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Galaxy S7 edge を使う上で押さえておきたい便利な9つの設定+α
5月19日(木)にauとNTTドコモから発売された Galaxy S7 edge 。前作を踏襲した独特のデザイン、そして高性能を謳う最新モデルであり、非常に幅広い機能をサポートしています。
この記事ではauモデルの Galaxy S7 edge SCV33(以後、Galaxy S7 edgeとする)を使用し、利用していく上でぜひ押さえておきたい9つの設定、そして知っておきたい便利な機能を1つ紹介していきます。
Galaxy S7 edgeの外観・レビューはこちら:
間違いなく今夏モデル大本命のひとつ!Galaxy S7 edge を速攻レビュー
目次:
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1. よく使う設定項目をクイック設定に登録する
スマートフォンを使う上で何かと触る頻度が多い画面といえば何といっても設定画面。Galaxy S7 edgeではデザインもSamsung独自のものに変更されているとともに、設定画面に並ぶ項目数も30と多くなっています。




頻繁に使う機能は使い慣れることで場所を覚えるものですが、そうはいってもいちいち項目を探して開いて……は少し面倒ですよね。
そんな時は設定画面上部にある【クイック設定】をカスタマイズして利用してみましょう。

クイック設定の右上にある【編集】をタップすると、ここに表示する設定項目の選択画面に遷移します。あとはクイック設定に表示したい項目にチェックをつければOKです。





ここで選択できる項目数は設定画面に並ぶものよりやや多くなっています。これは一部、設定画面に並ぶ項目のひとつ下の階層に整理されているものを表示されているためです。
クイック設定に表示できる=ユーザーが比較的よく使うであろう項目、としてメーカー側も設計しているはず。クイック設定上に表示できる最大個数は9つとなっているので、自分が普段からよく触るものを登録して、呼び出しをより簡単にしておきましょう。
2. データ使用量の警告と制限を設定する
4G LTEとWiMAX 2+のキャリアアグリゲーション時には下り最高速度が370Mbpsとかなり早くなっているGalaxy S7 edge。しかし速度が早いからと調子に乗って通信を使いすぎてしまうと、契約プランで設定されているデータ通信量に簡単に到達。速度制限がされてしまう恐れがありますね。
そこでGalaxy S7 edgeに限らず、スマホを利用する上で押さえてえておきたいのがデータ使用量に応じた警告表示と通信制限機能。設定画面から簡単に行なうことができ、かつ他機種でも大きく設定方法が変わらないため、繰り返し利用できる知識にもなります。
手順としてはまず、データ使用量をカウントするサイクル(周期)を設定します。
設定画面より【データ使用量】の項目を開き、まずは画面上部の日付(◯月◯日~◯日)がかかれた項目をタップ。【サイクルを変更】を選択します。


ここでは毎月データ使用量の累計がリセットされる日を指定します。auの場合は1日~月末のサイクルで集計し、翌月1日にリセットされるので、ここでは【1日】として設定。

次にデータ通信の制限機能を利用する場合は【モバイルデータ制限を設定】の項目をオンに。

最後に画面上に表示されている使用量を示したグラフにて、警告を表示する値(黒棒)および通信制限をかける値(赤棒)を上下に動かし、それぞれの値を設定すればOKです。


通信制限については速度制限でなく、完全にデータ通信ができない状態になります。そのため最低限設定しておくべきは警告を表示する値といえるでしょう。
通信制限はデータ通信量に応じて請求額が変わる従量課金制の料金プランでスマホを使う場合などには有効に活用したい機能。とはいえ、現在auではそういった料金プランは提供していません。
このあたりは今後のことも含めて、何となく覚えておくといったレベルでもよいかもしれませんね。
3. ディスプレイ非点灯時に使える2つの時計機能を使いこなす
スマホで時刻の確認をする人も多いと思いますが、これまではその都度ディスプレイを点灯させての確認が主となっていました。
しかしGalaxy S7 edgeにはディスプレイ消灯中も時刻を表示できる2つの機能が搭載されています。ぞれぞれ若干動作が異なりますので、自分の求める使い方に併せて、設定するものを選んでみましょう。
消灯時は常時点灯:Always On Display
ひとつ目はこのGalaxy S7シリーズから初めてサポートされた機能のAlways on Display。ディスプレイ消灯中も画面上に時計やカレンダー、画像などを表示できるものです。
常時表示といえどもバッテリーの消費も決して激しくなく、Galaxy S7 edgeの特徴的機能のひとつにもなっています。
設定画面より【ディスプレイ】→【Always On Display】と進むと詳細設定の画面に遷移します。

