第3のOS「Windows 10 Mobile」とは?初心者でもわかるiOS・Androidとの違い

書いた人: あさひな

カテゴリ: スマホ

ツイート このエントリーをはてなブックマークに追加
iOSやAndroidとココが違う!初心者でもわかる「Windows 10 Mobile」ガイド

みなさんが使っているスマートフォンのOSは何ですか? ほとんどの方がAndroidかiOSだと思いますが、2015年後半ごろから盛り上がりを見せている「Windows 10 Mobile」をご存知でしょうか? 実はいま“第3のOS”として注目が高まっているんです!

Windows 10 Mobileとは、Windowsのパソコンでおなじみのマイクロソフトが開発したスマートフォンOS。いったいどのようなOSなのか、今回2大OSであるiOSやAndroidと比較しながらその特徴をご紹介していきます
また、現在国内で販売されているWindows 10 Mobile搭載スマートフォンもまとめてみました。

「Windows 10 Mobileってなに?」という方や「どんなスマホがあるの?」という方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次:

【5つのポイントで比較】2大OSとWindows 10 Mobileの違いは?

Windows 10 MobileとはどのようなOSなのか、まずはAndroid・iOSといった2大OSと比較しながら、各OSの見た目や操作性などを見ていきます

Androidはホームアプリなど様々な部分を自由にカスタマイズできますが、今回はスタンダートな状態で比較します。スクリーンショットは全て左からiOS・Android・Windows 10 Mobileとなっています。

※以下、画像下の注釈ではWindows 10 Mobileを「W10M」と表記します。

1. ユーザインタフェース

●ホーム画面

iOS
iOSのホーム画面
Android
Androidのホーム画面
Windows 10 Mobile
W10Mのホーム画面

iOSはアプリアイコンのみ、Androidはアプリアイコンとウィジェットを自由に配置することができます。Windows 10 Mobileはアプリアイコンをホーム画面(スタート画面)にピン留めします。対応アプリはタイルサイズによって通知や情報が表示されます。

タイルサイズによる違い
タイルサイズによる違い

ホーム画面(スタート画面)にピン留めするサイズによって、見た目が変わります。小さいとアプリアイコン、大きくするとウィジェットのように機能します。

2. 操作性

●設定画面

iOS
iOSの設定画面
Android
Androidの設定画面
Windows 10 Mobile
W10Mの設定画面

アイコンでカテゴライズされています。設定画面はどのOSでもかなり似ている部分です。

●クイック設定

iOS
iOSの設定画面
Android
Androidの設定画面
Windows 10 Mobile
W10Mの設定画面

iOSはコントロールセンター、AndroidとWindows 10 Mobileはステータスバーからアクセスすることができます。

●アプリの履歴画面

iOS
iOSのアプリ履歴
Android
Androidのアプリ履歴
Windows 10 Mobile
W10Mのアプリ履歴

アプリを10個起動した時のアプリ履歴画面です。Windows 10 Mobileは表示数が少ないため、起動アプリ数が増えると切り替えが煩わしくなります。

3. アプリケーション

●アプリストアのトップ画面

iOS(App Store)
App Store
Android(Google Playストア)
Google Playストア
Windows 10 Mobile(Microsoft ストア)
Microsoft ストア

アプリ数はWindows 10 Mobileがダントツで少ないです。Twitter、Facebook、LINEなど有名なアプリは用意されていますが、アップデート速度や機能面では遅れているように感じます。アプリ数に関しては、ユーザーが増えれば自然に増えていくと思うので、今後に期待です。

4. デフォルトブラウザ

●デフォルト(標準)ブラウザ

iOS(Safari)
Safari
Android(Chrome)
Chrome
Windows 10 Mobile(Edge)
Microsoft Edge

iOSはSafari、AndroidはGoogle Chromeといったブラウザがあらかじめ搭載されいますが、Windows 10 MobileはMicrosoft Edgeがデフォルトブラウザとなっています。従来Windows系のデフォルトブラウザはInternet Explorerでしたが、Windows 10シリーズからMicrosoft Edgeになりました。かなり新しいブラウザです。

