進化したのはいったいどこ!?「Xperia X Performance」と「Xperia Z5」を徹底比較!

書いた人: 君国泰将

カテゴリ: 比較

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進化したのはいったいどこ!「Xperia X Performance」と「Xperia Z5」を徹底比較!

2016年のフラッグシップモデルとして登場した「Xperia X Performance」ですが、では非常に優秀であり現役でも全く申し分のない2015年のフラッグシップモデルとなる「Xperia Z5」から、どこが変わったのでしょうか?
変わっていないように見えて、各所に進化した部分がみられるので、比較してみましょう。

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目次:

「Xperia X Performance」と「Xperia Z5」の外観・デザインを比較

5.2インチディスプレイの「Xperia Z5」(左)と、5インチディスプレイの「Xperia X Performance」(右)

5.2インチディスプレイの「Xperia Z5」(左)と、5インチディスプレイの「Xperia X Performance」(右)

まずは、外観からみてみましょう。

スマートフォンの中でのXperiaとしての基本デザインは大きく変わっていないので、おそらくパッとみた感じではあまり変わらないように思えますが、よく観察すると様々な変更箇所がみてとれます。

「Xperia Z5」では、Xperia Zシリーズ固有のオムニバランスデザインを踏襲しつつ、背面にはガラスを採用し、サイドフレームはスパっとタテに切り取ったような鋭角的なデザインでした が、「Xperia X Performance」では、背面はメタル素材に変わり、全体的にラウンド形状になっています

「Xperia Z5よりほんの少しサイズダウンした「Xperia X Performance」

「Xperia Z5よりほんの少しサイズダウンした「Xperia X Performance」

サイズを比較すると、「Xperia X Performance」のほうが縦幅で約2mm、横幅で1mmほど小さくなっています。厚みは1.3mm増えていますが、ラウンドした最大長のところでの数値となるので、体積的にはよりコンパクトに感じます

出来るならもっと狭ベゼルにしたり薄いデザインにして欲しいと思ってしまいますが、プロセッサーの排熱を含めた安定性などの、効率を求めた結果のサイズであることが後にわかります。

より鋭角的で薄い「Xperia Z5」に対して、ラウンド形状の持ちやすさを訴求した「Xperia X Performance」

より鋭角的で薄い「Xperia Z5」に対して、ラウンド形状の持ちやすさを訴求した「Xperia X Performance」

「Xperia X Performance」は、フロントガラスの周囲が2.5Dガラスという丸みを帯びた形状になっていることと、背面のメタル素材も軽く丸く処理されて、サイドフレームと一体になってボディ全体で丸みを表現しています。

「Xperia Z5」のほうがより薄くはあるのですが、フレームのエッジがほんの少し表面と裏面よりもせり出しており、手に持った際カドが手に当たる感覚があった為、「Xperia X Performance」を手に持った際に、丸みを帯びたラウンド感の持ちやすさがよくわかります。

「Xperia Z5」から側面に刻印された”XPERIA”のロゴは、「Xperia X Performance」ではなくなりました

「Xperia Z5」から側面に刻印された”XPERIA”のロゴは、「Xperia X Performance」ではなくなりました
「Xperia X Performance」の残念ポイントの1つですが、ストラップホールがなくなったのはツライところです

「Xperia X Performance」の残念ポイントの1つですが、ストラップホールがなくなったのはツライところです

「Xperia Z5」のサイドフレームの4角にあった樹脂パーツという構成もなくなり、「Xperia X Performance」では継ぎ目が底面に2ヶ所になったことでよりスッキリとしています。

また、ブラックではわかりにくいかもしれませんが、それぞれのカラーの、液晶ディスプレイの周囲(ベゼル)の色も本体カラーにあわせて同色になり、背面のカメラのリングも同色になるなど、全体的な一体感が強くなっています。

「NFC/おサイフケータイ」の位置が、本体背面からディスプレイの上部へ変更

「NFC/おサイフケータイ」の位置が、本体背面からディスプレイの上部へ変更

背面がガラス素材からアルミ素材に変わったこともあり、「NFC/おサイフケータイ」の位置が、今までで定番とされたいた背面から、「Xperia X Performance」では正面のフロントカメラの横に移動しました。

