シンプルに長く安心して使える1台!ワイモバイル 507SH(Android One)レビュー

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シンプルに長く安心して使える1台!ワイモバイル 507SH(Android One)レビュー

Y!mobile(ワイモバイル)が2016年7月29日より発売を開始した新モデル「507SH」。国内向けには初めてとなる、Googleのブランド「Android One(アンドロイド・ワン)」の元に開発されたスマートフォンです。国内初ということで発表当初から話題には上がっており、気になっていた人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな507SHの特徴をいち早く紹介していきます。特にスマホをシンプルに、長く、安心して使いたい人には大いに魅力が感じられることでしょう。

507SH(Android One)の設定・使い方はこちら:

ワイモバイル507SH(Android One)をシンプルかつ便利に使うために確認したい3つの設定・使い方

目次:

美しく持ちやすい立体的なデザインを写真で紹介

製造はSHARPが担当している507SH。今作では全体的に丸みを帯びた持ち手に優しい形状、そしてそこに感じるとろけるような外観のツヤ感が大きな魅力となっています。

持ちやすいだけでなく、美しさも兼ね備える

持ちやすいだけでなく、美しさも兼ね備える

今回はレビューに用いるのはスモーキーブルーの本体カラー。この季節には目にもやさしい、涼し気な色味も素敵です。フロントパネルには縁が丸みを帯びた2.5Dパネルを採用。ツヤ感を生み出す要因になっています。

507SH(スモーキーブルー)のフロントパネル

507SH(スモーキーブルー)のフロントパネル
ディスプレイ上のサブカメラは約500万画素

ディスプレイ上のサブカメラは約500万画素
ナビゲーションキーはディスプレイ内に表示するオンスクリーン方式

ナビゲーションキーはディスプレイ内に表示するオンスクリーン方式
ディスプレイ右下には通知用のLEDランプが内蔵されている

ディスプレイ右下には通知用のLEDランプが内蔵されている

側面のフレーム素材は樹脂製。スモーキーブルーの本体カラーの場合、フレームの色味はシルバーあるいはグレーといったところ。フロントパネル~サイドフレーム~リアパネルといった各部は継ぎ目も大きく気にならず、持ちやすさを感じます。

側面(上):イヤホンジャックを配置

側面(上):イヤホンジャックを配置
側面(右):音量キー、電源キーが並ぶ

側面(右):音量キー、電源キーが並ぶ
側面(下):キャップレス防水仕様のMicroUSB端子

側面(下):キャップレス防水仕様のMicroUSB端子
側面(左):防水キャップの下にSIMカード/SDカードスロットを配置

側面(左):防水キャップの下にSIMカード/SDカードスロットを配置
SIMカードの種類はNanoSIM。SDカードとは個別に差し込む

SIMカードの種類はNanoSIM。SDカードとは個別に差し込む

フロントパネル側と異なり、ディスプレイが無いリアパネル側は全面ブルーに。フロントパネル側以上に涼しさ、ツヤ感といった印象を感じ取ることができます。

507SH(スモーキーブルー)のリアパネル

507SH(スモーキーブルー)のリアパネル
センターに配置されたメインカメラは約1,310万画素

センターに配置されたメインカメラは約1,310万画素
メインカメラは横から見るとわずかに飛び出ている

メインカメラは横から見るとわずかに飛び出ている
リアパネル下部にはAndroid Oneのブランドロゴ

リアパネル下部にはAndroid Oneのブランドロゴ

ディスプレイサイズは5インチで、現行の主流サイズと比べれば標準~やや小型といったところ。このサイズ感と全体的にエッジを省いた丸み有るデザインとなっており、グリップ感はかなり良好です。

持ちやすさはかなり良好

持ちやすさはかなり良好

男性であれば、片手でほぼ操作できるという人も多いかもしれません。

スペック表から性能を確認

507SHの主なスペック情報は次のとおりとなっています。

サイズ 約 W 71 x H 142 x D 8.8 mm
重さ 約 135 g
バッテリー容量 3,010 mAh
プラットフォーム Android 6.0
CPU MSM8952 1.5GHzクアッドコア+1.2GHzクアッドコア(オクタコア)
メモリ(RAM) 2GB
ストレージ(ROM) 16GB
外部ストレージ 最大200GBまでサポート
ディスプレイ 5.0インチ HD(1280×720)IGZO液晶ディスプレイ
カメラ メイン:約1,310万画素/サブ:約500万画素
Wi-Fi IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz)
Bluetooth Ver.4.2
その他 防塵防水(IP55/IP58)、ワンセグ