タブの選択画面
タブの選択画面
メニューボタンをタップした画面
メニューボタンをタップした画面

Microsoft Edgeは、Windows 10 Mobileにおいてベストなブラウザと言っても過言ではないでしょう。というのも、サードパーティー製ブラウザが少なく、どれも完成度が低いためです。Google ChromeやFirefoxなどがリリースされたら状況が変わるかもしれません。

5. IME(日本語入力)

カーブフリック入力
濁音符を一発で入力できるカーブフリック入力

IMEとは、Input Method Editorの頭文字をとったもので、日本語などの入力をサポートするソフトウェアを指します。

iOSとAndroidはIMEを変更することができます。iOSでサードパーティー製IME(カスタムキーボード)が使えるようになったことはまだ記憶に新しいですね。

ですが、残念ながらWindows 10 MobileでIMEは変更できません。標準IMEはカーブフリック入力など面白い工夫がされていますが、他の選択肢もほしいというのが正直なところ。筆者はATOKを愛用しているので、Windows 10 Mobileでも使えるようになってほしいです。

Windows 10 Mobileの特徴

続いては、Windows 10 Mobileならではの特徴を見ていきましょう。

Modern UI

Windows 10とWindows 10 Mobile
Windows 10とWindows 10 Mobile

Modern UIはWindows 10 MobileだけでなくWindows 10でも採用されているため、かなりPCに近い感覚で使えるスマートフォンと言えます。初めてでも意外とすんなり使えるかもしれません。

Continuum for Phone

NuAns NEOでContinuum for Phoneを使用しているところ
NuAns NEOでContinuum for Phoneを使用しているところ

Windows 10 Mobileの目玉機能のひとつがContinuum(コンティニュアム)です。キーボードやマウス(スマートフォンでも可)、ディスプレイを接続すれば、PCライクな環境を構築することができます。資料作成やブラウジング程度の比較的軽い作業ならContinuumで十分事足りるのではないでしょうか。

ただし、Windows 10のPCとして動作するわけではありませんので、注意してください。

※編集部注)Continuumの使い方ガイドは後日公開予定です。

動作するのは、UWP(ユニバーサル Windows プラットフォーム)アプリのみで、マルチウィンドウで同時に複数のアプリケーションを使うことはできません。対応アプリは増え続けていますが、記事執筆現在は対応機種が少ないため、キラー機能としてはまだ弱いかなという印象です。

UWPアプリは様々なデバイスで動作する
UWPアプリは様々なデバイスで動作する

OSのコアな部分を共通化したことで、UWPが動作します。これはかなり画期的なことで、Microsoftが掲げた「One Windows」が体現されています。今後かなり期待できる機能です。

参考:

携帯電話用の Continuum へようこそ – Windows Help

国内で使えるWindows 10 Mobile搭載スマホ7機種

最後に、日本で発売予定または発売されたWindows 10 Mobile搭載スマートフォン7機種のスペックと特徴を、発売順にご紹介します

マウスコンピューター「MADOSMA Q501」

マウスコンピューター「MADOSMA Q501」
スペック情報(参照:MADOSMA Q501 製品ページ
ディスプレイ 約5.0インチ HD(1280×720)
サイズ 高さ 約142.8mm × 幅 約70.4mm × 厚さ 約8.4mm
重量 約125g
カメラ アウトカメラ 約800万画素 / インカメラ 約200万画素
SoC Qualcomm Snapdragon 410 1.2GHz Quad-core
RAM 1GB
ROM 8GB
バッテリー容量 2,300mAh
Continuum 非対応

