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スマホに保険は必要? iPhoneも対象なモバイル保険のメリット・デメリットを解説
※2021年2月編集部更新済み。
スマホを壊してしまったことありませんか? 画面割れや水没・様々なトラブルに見舞われたとき、高い修理費用を払えずそのまま使っている人も多くいます。
新しく買い換えようにもスマートフォンの端末代金、高いですよね? iPhoneやXperia、Galaxyなど有名な端末だと10万円弱の料金を支払わなくてはなりません。
普段、生活必需品としても持ち歩く物の中で、スマートフォンは非常に高額なものと言えます。その上、ちょっと落としてしまえば、画面が割れてしまう・・・結構デリケートな商品です。
モバイル保険とはどんなサービスなのでしょうか?。
「スマホに保険!? ちょっと大げさじゃない?」と思ってしまいそうですが、実際にどのような人が得をするのか? モバイル保険の特徴やメリットを詳しくお伝えしたいと思います。
目次:
何故、スマホの保険に入っておいたほうがいいの?

スマホに保険や補償は必要なのでしょうか? ここでは、スマホに保険が必要とされる背景についていくつかピックアップしながら紹介します。
スマートフォン端末価格の上昇
一昔前、ガラケーを使用していた時代、端末価格は約5万円程度、壊れたとしても修理料金は~2万円程度でした。数千円から1万円程度の修理費であれば、「仕方ないかな」と払えるレベルですし、その頃もキャリアショップの様々なサービスによりよく1円などで携帯を売っていた次代ですから、端末代金を意識することなく、買い替えをすることも多かったと思います。

しかし、今のスマートフォンはフラッグシップモデルなら約10万円以上する価格。例えば最新のiPhone 12 Pro / 128GBモデルだと117,480円(税込)かかります。補償対象外であれば修理金額も2~4万円程度かかることも多く、とてもすぐに出せる金額ではありません。
高額商品でありながら、毎日使うので使用頻度が高く破損の可能性が高い・・・商品なのです。
落下による故障・破損頻度の上昇

都内で電車に乗っていれば、画面が割れているスマートフォンを使っている人をすぐに見つけることができます。調査によると、「故障・破損」を経験したことのある人は22.8%に上り、2回以上の破損が50%近くいます。
つまり、5人に1人は破損を経験しており、1回だけではなく何度も破損した経験があります。理論上、10人程度の仲間で集まれば、そのうち2人はスマホを壊した経験があるわけです。
気を付けていても、最近のスマホはガラス質や金属質の素材をボディに使っているため落としやすいものです。バンカーリングなどのアクセサリーが人気なのも上記の背景があるなら納得です。
端末割引・キャッシュバックの抑制
数年前までは、キャリアで購入の場合「実質0円」という言葉を良く聞くことがありました。また、MNPなら大きなキャッシュバックで端末代をほとんど払わずに購入できることもしばしばありました。
しかし、ここ最近ニュースでもよく取り上げられましたが、「総務省の指導」により、ほとんどの端末は実質0円で売ることはなくなり、キャッシュバックもあまり大きな金額ではなくなってしまいました。これには様々な意味があり、マイナス要因だけではありません。
しかし、この指導以前は、端末が故障・破損した場合は「買い換えてしまえばよいか」と修理をせずに新しく端末を購入する人も多くいましたが、指導後は、「修理してでも使い続けたい」という意見の人が多くなりました。
インターネット接続デバイスの増加

ここまでスマートフォンだけで考えてきましたが、実際に「モバイル」と呼ばれる端末は他にも多くあります。
スマートフォンとは別に使っている「タブレット」、Kindleなどの電子書籍もそうですね。また、PSPやDSなどの携帯ゲーム機、iPodなどの音楽プレーヤーもあります。時代的にはIoTと言われ様々なアイテムが電子デバイス化しており、一人当たりのインターネット接続デバイスは 3.47個と言われております。
現状は、こういった一つ一つのデバイスにそれぞれのメーカーで別々に保証に入っている方も多いのではないでしょうか。
ここで登場したのが、「モバイル保険」となるのです。
モバイル保険の価格、特徴