※より詳しい情報はワイモバイルの製品ページ(スペック|507SH, Android One|スマートフォン|製品|Y!mobile(ワイモバイル))で確認いただけます。

CPUはオクタコアのものを搭載していますが、こちらもモデル自体はミドルレンジの端末向け。またメモリ容量2GB、ストレージ容量16GBといった点からも分かるとおり、端末自体もミドルレンジクラスに分類されるものとなっています。

その上で省電力性の期待できるIGZO液晶ディスプレイを搭載し、かつ解像度も抑えめのHD。バッテリー容量も3,010mAhとこのサイズにしては充分な容量のものを搭載しており、連続で使用できる時間の長さは期待できそうです

これぞピュアAndroid。シンプル仕様なソフトウェアをチェック

Android Oneというブランドでは、安心して長く使い続けることができる端末を安価で提供することがメインのコンセプトになっています。

これはソフトウェアの更新もある程度の長期に渡るサポートが約束され、セキュリティ面において安心して使い続けられるという意味です。

そのため今回ワイモバイルからの発売となる507SHですが、プリインストールされているアプリはかなり少なくなっています。

507SH アプリドロワーで確認できるプリインアプリはわずか28個507SH アプリドロワーで確認できるプリインアプリはわずか28個

アプリドロワーで確認できるプリインアプリはわずか28個

スマホの基本機能として必要な電話や時計、カメラ。Androidと相性のよいGoogle関連サービス、そしてワンセグやY!mobileメールといった507SH(あるいはワイモバイル)独自のアプリが数種類。かなり厳選されており、イメージとしてはGoogleが展開する別ブランド「Nexus」シリーズと似た感じと思ってもらえればよいでしょう。

507SH ほとんど素のAndroidのデザイン507SH ほとんど素のAndroidのデザイン

通知領域やクイックアクセスツールも素のAndroidのデザイン

スペックを確認するとメモリ(RAM)容量は2GB、ストレージ(ROM)容量は16GBといずれも決して余裕が感じられる内容ではありません。ですがこちらもプリインアプリの数が厳選されていることで、初期状態ではトータル容量の割には空いている状態です。

507SH メモリは2GBの容量に対して空きが1.2GB

メモリは2GBの容量に対して空きが1.2GB
507SH ストレージはユーザーで使える容量が16GB中10.65GB。このうち空きが10.5GBほど

ストレージはユーザーで使える容量が16GB中10.65GB。このうち空きが10.5GBほど

CPUはオクタコアのモデルが搭載されており、こちらも日常レベルでの使用に関しては大きく支障はないものでしょう。参考までにベンチマークアプリのAnTuTu Benchmarkでテストしてみました。

507SH AnTuTu Benchmarkのスコア507SH AnTuTu Benchmarkのスコア
507SH AnTuTu Benchmarkのスコア

スコアは43,000台

現行のハイエンドモデルと比較すれば点数的には約3分の1程度となりますが、ディスプレイの解像度がHD(1280×720)と抑え気味になっていることも作用してか、3Dグラフィックの処理などもそこまで気になるカクつきは感じませんでした

ゲームもハードに楽しみたい、なんて人には物足りないかもしれませんが、そうでなければ十分な性能を有しているといえるでしょうね。

なおソフトウェアの紹介ということでひとつ余談を。507SHではソフトバンクが提供するキャリアアグリゲーション(電波の周波数を複数束ねて通信を高速化する技術)もサポート。LTEでの通信では、下りで最大187.5Mbpsという速度に対応。

そしてこのキャリアアグリゲーションによって接続ができている場合は、画面上のステータスバーなどに表示されているアンテナピクトの表示が「4G+」となります。海外向けの機種には最近良く見られるこの表示ですが、国内向けにはまだ比較的珍しいものです。

