個性的な外観デザインとコスパの高さがポイント!ZTE AXON mini レビュー

書いた人: まきはら とよかず

カテゴリ: スマホ

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個性的な外観デザインとコスパの高さがポイント!ZTE AXON mini レビュー

これまで日本国内のおいてはソフトバンクやauといったキャリア、そしてBladeシリーズやgoo(グー)のスマホシリーズといった、SIMフリーモデルのスマホなどを展開してきたZTE(ゼットティーイー)。

そのZTEが2015年12月25日にグローバル向けのSIMフリースマートフォン「AXON mini(アクソン・ミニ)」を日本国内向けに発売しました。発売より少し時間が経過していますが、今回はこのAXON miniをレビューしていきます。

ZTE AXON miniの設定・使い方はこちら:

ZTE AXON miniをフル活用するために確認・設定したい9のこと

目次:

カラーとデザインいずれも個性の強い外観デザイン

日本国内向けには、イオンゴールドとクロームシルバーの2色の本体カラーで展開されているAXON mini。今回のレビューでチェックしていくのはイオンゴールドのモデルとなります。まずは本体の外観デザインを見ていくことにしましょう。

AXON mini(イオンゴールド)のフロントパネル
AXON mini(イオンゴールド)のフロントパネル

AXON miniのデザイン全体に特徴的に用いられているのが正三角形を並べたデルタ模様。ディスプレイ上下にも配置されたこの部分は、よくよく観察すると受話口(レシーバー)やマイク、スピーカーなども配置されています。

AXON miniの特徴的デザインといえるデルタ模様
AXON miniの特徴的デザインといえるデルタ模様

ボディの大部分は金属製となっており、一部アンテナ収納部となる上下箇所などは樹脂製と思われるパーツが使用されています。ただ色味はかなり自然に仕上げられており、素材の違いは大きく気になることがありません。

上面にはイヤホンジャック
上面にはイヤホンジャック
右面にはSIMカード/SDカードスロットと電源キー
右面にはSIMカード/SDカードスロットと電源キー
SIMカードは2枚させるが、片側はSDカードとの排他仕様
SIMカードは2枚させるが、片側はSDカードとの排他仕様
下面にはmicroUSB端子
下面にはmicroUSB端子
左面には音量キー
左面には音量キー

リアパネルは左右にかけてゆるやかにカーブを描いた形状。中央上部に有効画素数1,300万画素のメインカメラとLEDフラッシュライト、そしてその下に全方位対応の物理指紋認証センサーを搭載。

AXON mini(イオンゴールド)のリアパネル
AXON mini(イオンゴールド)のリアパネル
上の丸がカメラ、下の丸がLEDフラッシュライト。その下の四角が指紋認証センサー
上の丸がカメラ、下の丸がLEDフラッシュライト。その下の四角が指紋認証センサー

前述の樹脂パーツは背面をチェックすると境目がわかりやすくなっています。ちょうど上下のザラザラとした突起部分が金属と樹脂の境目です。

金属ボディと樹脂パーツの境目
金属ボディと樹脂パーツの境目

ディスプレイサイズは5.2インチと小さくはないものの、ディスプレイ周囲の縁を削ったベゼルレスなデザインが生きており、手に持った際のサイズ感は数字よりもかなりコンパクトな印象。また本体重量も金属ボディの割には軽く仕上げられています。

一方で本体カラーのバリエーションとデザインは個性が強めであり、好みは人によって大きく分かれそうな印象も。ただ色味という点については、少なくともイオンゴールドは決してギラギラとした派手さはありません。おそらく実物を見ると、想像よりも落ち着いた印象を抱くことが多いのではないかと思います。

ソフトウェアと基礎性能をチェック

続いてはソフトウェアやベンチマークスコアなど、端末の中身についてチェックしていきます。

こちらがメイン画面。AXON miniにはMifavor UIという名称の独自ユーザーインターフェースが搭載されており、初期状態で設定されているホームアプリもこれに則ったものになっています。特徴としてアイコンデザインが独自のものに置き換え(あるいは部分的にデザインを変更)されるとともに、アプリドロワー(アプリ一覧)がない設計となっています。iOSのように、メイン画面にアプリがずらりと並んでいるものをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。

プリインストールされているホームアプリでのメイン画面プリインストールされているホームアプリでのメイン画面
プリインストールされているホームアプリでのメイン画面

またこのホームアプリは背景だけでなく、置き換えられるアプリのアイコン、あるいは画面を横にスクロールした際のアニメーションなども細かくカスタマイズが可能。メーカープリインストールのホームアプリでここまで細かく設定が可能なものは比較的珍しく、このまま使用することも十分オススメといえます。