表示する情報は【時計】【カレンダー】【画像】の3種類から選択可能。



なお前作からサポートされているテーマ機能にて、一部このAlways On Display用のデザインを含んでいるものも存在しています。そういったテーマを適用すれば、追加でまた少し印象のことなるAlways On Display画面を設定できます。
指定時間帯だけ点灯:ナイトクロック
時刻は常時点灯する必要がなく、就寝前~起床時まで、置き時計のように使えれば十分、なんて人にはedgeシリーズで以前からサポートしているナイトクロック機能もオススメです。
こちらは指定した時間帯だけ、ディスプレイ消灯時にエッジスクリーン部分に小さく時刻を表示するもの。
設定画面より【ディスプレイ】→【ナイトクロック】を選択すると詳細設定画面に。ここでナイトクロックを有効にする時間帯および表示位置(左右どちらのエッジスクリーンに表示するか)を設定すればOKです。



なお先に紹介したAlways On Displayとこのナイトクロックを同時利用することはできません。ふたつ設定した場合はナイトクロックが優先されます。
Always On Displayを設定したのに表示されないという場合は、こちらもチェックしてみるとよいでしょう。
4. エッジスクリーンを情報の通知に活用する
Galaxy S7 edgeの最大の特徴といえば、やはり何といってもディスプレイ左右がゆるやかにカーブしたデュアルエッジスクリーンでしょう。
この部分はデザイン上だけを考慮しての設計ではなく、便利に使用できる機能も用意されています。機能としては全部で3つほど用意されていますが、ここではそのうち2つを順に紹介しておきます。
ランチャーなどをして使えるエッジパネル
ディスプレイが点灯している状態にて、画面端に表示されるハンドル(タブ)を画面中央にスワイプすることで利用できる機能が「エッジパネル」。よく使うアプリのランチャー、特定の相手へのショートカット通話発信といった使い方をすることができます。
設定画面より【エッジスクリーン】→【エッジパネル】の順に進むと、詳細設定画面が開きます。ここではエッジパネルを呼び出した際に表示される情報を選択できます。


アプリランチャーやショートカットでの通話発信リスト、天気情報の表示などがデフォルトで用意されているほか、追加で機能をダウンロードすることも可能。
加えてハンドルと呼ばれるタブの位置やサイズ、透明度(外観)といったものも自分好みにカスタマイズ可能。利き手はどちらか、指はどの高さだと操作しやすいか、といった点も含め、設定が変えられます。

エッジディスプレイ上でサッと情報を確認できるエッジフィード
ディスプレイが消灯している状態にて、エッジスクリーンを指でなぞるように素早く往復スワイプするとフィード情報を確認できるのが「エッジフィード」機能。
同じく【エッジスクリーン】の画面から【エンジフィード】を選択して詳細設定画面を開きます。

デフォルトで設定できる機能は3つと少ないものの、不在着信などの通知確認など、最低限の機能は揃っているといった感じ。こちらも追加機能はダウンロードして使用することが可能です。
設定によっては、不在着信などの通知はホームボタンを押すだけでも確認可能ではあるものの、メインディスプレイを点灯されるよりは省電力に情報をチェック可能。
またロック画面には通知情報を表示させない設定にしている人なども、有効に利用したいものといえるでしょう。
5. ゲームランチャー&ツールを活用してゲームを楽しむ
Galaxy S7 edgeではQualcomm社の最新プロセッサであるSnapdragon 820を搭載しています。これにより端末自体の処理性能が非常に高くなっており、中でも3Dグラフィック処理は前作からも大きく進化しています。
そんな端末の特徴が活きてくる使い方のひとつといえばゲームでしょう。Galaxy S7 edgeにはゲームユーザーにも便利さを感じてもらえる2つの機能【Game Launcher】と【Game Tools】が搭載されています。
設定画面より【高度な機能】→【ゲーム】と進むと、それぞれの設定画面に。ここでそれぞれの機能のオン/オフを選択できます。

