ケータイショップのノウハウが光る – SIMフリースマートフォン「Mode1」を徹底レビュー

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ケータイショップのノウハウが光る - SIMフリースマートフォン「Mode1」を徹底レビュー

総合デジタルショップとして携帯電話各社のモデルをまとめて取り扱う「テルル」や各キャリアショップを全国展開する「ピーアップ」から、今年4月に発売したSIMフリースマートフォン「Mode1」 (形式 MD-01P)の徹底レビューです。「自社開発」で今盛り上がるSIMフリースマートフォン市場に投入されたMode1ですが、果たしてどのようなスマートフォンなのでしょうか。

Mode1の設定・使い方はこちら:

もう大丈夫!Mode1のココは絶対に覚えておきたいシンプルな4つの設定

目次:

Mode1の特徴と基本スペックを確認

冒頭にご紹介した通り「Mode1」は総合デジタルショップとしてNTTドコモ・au・SoftBankなど、国内主要キャリアの携帯電話を一挙に取り扱う(併売店)「テルル」や、それらキャリアの専売店(キャリアショップ)を全国に展開する「株式会社ピーアップ」が自社開発し、市場へ投入したSIMフリースマートフォンの第一弾です。

Mode1
Mode1

「Mode1」という名前や「ピーアップ」という名前を聞いたことがない読者の方でも、ピンク色の看板が目印の「テルル」は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。

購入できる場所とMode1の強み

購入できる場所も同社が展開する「テルル」の各店舗が中心です。
もちろん「テルルに行けないよ!」という人のためにAmazon.co.jpで購入することも可能になっています。

だいぶ勢いの出てきたSIMフリースマートフォン・MVNOですが、とくに郊外の家電量販店ではまだまだ取扱がなかったり、店頭スタッフの知識も低いため購入のハードルが高くなりがちです。

上に書いた通り、同社の展開する「テルル」は関東の郊外にも展開されているため、Mode1の実機を手に取り購入の相談が行えるのも同社・本機の強みのひとつでしょう

国内主要バンドに対応

Mode1の機能としての特徴は「国内主要バンドに対応」していることです。

NTTドコモ系通信網※1 を利用したMVNOはもちろんのこと、au系通信網※1 やSoftBank系通信網※2 のSIMカードを挿入した場合でも利用ができます。

※1 MVNO業者のことを指します
※2 SoftBank系MVNOは未発売ですが仕様上は動作が可能です

対応している通信方式・事業者が多い事で、先にMode1を入手し後ほど訪れる契約更新月で他社・格安SIMに乗り換え、本体を使い回すといった使い方に対応しています。

このあたり、各社の携帯電話を取り扱うピーアップ・テルルならではの工夫でありMode1の大きな特徴でしょう。
※ただし契約プランや提供されるSIMカードの種別によって使えないものもあるようです。このあたりは購入時、あらかじめめご確認頂ければと思います。

基本スペックを確認

Mode1は実売価格が3万円強と、最近のSIMフリースマートフォンではミドルレンジ、とくにミドルハイの価格設定になっています。
CPUはQualcommのSnapdragon 410を採用。液晶サイズも定番の5インチ・HD解像度のものを採用し、本体サイズ・重量も極端に大きい・重たいということもない万人受けするところをキレイにまとめてきています。

しかし、この価格に対して残念な点をあげるとすればメインメモリ(RAM)と内蔵ストレージ(ROM)の容量でしょう。他社の同一価格帯、もしくはさらに安いローエンド・エントリーモデルと呼ばれる機種よりも少ない1GB/8GBとなっています。

Android OS自体が以前に比べると最適化されたことで、少ないRAMでも上手にメモリ管理を行い動作が緩慢にならぬようになっていますが、果たしてこのスペックで動作に支障がないのか。これは本記事、後半にてベンチマーク結果などを含めご紹介していきます。

Mode1 MD-01Pのスペック・仕様
サイズ(高さ×幅×厚み) 約146.0mm×71.2mm×7.9mm
重量 約145g
本体カラー ブラックカーボン・ホワイトカーボン
OS Android 5.1
ディスプレイ 5.0インチ
1280×720ピクセル(HD解像度)
5点マルチタッチ対応
CPU Qualcomm Snapdragon 410(MSM8916)
1.2GHzクアッドコア
RAM 1GB
ROM 8GB
バッテリー容量 2,300mAh
Wi-Fi IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz)
対応通信方式・対応バンド W-CDMA・Band1
CDMA 2000(1X EV-DO)・BC0/BC6
FDD-LTE・Band1・3・26
カメラ メイン:約800万画素/イン:200万画素
SIMカード スロット1:micro

