人の顔が見える、リアルなメディアをつくる。 【みんなのスマホ】No.12 ナカムラケンタ(株式会社シゴトヒト代表)

書いた人: モバレコ編集部

カテゴリ: インタビュー, レポート ,

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人の顔が見える、リアルなメディアをつくる。【みんなのスマホ】No.12 ナカムラケンタ(株式会社シゴトヒト代表)

みんなが毎日使っている、スマートフォン。
スマホとは、どんな風に付き合っているのだろう。
どんな毎日を過ごしているのだろう。

モバレコの連載シリーズ「みんなのスマホ」。第12回のゲストは、株式会社シゴトヒト代表のナカムラケンタさん。まるで読み物みたいな求人サイトで知られている「日本仕事百貨」だけでなく、清澄白河にあるいろんな生き方と働き方に出会える交流スペース「リトルトーキョー」や「しごとバー」なども運営されている方です。

最近では、映画の自主上映プラットフォーム「popcorn(ポップコーン)」を立ち上げる準備中だとか。

SNSが全盛のこの時代に、さまざまなリアルな交流の場を作るナカムラさんは、日々どんなことを思っているのか? どんなスマホの使い方をされているのでしょうか?

<プロフィール>
ナカムラケンタ

1979年東京生まれ。株式会社シゴトヒト代表取締役。生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」代表。「シブヤ大学しごと課」ディレクターや「みちのく仕事」編集長を経て、リトルトーキョーのデザイン監修、グッドデザイン賞審査委員、シゴトヒト文庫ディレクター。

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初めてのスマホは、MOTOROLAの「M1000」

——現在お使いのスマホはなんですか?

iPhone 6sです。発売されて割とすぐに買いました。iPhoneは発売されたら買い換えてきましたが、iPhone6だけは買わなかったんです。5sに比べると端末サイズが大きくて使いにくそうだなと思って。今もまだiPhone6sのサイズ感に慣れていないんですが・・・。

——根からのiPhoneユーザーなんですね。初めて買ったスマホはiPhone3Gですか?

いえ、2005年にMOTOROLA製FOMA端末の「M1000」という機種を買ったのが自分のスマホデビューでした。

MOTOROLA「M1000」
MOTOROLA製「M1000」

——スマホ時代先駆けの機種ですね! M1000の使用感はどうでしたか?

僕がまだサラリーマンをしていた頃に買った機種なんですが、予定表が同期できたりすごい役立ちましたよ。当時は画期的に感じました。

——まだガラケー全盛期の頃に、どうしてこの機種を買おうと思ったんですか?

とくにガジェット好きという訳ではないんですが、携帯電話がこれから大きく変化する時期で、いち早く買って使わないといけないと思ったんです。ケータイでのネットサーフィンもまだ使いにくくて、制限がありましたが今後はどんどん改善がされていくだろうなと思いました。

AppleWatchで心拍数を計りながら、有酸素運動

株式会社シゴトヒト代表 ナカムラケンタ氏

——ナカムラさんはトライアスロンの大会にも参加されていましたね。運動で使っている便利なものがありましたら、教えてください。

運動で役立つものはやっぱりAppleWatchと、ランニング記録アプリ「Runtastic(ランタスティック)」。
もともとAppleWatchを買うつもりはなかったんですが、どんな風に情報の受け取り方が変わるのかを見た方がいいというアドバイスをある人から頂いて、買ってみたんです。AppleWatchが便利だと思うところは、LINEの返信をするとき音声入力ができるところ。あとは音楽を聴いている時、わざわざスマホを出さなくてもAppleWatchでスキップや音量調整ができる。
まだまだ発展途上の端末だと思いますが、最低限の文字量で情報がさくっと確認できる点やウェアラブルということでこれまでにないアプリの可能性が広がったのは、すごいことだなと。なんにしてもそうですが、実際に使ってみないと分からないですよね。

——AppleWatchのおかげで、ランニングにも変化がありましたか?

一番のメリットは、心拍数が確認できること。大会で走る時は自分を追い込みながら走りますが、普段のランニングからそういう走り方をしていると無呼吸で走っている時間が多くなって有酸素運動にならない。質のいいトレーニングをするために心拍数を見ながら走るのは重要なんです。

Applewatch

——ウェアラブル端末だからこその機能ですね! ランニングを始められたのは、いつ頃ですか?

5、6年前だと思います。仲間にトライアスロンを誘われたのがきっかけ。徐々にもっと走りたい、こうしたいと欲が出てきてそれ以来続けています。
運動するとやっぱり気持ちいいです。最近は睡眠が浅くなっている気がしているんですが、運動をした日はぐっすり眠れるんですよね。

——ランニングされている方は、よくおっしゃいますね。ところで走る時間帯は決まっていますか?

