国内初!4G(LTE)と3Gの同時待ち受けに対応した「Moto G4 Plus」レビュー

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国内初!4G(LTE)と3Gの同時待ち受けに対応した「Moto G4 Plus」レビュー

先日Motorolaより、日本国内としては初の4Gと3GのデュアルSIM・デュアルスタンバイ対応端末Moto G4 Plus(モト・ジーフォー・プラス)」が発売されました。

大手キャリアの契約やスマホではなく、MVNOやSIMフリーが大きく売上を伸ばしている昨今、その格安SIMを目一杯効率よく使うことができる大きな可能性を秘めた、エポックメイキング(革新的)な端末といえます。

この記事では、そんな「Moto G4 Plus」の魅力に迫ります。

目次:

3G/4G同時待受のデュアルSIM・デュアルスタンバイとは?

Moto G4 Plusは、日本で初めて3G/4Gの同時待受に対応した、デュアルSIM・デュアルスタンバイ端末です。海外ではXiaomi Mi5など一部端末で採用され始めていましたが、それでも2016年に入ってから。その技術は非常に新しいものといえます。

docomoとY!MobileのSIMで3G/4G同時街受の様子
docomoとY!MobileのSIMで3G/4G同時街受の様子

といっても、最近のSIMフリースマホは、SIMが2枚挿入できる端末がほとんどです。では、Moto G4 Plusは、従来のデュアルSIM機と何が違うのでしょうか。

従来、国内で発売されていたデュアルSIM端末は、片方のSIMが4Gで待受ていた場合、片方のSIMは2G(GSM)でしか動作しませんでした。そして、日本では2G(GSM)は使えません。ということは、国内では実質一つのSIMしか使えない状態だったわけです

そのため、SIMを2枚さしていても、別のSIMを使うには、一度、SIMの切り替え作業が必要でした。複数のMVNOを契約している人にはそれでも便利な機能でしたが、単にスマホの中にSIMを2つ入れることができる、というぐらいの使い勝手でした。

対して、Moto G4 Plusは、4G(LTE)と3Gの同時待受に対応しています。そのため、片方のSIMでLTEデータ通信をしている状態でも、3Gによる電話の着信が可能で、使い勝手の面で圧倒的に進化したのです。

利用するには、どういった使い方がオススメか?

4Gと3Gの同時利用ができて、それでなにが嬉しいの?」という疑問も多いかと思います。そこで、従来では不可能だった様々なシチュエーションでの、Moto G4 Plusの活用について紹介します

・通話用のガラケーとデータ通信用のスマホで2台運用していた場合
→両方のSIMを1台にさして、データ通信も電話着信も同時に利用することが可能

・仕事用と個人用の端末を利用していた場合
→両方のSIMで着信と発信ができるので、1台で2つの電話番号を使い分けることが可能

・割高なキャリアSIMを利用していた場合
→データ通信が割高なキャリアSIMはデータ通信契約の容量を少なくしカケホーダイで無制限通話、データ通信は割安なMVNOのSIMを利用することが可能

など、アイディア次第で、無限大の組み合わせをMoto G4 Plusは実現できます。

Moto G4 Plusのスペック

Moto G4 Plusのスペックを紹介していきます。

Moto G4 Plusのスペック情報(参照:公式ページ)
メーカー名 Motorola
製品名 Moto G4 Plus
サイズ 高さ:153mm
幅:76.6mm
厚さ:7.9 – 9.8mm
重量 約155g
OS Android 6.0.1 Marshmallow
ディスプレイ 約5.5インチ 1,920×1,0800(Full HD)
SoC Snapdragon 617 (MSM8952)1.5GHz 8コア
メインメモリ 3GB/2GB
ストレージ 内部:32GB/16GB
外部:microSDカードスロット(最大128GB)
カメラ メイン:約1,600万画素(レーザーオートフォーカス)
サブ:約500万画素
バッテリー 容量:3,000mAh (TurboPower急速充電対応)
対応周波数 3G:2.1GHz / 1.9GHz / 900MHz / 850MHz / 800MHz
LTE:2.6GHz / 2.3GHz / 2.1GHz / 1.8GHz / 900MHz / 850MHz / 800MHz / 700MHz
GSM : 1.9GHz / 1.8GHz / 900MHz / 850MHz
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n
Bluetooth Version:4.2 LTE
SIMカード micro SIMスロット×2 (純正SIMアダプタ付属)
3G/4Gの同時待ち受けが可能