PCメーカのマウスコンピューターが送り出すMADOSMA Q501は、2011年にKDDIから発売されたIS12T以来のWindowsスマートフォンということで注目を集めました。発売当初はWindows Phone 8.1 Updateを搭載していましたが、その後Windwows 10 Mobileにアップデートされています。

別売りでオレンジとブルーのバックカバーが発売されているので、ポップなカラーに変えて楽しむこともできますよ。

MADOSMA Q501のレビューはこちら

ヤマダ電機「Every Phone」

ヤマダ電機「Every Phone」
スペック情報(参照:Every Phone 製品ページ
ディスプレイ 約5.5インチ HD(1280×720)
サイズ 高さ 約154.8mm × 幅 約78.6mm × 厚さ 約6.9mm
重量 約139g
カメラ アウトカメラ 約800万画素 / インカメラ 約200万画素
SoC Qualcomm Snapdragon 410 1.2GHz Quad-core
RAM 2GB
ROM 32GB
バッテリー容量 2,300mAh
Continuum 非対応

家電量販店のヤマダ電機が発売したスマートフォンです。ディスプレイサイズが約5.5インチと大きめなのですが、重量は約139gとかなり軽量に抑えられています。全体的にバランスが取れた構成だと思います。

FREETEL「KATANA 01」

FREETEL「KATANA 01」
スペック情報(参照:FREETEL KATANA 01 製品ページ
ディスプレイ 4.5インチ FWVGA(854×480)
サイズ 高さ 約132.8mm × 幅 約66.3mm × 厚さ 約8.9mm
重量 約132g
カメラ アウトカメラ 約500万画素 / インカメラ 約200万画素
SoC Snapdragon 210 MSM8909 1.1GHz Quad-core
RAM 1GB
ROM 8GB
バッテリー容量 約1,700mAh
Continuum 非対応

スペックはかなり低めですがその分お値段も安いです。お試し感覚でとりあえずWindows 10 Mobileにトライしたいならいいかもしれません。

KATANA 01は何と言っても値段が魅力であり、それ以外におすすめできるポイントがないのも事実です。長く使いたいなら、もう少し高スペックの機種を選んだ方が無難です。

ドスパラ「Diginnos Mobile DG-W10M」

ドスパラ「Diginnos Mobile DG-W10M」
スペック情報(参照:Diginos Mobile DG-W10M 製品ページ
ディスプレイ 約5.0インチ HD(1280×720)
サイズ 高さ 約142.5mm × 幅 約70.5mm × 厚さ 約9.2mm
重量 約145g
カメラ アウトカメラ 約800万画素 / インカメラ 約200万画素
SoC Qualcomm Snapdragon 210 1.1GHz Quad-core
RAM 1GB
ROM 16GB
バッテリー容量 2,300mAh
Continuum 非対応

PCパーツやBTOマシンで有名なドスパラが発売したスマートフォンです。黒色・白色・水色のバックカバーが付属しています。気分に合わせて変えるとリフレッシュできるかもしれません。

筆者のおすすめは水色です。スマートフォンにしては珍しいカラーで個性を出せますし、Windowsのロゴカラーでもあります。

トリニティ「NuAns NEO」

トリニティ「NuAns NEO」
スペック情報(参照:NuAns NEO 製品ページ
ディスプレイ 約5.0インチ HD(1280×720)
サイズ 高さ 約141mm × 幅 約74.2mm × 厚さ 約11.3mm
重量 約150g
カメラ アウトカメラ 約1,300万画素 / インカメラ 約500万画素
SoC Qualcomm Snapdragon 617 1.5GHz Octa-core
RAM 2GB
ROM 16GB
バッテリー容量 3,350mAh
Continuum 対応

NuAns NEOは、バックカバーがTOPカバーとBOTTOMカバーに分かれているのが特徴。様々な素材やカラーを組み合わせて、個性溢れる1台にカスタマイズできます。本体は薄さではなく持ちやすさを追求し、厚みをもたせたことで、バッテリー容量も大きめです。