さまざまなカスタマイズが可能さまざまなカスタマイズが可能
さまざまなカスタマイズが可能さまざまなカスタマイズが可能
壁紙だけでなく、アイコンデザインや遷移アニメーションもカスタマイズ可能

設定画面は基本的な設定項目をまとめた【共通】とされるもの、およびAndroid純正の設定画面に近いレイアウトの【すべて】とされる2つのデザインを用意。切り替えは画面上のタブをタッチすることで簡単に行えるため、日常的には【共通】を、細かい設定が必要なときだけ【すべて】を使うといった使い分けになりそう。

設定画面は表示項目数の異なる2つのデザインを用意設定画面は表示項目数の異なる2つのデザインを用意
設定画面は表示項目数の異なる2つのデザインを用意

当記事、執筆時点の2016年4月27日におけるOSバージョンはAndroid 5.1.1 Lollipopとなっています。

現在最新のソフトウェアはOSバージョンがAndroid 5.1.1
現在最新のソフトウェアはOSバージョンがAndroid 5.1.1

メモリ容量(RAM)が3GB、ストレージ容量(ROM)が32GBと数値的には十分余裕のあるAXON mini。初期状態における実際の空き具合はメモリが約1.8GBと全体の容量に対して大きめ。一方でストレージは、空きが約8.5とやや少なめな印象。ただしストレージに関してはSDカードで最大128GBまでの拡張が可能であり、使用上はそこまで気になる点ではないといえそうです。

メモリは全体3GBに対して空きが約1.8GB
メモリは全体3GBに対して空きが約1.8GB
ストレージは全体32GBに対して空きが約8.5GB
ストレージは全体32GBに対して空きが約8.5GB

基礎性能を見る際の参考としてベンチマークスコアも測定。今回は総合的な性能を見るAnTuTu Benchmark、CPUの性能を見るGeekbench 3、3Dグラフィックの処理性能を見る3DMark IceStorm Unlimitedの3種類を使用してみました。

AnTuTU Benchmarkでの測定結果AnTuTU Benchmarkでの測定結果
AnTuTU Benchmarkでの測定結果。現在の他社ハイエンドと比べると大きく劣る結果に
Geekbench 3での測定結果Geekbench 3での測定結果
Geekbench 3での測定結果
Geekbench 3での測定結果。マルチコアでのスコアは1~2世代前の他社製フラッグシップ同等
3DMark IceStorm Unlimitedでの測定結果3DMark IceStorm Unlimitedでの測定結果
3DMark IceStorm Unlimitedでの測定結果。3Dグラフィック処理は得意ではない模様

3つのアプリを使用してベンチマークを測定した結果としてわかったのは、3Dグラフィック処理はあまり得意ではないということ。テスト中に表示される映像をチェックしていると、映像と音の遅延などはなかったものの、コマの粗さと動作のカクつきは見ていても気になりました。

一方でAXON miniが搭載するプロセッサはQualcomm(クアルコム)社のミドルレンジ~ハイエンド向けモデルである Snapdragon 615(8コア)となっており、これは現行の他社製フラッグシップと比較するとやや劣っている性能です。しかしGeekbench 3の結果(特にマルチコア)を見る限り、同程度のスコアを記録している他社製端末を考えれば、日常使用においてストレスを感じる頻度は少ないであろうことが想像できます。

なおその他、ZTE Japanの製品ページにて確認できる主な技術仕様は以下のとおりとなっています。

AXON miniのスペック情報
サイズ 高さ 約 143.5 x 幅 70.0 x 厚さ 7.9 mm
重量 約 132 g
OS Android 5.1 Lollipop
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 615 1.5GHz Octa-Core
内部メモリ RAM 3GB/ROM 32GB(SDカードで最大128GBまで拡張可)
バッテリー 2,800 mAh
ディスプレイ 5.2インチ フルHD(1920×1080)AMOLEDディスプレイ
カメラ リアカメラ:1,300万画素/フロントカメラ:800万画素
通信方式 4G(FDD-LTE):Band 1/3/19
3G(W-CDMA):800/2100 MHz
2G(GSM):850/900/1800/1900 MHz
Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
Bluetooth:Bluetooth 4.1
その他 Nano SIM x 2