全体的なスペックは、ミドルエンドのど真ん中といったところ。決してハイエンドではないですが、日常利用においては、動作面で気になることはほぼ無いといえると思います。

使いやすさを意識した外観・デザインの紹介

Moto G4 Plusの外観を紹介していきます。

端末正面。今回紹介するカラーはブラックとなります。

端末正面
端末正面

ディスプレイサイズが同じ5.5インチのGalaxy S7 edgeと比較してみたところ。ほとんど同じ大きさです。最近のAndroidはミドルクラスのスペックでも、これだけの大画面を備えたスマホが増えてきましたね。

Galaxy S7 edgeとの比較
Galaxy S7 edgeとの比較

端末正面下部には、指紋認証用センサー。隣りにある小さな穴はマイクです。

このセンサーはあくまで指紋認証に使うことが前提となっており、ホームボタンとしては機能しません。戻るボタンや履歴ボタンはNexusシリーズのように、オンタッチスクリーンキーで操作します。

指紋認証用センサーとマイク
指紋認証用センサーとマイク

Galaxyシリーズの物理ホームボタンに慣れきった自分は、何度もここを押して悲しい想いをしました(笑) ホームボタンが物理キーになっているスマホを使っている人は、ある程度慣れが必要かと思います。

端末正面上部には、スピーカーとフロントカメラ。

スピーカーとフロントカメラ
スピーカーとフロントカメラ

端末下部は、マイクロUSB充電端子。近年、USB-TypeCを搭載したスマホも増えてきましたが、Moto G4 Plusは従来通りのマイクロUSB。QuickCharge2.0互換のTurboPowerに対応しており、15分の充電で6時間の利用が可能とのこと。

端末下部。TurboPowerに対応したマイクロUSB充電を搭載
端末下部。TurboPowerに対応したマイクロUSB充電を搭載

端末上部は、イヤホンジャックを搭載。

端末上部。イヤホンジャック
端末上部。イヤホンジャック

端末左側は、何も無し。

端末左側
端末左側

端末右側は、電源ボタンとボリュームキー。通常この配置の場合、音量ボタンが上に付いているのがスタンダートだと思いますが、Moto G4 Plusは逆になっています。

端末右側。電源ボタンとボリュームキー
端末右側。電源ボタンとボリュームキー

電源ボタンはギザギザ加工されており、手触りで確認ができます。こういったちょっとしたフレンドリーな加工が良いですね。

電源ボタンは、ユーザーフレンドリーなギザギザ加工
電源ボタンは、ユーザーフレンドリーなギザギザ加工

端末側面は、非常になめらかなカーブで加工されています。外装は最近流行のメタル加工ではなく、全て樹脂製で統一されており、金属筐体特有の高級感は無いですが、樹脂製特有の手触りで表面は丁寧に仕上げられており安っぽさはありません。

なめらかに加工された、サイド部分
なめらかに加工された、サイド部分

背面。カメラとLEDライト、くぼみに大きく「M」の文字。ここらへんは、Nexus6から続く非常にMotorolaらしいデザインですね。

Mの文字が目立つ背面パネル
Mの文字が目立つ背面パネル

カメラ部分は僅かに出っ張りがありますが、背面を下にして机の上においても安定性を損なうほどではありません。

僅かにでっぱるカメラユニット
僅かにでっぱるカメラユニット

背面パネルは取り外し可能。SIMの脱着は、背面パネルの取り外しが必要です。僅かにあるくぼみに爪をひっかけることで、特に工具がなくとも開くことが可能です。

取り外し可能な背面パネル。くぼみに爪を引っ掛けて開く
取り外し可能な背面パネル。くぼみに爪を引っ掛けて開く

背面カバーを開けたところ、バッテリーの取り外しはできません。あくまで、SIMとマイクロSDカードの脱着がメインです。

背面の内部
背面の内部

マイクロSDカードと、SIMトレイが綺麗に3つ並んでいます。最近のデュアルSIM機は、マイクロSDカードとSIMトレイが排他(どちらかを使っている場合、もう一つを使えない)構造になっているものが非常に多いのですが、Moto G4 Plusはそんなことはありません。完全に独立してそれぞれを利用可能です

ここらへんは、さすがに国内初の4G/3G同地待受スマホなだけあります。ナイス!