※その他上記以外の詳細は、Mode1公式サイト ページ下部のリンクから確認できます。

背面がカッコイイ!! Mode1の全体をチェック

Mode1の外観的特徴は「背面」の「カーボン調デザイン」
Apple iPhoneを始めとしたアルミの削り出し、特殊加工を用いたデザインや仕上げはもちろん、ガラスやレザーといったプレミアム素材を用い高級感のある見た目にしてくるのがスマートフォンのデザインの定石となっています。

Mode1ではカーボン調の素材を採用し、高級感やスポーティーさのあるデザインにまとめてきているのが外観の大きな特徴でしょう。

この特徴的な背面も含め、Mode1の各部を見て行きます。

Mode1 正面
正面からは至って普通のスマホ。ワンポイントで下部に入った赤色のラインはバイクの計器などのようですね
Mode1 背面
特徴的なカーボン調の背面。さらさらとした手触りはもちろん、光の当たり具合でかなり表情が変わります
Mode1 右側面
右側面
Mode1 左側面
左側面

正面向かって右側はSIM・SDカードの挿入口。左側にはスリープボタンとボリュームボタンが配置されています。

Mode1 SIMスロット
SIMスロット
Mode1 SIMトレー
SIMトレーは奥側にmicroSIMカード、手前側にmicroSDカードを取り付けます
Mode1 本体上部
本体上部
Mode1 本体下部
本体下部

本体上部には3.5mmのステレオイヤホン・マイクの端子。本体下部は充電・データ転送に使うmicroUSB端子が配置されています。

やはり気になる・気に入ってしまうのは背面のデザインですね。
男性は特にグッとくるものがあるのではないでしょうか。ついつい撫でてしまう、光を当てて表情の変化を楽しんでしまいます。

サイドフレームはプラスチック製ですが、落ち着きのあるシャンパンゴールドの塗装になっており背面と合わせ上品にまとめられています。

少々クセがあるかな?と感じたのはSIMトレー。SIMカードもSDカードも、脱落防止のためのガイドラインが細めになっているため、取り付け時に少し気をつけないと本体内で脱落する可能性がありそうです。

肝心の動きはどう?ベンチマークで動きを確認

スペックや本体の確認に続き、肝心のMode1の動作はどうなのかを確認していきます。あくまでも参考値としての計測ですが、定番のベンチマークアプリである「Geekbench 3」と「AnTuTu Benchmark」を用い計測してみました。

Mode1 ベンチマークスコア
Snapdragon 410を採用した機種としては標準的なスコア

どちらのベンチマークアプリでも、市場に出回るSnapdragon 410を採用した機種と同じようなスコアになりました。

ベンチマーク中、3Dグラフィックスの動作テストを行っていると動きがカクカクする事もありましたが、Mode1のスペックやターゲット層であればそこまで重たいゲームで遊ぶことは考えづらいため、ある程度割り切れば問題ないのではないでしょうか。

続いて、筆者が普段自分のスマホでよく使うSNSとメッセンジャーを入れた状態でメモリ使用率を確認してみました。

Mode1 ベンチマークスコア
常に80%弱はメモリを使用している

Twitter、Facebook、Instagram。ここ3つは移動中や休憩中、暇があればついつい見てしまう定番どころです。

また、FacebookのメッセンジャーとLINEも皆様定番だと思います。アプリをインストールしている通り、Googleアカウントの設定が済んでいますので、他にGmailとGoogleハングアウトも使用しています。

ここまで利用している状態で、メインメモリ(RAM)の使用状況は80%弱です。1GBと最近の機種の中では少なめのメインメモリ量ですが、ひどくメモリが不足するといったことはありません。もちろん、Android OS自体が賢く上手にメモリを節約して動かしてくれているのもあります。

同一価格帯の機種と比べた際にどうしても見劣りするメインメモリ量も、使うアプリが上にインストールしたものが中心であれば問題ないと考えられます。

そつなく撮れる、カメラをチェック

スマートフォンで最も使う標準搭載機能といえば、それはSIMフリースマホであろうともカメラ機能に他ならないでしょう。
Mode1のメインカメラはスペック表にもまとめた通り、約800万画素のものが搭載されています。エントリー~ミドル程度のSIMフリースマホでは一般的な画素数ですが、果たして実際に撮れる絵はどれほどなのか、作例を用意しました。

Mode1カメラ作例 公園
近所の公園で撮影。逆光気味のシチュエーションです
Mode1カメラ作例 ショッピングモール
コントラスト比の激しいショッピングモールの建物・オブジェクトを撮影
Mode1カメラ作例 ショッピングモール 吹き抜け
ショッピングモールの吹き抜けにて撮影。照度的には屋内撮影に近いですね
Mode1カメラ作例 花壇
花壇の花を撮影
Mode1カメラ作例 花のアップ
花のアップ。マクロ撮影も上々です