それでは、「モバイル保険」はどのような商品なのでしょうか?
簡単に言うと特徴は
モバイル保険の特徴
・1契約で3端末まで補償
・1年間に10万円まで何度でも補償
・端末買替時も継続補償
・簡単な保険金申請
・提携修理店で無料修理
・保険料は非課税で月額700円
対象端末の範囲はどこまでか?
3端末まで補償というのはどういう意味なのでしょうか?
主端末のスマホ以外にもあと二つモバイル機器を登録できるということなのですが、では、モバイル機器というのはどこまでなのでしょうか? スマホを2台持っている人はもちろんそれを登録できますが、それ以外にタブレットやルーターなども考えられるでしょう。
モバイル保険では
“電波法施行規則第2条第1項第15項に定める無線通信が可能な機器全般”が対象となっております。
難しいので、モバイル保険担当の方に聞いてみたところ、スマホやタブレット、ルーターはもちろん、音楽プレイヤーや携帯ゲーム機、ノートPCなど、「BluetoothやWifiで繋がっていて、固有のシリアルIDを持っているもの」ならなんでもいけるらしいです。
つまりスマホ用のキーボード、スピーカーなどの周辺機器や、考え方によっては、プリンターやデスクトップPCだって、この定義に当てはまります。
最近増えてきたIoT機器などであれば、ワイヤレスプロジェクター、カーナビ、Pepper、なんだっていけちゃいますね。

ただし、条件としては、
“一般消費者が通常生活の用に供する日本国内で販売されたメーカーの純正の製品及び移動体通信事業者が販売した製品”
つまりは、技適が通ってないような海外製品などは無理ですし、改造されているようなものは該当しません。
また、条件として下記の2点があります。
①:新規取得した日から1年未満
②:新規取得した日から1年以上であってもメーカーまたは通信キャリアが提供する有償の補償サービスに加入しており、かつ当該サービスにより補償が受けられる状態
【よくある質問】
①保険加入時より1年以内に新規取得したもの、とありますが登録してから1年たったらどうなるのでしょうか。1年しか補償されないのでしょうか。
登録する時点で、お客様が1年以内に新規取得したものをご登録いただきますが、登録後は、ずっと補償されますのでご安心ください。
② 新規取得したもの というのは具体的に・・・
まず、新規購入したものです。新品はもちろん、中古端末でも
- 国内メーカーの純正の製品で
- 販売店(法人)の購入から3か月以上の保証書がついている端末であれば対象としております。
また 正規修理・メーカー修理などで本体交換扱いとなり新しい端末が手元に来た場合、そちらも新規取得となります。なお、ネットオークションで取得したものや、友人・知人からの譲渡されたものは対象外となります。
対象となる事故はどのような場合か?
メーカーや販売店などの保証サービスで、気になるのが“対象となる事象”です。購入時に「保証に入っていたほうが良いですよ」と薦められるがままに、保証に入っても、実際に事故が起こった場合に、「落下破損は対象外です」「水没は対象外です」など、まったく対象にならないといった事もしばしばあります。ここは、しっかりと確認をしておいたほうがいいところです。

モバイル保険の場合は、
- 故障
- 破損
- 水没
などに、年間上限額はありますが、基本修理代全額給付となります。端末自体の機能が故障して使えなくなったり、落として壊してしまったり、水没させた場合など幅広く対応してくれます。
ここでの注意点は、すり傷、汚れなどの端末の機能に関係ない「外形上の損傷」であったり、「紛失」は対象外になることです。
また、修理ができない状態の
- メーカー修理不能
- 盗難
の場合には、端末購入価格もしくは、25,000円の低いほうの金額が給付されます。(※主端末の場合)
補償金額が手厚い
端的に言うと
“1年間に10万円まで何度でも修理費用を補償”してくれます。