より詳しい情報は、ZTE Japanの製品ページにて確認いただけます。

1週間使用して気になった機能を4つピックアップ

今回のレビューにあたり、実際にこのAXON miniを約1週間ほど使用してみました。その中で筆者がこの機種のポイントであると感じた部分を4つ取り上げてチェックしておきます

非常に扱いやすいサイズとデザインに好印象

ひとつめにポイントと感じたのは外観のデザイン設計。冒頭にも外観デザインは写真で紹介しましたが、実際に使用する中で魅力的に感じる部分がいくつかありました。

まずは軽量ボディ✕狭額縁デザイン✕薄型デザインという部分。ディスプレイサイズと金属という筐体素材を考えた際、視覚的にはそれなりにしっかりとした重さを想像してしまうのですが、実際に手に持ってみると思いの外、軽く仕上がっている点に驚かされます。

見た目よりも軽く薄くコンパクトなボディ
見た目よりも軽く薄くコンパクトなボディ

この要因としてはディスプレイ左右はもちろん、上下も無駄なベゼルとなるべく削った狭額縁デザイン、そしてわずか7.9mmという薄さが考えられます。そして狭額縁に関しては重さだけでなく、実際に手にとった際の持ちやすさにも大きく影響してくる部分であり、成人男性であれば片手での操作も扱いやすくなっています。

一方でリアパネル面はさらさらとした質感に仕上げられているため、やや滑りやすいという惜しい点も。

手に持っていても極端な重心の偏りはないので、手から滑り落ちるという点にだけ注意すれば、操作面での扱いやすさは本体サイズの割にはかなりよいといえるでしょう

メインカメラはバランスこそ悪くないものの、性能はミドルレンジ級?

ZTEでは「デジタル一眼に迫るカメラクオリティ」と謳って高性能をアピールしているメインカメラ。有効画素数は1,300万画素で、最速0.1秒で被写体にピントを合わせる高速オートフォーカス、絞り値(F値)2.0の明るいレンズと万能さが感じられる仕様になっています。

このカメラに関して、実際にいくつか撮影テストを行なってみました。結果としてデジタル一眼レフと比べるのはさすがに厳しいかな、と感じるものに。最近ではハイエンド機のカメラもかなり性能が上がってきているだけに、現行で見るとミドルレンジ相当といった印象を受けました。

参考までに以下、実際に撮影した写真を紹介していきます。なお今回撮影に関してはオートモードを利用しており、掲載している写真自体はリサイズ加工のみを行なったものとなっています。

まずは昼間に街の風景を撮影したもの。

昼間に撮影した街の風景(HDRオフ)
昼間に撮影した街の風景(HDRオフ)
昼間に撮影した街の風景(HDRオン)
昼間に撮影した街の風景(HDRオン)

写真左上(ビルの上)に太陽がある逆光に近いシーンであったため、フレアが発生して、全体的にややぼんやりとした写りになってしまいました。ただし、写真全体のイメージは目で見ていたものと比較的近く仕上がっています。

HDRをオンにするとしっかりと効果が現れており、全体的にさらに明るい写真に仕上がっていることはわかります。

続いては同じく昼の時間帯に桜の花を撮影。

昼間に撮影した桜の花
昼間に撮影した桜の花
接写もそこそこ寄ることができる
接写もそこそこ寄ることができる

撮影時は順光に近いシーンであったため、写真自体もさきほどよりも引き締まった印象に。併せて花に近づいての接写(マクロ撮影)もチェックしてみましたが、こちらはまあまあといったところ。桜の花の大きさを考えると、それなりには接近できていることは分かるかと思います。

次は昼の室内で料理を撮影。

昼の室内で撮影したパスタ
昼の室内で撮影したパスタ
寄ってみるとシズル感はやや物足りなさも
寄ってみるとシズル感はやや物足りなさも

色味は中間~やや寒色よりといったところ。接近してみるとパスタに絡まった油も確認できますが、シズル感などの食欲をそそる要因になるものはやや物足りなさがあるという印象です。

最後は夜の街の景色を撮影。

夜に撮影した街の風景(HDRオフ)
夜に撮影した街の風景(HDRオフ)
夜に撮影した街の風景(HDRオン)
夜に撮影した街の風景(HDRオン)

こちらも全体的にはややぼんやりとした印象に。HDRをオンにすることでこちらも効果はしっかりと確認できるのですが、ぼんやりとした印象は大きく変わりませんでした。

いろいろと試してみる中で、個人的な印象としては、現行のミドルレンジ~ハイエンドにかかるかどうか、といった位置の性能であると感じました。撮影シーンに寄って大きくバラつきが生まれることはなかったものの、そもそもの写りとしてはやや物足りなさを感じてしまう人も多いのではないかと思います。