Game Launcherでは、インストールしたゲームアプリをこのLauncherアプリ上で一括して管理できます。またゲームプレイ中のバッテリー節約、他のGalaxyユーザーの間で人気なゲームをランチャー上に表示する形で紹介してくれるといった機能があります。



一方、Game Toolsはゲーム中に画面上の端に表示される赤いフローティングボタンをタップすることで呼び出せるもので、ゲーム中の通知制限やナビゲーションキーの操作ロック、画面キャプチャ、画面録画といった機能を利用することができます。


特にGalaxy S7 edgeはナビゲーションキーが物理キーとしてディスプレイ下に配置されているため、端末を両手で横向きに持った場合にはゲーム中に意図せずナビゲーションキーを押してしまうといった恐れも。
そういった”ゲームを中断されてしまう要素”を事前に取り除くことができるGame Toolsに関しては、多くの人がより便利に使えるであろう機能かと思います。
6. 片手での操作を楽にする片手操作機能を設定する
Galaxy S7 edgeにはホームキーを2度連続して押すことでカメラを高速起動する機能が搭載されていますが、同じようにホームキーを3度連続して押すと画面を縮小表示する【片手操作モード】を呼び出すことも可能です。
この機能は初期状態ではオフになっているため、使用するためには設定画面より機能をオンに切り替える必要があります。
設定画面より【高度な機能】→【片手操作】と進むと詳細設定画面が開きます。


ここで設定できるのは画面サイズの縮小機能のオン・オフ(ホームキー3度押しでの呼び出し設定)と片手操作のオン・オフ(キーパッドなどを端に寄せる設定)の2つ。
Galaxy S7 edgeはディスプレイ両サイドに設けられたデュアルエッジスクリーンにより、画面サイズの割に端末幅はスリムに仕上がっていますが、一方で高さ(縦サイズ)はやはりどうしても大きめ。片手持ちで端まで指を延ばすのは厳しいサイズといえます。
そんな時、ホームキー3度押しで画面サイズが小さくできるのは非常に使い勝手を良くしてくれるといえます。ぜひ忘れずに設定しておきましょう。
7. ジェスチャーでの端末操作を設定する
前の項で説明したホームキー3度押しの他にも、Galaxy S7 edgeではジェスチャーにより特定の操作を行える機能が搭載されています。利用できる機能は複数用意されているので、こちらも自分のよく使いそうなものがないか、併せてチェックしておきましょう。
確認と設定は設定画面から【高度な機能】を選択し、その下の方にずらりと並んでいます。



個人的にぜひ機能をオンにしておくことをオススメしたいのは【カメラをクイック起動】と【スワイプでポップアップ表示】の2つ。
前者はホームキーの2度押しでカメラがクイック起動可能に、後者はアプリ利用中に画面の上端から斜め下にスワイプすることで、利用しているアプリを画面上に上乗せする形で縮小表示させることが可能です。
いずれもGalaxy S7 edgeの特徴である高性能カメラ、大型高解像度ディスプレイを生かす機能であるだけに、ぜひ活用してみてください。
8. 指紋認証に必要な指紋情報を登録する
前作からタッチ式の認証方法に変更となった指紋認証機能。今作でももちろん搭載されるとともに、現在はGoogle Playでのアプリ購入決済時にも指紋認証機能が利用できるようになっています。
設定しておけば端末のロック解除以外でも便利に利用出来るだけに、ぜひ押さえておきたい機能のひとつです。
設定画面より【ロック画面とセキュリティ】→【画面ロックの種類】と進みます。