背面にあるモデルでは、ココだよ!とわかりやすく「NFC/おサイフケータイ」のマークがありましたが、前面のフロント部には特に何の目印もなく、購入初期にはシールが貼ってあるだけとなります。

背面に慣れていた人にしてみると、少し不便に感じるかもしれませんが、実際に「Xperia X Performance」を握った状態からでピコっとタッチできるので、すぐに慣れてしまいます。

フタとトレイが一体化した「Xperia X Performance」

フタとトレイが一体化した「Xperia X Performance」

ささやかな変更ですが、SIMカードと、microSDカードを収めるスロットのフタの部分が一体型になっていました。

「Xperia Z5」までは、開閉するフタは本体にくっついている状態で、内部のスロットのみを取り出すという方式でしたが、「Xperia X Performance」では、このフタ部分とスロットが一緒に合体しています。

これなら、出し入れの際にフタが邪魔になることもなく、何度かやっているうちに外れてしまうという心配もなくなります。

指紋センサーを搭載した電源ボタン。よく見るとボタン周囲の形状が僅かに違い、押しやすさも変化

指紋センサーを搭載した電源ボタン。よく見るとボタン周囲の形状が僅かに違い、押しやすさも変化

サイドフレームにある電源ボタンは、「Xperia Z5」「Xperia X Performance」ともに、指紋センサーを採用しています。
こちらも、変わらないように見えますが、「Xperia X Performance」では、ボタンに指が当てやすく、かつ押しやすくなっていたり、本体性能が上がっている事もあって、指紋の認識スピードが劇的に早くなっています。

また、どちらもIPX5/IPX8相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能を備えているので、水回りでも安心して使えます。

スペック表から見る性能を比較

ここで「Xperia Z5」と「Xperia X Performance」のスペックを確認してみましょう。

「Xperia Z5」と「Xperia X Performance」のスペック比較
Xperia Z5(SO-01H) Xperia X Performance(SO-04H)
本体サイズ
(長さ×幅×厚さ)
約146㎜×約72㎜×約7.3㎜ 約144mm×約71mm×約8.6mm
重さ 約154g 約165g
OS Android 5.1(後のアップデートで6.0) Android 6.0
プロセッサ Qualcomm MSM8994/2.0GHz×4コア+1.5GHz×4コア Qualcomm MSM8996/2.2GHz×2コア+1.6GHz×2コア
RAM 3GB 3GB
ROM 32GB 32GB
外部メモリ microSD / micro SDHC / microSDXC(最大200GB) microSD / micro SDHC / microSDXC(最大200GB)
バッテリー容量 2,900mAh 2,570mAh
ディスプレイ 約5.2インチ 1,920×1,080 ピクセル 約5.0インチ 1,920×1,080 ピクセル
カメラ アウトカメラ 約2,300万画素 / インカメラ 約510万画素 アウトカメラ 約2,300万画素 / インカメラ 約1320万画素
カラー ホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーン、ピンク ホワイト、グラファイトブラック、ライムゴールド、ローズゴールド
備考 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1、おサイフケータイ、GPS、防水・防塵(IPX5およびIPX8)、ワンセグ、フルセグ Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1、おサイフケータイ、GPS、防水・防塵(IPX5およびIPX8)、ワンセグ、フルセグ

Xperia Z5 スペック情報(参照:Xperia Z5(SO-01H))
Xperia X Performance スペック情報(参照:Xperia X Performance(SO-4H))

スペックシートからみると、サイズやディスプレイサイズ、プロセッサー、バッテリー容量、フロントカメラの画素数、といったところの変更のため、あまり差異は感じないかもしれません。

が、数値だけでは表せない違いがたくさん潜んでいます。

ディスプレイや機能面での変更点や違い

ディスプレイをナナメからみた時の視認性の違い「Xperia X Performance」(左)「Xperia Z5」(右)

ディスプレイをナナメからみた時の視認性の違い「Xperia X Performance」(左)「Xperia Z5」(右)

ディスプレイサイズは、「Xperia Z5」は、5.2インチ(解像度1920 x 1080)で、「Xperia X Performanceは、5イインチ(解像度1920 x 1080)と、解像度は変わらないもののサイズが0.2インチ小さくなりました。