ここまでの撮影はすべてオート。
マクロ撮影は特に設定もせずともかなり被写体に近寄ってフォーカスが合いましたし、くっきり撮影もできたのでカメラそのもののポテンシャルは高いと考えていいでしょう。

ただし、オートモードで撮影したここまでの作例のうち、特に一枚目のようなシチュエーションは苦手なようです。空と木、陽向と日陰といった明暗差の激しい場所は明るい方に引っ張られ、どうしても暗い方のディテールが潰れてしまいます。

こればかりは一眼レフカメラでもキチンと設定してあげなければ同じようなことは起こるため、Mode1のカメラが悪いとは言えません。

そこでオンにしたい機能がHDR
モバレコでも過去にHDRについてご紹介した記事が掲載されていますので、HDRそのものについては以下の記事をご確認頂ければと思います。

関連記事:

スマホでたまにみるHDRって?暗い所ではHDR撮影が良いらしいけど・・・

Mode1の場合、撮影画面の赤枠で囲った位置をタップするだけでいつでもHDRをオンにできます。

HDRのオン・オフの切り替え
ここをタップするだけでオン・オフが切り替えできます

そして以下はHDRをオンにしての作例です。先ほどのHDRオフの作例と比べてみてください。

Mode1カメラ作例 HDRオフ(左)
HDRオフ(左)
Mode1カメラ作例 HDRオン(右)
HDRオン(右)

HDRをオンにすると手前側の木の葉がくっきり。一枚一枚生い茂っている様子がわかりやすくなりました。

Mode1カメラ作例 HDRオフ(左)
HDRオフ(左)
Mode1カメラ作例 HDRオン(右)
HDRオン(右)

時計の影がくっきり。同時に全体的に明るく撮影され、建物や時計の周りが鮮やかになりました。

Mode1カメラ作例 HDRオフ(左)
HDRオフ(左)
Mode1カメラ作例 HDRオン(右)
HDRオン(右)

空の白飛びが抑えられつつ、建物の吹き抜け部の壁面がハッキリ明るくなっているのがわかります。

筆者が実際に撮影した際に見たままに近いのはHDRがオンの状態です。少し明るすぎるかな?と思うものもありますが、暗く潰れてしまうよりかは明るく撮れている方が嬉しいですよね。

ただし、HDRにも注意点があります。撮影中に大きく手ぶれしてしまうと撮影した画像がぶれる・滲むような出来映えになってしまったり、撮影後の保存に通常よりも時間がかかります。
一枚撮って暗いと感じたときはHDRをオンにして撮り直すといった使い方がベストで、常時オンにしておくと思いがけないところで折角の写真を台無しにしてしまうことも考えられますのでご注意ください。

まとめ:デザインとカメラは優秀。次はスペックアップモデルにも期待したい

3万円くらいまでのスマートフォンのデザインは割とどれも似たり寄ったりな中、一目でMode1だとわかるカーボン調のデザインは複数のスマートフォンが並ぶ店頭では特に光る部分でしょう。

ここまでMode1を色々さわってきて一番驚いたのはカメラ。全体的なスペックを考えると、安価なスマートフォンではマクロ撮影が苦手な機種が多い中、しっかりと撮影できとても良かったです。オートフォーカスのスピードも中々、使用頻度の高い機能のカメラがキチンと動くのは好印象です。

販売価格を考えるともう少しメインメモリ(RAM)と内蔵ストレージ(ROM)の容量には頑張って欲しいですね。「皆が使っている」とか「お馴染み」のアプリを使う限りであれば問題ないのですが、使い慣れていけば使い方も広がっていくのがスマートフォンのおもしろさなので、是非次のモデルでは欲張って欲しいところです。

また、SIMフリースマートフォンや格安スマホの相談・購入ができる家電量販店は都心部・繁華街には増えて生きていますが、まだまだ郊外では満足にサポートを受けることが難しいのが現状です。

関東圏に限っていえば、郊外まで店舗展開されたテルルで各種相談を行えるのはMode1の強みでもあるため、ちょっとでも気になったという人はお近くの店舗に相談してみてはいかがでしょうか。

Mode1の設定・使い方はこちら:

もう大丈夫!Mode1のココは絶対に覚えておきたいシンプルな4つの設定

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

三度の飯より携帯が好きすぎて、資格も仕事も投げだし20代のほとんどを携帯販売に費やした元携帯ショップ店員。家電量販店からキャリアショップ、併売店まで色々経験してきました。今は[kuropon.mobi]でブログを書きつつ、ライターとしてあちこちにて記事を執筆中。そうでないときは大体"夢の国"にいます。Twitter:@kuropon