「主端末」は最大で10万円、「副端末」は最大で3万円の補償となり、そのトータルが1年間で最大10万円まで支払われます。
平均修理料金(参考) メーカー保証外の場合(税込)
・iPhone 12 Pro 59,800円
・iPhone 11 42,800円
・iPhone SE 30,400円
・iPad Pro 12.9インチ(第4世代) 69,800円
・iPad mini 5 31,800円
スマートフォンを1回、周辺機器を2回くらい修理できそうですが、実際にはそこまで壊れることもないでしょう。
たいていの場合はカバーしてくれる補償ではないでしょうか?
“モノ” ではなく “人” に紐づく
キャリアでの契約時や、商品を買った時のメーカーでの保証などの場合、保証は「商品」につくので、スマホを買い換えた場合、その保証は終了し、新たな端末での保証を再度契約という形になります。当然、キャリアを変更すれば今までの保証ではなくなります。
しかし、「モバイル保険」は、“モノ” ではなく、“人” に紐つく保険なので、スマホを買い換えようとも、キャリアを乗り換えようとも、主端末1つ副端末2つに対して補償をしてくれるのです。
また、キャリアやメーカーでの保証の場合、一部機種に関しては、保証期間が2年間などの期間があるのに対して、「モバイル保険」は一度入れば、保険契約中はずっと補償をしてくれます。
保険金申請はオンラインで簡単
「モバイル保険」も“保険”なので、一般的な保険と同様に、事故が発生し、申請をして保険金を受け取る形を取ります。
車の保険や医療保険などで経験した人も多くいるかも知れませんが、その申請して審査を受けるところで、手続きが複雑で非常に時間がかかる場合があります。

しかし、このモバイル保険は非常に簡単! オンラインで簡単に手続きができます。
端末の故障など事故が発生したら、対象物の写真撮影などを行った上で、修理店でリペアレポート・領収書を受け取り、オンラインで必要事項を入力する。
これだけで、基本的に翌営業日より5営業日以内に保険金が指定口座に振込みされます。
非常にスピーディで簡潔です。もちろん、一回は自分で修理費を払う必要がありますが、その次の週には費用が戻ってくることになります。
提携修理店で無料修理
また今後の展開として、モバイル保険が提携した修理店での修理であれば、さくら少額短期保険株式会社と修理店で支払いがされるので、一度も支払いをすることなく、修理できるようになります。
実際には保険会社と修理店の間でやりとりがなされているので、申請手続きが簡略化されているということなのですが、ユーザー目線で考えると、指定の金額内であれば、無料で修理を受けられるのと同じで、非常に使いやすいサービスとなります。
キャリア・メーカーの補償サービスとの比較
携帯電話契約の際に、各キャリアやメーカーから端末補償の案内を受けると思います。それらのサービスと比べ、モバイル保険のメリットはどのようなものなのでしょうか?
さくら少額短期保険 | Apple | docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|---|---|
商品名 | モバイル保険 | AppleCare+ 盗難・紛失プラン |
ケータイ補償 サービス |
故障紛失サポート with AppleCare Services |
あんしん保証 with AppleCare Services |
月額 | 700円 | 1,380円 | 1,100円 | 1,309円 | 1,309円 |
申込み | ・保証なし: 購入後1年未満 補償あり:購入後1年以上でも可 |
購入後30日以内 | 購入後14日以内 | 購入時 | 購入時 |
免責 | 保険金額の範囲内であれば0円 | 12,900円(本体交換) | 12,100円 | 12,900円(本体交換) | 12,900円(本体交換) |
補償を受けられる回数 | 1年間に上限10万円に 達するまで なんどでも |
1年間で2回 | 1年間で2回 | 4年間で4回 | 1年間で2回 |
対象台数 | 3台 | 1台 | 1台 | 1台 | 1台 |
画面割れ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
水漏れ・全損 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
盗難 | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
モバイル保険のメリットとしては、月額がメーカー・キャリアよりも安いこと、所有または使用する無線通信が可能な端末を、最大3端末(主端末1台、副端末2台)まで補償できることが挙げられます。
また、修理費用は全額を保険金(年間通算10万円以内)が出るので、修理時の費用負担がありません。「外装破損」「損壊」「水濡れ全損」「故障」「盗難」の幅広く修理費用の補償が可能です。もし、修理が不能の場合でも、25,000円(副端末の場合は7,500円)の修理不能費用が支払われます。
モバイル保険の口コミ・評判
iPhone12miniはアップルケア入らず、
モバイル保険に入りました。
iPhoneユーザーになってから、一度もアップルケア使わず・・・。https://t.co/4HmWJ68oi2
モバイル保険は3台まで月700円なので
夫婦2台のスマホ ノートPC1台 登録しました。— はらぺこママ??心臓病ママ&ダブルケア (@harapekomama3) November 20, 2020
モバイル保険ってのがあるんですね。
月額700円で主機は年間10万まで故障とかした時に補償してくれるみたい。
サブ機として2台は、年間で合計して3万まで補償。
Apple製品をたくさん持ってる人は、Apple care入るよりコスパいいかもしれないですね!#モバイル保険— Taka@English 訓練生 (@TakaEnglish130) October 19, 2020
Web上の口コミを調べてみましたが、モバイル保険は3台対象、月額700円なので、1人で複数の端末を持っている人や、家族で複数台の端末を対象に使っている人のが多そうですね。
月額の他には、修理保証の対象を気にされている人もいました。モバイル保険では経年劣化、消耗に伴うバッテリー交換は対象外となっています。
一般的な画面割れや、水没、盗難などであれば補償対象になっているので、気になる方は一度問い合わせしてみることをおすすめします。
モバイル保険はどのような人におススメなのか、メリット・デメリットをまとめてみた