Xperiaに搭載される広色域・高コントラスト・高精細は同様ですが、広色域の「トリルミナス®ディスプレイ for mobile」では、赤と青の再現性の高さに加えて、「Xperia X Performance」では緑の色域が向上しています。

すでに「Xperia Z5」でも高画質ではあるのですが、「Xperia X Performance」ではそこから発色の良さやコントラストの高さもあり、最大輝度もさらに上がっているなどして、さらに一段とキレイさを確認できます。

ナナメ位置からディスプレイを覗き込んだ時の再現性も違いがあり、例えば暗めの画像でもかなりはっきりとしたコントラストを残しながら視認することができます

バッテリー容量は「Xperia Z5」が2900mAh、「Xperia X Performanceが2570mAh

バッテリー容量は「Xperia Z5」が2900mAh、「Xperia X Performanceが2570mAh

「Xperia Z5」、「Xperia X Performance」ともに、Android 6.0に標準搭載される省電力機能の「Dozeモード」と、アプリごとにネットワーク通信やスリープ時の機能を制限して、待ち受け状態の電池の消費を抑え るというソニー独自の「STAMINAモード」を搭載しています。

バッテリー容量は、「Xperia X Performance」が2570mAhのため、「Xperia Z5」が2900mAhと比べると少し心もとない部分もあります。

プロセッサーの消費電力の違いやいろいろなものが関わってくるのですが、実際に使ってみての感覚としては今のところ「Xperia Z5」のほうが長持ちする傾向にあります

「Xperia X Performance」には、新しい機能として、バッテリー状況に合わせた充電を行う事で、バッテリーへの負担を軽減してバッテリーの劣化防止をしてくれるという機能があるので、長らく使うにはとても有効になる機能だと思います。

ドコモ版の「Xperia X Performance」に搭載されている「スグ電」

ドコモ版の「Xperia X Performance」に搭載されている「スグ電」

「Xperia Z5」には、本体の動作に連動する「スマート着信操作」という機能がありますが、NTT docomoモデルの「Xperia X Performance SO-04H」に限っては、キャリア独自の「スグ電」に機能が入れ替わっています。

どちらも、着信があったときに、本体を耳元にもっていくだけで応答になったり、平らなところに画面下向きにしておくと電話が切るといった動作ができて、タッチ操作いらずというのが特徴的です。

「スグ電」の独自機能としては、本体を1回ふって耳にあてるだけで電話ができるといった多様な機能があります。

スモールアプリがなくなってしまった「Xperia X Performance」

スモールアプリがなくなってしまった「Xperia X Performance」

「Xperia Z5」にまであった「スモールアプリ」が、「Xperia X Performance」ではなくなってしまいました。「スモールアプリ」では、ちいさなウィンドウ画面に複数アプリを開くとができてとても便利だったので非常に残念です。

おそらくですが、次期バージョンと言われるの「Android N:Nougat(ヌガー)」の新機能にマルチウインドウが加わる事もあってなくなってしまったのかもしれませんが、出来るなら今の段階では残して欲しかったというのが本音のところです。

パフォーマンスをベンチマークテストで比較!

「Xperia Z5」と「Xperia X Performance」の性能を参考までにベンチマークテストで比較

「Xperia Z5」と「Xperia X Performance」の性能を参考までにベンチマークテストで比較

性能面を比べてみましょう。

「Xperia Z5」のプ ロセッサーは、「Xperia Z4」にも採用されていたQualcomm社製「Snapdragon 810 (msm8994) 」です。

以前「Xperia Z4」のときのような、負荷がかかるとすぐにプロセッサーが熱くなったり、意図せずカクつくという挙動に悩まされた事がありましたが、排熱処理がしっかりしている事もあり「Xperia Z5」の挙動は非常に良好です。

そ して、「Xperia X Performance」に採用されたQualcomm社製「Snapdragon 820(MSM8996)」は、さらにCPUパフォーマンスは2倍になりながら消費電力を下げたというのが大きな特徴で、GPU性能も40%増しになって いるとされています。

「Xperia X Performance」は、使うとその機敏な動作はとても気持ち良いことがわかっていますが、参考までにベンチマークテストで数値をはかってみました。

