スマホメーカーの新たな挑戦!お洒落な2in1PC「HUAWEI MateBook」をレビュー

書いた人: Mako

カテゴリ: レビュー

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スマホメーカーの新たな挑戦!お洒落な2in1PC「HUAWEI MateBook」をレビュー

「P9」や「P9 lite」、「MediaPad T2 7.0 Pro」などを次々とリリースし、国内SIMフリースマートフォン、タブレット市場で俄然勢いに乗るのがHUAWEI(ファーウェイ)です。筆者も先日P9 liteを購入し愛用しています。

そんな勢いに乗るHUAWEIが7月15日に発売したのが2in1PC「MateBook(メイトブック)」です。HUAWEIにとって初のPCということもあり、注目度の高い製品です。
今回はMateBookの特徴と共にアクセサリーやその使い勝手を含めてレビューをお送りします。

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目次:

スペックとベンチマークスコアをチェック

スペックから見る「MateBook」の性能を確認

HUAWEI MateBook スペック情報(参照:HUAWEI MateBook)
サイズ(高さ×幅×厚さ) 194.1mm×278.8mm×6.9mm
質量 約640g
OS Windows 10 Home 64-bit
Windows 10 Pro 64-bit
ディスプレイ 12インチIPS液晶ディスプレイ(解像度2160×1440ドット)
CPU 第6世代 Intel Core m プロセッサ、デュアルコア最大3.1GHz
(Core m3/m5)
メモリ(RAM) 4GB/8GB
ストレージ(SSD) 128GB/256GB/512G M.2 SSD
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth(対応バージョン) 4.1
カメラ(アウト/イン) -/約500万画素
センサー 加速度 / 照度 / ジャイロ / 指紋認証 / ホールセンサー
コネクター USB3.0 Type C x 1
ヘッドフォンジャック x 1

MateBookのひとつの特徴として、第6世代のCore mプロセッサを採用しています。Core mプロセッサは低消費電力でファンレスタブレット・PC向けとして位置づけられています。その効果もありMateBookは薄型化、軽量化に成功しています。
また指紋センサーを搭載しているため、セキュリティ面だけでなく、使い勝手の面でも一役かっています。

また、インターフェースに着目すると徐々に採用しているメーカーが増えてきているUSB Type-Cを搭載しているのもポイントの1つです。

ベンチマークスコアをチェック

今回は「Geekbench 3」と「CrystalDiskMark」を使いCPUとSSDの性能をチェックしてみました。

まずはGeekbench 3のスコアを見てみましょう。シングルコアのスコアが2492、マルチコアのスコアが5073という結果になりました。第4世代Intel CoreプロセッサとなるCore i5 4300U(Surface Pro 3などで採用)がシングルコアで約2700、マルチコアで5300ですので、Core mだからといって特別非力というわけではないようです。それでいてTDP4.5Wのため、技術の進歩を感じさせてくれます。

Geekbecnによるベンチマークスコア
Geekbecnによるベンチマークスコア

次に、CrystalDiskMarkによるSSDの性能を見てみましょう。なかなかのスコアとなっており、スコア上は快適に使用できそうです。

CrystalDiskMarkによるベンチマークスコア
CrystalDiskMarkによるベンチマークスコア

デザインをチェック

つづいて、デザイン、つまり外観をチェックしていきます。
まずは前面を見てみます。ぱっと見、ほぼディスプレイという印象を受けます。これは四方のベゼルを細くすることで約84%という高い画面占有率になっているためです。

MateBook 狭額縁デザインのディスプレイ
狭額縁デザインにより約84%という高い画面占有率をほこる

背面は中央にHUAWEIのロゴをあしらったシンプルなデザインです。表面はダイヤモンドカット加工が施されているため上質な質感になっています。また、見てわかるように背面にはカメラがありません。

MateBook カメラなしの背面
カメラすら排除した美しいデザイン

本体の右下部にはUSB Type-Cポートが確認できます。充電は付属のUSB Type-CケーブルとACアダプタを使用し、充電を行います。イヤホンジャックを除くと唯一のインターフェースとなっており、心許ないです。

しかし、これを解決してくれるのが純正アクセサリの「MateDock」です。MateDockについては後半で詳しく触れます。

MateBook USB Type-Cポート
充電兼用のUSB Type-Cポートを備える

同上部にはボリュームキーがあります。このボリュームキーの平になった中央部は指紋センサーとなっており、360度どの方向からでも認証が可能となっています。
もちろん、「Windows Hello」に対応しており、画面消灯時でも指紋認証でロック解除が行なえます

