術! 一切の無駄がないですね。ちなみに、ガラケーを携帯されているのは通話のためですか?

いいえ。通話では一切使いません。これはあくまで、お財布の代わり。iPhoneではおサイフケータイの機能がないじゃないですか。だから、ガラケーを併用しているんです。nanacoにedy、Suica・・・それからMOBILE STARBUCKS CARDも入っています(笑)。
地方への出張も多く、新幹線をよく使うのですが、おサイフケータイのおかげで券売機での煩わしい待ち時間からも解放され、移動がとてもスムースになりました。

スマホとガラケー
ほとんどの支払いはガラケーで済ませたい

——Androidではおサイフケータイも利用できますが、iPhoneにこだわる理由は?

基本的に仕事で使っているデバイスはiMac、MacBook、iPad Pro、iPhoneの4つです。すべてAppleで統一しているのは、あらゆるデータを同期できるから。そうすると、タスクや資料の管理が楽だし、たとえiPhoneを無くしたとしても、すべてクラウドに保存してあるので、何も問題はないわけです。そこが、iPhoneというか、Apple製品にこだわる一番のポイントかもしれません。

デバイス、ガジェットを使い分け、仕事の精度を向上

——iPhone以外はどのように活用しているのですか?

僕のラボでは、ランニング中の動作を前後・左右・上から撮影し、そのデータを見ながら姿勢の癖を分析していきます。そういう時には、画面が大きいほうがお客様にも説明しやすいですし、わかりやすいのでiMacを使用していますね。
MacBookは、ランナー向けの動画コンテンツの編集やレースで撮影した画像処理用に活用。そうした作業は出張中にやることが多いので。
iPad Proは最近、使い始めたんですが、これは手書き機能がものすごく優秀なので会議中のアイデアメモに大活躍! 文字入力だけでは対応できないような細かい図解も記入もできるので、とても重宝しています。

金哲彦 ランニング
ランニングフォームを撮影して姿勢のアドバイス

——用途に合わせて、無駄なく使い分けられているんですね! ちなみに、仕事で活用しているスマホアプリはありますか?

主に、EvernoteDropboxGoogle calenderを愛用しています。
仕事に必要な資料はすべてデータ化してクラウドで保存しているんです。そうすることで検索性も向上しますし、仕事の効率が高まります。スケジュールもデータ化しておくことで、タスク管理が非常に楽になりました。

金哲彦
ホワイトボードとしても使えるテーブルクロスに手書きメモ
金哲彦
メモは撮影してデジタル管理

今は、大会の運営からランナー向けアプリやグッズの商品開発もやらせていただいているのですが、その資料たるや膨大で、プロジェクト毎にデータ化していかないと、とても管理しきれません。また、それぞれ頭の使い方が全く異なるから、次の仕事に移行する時には、前の仕事から完全に自分を切り離さないとうまく回っていかない。そのためにも、クラウド上で情報を整理しておく、あるいは完全にアウトプットしておくことで、頭を切り替えられ、まっさらな状態で次の仕事と向き合えるわけです。

金さんが監修したランニング・デバイス「Smart B-Trainer」

道具として徹底的に使い倒してこそ、スマホの価値がある

——デバイスやガジェットは確かに便利ですが、その反面スマホ依存症という言葉があるほど中毒性も高いと思いますが、付き合い方で注意されていることはありますか?

僕は、あくまでも“仕事の道具”としてしか捉えていないので、無くなったらどうしよう、という不安さえありません。だって、全部バックアップを取っているわけですから。
大切なのはデータであって機械ではない。だから距離を置こうという発想がそもそもないですね。
こういうものは道具として徹底的に使い倒せばいいと思うんです。無駄な時間を省いたり、最大限の効率を生み出してくれる、こんな便利な物はないですからね。

——最後に、スマホに限らず今後「こんなデバイスやガジェットが欲しい!」といった理想があれば、聞かせてください。

そうですね~、新しいデバイスやガジェットというよりも、用途ごとに必要なガジェットなどが入っているバックを、何種類か用意しておくというのが僕の理想です。
例えば、各バックの中にはすべての情報が同期されたパソコンが入っていて、どのバックをチョイスしても、同じ環境で作業できるような。出張のたびにいちいち、必要なものをバッグに入れ替えるのって面倒じゃないですか。衣類もアメニティも仕事道具も、滞在日数や、仕事の種類に併せて、すべてパッケージされたバックがいくつかあったら、無駄なことを考えなくて済むだろうなと思いますね。

金哲彦 ランニング
金哲彦 ランニング

(取材・文/染矢真帆)
(撮影/勝俣利彦)

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