大画面スマホを選ぶポイントは?5.5インチのZTE Blade V580/Huawei GR5/ASUS ZenFone 2を比較!

書いた人: Yusuke Sakakura

カテゴリ: スマホ

大画面スマホを選ぶポイントは?5.5インチのZTE Blade V580Huawei GR5ASUS ZenFone 2を比較!

DeviceAtlasの調査*によると、日本国内のスマートフォンにおける画面サイズ別のシェアはトップが4.7インチの50.6%、2位が5.5インチが13.5%になっています。

DeviceAtlasの調査結果(
DeviceAtlasの調査結果(PDFファイル
*2015年Q3(7月〜9月)に数千のウェブサイトのトラフィックから集計したもの

10人に1人以上が大画面のスマートフォンを利用している計算で意外と多くの人が大画面スマートフォンを利用していることがわかります。

長持ちするバッテリー、写真や動画を迫力ある大画面で楽しめる、電子書籍の読みやさといったところが大画面スマホの魅力で現在購入を迷っている人もいるかと思います。

今回は、5.5インチのスマートフォンに焦点をあてて「ZTE Blade V580」「Huawei GR5」「ASUS ZenFone 2」の3機種を比較。その中で大画面スマホを選ぶ際のポイントを紹介したいと思います。

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目次:

5.5インチの大画面スマホを比較

ZTE Blade V580」は、2016年3月28日に発売されたばかりのモデル。市場想定価格が27,800円ながらメタルボディを採用、5.5インチ、フルHD(1080×1920)、オクタコアプロセッサ、2GBのRAM、指紋認証センサーを搭載するなどコストパフォーマンスの高いモデルになっています。

ZTE Blade V580
ZTE Blade V580

Huawei GR5」は、2016年2月12日に発売されたモデル。高級感あるメタルボディに5.5インチ、フルHD(1080×1920)、高性能なオクタコアプロセッサ、2GBのRAM、指紋認証センサーを搭載したモデルになっています。

Huawei GR5
Huawei GR5

ASUS ZenFone 2」は、2015年5月に日本で発売されたモデル。5.5インチ、フルHD(1080×1920)、高性能なクアッドコアプロセッサ、4GBのRAMを搭載したモデル。他2機種よりも1年前に発売されたモデルですが、高い性能を誇り、高い評価を得たモデルになっています。

ZenFone 2
ZenFone 2

スペックを比較

スペックは価格に比例して良くなっていくもので、今回比較する3機種もその例にならっています。

プロセッサは「ZTE Blade V580」と「Huawei GR5」がオクタコア、ZenFone 2がクアッドコア。各コアの性能はZenFone 2がトップとなっているため、どれが高性能なモデルかはわからないため、ベンチマークスコアで比較しました。

ZTE Blade V580とZenFone 2は大差なし。Huawei GR5が頭ひとつ抜けた数値を叩きだしています。

ベンチマークスコアを比較
ベンチマークスコアを比較

4G/LTEの通信速度はいずれも下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsで同じですが、Wi-Fiには大きな違いがあります。

ZenFone 2はWi-Fi a/acに対応することで下り最大433Mbpsを実現。実際に通信速度を比較したところ以下のような結果になりました。

通信速度を比較(3回計測の中央値)
通信速度を比較(3回計測の中央値)

Wi-Fiの通信速度は3倍近いスピードを記録。通常の利用時であれば40Mbps近い速度でも問題はありませんが、YouTubeやHuluといった動画サービスを高画質で楽しみたい人にとっては心強い速度です。

5.5インチのディスプレイはいずれもフルHDをサポートしていますが、ZenFone 2は画面がキズつきにくい強化ガラス「ゴリラガラス3」に対応。キズが付く面積が大きいため、強化ガラスは嬉しいポイントになるはずです。

