ドコモ「arrows Tab F-04H」をレビュー!虹彩認証とgrip edge搭載のこだわりモデル

書いた人: Mako

カテゴリ: ドコモスマホのレビュー, レビュー

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ドコモ「arrows Tab F-04H」をレビュー!虹彩認証とgrip edge搭載のこだわりモデル

NTTドコモ2016年夏モデルとして、2016年7月29日に発売した「arrows Tab F-04H(以下、F-04H)」のレビューをいち早くお届けします。

F-04Hではデザインを一新し、フラットな一枚板のようなデザインになりました。また、2代目となるF-05EからF-03Gまで3代続いた指紋認証機能は省かれ、代わりに虹彩認証対応になりました。

また、grip edgeと呼ばれる滑り止め構造を採用いているのも特徴の1つです。今回はこれらを含めたF-04Hの特長をご紹介します。

目次:

スペックとベンチマークスコアをチェック

前モデルF-03Gとどこが変わった?スペックを比較してみた

まずは前モデルF-03G(2014年11月8日発売)と主なスペックを比較してみます。

arrows Tab F-04Hスペック情報(参照:製品ページ)
型番 F-04H F-03G
サイズ(高さ×幅×厚さ) 約266mm×約175mm×約6.8mm 約265mm×約174mm×約8.5mm
質量 439g 433 g
OS Android 6.0 Android 4.4
ディスプレイ 約10.5インチWQXGA
(2560ドット×1600ドット)有機ELディスプレイ
約10.5インチWQXGA
(2560ドット×1600ドット)有機ELディスプレイ
CPU Qualcomm
Snapdragon 808 MSM8992
1.82GHz+1.44GHz
(ヘキサコア)
Qualcomm
Snapdragon 801 MSM8974AB 2.3GHz
(クアッドコア)
内蔵メモリ
(RAM/ROM)
3GB/32GB 2GB/64GB
外部メモリ microSD/miroSDHC/microSDXC
最大200GB
microSD/miroSDHC/microSDXC
(最大128GB)
バッテリー容量 6000mAh 7840mAh
防水機能/防塵機能 IPX5、8/IP6X IPX5、8/IP5X
LTE
(受信時最大速度/送信時最大速度)
262.5Mbps/50Mbps 150Mbps/50Mbps
Bluetooth
(対応バージョン)
4.1 4
カメラ
(アウト/イン)
約810万画素裏面照射型CMOS/
約240万画素裏面照射型CMOS
約810万画素裏面照射型CMOS/
約130万画素CMOS
ワンセグ/フルセグ ○/○ ○/○
生体認証 虹彩認証 指紋認証
その他 ハイレゾ

F-03Gは1年半以上前のモデルということもあり、F-04Hの方がスペックアップしている点が多いです。

一方でROMが半分の32GBになったり、デザインの関係上かバッテリー容量が減ったりするなどマイナス点も見受けられます。

また、CPUは最新の「Snapdragon 820」でなかったり、4GB以上のRAMを搭載していなかったりするなど、かつてのスペックてんこ盛りであった「ARROWS(※)」とは違うという印象を受けます。
※2015年冬モデルよりブランドロゴを小文字表記の「arrows」に変更

F-04Hのベンチマークスコアをチェック

「Antutu Benchmark」、「Geekbench 3」、「3DMark」にてベンチマークテストを行いました。

それぞれのスコアは以下の通りです。

Antutu Benchmarkのスコア

Antutu Benchmarkのスコア
Geekbench 3のスコア

Geekbench 3のスコア
3DMarkのスコア

3DMarkのスコア

CPUがSnapdragon 808ということもあり、そこまで伸びずといったところです。
筆者は同CPUを搭載したスマートフォンを使用していますが、3Dゲームをプレイすると動作が重くなりかなりの発熱があります。同様にF-04Hも3Dゲームには向かないと思われます。

一新されたこだわりのデザイン・外観

冒頭でもふれたようにF-04Hはこれまでの同シリーズのタブレットと異なり、フラットで一枚板のようなデザインになりました。ここでは、その外観をチェックしてきます。

まず背面を見てみます。カラーバリエーションは「Black(黒)」と「White(白)」の2色ですが、今回レビューしたBlackは背面に手垢が残りやすいように感じました。

また、赤色の枠で囲んだ箇所には滑り止め防止用のgrip edgeが配置されており、横向きでも縦て向きでも壁に立てかけることができます。IPX5、8の防水性能のため「浴室」や「キッチン」など壁に立てかけて使用するのもいいのではないでしょうか。

arrows Tab F-04H 背面

6箇所にgrip edgeが配置されている。素材のせいか背面は手垢が目立つ
arrows Tab F-04H 下部

本体下部のgrip edge

左側面には電源ボタンとボリュームボタンが確認できます。しかし、電源ボタンのすぐそばにgrip edgeがあり、慣れないうちは電源ボタンと間違ってしまい、やきもきするでしょう。

arrows Tab F-04H 左側面

左側面には電源ボタンとボリュームボタン

左上の角にはイヤホンジャックがあります。F-04Hはハイレゾ対応ですので、ハイレゾ対応のイヤホンもしくはヘッドホンを使用するのがおすすめです。

arrows Tab F-04H イヤホンジャック

キャップレス防水仕様のイヤホンジャック。ハイレゾ対応のため楽しみが広がる

右側面にはmicroUSB端子、ドコモnanoUIMカードスロット、microSDXCカードスロットがあります。microUSB端子はイヤホンジャック同様キャップレス防水仕様となっています。