指紋登録の前に別のロック解除方法を設定し終えると、いよいよ指紋情報の登録がはじまります。イラストつきで表示される画面の指示に従い、ホームキーに登録する指の腹を押し当てていきます。




なお登録した指紋を他のアプリでの認証機能にも使用する場合は、他のアプリで利用するという設定も別に必要です。この場合は【ロック画面とセキュリティ】の中にある【指紋認証】の項目を選択します。


ここではWebサイトでサインインする際、Galaxyアカウントにてコンテンツを購入する際などに指紋認証を使用するかどうかのオン・オフが変更できます。
また指紋は最大4つまで登録が可能ですが、どの指紋を登録したのかわからなくなってしまったという場合はホームキーに指を押し当ててみましょう。
押し当てた指の指紋と一致するものが既に登録されていれば、画面上部のリストにて、該当するものが青色に点灯します。

機能自体が便利なことはもちろん、設定画面も細かく(使いやすく)作りこまれています。Galaxy S7 edgeの魅力のひとつともいえるだけに、チェックしてみて欲しい項目のひとつです。
9. 省電力モードを予め設定する
3,600mAhの大容量バッテリーを搭載し、急速充電やワイヤレス充電にも対応するGalaxy S7 edge。しかし有事など、なんらかの理由で長時間充電ができないといったケースに陥る可能性もあるかもしれません。
そんな時のために覚えておきたいのが【省電力モード】【ウルトラ省電力モード】への変更方法。機能は一部制限されるものの、使用時間を大きく延ばすことが可能です。
設定画面より【バッテリー】の項目を選択すると、バッテリー関連の詳細設定画面が表示されます。

省電力モードは一部の機能を制限し、バッテリー消費を抑えるもの。操作画面の使い勝手など、基本的な部分は変えずに使用することができます。


一方、ウルトラ省電力モードは本当に緊急事態である際などに活躍するもの。ホーム画面をシンプルなデザインに変更、かつ使用できるアプリも大きく制限することで、バッテリーの消費を大きく抑えます。

またこの【バッテリー】の詳細設定画面では、画面右上のバッテリー残量の表示形式や急速充電のオン・オフも切り替えが可能です。

特にバッテリーの残量表示は人によって好みが分かれるものであるだけに、一度チェックしておくとよいのではないかと思います。
おまけ:スマートマネージャーで端末を定期的にメンテしよう
4GBの大容量RAM、SDカードにも対応とスマホ自体のメモリ容量をほぼ気にせず使うことができるであろうGalaxy S7 edge。ですがやはり定期的にメンテナンスを行ない、“より快適に”使用していきたいもの。
そんな時、片手間で簡単にメモリ内の掃除などができる機能【スマートマネージャー】も内蔵されているので、最後に簡単に紹介しておきます。
設定画面より【スマートマネージャー】の項目をタップすれば、この機能を呼び出すことができます。メイン画面にはバッテリー、ストレージ(ROM)、RAM、端末の保護という4つの情報が並びます。

それぞれをタップすると、各項目の状態をチェックできます。




このセキュリティマネージャーと利用して簡単にできるメンテナンスは、ストレージとRAMの掃除。メイン画面下にある【全て消去】をタップすると、ストレージやRAM上のキャッシュ(不要データ)を削除してくれます。



定期的に再起動してキャッシュデータを削除するといった方法もありますが、より手間がかからないのは、このセキュリティマネージャーを利用してのメンテナンスといえます。
この記事のはじめに紹介した【クイック設定】に登録して、すぐに利用できるようにしておくのもよいかと思います。
まとめ
今回は au Galaxy S7 edge SCV33 を利用するにあたり押さえておきたい機能を9つ紹介しました。
中でも新搭載された機能のAlways On Display、デュアルエッジスクリーンを活用するエッジパネル、エッジフィードはこの機種ならではの特徴機能であり、ぜひ一度試してみてほしいものといえます。
高性能なだけでなく、機能も幅広くサポートしているGalaxy S7 edge。ぜひ設定項目をチェックしながら、より便利に使い倒してみてください。
Galaxy S7 edgeの外観・レビューはこちら:
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