507SH キャリアアグリゲーション利用時は「4G+」の表示となる

キャリアアグリゲーション利用時は「4G+」の表示となる

キャリアアグリゲーションを利用すると実際にどの程度の通信速度が出るのか気になっている、といった人はアンテナピクトの表示内容も多少意識しながら使ってみるとよいかもしれませんね。

購入前に欠かさずチェック。防水やワンセグ機能も搭載

純正のAndroid OSを搭載する点が最大の特徴となるAndroid Oneブランドの最大の特徴。ただ同じ特徴を持つNexusシリーズと比べると、発売する地域の事情を勘案した仕様や機能が盛り込まれるといった点で違いがあります

実際507SHが話題となった理由のひとつに、Nexusシリーズ同様のシンプルさがありつつ、国内向けに人気の高い仕様・機能が採用されているといったこともあるでしょう。

507SH 国内では重視されることの多い防塵防水仕様(IP55/IP58)を採用

国内では重視されることの多い防塵防水仕様(IP55/IP58)を採用
507SH 国内モデルなら当たり前に感じるワンセグ視聴の機能も搭載

国内モデルなら当たり前に感じるワンセグ視聴の機能も搭載

またSHARPが製造を担当する機種ということで、ディスプレイはIGZO(イクゾー)液晶が用いられています。これによる恩恵を特に受けていると感じたのがバッテリー持ち。

実際に100%の充電をした状態で使ってみたところ、ゲームなどはあまりしない日常使いのレベルであれば、丸2日間は問題なく使用することができました。

そしてNexusシリーズと比べた時にSDカードが利用できる点も魅力といえそうです。Nexusシリーズは基本的にSDカードはサポートしませんので、購入時に必要なストレージ容量をきちんと見積もる必要があります。

507SHはストレージ容量こそ複数モデルは用意されていませんが、使用する中で容量不足を感じたら、必要に応じてSDカードを用意する(あるいはより容量の大きいSDカードへ買い換える)といった使い方も可能です。

一方で注意したい点として、507SHではNFCによる非接触通信はサポートしているものの、おサイフケータイ機能は搭載されていません

国内で人気のある機能がすべて詰まっているというわけではないので、購入を検討する場合は十分気をつけるようにしたいところです。

使い方で意外と撮れる!Google純正カメラアプリの実力とは

OSに純粋なAndroidが搭載されており、ソフトウェアへの独自カスタマイズもなし。そのためカメラアプリもSHARP製のものではなく、Google純正のアプリが搭載されています。

507SH カメラアプリのUIデザインはかなりシンプル

カメラアプリのUIデザインはかなりシンプル
507SH 右上にあるメニューボタンからいくつかの設定変更が可能
507SH 右上にあるメニューボタンからいくつかの設定変更が可能

右上にあるメニューボタンからいくつかの設定変更が可能
507SH この他にパノラマ撮影やレンズぼかし(ぼけ加工)といった機能も備える

この他にパノラマ撮影やレンズぼかし(ぼけ加工)といった機能も備える

デザイン、機能ともに、ソフトウェアコンセプトと同様のシンプルさが垣間見れますね。ここからは実際に撮影した写真を例として紹介していきます。いずれもクリック(タップ)することで原寸大での表示にも対応していますので、気になる人は細部まで確認してみてください。

まずはHDRオフとオンで撮り比べた例から。

507SH カメラ作例:仙台駅西口のロータリー(HDRオフ)

仙台駅西口のロータリー(HDRオフ)
507SH カメラ作例:仙台駅西口のロータリー(HDRオン)

仙台駅西口のロータリー(HDRオン)

撮影当日は空に明るさがあったものの、雲により太陽は顔を出していない状態。HDRオフでも手前の緑地、奥のビルや看板といったものは綺麗に撮影できている印象ですが、HDRをオンにすることで空の雲の形も確認できるようになりました。

一方で複数枚の写真を合成して仕上げるというHDR撮影の特性上、動く被写体の撮影にはあまり向きません。そのためか、手前のタクシーをチェックしてみると、HDRオンの写真ではやや輪郭がぼやけてぼんやりとした印象に感じます。

507SH カメラ作例:仙台駅前のデッキ上で撮影(HDRオフ)

仙台駅前のデッキ上で撮影(HDRオフ)
507SH カメラ作例:仙台駅前のデッキ上で撮影(HDRオン)