僕は夜に走ることが多いですね。仕事が終わって早く帰れたら走りに行く感じです。あとジムでトレーニングしたり。
精神的にモヤモヤしている時や、ストレスが溜まっている時の解消する方法は、走って、ウェイトトレーニングをして、お肉を食べる! これが自分のストレス解消の鉄板コースです!(笑)

——運動後にお肉!(笑)

自然と食欲も湧くんですよね。走っている時は、無我というか何も考えていない状態になるので、頭の中が整理されていくのも気持ちいい。

人と関わる喜びが、一番最後に残る

——いっしょに大会に出場したりする友達はどんな方たちなんですか?

近所のバーで知り合った友達が多いですね。バーという場所は、家と会社の往復では会えないようないろいろな人たちに出会えます。自分が通っているバーの人間関係が分け隔てなくフラットな関係で、とても心地いいんです。ここ清澄白河のリトルトーキョーでも「しごとバー」という場所を運営しています。

しごとバー
いろいろな分野の人がバーテンダーを担当する「しごとバー」

——「しごとバー」とは、どういうお店なんですか?

「しごとバー」は、いろんな生き方や働らき方をされている人をバーテンダーとしてお招きして、飲みながら気軽にいろんな話ができる場所です。ゲストを招いたトークショーではなく、ふらっとやってきて仕事のことや、仕事以外のことをざっくばらんに語らえたらいいなと思って作りました。

——ナカムラさんの活動の中には、「リアルな交流の場」を作ることが多いような印象があります。

現在、誰もがどこでも映画を上映できるオープンプラットフォーム「popcorn」というサービスを今夏からスタートしようと準備中なんです。音楽業界とか出版業界は遅い遅いと言われながらも進化してきましたが、映画業界って、もっとも遅れているんです。たとえば、音楽業界で言えば、CDの売り上げが減ってきているけれどもライブやフェスは盛り上がっている。本屋さんもセレクトを面白くしたり、空間を有効活用したところは人気がある。でも映画館って、ほとんど変わっていないんですよ。一方で映画館に行かなくてもレンタルできたり、今ではストリーミングサービスでスマホでも観れる時代。映画を受け取るという点では気軽に身近になっているけれど、音楽業界で言う「ライブ」って、映画館で言うならばなんでしょう。その一つが自主上映だと思うんです。映画を自主上映している人は増えているんですよ。例えば一番象徴的なのがドライブインシアター。昔は流行っていたんですが、日本では一度この文化がなくなりました。それが最近では復活する動きになっています。
やはりリアルな場所での映画鑑賞体験というものに関して、インターネットが普及したことによって、よりリアルの役割や良さが明確になってきているんだと思います。
opcornというサービスを使って、いろいろな鑑賞体験を発明してほしいです。たとえば、上映作品のロケ地で鑑賞するとか、鑑賞後に観た人同士で映画にまつわる食事をしながら感想を語り合ったり。映画館では知らない人同士で肩を並べて鑑賞してもその後には何も起こらないですよね。これはこれで映画館の良さですが、それしかないのは可能性が広がっていかない。

——インターネットのおかげで、リアルの価値を見直しはじめているということですね。

そうですね。求人サイト「日本仕事百貨」にしても、「しごとバー」にしても人の顔が見えるメディアというのを僕たちは大事にしているんです。

——いつの時代でも人は共感をしたい気持ちが変わらない。HuluやNetflixなどスマホで気軽に映画を楽しめても、それだけではやっぱり味気ないと思うんですよね。

なにを喜びにして人は生きているのか考えた時に、お金、名声、成功とかもあるとは思いますが、でも結局人と関わる喜びが一番最後に残るんじゃないかなと僕は思いますね。
どんなに成功した人でも、ニコニコ笑いあう関係性が作れないくらい忙しかったり、他愛のない話をする相手がいなかったら寂しいですよね。話すだけでスッキリすることってあるし、人の話を聞くだけでも人生の糧になります。

——では最後になりますが、ナカムラさんの今後の目標があったら教えてください。

popcornというサービスを海外でもやってみたい。いろんな場所が映画館になるという仕組みを世界にどんどん広めていきたいです。
あとは常に、「人生を楽しく過ごしたい」というのがモットーなので、仕事もプライベートも楽しみながら取り組んでいきたいと思っています。

株式会社シゴトヒト代表 ナカムラケンタ氏

(取材・文・撮影/勝俣利彦)

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

こんにちは、モバレコ編集部です。 2019年もあっという間に6月ですね。7月、8月の夏本番に向けて予定を立て始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。 スマホ業界も次々と新作が登場する熱い時期。夏の思い出を美しく残すために、高性能カメラのスマートフォンに新調するのも良いですね!