3機種、スペックの違いまとめ
ZTE Blade V580 Huawei GR5 ASUS ZenFone 2
価格 27,800円 34,800円 30,800円
OS Android 5.1 Android 5.1 Android 5.0
ディスプレイ 5.5インチ
フルHD(1080×1920)
5.5インチ
フルHD(1080×1920)
5.5インチ
フルHD(1080×1920)
ゴリラガラス3
サイズ 77.2×155.3×8.55mm 76.3×151.3×8.15mm 77.2×152.5×3.9~10.9 mm
重さ 165g 158g 170g
プロセッサ MediaTek MT6753
オクタコア
1.3GHz×8
Qualcomm MSM8939
オクタコア
1.5GHz×4 / 1.2GHz×4
Intel Atom Z3560
クアッドコア
1.83GHz×4
メモリ RAM:2GB
ROM:16GB
microSD:最大32GB
RAM:2GB
ROM:16GB
microSD:最大128GB
RAM: 2GB
ROM:32GB
microSD:最大64GB
バッテリー 3,000mAh 3,000mAh
急速充電
3,000mAh
急速充電
メインカメラ 1,300万画素 1,300万画素 1,300万画素
インカメラ 500万画素 500万画素 500万画素
Wi-Fi 802.11b/g/n
2.4GHz
802.11b/g/n
2.4GHz
802.11a/b/g/n/ac
2.4GHz / 5GHz
対応バンド LTE:B1/3/8/19
W-CDMA: B1/6/8/19
GSM: 850/900/1,800/1,900
LTE:B1/3/5/7/8/19/28
TDD-LTE:B40
W-CDMA: B1/5/6/8/19
GSM:850/900/1,800/1,900
LTE:B1/2/3/4/5
/6/8/9/18/19/28
W-CDMA:B1/2/5/6/8
GSM/EDGE:
850/900/1,800/1,900
Bluetooth 4.0 4.1 4.0
指紋認証 ×

大画面スマホの持ち心地・操作性を比較

迫力ある動画や写真が楽しめるなどのメリットと引き換えに、ボディのホールド感・持ち心地・操作性が悪くなるのが大画面スマホです。

操作性の悪い大画面スマホをできるだけ使いやすいようにカスタマイズされているわけですが、それが大画面スマホを選ぶ際のポイントになります。今回はサイズ・ボディの形状、片手操作モード、指紋認証といった点で比較・紹介したいと思います。

縦幅、横幅ともに小さく比較的コンパクトと言えるのがHuawei GR5です。ほか2機種の横幅は同じですが、縦幅はZTE Blade V580が最大。差は3mm程度ですが、実際に手にしてみるとそれなりの違いを感じることができます。

ZTE Blade V580とHuawei GR5は高級感ある金属製のボディが魅力的ですが、形状はフラットで持ちやすさという点では優れていません。

ZenFone 2は高級感のないプラスチックの素材を採用する代わりに手になじむ湾曲したラウンドフォルムのボディで重さは170gありますが、そこまでの重さを感じないのは持ち心地とホールド感が優れているからでしょう。

3機種のボディ形状
3機種のボディ形状

5.5インチのディスプレイでは対角線上に指が届きづらく、ボタンやアイコンを操作することができません。

5.5インチの大画面では対角線上に指が届かない
5.5インチの大画面では対角線上に指が届かない

ただ、ZenFone 2とHuawei GR5は画面の表示領域を縮小して表示する片手操作モードを利用できます。

ZenFone 2の片手操作モードZenFone 2の片手操作モードZenFone 2の片手操作モード
ZenFone 2の片手操作モード。片手でのタップ操作や文字入力が快適にできる

コストパフォーマンスをウリにしたZTE Blade V580はメーカーのカスタマイズがあまり入っておらず、ピュアなAndroidに近いため片手操作モードを利用することができません。

ZTE Blade V580とHuawei GR5は指紋認証に対応しているため、画面ロックの解除を片手で行えます。本来はセキュリティを向上させるための機能ですが、大画面スマホではパターン入力やパスコード入力のわずらわしさがグッと減ります

4点のポイントから評価する持ちやすさ・使いやすさの評価表は以下のとおりです。

ZTE Blade V580 Huawei GR5 ZenFone 2
サイズ ×
形状
片手操作モード ×
指紋認証 ×
総合評価

カメラを比較

スマートフォンで最も利用頻度の高い機能がカメラです。画素数はいずれも同じですが、写り具合には大きな違いあります。

実際に3機種のカメラを撮り比べてみました。左がZTE Blade V580、真ん中がHuawei GR5、右がASUS ZenFone 2です。写真をタップ・クリックすると、大きなサイズの写真を表示することができます。

ZTE Blade V580にて撮影
ZTE Blade V580
Huawei GR5にて撮影
Huawei GR5
ASUS ZenFone 2にて撮影
ASUS ZenFone 2

陽当りの悪い木陰で撮影。ZTE Blade V580は色が薄い

ZTE Blade V580にて撮影
ZTE Blade V580
Huawei GR5にて撮影
Huawei GR5
ASUS ZenFone 2にて撮影
ASUS ZenFone 2

逆光をHDRで撮影。ZTE Blade V580は空の色が飛び、ZenFone 2は空の青色がにじむ結果に。Huawei GR5は明暗の差がクッキリ出て最もキレイに撮影できた。

ZTE Blade V580にて撮影
ZTE Blade V580
Huawei GR5にて撮影
Huawei GR5
ASUS ZenFone 2にて撮影
ASUS ZenFone 2