arrows Tab F-04H microUSB端子やカードスロット

右側面にはmicroUSB端子や各カードスロットがある

右上にはホイップ式のワンセグ/フルセグ用のアンテナが内蔵されています。

arrows Tab F-04H ワンセグ・フルセグ用アンテナ

ホイップ式のワンセグ/フルセグ用のアンテナを内蔵

本体前面の上部にはF-04Hの「目玉」とも言える虹彩認証用の赤外線カメラがあります。
その右側には照度センサーや約240万画素のカメラがあります。

arrows Tab F-04H カメラ

虹彩認証用の赤外線カメラはいろいろな意味で「目玉」だ

こだわりいっぱいのソフトウェア機能

先進的な虹彩認証機能

前述の通り、F-04Hはこれまで同シリーズのタブレットに搭載されてきた指紋認証機能ではなく、虹彩認証機能を搭載しています。

指紋認証に対応したスマートフォンやタブレットをお持ちの方は経験があるかもしれませんが、水をよく拭き取らずに認証しようとするとうまくいきません。
F-04Hは防水ということもあり、浴室やキッチンなどでの使用も想定されており、指紋認証ではなく虹彩認証に切り替えたのは正解ではないでしょうか。

虹彩認証の体験アプリが用意されていたため、今回はそちらで簡単に虹彩認証を体験してみたいと思います。

体験アプリを起動するとアプリの説明、その次に登録時の注意事項が表示されます。
筆者は眼鏡をかけているので試しに眼鏡をかけたまま試してみましたが、照明の光が反射しうまく登録できませんでした。

今回は体験アプリで虹彩認証機能を試してみる

今回は体験アプリで虹彩認証機能を試してみる
登録時の注意事項が表示される

登録時の注意事項が表示される

続いて、アニメーションで登録の方法が表示されます。その後、実際の登録が始まります(※今回は体験アプリのため登録されません)。

虹彩認証 体験アプリ
虹彩認証 体験アプリ
虹彩認証 体験アプリ

登録方法をアニメーション説明してくれるためわかりやすい

実際に登録と認証を試してみましたが、登録は10秒かからない程度、認証も一瞬で終わりました。特に登録は、指紋と異なり何度も指を離したりつけたりする動作がないため非常に楽でした。

前述の通り、眼鏡をかけている方は煩わしさを感じるかもしれませんが、眼鏡を少しずらすだけの手間が気にならなければ、指紋認証より虹彩認証の方がおすすめです。

使い勝手をよくするソフトウェア機能

最後に簡単ではありますが、F-04Hのソフトウェアで「これはいい」、「使い勝手がいい」と感じたところを挙げてみました。

まず、ナビゲーションバーがカスタマイズできる点です。他社のスマートフォンやタブレットでもナビゲーションバーをカスタマイズできる機種がありますが、F-04Hの場合かゆいところに手が届きます。

ボタンの位置を変えることはもちろん、「いつでもズーム」や「なぞってコピー」などのボタンの追加、色の変更ができます。
中でも「いつでもズーム」は、大型のタブレットにうってつけの機能です。大型のタブレットは両手で持つことが殆どだと思いますが、その際、拡大縮小のために持ち替えてピンチイン/ピンチアウトというような操作は手間です。対して、このいつでもズームは手元で拡大縮小ができるため便利です。

カスタマイズ可能なナビゲーションバー

カスタマイズ可能なナビゲーションバー

次にホームアプリ。F-04Hには大きく2つのホームアプリが搭載されています。1つ目がドコモスマートフォン、タブレットでおなじみの「docomo LIVE UX」、もう1つが「NX!ホーム」です。

さらに、NX!ホームは「スタンダード」、「かんたん」、「キッズ」の3パターン用意されています。特に「かんたん」は「らくらくスマホ」を彷彿とするアイコンが大きくて見やすい(押しやすい)ホームアプリケーションです。

NX!ホームは3パターン用意されている

NX!ホームは3パターン用意されている
NX!ホーム(かんたん)はアイコンが大きくて見やすい&押しやすい

NX!ホーム(かんたん)はアイコンが大きくて見やすい&押しやすい
※画像はF-03Gのもの

また、通常のブラウザアプリとは別にプリインストールされてあるブラウザアプリ「かんたんインターネット」は、「arrows Tab M01T」のレビューでもふれましたが、NX!ホーム(かんたん)と同様に、「文字サイズ」「ボタン」が大きく、ご年配の方から、初心者まで幅広くカバーできるブラウザアプリです

「かんたんインターネット」は文字サイズ、ボタンが大きい

「かんたんインターネット」は文字サイズ、ボタンが大きい

幅広いターゲットに対するアプローチ、かゆいところまで手が届くところがF-04Hの魅力のひとつだと感じました。

評価まとめ:先進的機能と使い勝手を両立したタブレット

前モデルのF-03Gから1年半以上経ての新モデル「arrows Tab F-04H」、一部を除きスペックは確実にアップしているものの、どこか寂しさを感じる進化にとどまっているように思えます。

しかし、虹彩認証搭載、立てかけられるgrip edge搭載など使い勝手は遥かに向上しているのがわかりました。また、富士通らしさ溢れるかゆいところまで手が届くカスタマイズ性と幅広いターゲットへのアプローチは目を見張るものがあります。

まさに「先進的機能と使い勝手を両立したタブレット」といえます。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

鹿児島在住のシステムエンジニア。福岡勤務の際、タブレットに魅せられ、タブレットを毎年20〜30台購入するほどのタブレットマニアに成長。最近はSIMフリースマートフォンやMVNOについて勉強中。