トリニティはスマートフォンアクセサリーを多数販売してきた実績があり、このノウハウを生かしたオシャレなスマートフォンに仕上がっています。

NuAns NEOのレビューはこちら

FREETEL「KATANA 02」

FREETEL「KATANA 02」
スペック情報(参照:FREETEL KATANA 02 製品ページ
ディスプレイ 約5.0インチ HD(1280×720)
サイズ 高さ 約141mm × 幅 約72mm × 厚さ 約8.9mm
重量 約159g
カメラ アウトカメラ 約800万画素 / インカメラ 約200万画素
SoC Qualcomm Snapdragon 210 1.1GHz Quad-core
RAM 2GB
ROM 16GB
バッテリー容量 2,600mAh
Continuum 非対応

KATANA 02はKATANA 01より少しスペックアップしました。RAM・ROMの容量は倍、ディスプレイサイズとバッテリーサイズも大きくなっていますが、SoCが変更されていないのは残念なところ。

エントリーモデルゆえにスペック面での制約が多いですが、その分かなりお手軽にWindows 10 Mobileを使えます。

KATANA 02のレビューはこちら

VAIO株式会社「VAIO Phone Biz」

VAIO株式会社「VAIO Phone Biz」
スペック情報(参照:VAIO Phone Biz 製品ページ
ディスプレイ 約5.5インチ FHD(1920×1080)
サイズ 高さ 約156.1mm × 幅 約77mm × 厚さ 約8.3mm
重量 約167g
カメラ アウトカメラ 約1,300万画素 / インカメラ 約500万画素
SoC Qualcomm Snapdragon 617 Octa-core
(1.5GHz Quad-core + 1.2GHz Quad-core)
RAM 3GB
ROM 16GB
バッテリー容量 2,800mAh
Continuum 対応

VAIOから待望のWindows 10 Mobileのスマートフォンが登場です。アルミ削り出しの筐体に刻印されたロゴなど随所にVAIOの本気を感じられる仕上がりです。紹介したスマートフォンの中ではもっともスペックが高く、価格も一番高いです。

スペックだけみると少々割高感は否めませんが、「VAIOブランドのこだわり」「安曇野フィニッシュ」による徹底された品質管理などを加味して考えると妥当ではないでしょうか。

VAIO Phone Bizのレビューはこちら

まとめ

最近日本で一気にWindowsスマートフォンが登場したため、Windows 10 Mobileを新しいスマートフォンOSだと思っている方も多いのではないでしょうか。実は、Windowsスマートフォンには長い歴史があり、日本で姿を見ない間も着実に進化してきました。

世界で初めてWindows Phone 7.5を搭載したIS12Tから約4年もの沈黙をMADOSMAが破り、主に新興メーカーから続々と新機種が投入されています。そして日本でもようやくWindowsスマートフォンが使えるようになりました。

Windows 10 Mobileは欠点が目立つものの、逆に言えば伸びしろがあるといえます。今後MicrosoftがどのようにAndroidとiOSに占領された市場を開拓し、シェアを拡大していくのか注目したいところです。

まだまだ課題が多いのが現状ですが、新しいものにチャレンジしてみたい方やWindows 10の操作感が好きな方に一度使ってほしいOSです。

Windows 10 Mobileを搭載したスマホレビューはこちら:

MADOSMA Q501 レビュー
NuAns NEO レビュー
KATANA 02 レビュー
VAIO Phone Biz レビュー

こちらの記事はいかがでしたか?

お役に立ちましたか?

送信する

もしよろしければお友達に
ご紹介お願いします!

  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

特集コンテンツ

d-card

docomoのギガホ・ギガライト

Y!mobile 公式オンラインストアなら「限定商品!」「送料無料!」「24H受付OK!」

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

マイナーなガジェットを追いかける変態端末愛好家。変わったものと新しいものはとりあえず買ってみるをモットーに活動中。