陽の当たる明るい場所で藤を接写撮影。Huawei GR5が自然な仕上がりに。ZenFone 2は藤の紫ではなく青色になり、ZTE Blade V580は薄くなってしまった。

全体的にHuawei GR5が最もバランス良く撮れています。

スマートフォンのカメラはポケットからサッと出してサッと撮れるのが本格的なカメラにはない魅力ですが、Androidのカメラアプリは機能が多い割に操作性が悪いため、使いこなすのが難しく感じます。

Huawei GR5のカメラアプリはiPhoneのように酷似した操作性でカンタンに使うことができました。

コストパフォーマンスに優れた「ZTE Blade V580」

ZTE Blade V580

ZTE Blade V580は、スペックこそやや劣るものの、指紋認証センサを搭載しながら27,800円という低価格が魅力的なコストパフォーマンスに優れたモデルとなっていました。

高級感のあるメタル素材のボディなど惹かれるポイントも多く存在する一方でmicroSDが32GBまでであることや、Wi-Fiが高速な規格に対応していないこと、ソフトウェアがピュアなAndroidでカスタマイズされていないため、片手操作モードなど便利な機能を使うことができないといったネガティブなポイントも存在します。

今回比較した3機種の中で最もサイズが大きく、持ちやすさという点では優れないことから、特に片手操作モードが使えないのは大きな減点です。

文字入力に関して無料でダウンロードできるGoogle日本語入力を使うことで片手での入力が可能ですが、画面上部にある通知バーを操作したり、ボタン・アイコンを操作するといった一般的な操作にわずらわしさを感じてしまいます。

両手持ち操作が基本の人にオススメしたいです。また、低価格なことから大画面スマホを試す入門機としてもオススメできます

「ZTE Blade V580」に関しては過去に詳しくレビューしているので、そちらを参考にしてください。

【レビュー】ついにZTEが本気を出した!?「ZTE Blade V580」は最強のSIMフリー端末だ!

持ちやすく、扱いやすい大画面スマホ「ASUS ZenFone 2」

ASUS ZenFone 2

「ASUS ZenFone 2」は、発売から1年が経過しているため、最新のスマホではありませんが、それでも他2機種に肩を並べるモデルとなっていました。

高級感はないプラスチックのボディも、ラウンドフォルムによって持ちやすさを実現。片手操作モードは、決まったサイズに縮小されるだけでなく、自分の手の大きさに合わせてサイズを変更することもできます。

文字入力アプリとして評価が高く、利き手側にキーボードを寄せることができるなど、大画面スマホと相性の良い文字入力アプリ「ATOK」がプリインストールされているのも評価できるポイントです。

片手操作に配慮が行き届いている大画面スマホと言えるモデルなので、どうしても片手操作ができないと困るという人にオススメのモデルです。

「ASUS ZenFone 2」に関しては過去に詳しくレビューしているので、そちらを参考にしてください。

これぞ格安スマホ!コスパ最強のASUS ZenFone 2レビュー

バランスの良いイチオシの大画面スマホ「Huawei GR5」

Huawei GR5

「Huawei GR5」は、メタルボディや指紋認証センサ、優れた処理能力、キレイに撮れるカメラ、そして片手操作モードに対応するなど、バランスの良いモデルでした。

価格は34,800円で「ZTE Blade V580」に比べると高く感じますが、満足感を得られる大画面スマホの最低価格とも言えます。

Wi-Fiが高速規格に対応しておらず、5GHzも利用できないのが残念ですが、それでも、3機種の中ではイチオシのモデルと言えます。大画面スマホを長く利用するのであれば、「Huawei GR5」がオススメです。

「Huawei GR5」に関しては過去に詳しくレビューしているので、そちらを参考にしてください。

コスパ最強!指紋認証センサーやメタルボディが光る「HUAWEI GR5」レビュー

まとめ

5.5インチの大画面スマホには動画や写真を迫力ある大画面で見たり、ゲームを楽しんだり、電子書籍を読んだりといった小型のスマートフォンにはない魅力があります。

スマートフォンの進化スピードは徐々に遅くなり、ワクワク感もなくなりつつありますが、大画面スマホに買い換えることで新たな体験を得られるかもしれません。

すでに大画面スマホへの買い替えを検討している方は、今回比較した3機種を参考にしてください。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

プロフィール

モバレコでは、2015年からレビュー記事を中心に寄稿しています。

また、スマートフォンやタブレット、アプリ、サービス、アクセサリを総合的に取り扱うモバイル専門のメディア「携帯総合研究所」を個人で運営。発表会の取材はもちろん、前職はシステムエンジニアでプログラミングの経験をいかして3キャリアの料金を比較できる料金シミュレーターなども開発しています。

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