マイクロSDスロットとSIMスロットが完全独立
マイクロSDスロットとSIMスロットが完全独立

さらに驚いたのは、なんと、SIMトレイに純正のSIMアダプタが付属しているところ。未だかつてこんな端末みたことありません。SIMに関する、執念じみたこだわりを感じさせるところですね。

自分の楽天モバイルのナノSIMも、無事装着し認識することができました。

なんと、メーカー純正のSIMアダプタが付属!
なんと、メーカー純正のSIMアダプタが付属!

格安SIMを多く使っている人には、悩ましいSIMサイズの問題。まだまだナノSIMとマイクロSIMが混在している状況で、SIMアダプタを利用している人も多いと思います。ただ、SIMアダプタの利用は基本的にメーカー非推奨。品質の悪いものを使うと、SIMトレイそのものが破壊されたり、なにかとトラブルの元です。

そんなSIMの使い分けにおいて、こういった純正のSIMアダプタがあるのは、非常に心強いですね。

端末のソフトウェアの紹介

続いて端末の中身、ソフトウェア面を紹介していきます。

一通りの端末セットアップが完了したホーム画面がこちら。メーカーカスタマイズを極力排除した、素のAndroidに非常に近いホーム画面です

初期ホーム画面
初期ホーム画面

プリインストールされているアプリも非常に少なく、基本はGoogle純正のものがほとんど。

プリインストールされているアプリは、最低限プリインストールされているアプリは、最低限
プリインストールされているアプリは、最低限

初期状態でのメモリ使用量は、メモリ2GBモデルで0.91GB。メモリ2GBモデルとしては、充分余裕がある状態といえます。

初期状態のメモリ空き容量
初期状態のメモリ空き容量

ストレージの空き容量は、内部ストレージ16GBモデルで10.82GB。若干心許ない容量なので、マイクロSDカードは利用したほうが良いですね。

初期状態での内部ストレージ空き容量
初期状態での内部ストレージ空き容量

Antutu Benchmarkの実行結果。最新のハイエンドスペック機は13万とか叩き出しますが、このスコアでも日常使いとしては全く困らないと断言できます。実際に使ってみた感想としては、画面遷移やアプリ起動に引っかかりは全くありません。最近のミドルレンジAndroidの操作性は、完成の域に達してきているといえるでしょう。

Antutu Benchmark実行結果
Antutu Benchmark実行結果

参考までに、Geekbench3の実行結果も掲載しておきます。

Geekbench3の実行結果
Geekbench3の実行結果

3G/4Gの同時待ち受けを試してみた

というわけで、実際に3G/4Gの同時待ち受けを試してみました。
SIMトレイ1に楽天モバイル通話SIM、SIMトレイ2にY!mobileのデータ通信専用SIMをさしています。細かい設定については、別途設定編に譲りますが、ここでは概要を紹介します。

最初にこの端末にSIMをセットすると、以下のような設定画面が自動的に起動します。いやぁ、親切で分かりやすい!

自動的に起動するSIM設定画面
自動的に起動するSIM設定画面

その後、プロファイルの選択画面で自分に一番合う利用シチュエーションを登録。自分は一番シンプルに、「基本」を選択。

プロファイルを選択
プロファイルを選択

「データ通信」「SMS」「通話」のそれぞれで利用するSIMを選択します。

各通信で利用するSIMを1つずつ設定
各通信で利用するSIMを1つずつ設定

以上で、デュアルSIMでの通信・通話設定が完了しました。

準備完了!
準備完了!

このように、楽天モバイル通話SIMで3Gを、Y!mobileSIMで4Gデータ通信できていることがわかります。

無事、3G/4Gの同時待ち受けに成功!
無事、3G/4Gの同時待ち受けに成功!