MateBook 指紋センサー
ボリュームキーの間には指紋センサーを備える

本体上部には電源ボタンとステレオスピーカーがあります。

MateBook 電源ボタンとステレオスピーカー
電源ボタンとステレオスピーカー

左側面にはイヤホンジャックとマイクがあります。

MateBook イヤホンジャックとマイク
イヤホンジャックとマイク

本体下部には専用キーボード「Portfolio Keyboard」との接続端子があります。

MateBook キーボード接続用の独自端子
キーボード接続用の独自端子

前面には約500万画素のカメラがあります。前述の通り、背面にはカメラがないため、MateBook唯一のカメラになります。

MateBook 内側にはカメラを備えている
内側にはカメラを備えている

付属のケーブルはUSB Type-C(オス-オス)となっており、ACアダプタもそれに対応したもの(USB Type-Cメス)になっています。

MateBook USB Type-CケーブルとACアダプタ
USB Type-CケーブルとACアダプタ

純正アクセサリをチェック

ここからは純正アクセサリの3点をチェックしていきます。

上質な質感の専用キーボード「Portfolio Keyboard」

まずは2in1というからには欠かせないキーボードです。

Portfolio Keyboardは、ケースタイプのキーボードとなっています。また、革製のカバーを使用していることもあり、上質な質感で持ち運びたくなります。カラーバリエーションは4色のため好みに合わせて選ぶといいかもしれません。
重量は約450gということで、MateBook本体と合わせても約1.1kgと軽量です。

MateBook 「Portfolio Keyboard」
革製のカバーを使用した「Portfolio Keyboard」

外側と内側にはマグネット式のペンホルダーが備わっています。後ほど触れますが、純正アクセサリの「MatePen」を挿せるようになっています。

MateBook 「Portfolio Keyboard」
MateBook 「Portfolio Keyboard」
外側と内側にマグネット式のペンホルダーが備わっている

MateBook本体との接続には独自の端子を用います。

MateBook MateBookとは独自端子で接続する
MateBookとは独自端子で接続する

キーピッチは広く十分に確保されており、かつキーストロークも1.5mmと快適にタイプできます。タッチパッドの滑りもよく、タブレットPCのオプション品としてのキーボードではなく、2in1PCのキーボードというのがよくわかります。また、防滴仕様という点もうれしいポイントです。

MateBook キーボード
快適にタイプ&操作ができる設計になっている

スタンドの角度は2段階で調整が可能となっているため、好みや環境に合わせて変えるといいでしょう。

MateBook スタンドの角度は2段階で調整が可能
MateBook スタンドの角度は2段階で調整が可能
スタンドの角度は2段階で調整可能

ただし、キーボードの角度調整はできないため、角度がついてないと打ちにくいという人にとっては使いづらいかもしれません。

2048レベルの筆圧検知が可能なスタイラスペン「MatePen」

MicrosoftのSurfaceシリーズやAppleのiPad Proのように2in1PCやタブレットPCに欠かせなくなってきているのがスタイラスペンです。
このMateBookにも純正アクセサリとして「MatePen」が用意されています。

MatePenはワコムの技術を用いており、2048レベルの筆圧検知が可能となっています。同社の液晶ペンタブレットCintiqやペンタブレットIntuos Proも同様に2048レベルの筆圧検知ができるため、MateBookとMatePenでイラスト作成というのもお手の物ではないでしょうか。

MateBook MatePen
2048レベルの筆圧検知が可能な「MatePen」

充電は、ペン上部を外すことでmicroUSB端子が現われるため、ここにケーブルを挿して行います。残念な点は、MateBookがUSB Type-C端子のため、2種類のケーブルが必要ということです。次期モデルでは統一を図ってほしいです。

MateBook MatePen
上部を外すと充電用のmicroUSB端子が現われる

筆者はこれまでSurfaceシリーズ、iPad Proなどスタイラスペンに対応した端末を使用してきましたが、やはりスタイラスペンに対応していると画面上に表示された地図などにさっと書き足したり、メモを取ったりすることができるため便利です。

もちろん、MateBookも例外ではなく、その書き心地は普通の紙とペンを使っているのとそん色がないレベルです。

MateBook MatePen
書き心地は抜群(※字が汚いのはご了承ください)

また、このMatePenには上部にレーザーポインターが搭載されており、プレゼンテーションの場などでも活躍してくれる一石二鳥のスタイラスペンです。

MateBook MatePen
レーザーポインターまで搭載しており一石二鳥だ

ポートリプリケータ「MateDock」

前述の通り、MateBookにはUSB Type-C端子とイヤホンジャックしかインターフェースが用意されていません。そのため純正アクセサリとしてポートリプリケータ(機能拡張ユニット)「MateDock」が用意されています。