これまでの説明の中で、細かいところをまとめると、
・月額料金は700円
つまり、年間8,400円となります。修理代が2万~3万だとすると、2年間で1回以上の修理が発生すれば、お得だと言えます。
さすがにいいところの値段設定だと言わざるをえませんが、「2年間に1回程度の破損の可能性があると思う人」と言われれば、多くの人が当てはまるのではないでしょうか?
解約はマイページでいつでも簡単にできるというのも魅力です。
・対象となる人
条件は多少ありますが、外国籍の方でも問題なく加入できます。ただし18歳未満の方は加入することができませんので注意が必要です。
支払い方法はクレジットカードか、口座振替とキャリア決済から選ぶことができます。オンラインから申し込みの場合はクレジットカードのみとなりますが、契約後にマイページから支払方法を変更することも可能です。
キャリア決済で支払うことも可能なので、まとめて払いたい人にはおすすめです。
・対象となる端末
同時に3端末(主端末1+副端末2)となるので、「3つの端末のいずれかを、2年間で1回以上の修理する可能性」と考えると、さらに当てはまる人は多くなるのではないでしょうか?
また、対応となる端末も「無線通信が可能な機器」なので、色々なものを登録することができます。補償金額の上限があるので、あまり高価なものを登録しても仕方がないかもしれませんが、現代の生活の中では登録したい端末はいくらでもありますね。
・おススメな人
「3つのモバイル機器のいずれかを、2年間で1回以上の修理を伴う破損をしてしまう可能性がある人」はお得になる可能性が高いといえます。
もちろん、「私は絶対に端末を破損しません」と言い切れる人は、掛け金が無駄になってしまいますので、おススメはできませんが、そこまで言い切れる人はなかなかいないのではないでしょうか?
まとめ
・モバイル保険というのは、どういう保険なのでしょうか?
「月額700円という金額で、3つまでの端末の修理を補償してくれる保険」です。スマートフォンを初めとして、モバイル機器は高性能・高額化しており、その持ち運ぶという特質からも、故障・破損の可能性が大きくあります。
また、モバイル保険で結んだ契約は「端末」ではなく「契約者」に紐づくところも魅力なポイントです。スマホを買い替えた場合や、補償対象端末を変更したい場合も、マイページからいつでも可能で、新機種を購入する度に、新たな高額な保険に加入する必要がないのです。
今までも、キャリアやメーカーなどで、補償サービスを行っていましたが、それらは非常に複雑で該当しない場合も多く、扱いにくいものでした。
この「モバイル保険」は簡潔でわかりやすく、申し込みも、保険金申請も簡単にできます。
改めて考えてみれば、スマートフォン以外にも、モバイル機器を持っている人は多くいるはずです、3台以上のモバイル機器を持っていて、2年間に1度でも破損をしてしまうのではという不安がある人ならば、加入を検討してもよい保険なのではないでしょうか?
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