「Xperia X Performance」のベンチマークテスト結果「Xperia X Performance」のベンチマークテスト結果

「Xperia X Performance」のベンチマークテスト結果
「Xperia Z5」のベンチマークテスト結果「Xperia Z5」のベンチマークテスト結果

「Xperia Z5」のベンチマークテスト結果

「AnTuTu BenchMark」や、「PCMark for Android Benchmark」でベンチマークテストしてみましたが、「Xperia Z5」と「Xperia X Performance」の相対的な数値では、約1.3~1.5倍のスコアという結果がでました。

決して「Xperia Z5」のスコアが低いわけではなくとても良好なスコアなのですが、それよりもさらに「Xperia X Performance」のスコアの結果が良かったという事です。

「Xperia X Performance」の3Dベンチマークテストと温度変化「Xperia X Performance」の3Dベンチマークテストと温度変化

「Xperia X Performance」の3Dベンチマークテストと温度変化
「Xperia Z5」の3Dベンチマークテストと温度変化「Xperia Z5」の3Dベンチマークテストと温度変化

「Xperia Z5」の3Dベンチマークテストと温度変化

3Dゲーム、グラフィックに依存するゲームベンチマークテスト、「3DMark The Gamer’s Benchmark」を試してみましたが、こちらも「Xperia X Performance」の搭載する「Snapdragon 820 (GPU Adreno 530)」の性能の高さがスコアに反映しているようでした。

また、連続してテストした場合の発熱においても、 「Xperia Z4」から「Xperia Z5」へモデルチェンジした際、ヒートパイプを増やすなどの排熱効率化でパフォーマンスを維持する効果は上がっていました

「Xperia X Performance」では、プロセッサー自体の熱の抑制の貢献度と、加えて排熱構造の効率化がさらに進んでいることから、局部的な熱さになることなく安定して使えるようになっていました。

進化を遂げるカメラ機能を比較

被写体を捉え続ける「Xperia X Performance」の「先読みオートフォーカス」

被写体を捉え続ける「Xperia X Performance」の「先読みオートフォーカス」

カメラ性能も比較してみます。

「Xperia X Performance」と「Xperia Z5」はともに、1/2.3型の約2,300万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileでセンサー自体は同じです

違いが現れるのは、カメラの起動時間と、撮影するまでのタイムラグ撮影した写真の閲覧、といった動作の違いです。

「Xperia Z5」は、AFのスピードが0.03秒と非常に速いのですが、「Xperia X Performance」では加えて被写体を捉えるとずっとフォーカスを追いかけ続ける「先読みオートフォーカス」のおかげで、いつも動いて撮りにくい子供や動物などでもとてもキレイに撮れるようになりました。

フロントカメラも、センサーサイズが「Xperia Z5」では、1/5型500万画素センサー、上限ISO3200だったものから、「Xperia X Performance」では1/3型1300万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileに、6枚構成のF2.0レンズ、ISO6400となり、解像度を保ちつつノイズ軽減してくれる「Multishot NR」も備わり、自撮り機能も強化されています

4K撮影アプリは「Xperia Z5」のみ

4K撮影アプリは「Xperia Z5」のみ

ただし、「Xperia Z5」にある4K動画撮影アプリは、「Xperia X Performance」にはなくなっています

どうしても必要であれば、別途4K動画撮影のできるアプリを改めてインストールする必要があります。

評価まとめ


「Xperia Z5」がとても優秀なだけに、あまり進化がなさそうに思えてしまう「Xperia X Performance」ですが、こうしてじっくりと比べてみると、デザインや機能、いろいろ含めて「Xperia Xシリーズ」としての進化がわかってきます。

歴代Xperiaを使っていますが、確かに感じられるパフォーマンスの良さと快適さはなかなかのもので、ストレスなく日常に溶け込めるスマートフォンだということには違いありません。

購入するタイミングは皆さんそれぞれですが、買い替えを躊躇していた方にとっては、絶好のタイミングといえるかもしれませんね。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

「ソニーが基本的に好き」と「ガンダムが基本的に好き」ってBlog書いてます。頭の中身がソニーとガンダムで埋まってます。「VAIOが基本的に好き」も立ち上げたほうがいいのか? ツイッターは刹那(・F・セイエイではない)に呟きまくりblogには情報のアーカイブとして。ほぼ毎週土曜日22時から、Ustream生配信してます。