DOLBYデジタルプラス対応の恩恵はとても魅力的

AXON miniはハイレゾ音源の再生に対応しており、別途ハイレゾ対応のヘッドホンなどを準備することで、より高品質の音楽を楽しむことができます。しかし筆者が注目したのはそれとは別

ハイレゾ音源の再生以外にも、実はAXON miniではDOLBYデジタルプラスという音楽再生に大きな影響を与える規格をサポート。試しにこの機能をオンにした上で、音量大きめにゲームをプレイしてみることに。するとスピーカーから流れるサウンドには、価格(税別34,800円)からは少し想像のつかない品質の高さが感じられました。

DOLBYデジタルプラスの設定項目
DOLBYデジタルプラスの設定項目

先ほどのベンチマークにて3Dグラフィックの処理はあまり得意ではない模様と書いたものの、それほど描写の激しくないゲームであれば、サウンドも含めて他のスマホと比較しても臨場感ある雰囲気で楽しむことが可能といえるでしょう。

もちろんこの機能は音楽再生、動画仕様の際にも生きてくるものだけに、マルチメディアを楽しむ頻度が多い人にとってはとても魅力を感じることができるポイントです。

指紋+眼+声。3種類の認証活用で便利&セキュリティ強化に

最後に取り上げるAXON miniの特徴といえるものが、指紋、眼、声の3つを用いた認証機能

指紋認証に関してはリアパネルに設けられたセンサーを用いて。眼認証に関してはフロントカメラで眼の静脈パターンを読み取ることで。そして声認証に関してはマイクから拾う声から声紋を検出することで認証を行ないます。人それぞれで異なるものを認証に使用する「生体認証」機能をここまで幅広くサポートしているのは、最近のZTE製スマホの特徴ともいえます。

それぞれを使用してみると、指紋認証は全方位からのアクセスに対応し、かつ認証速度もかなり高速。センサーの配置が端末を手にした際にちょうど指を無理なくあてられる位置にあることもあり、使い勝手はかなりよいといえます

自然に指が届くリアパネルの指紋認証センサー
自然に指が届くリアパネルの指紋認証センサー

ここでふと「指紋認証がこれだけ高性能なのであれば、眼でわざわざロック解除などをする機会はないのでは?」と思ったのですが、眼認証はロック解除には非対応。こちらはユーザー側で指定した特定のアプリを起動する際、認証方法のひとつとして指定することが可能。これは指紋認証でも行なえるものではあるものの、異なる生体認証に機能を分け、組み合わせることで、よりセキュリティを高めることが可能です

眼セキュリティ 登録眼セキュリティ 登録
登録時間は早くて1分ほどだった

一方で音声認証に関しては、設定後に試してみてもほぼうまく機能してくれませんでした。

音声認証は相性が悪かったのかうまく使えず音声認証は相性が悪かったのかうまく使えず
音声認証は相性が悪かったのかうまく使えず

設定時の登録(録音)時にもなんどかやり直しを求められただけに、筆者の話し方がよくない(滑舌が悪い?)可能性が高いものの、少なくとも万人が便利に使えるかという点では物足りなさもある機能といえそうです。

ただし指紋認証だけでもかなりストレスフリーに使用することが可能であったため、これに眼での認証を組み合わせることで、現行のスマホの中でもセキュリティ性はそれなりに高いものを期待できると思います。

まとめ

今回実際に1週間ほどAXON miniを使用してみた印象として、現在の最新となるハイエンドモデルと比較するとどうしても劣っている感は否めません。

ただし音楽再生に関する性能のよさ、指紋認証の便利さなどは十分大きな魅力を感じることができる仕上がりであり、なおかつこれが今34,800円(税別)で購入可能。トータルでの性能・機能を含めたうえでのコストパフォーマンスの高さを考えると、魅力も感じることができる1台であると思います。

そんな中、筆者が個人的にこのAXON miniを選ぶかどうかの最大のポイントと感じたのは外観デザイン。本体カラーにデザイン、いずれも他社製品と比較した際に個性の強いものとなっているだけに、この部分をどう感じるかがオススメできるかどうかが分かれる1台といえるでしょう。

そういった意味では、より店頭などで実機を目にし、触れる機会をまずは設けてみてほしいスマホです。

ZTE AXON miniの設定・使い方はこちら:

ZTE AXON miniをフル活用するために確認・設定したい9のこと

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。