MateDockは専用ケースが付属しており、これに入れて持ち運ぶことができます。専用ケースのカラーはキーボードのカバーの色と同じく4色展開となっています。

MateBook MateDock
MateDockは専用ケースに入れて持ち運ぶとよい

ケースを開けるとMateDock本体が現われます。また、このケースにはMateBook付属のケーブルやアダプタ、またMatePenを収納することができます。

MateBook MateDock
MateBook MateDock
MateDockだけでなくケーブルやアダプタ、MatePenも収納可能

つづいてMateDockの外観を見ていきましょう。
ディスプレイ出力のインターフェースとしてHDMI、VGA端子が用意されています。別のモニタに映す場合やプロジェクターに出力する場合に役立ちます。

MateBook ディスプレイ出力はHDMIとVGA
ディスプレイ出力はHDMIとVGA

反対側には有線LANポートUSB 3.0端子×2が確認できます。また、MateDock使用中でも給電できるように電源接続用のUSB Type-C端子が用意されています。

MateBook 有線LANポート、USB3.0端子×2と給電用のUSB Type-C端子
有線LANポート、USB3.0端子×2と給電用のUSB Type-C端子

データ交換アプリ「MateTrans」をチェック

MateBookはスマホメーカーが作った2in1PCですので、それなりの仕掛けが用意されています。
そのひとつがデータ交換アプリ「MateTrans」です。
MateTransは、Bluetoothで接続したスマートフォンと写真や動画、音楽などを交換できるアプリです。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
データ交換アプリ「MateTrans」がプリインストールされている

初めにMateBookでMateTransを起動し、画面上に表示されるQRコードをAndroidスマートフォンで読み取り、MateTransをダウンロード・インストールします。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
Androidスマートフォン側にもMateTransをインストールする必要がある

インストールが完了したら、説明書きに従って接続を行います。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
説明に従って接続を行う

設定画面では機能の有効・無効やセキュリティなどの簡単な設定ができます。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
MateTrans(Android)の設定画面

MateBook、スマートフォンのBlutetoothをオンにするとMateBookのMateTransに「利用可能なデバイス」が表示されるため、それを選択します。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
MateBook側に利用可能なデバイスが表示されるため選択する

初めて接続する場合は、スマートフォン側にペアリングの確認が表示されるため「ペア設定する」ボタンをタップします。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
初回接続時はペアリングの確認が表示される(Android)

接続が完了するとテザリング時に使用するアクセスポイント名とパスワードが表示されます。もちろん、この画面で変更することが可能です。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
テザリング時に使用するアクセスポイント名とパスワードが表示される

ここまで完了するとMateBook側のMateTransの画面がメニュー画面に切り替わります。カテゴリなどからコピーしたいファイルを探し、MateBookにドラッグ&ドロップすることでコピーが完了します。
もちろん、MateBookからスマートフォンへのファイルコピーも可能となっています。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
ファイルをMateBookにドラッグ&ドロップするとコピーが完了する

メニュー画面の上部の円形の部分をクリックすると、Bluetooth接続中のスマートフォンのテザリングのON/OFFを切り替えることができます。また、その際の通信量も表示されるため便利です。

MateBook データ交換アプリ「MateTrans」
テザリング中の通信量が表示されるのはうれしいポイントだ

まとめ:この夏一押しの2in1PC

1週間という短い期間ではありましたが、MateBookを使ってみて初めてPCを作ったとは思えないほど非常に洗練されており、かつ使いやすい製品だと感じました。

前述の「MateTrans」をはじめ、スマホメーカーならではの機能が搭載されているのも魅力のひとつです。モニタの設定では、同社のAndroidスマートフォンやタブレットと同様に色温度や目の保護モード(いわゆるブルーライトカットモード)の設定ができるようになっています。

MateBook
スマホメーカーらしく、色温度などの設定も可能

ちなみに、MateBookに対する筆者の評価は10点満点中9点です。
MateBook本体は申し分ないですが、キーボードの角度調整ができない点、MatePenの充電端子がmicorUSBとMateBook本体と統一されていない点などアクセサリに改善の余地があると感じたため、このような評価にいたりました。

それでいても、MateBookは間違いなくこの夏一押しの2in1PCです

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

鹿児島在住のシステムエンジニア。福岡勤務の際、タブレットに魅せられ、タブレットを毎年20〜30台購入するほどのタブレットマニアに成長。最近はSIMフリースマートフォンやMVNOについて勉強中。