アクセスポイントも、だいたいメジャーなMVNOのAPNは事前登録されているので、面倒な設定も楽ですね。

あらかじめ用意されているAPNの一覧
あらかじめ用意されているAPNの一覧

この例では、通話SIMとデータSIMの組み合わせで紹介しましたが、もちろん両方に通話SIMをさして、連絡先ごとにSIMを自動的に切り替えるという設定も可能。受信も両方のSIMで可能など、幅広い使い方ができます。

使いやすいカメラ性能

カメラ起動後、設定画面に入るには、左側から右へスワイプします。ここで、シャッター音の切り替え、画像や動画サイズの変更が行えます。

カメラ設定画面
カメラ設定画面

フォーカスは中央のリングを移動することで実施。このリングに脇についているスイッチで露出もその場で変更できます。Motorolaの端末を使っている人にはお馴染みのUIですね。

Motorola独自のフォーカスリングと露出修正
Motorola独自のフォーカスリングと露出修正

以下、何点か作例を。撮影は初期設定のまま、リサイズのみ実施しています。

近所の昼間の風景
近所の昼間の風景
中華料理屋の店内
中華料理屋の店内
美味しそうにとれた青椒肉絲
美味しそうにとれた青椒肉絲
夕暮れ
夕暮れ
朝日に向かって
朝日に向かって

全体的に、非常に色彩感豊かに綺麗に撮れていることがお分かりいただけるかと思います。

最近のミドルレンジスマホ、性能面ではフラッグシップ機に非常に近づいてきていますが、カメラ性能は画素数以上に、その絵作りでフラッグシップ機とはかなり差が出てしまっている機種も多いです。

しかし、Moto G4 Plusは、非常に素直でかつ高品質なカメラを備えていて、凡百のミドルレンジ機のカメラとは一線を画する品質になっていますね。UIもわかりやすく、使いやすいカメラといえます

Moto G4 Plusの価格と購入できるところ

Moto G4 Plusの価格は、定価35,800円(税抜)となっています。オンラインストア・家電量販店にて購入することが可能です。
格安SIMとセットで購入したい場合は、BIGLOBE SIMDMMmobileOCNモバイルONEなどのMVNOが取り扱いしています。

Moto G4 Plus

価格 : 定価35,800円(税抜)
カラー : ブラック、ホワイト
本体サイズ : 約153mm × 76.6mm × 7.9mm
重さ : 約155g
OS : Android 6.0.1 Marshmallow
RAM : 2GB
ROM : 32GB
電池容量 : 3,000 mAh
ディスプレイ : 5.5インチ FHD(1920×1080)AMOLEDディスプレイ
カメラ : アウトカメラ 1600万画素 / インカメラ 500万画素

また、モバレコが運営しているスマホ・格安SIM販売サイト、モバレコ バリューストアだと今ならMoto G4 Plusの新品が、一括で27,030円(税抜)24ヶ月の分割だと月々1,126円と、定価よりも安く購入することができます。

気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

評価まとめ:スマホの使い方を新たな次元に導く意欲スマホ「Moto G4 Plus」

以上、Moto G4 Plusの魅力に迫ってみました。

この端末は、3G/4Gの同時待ち受けを可能にしたことにより、格安SIMのヘビーユーザーから、今までキャリアのスマホしか使ったことのないMVNO初心者まで、非常に幅広い層に「より一層便利にスマホを使ってもらえる」可能性を秘めたスマホです。

さらに、純正のSIMアダプターを用意し、ナノSIMであろうがマイクロSIMであろうが両方利用が可能、かつマイクロSDスロットは別で搭載するという用意周到さ。細かい使い勝手まで考えられて作られています

スペックも日常使用には全く問題ないレベルでまとまっており、余計なプリインストールアプリもなく、誰にでもおすすめできる素性の良さを兼ね備えています。

この端末をきっかけに、「複数のSIMを1台のスマホで運用する」という使い方が一気に広まるかもしれません。最近の日本におけるMVNOの広がりは凄い勢いがありますが、端末側も合わせて凄い勢いで進化していますね。

そんな、日本におけるMVNOの歴史に、新たな一ページを切り開く「Moto G4 Plus」。歴史の転換点の名機を、みなさんもつかってみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

auのIS03に衝撃を受けたあと、Androidの魅力にとりつかれました。ガジェットを使う先にある未来や、実現できること、便利なこと、素晴らしいことなどをわかりやすく伝えられるよう、記事を書く日々です。hamako9999.netの中の人でもあります。