仙台駅前のデッキ上で撮影(HDRオン)

場所を変えてもう1枚テスト。今度はHDRオフの状態でも、奥の空に流れる雲の形が確認できるようになりました。ただこちらもHDRをオンにすることで、その形をよりはっきりと記録することができています。そしてHDRオンにするとやはり動体がボケてぼんやりとした印象になってしまう傾向も同じように見られました。

507SH カメラ作例:仙台駅内に設置された七夕飾り(HDRオフ)

仙台駅内に設置された七夕飾り(HDRオフ)
507SH カメラ作例:仙台駅内に設置された七夕飾り(HDRオン)

仙台駅内に設置された七夕飾り(HDRオン)

次は少し色味にパンチのある被写体でテスト。カラフルな色の七夕飾りが並びますが、HDRをオンにすると写真全体が明るい仕上がりとなる分、それぞれの色のパンチはやや弱まっています。またいずれのにおいても、細部のディテールはやや粗さもあるように感じました。

507SH カメラ作例:夜の時間帯に撮影した仙台駅(HDRオン)

夜の時間帯に撮影した仙台駅(HDRオン)

続いて夜の時間帯で改めてテストを実施。上の写真はHDRをオンにし、スマホを手持ちで撮影したものですが、大きくブレた写りとなってしまいました。最近のハイエンド機のようにレンズが特段明るい仕様となっているわけでもなく、夜景をHDRで撮影しようとすればスマホは少し意識して位置を固定しておく必要がありそうです。

なお初期状態では非表示となっているものの、設定画面により機能をオンにすることで、5段階での露出補正も利用することが可能です。

露出補正も5段階とシンプル

露出補正も5段階とシンプル

こちらを用いて、HDRオフで改めて同じ景色を撮影した例が下の写真です。

507SH カメラ作例:補正0で撮影

補正0で撮影
507SH カメラ作例:補正-1で撮影

補正-1で撮影
507SH カメラ作例:補正-2で撮影

補正-2で撮影

今回の場合は補正-1くらいがちょうどよい印象に感じます。

5段階となるとざっくりしすぎな印象を持っていましたが、出来上がりを見てみると想像以上にきれいに撮影できるというのが正直な感想。むしろ5段階というざっくり感はシンプルという意味でわかりやすく、扱いやすいといえるかもしれません。

またこの他、マクロ撮影(接写)などは明るい環境であれば細部まで意外ときれいに撮れるものです。

507SH カメラ作例:あじさいの花をマクロ撮影

あじさいの花をマクロ撮影

触ることのできる設定項目の種類、あるいは撮影モードの数が限られている点は、よく言えばシンプルで使い方を覚えやすい。一方で言い方を変えれば機能として物足りなさを感じる可能性も十分ある、といえるでしょう。

なおカメラを使用してみて個人的にひとつだけ気になったポイントが、写真撮影時のプレビュー画面の粗さ。もともとディスプレイ解像度が抑え気味となっているため、写真を撮る際に画面で確認すると、表示がややぼやけてしまっているような粗さを感じました。

画面プレビューにはやや見づらさも感じた

画面プレビューにはやや見づらさも感じた

これまで使っていた機種の画面が高精細であった場合などは、実際に店頭などで触ってみて、どう感じるかをチェックすることをオススメしたいところです。

評価まとめ:シンプルに長く安心して使いたい人に一押しの1台

国内初となるAndroid Oneブランドのスマートフォン「507SH」。筆者も非常に興味深く使ってみましたが、全体としての印象はとてもシンプルにまとまっており、持ちやすさから操作性まで、かなり扱いやすい印象を受けました

この点に加え、最低18ヶ月のソフトウェアアップデート提供によりGoogleの最新技術がいち早く体験できる、毎月配信されるセキュリティアップデートで長期間安心して使い続けられる、といった魅力も。

気に入った機種をシンプルに、長く、安心して使い続けたい人にまさにオススメできる1台となっています。

本日7月29日より既に発売となっているこの507SH。気になった人はぜひ、まずは店頭などで実機をチェックしてみてください。

507SH(Android One)の設定・使い方はこちら:

ワイモバイル507SH(Android One)をシンプルかつ便利に使うために確認したい3つの設定・使い方

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。