1秒でも速く充電!スマホを急速充電するためのケーブル・充電器の選び方

書いた人: まきはら とよかず

カテゴリ: ガイド

ツイート このエントリーをはてなブックマークに追加
1秒でも速く充電!スマホを急速充電するためのケーブル・充電器の選び方

スマートフォンを使う上で誰しもが定期的に行う必要のある「充電」。最近の機種では「1時間の充電で◯時間使用可能」「1時間の充電で◯%まで充電可能」といった充電性能の高さを謳うものも多く見られます。

ただスマートフォンの充電性能を最大限に引き出すためには、急速充電対応の機種選びはもちろん、ケーブルや充電器の選び方も大切。充電に用いるUSBケーブルや充電器によってもその性能が大きく変わってきます。

今回はスマホを少しでも速く充電するために、急速充電のためのアクセサリーの選び方について基本となることを解説していきます。さらに、Androidユーザーならぜひチェックしておきたい「Quick Charge(クイックチャージ)」についてもご紹介します。

日々スマホを使う中で思っている以上に充電に時間がかかっている気がする、そんな人はぜひチェックしてみてください!

目次:

急速充電をするための充電ケーブル・充電器の選び方

量販店のスマホアクセサリーコーナーに足を運んでみると、現在はかなりの数の商品が陳列されています。色やデザインといった外観での違いはまだしも、充電性能を考えた場合にはどこをチェックすればよいのでしょうか。

ずばりいうと、共通してチェックすべきポイントは対応している「電流(アンペア数)」や「電圧(ボルト数)」の最大値です。

スマートフォンを含む電子機器全般において、充電時間をより短く済ませようと思えば、必要となるのは「電流を増やす」か「電圧を上げる」のいずれかとなります。

もちろん必要以上に多くの電気を流したり、電圧をかけたりすればスマホが壊れてしまう可能性はあるのですが、まず方法として考えられる主なことはこの2点です。

充電ケーブルの選び方

現在では陳列されている商品の多くに電流(アンペア)の最大出力が記載されていると思います。従来の一般的なケーブルでは1A出力となっているものが多いため、それよりも出力の大きい2Aや2.4A対応といった製品を選ぶのがよいでしょう。

パッケージを観察すると電流の最大出力が書かれているものが多い
パッケージを観察すると電流の最大出力が書かれているものが多い

普段から急速充電機能に慣れてしまっている筆者も、今回記事作成にあたり、自宅にあった最大出力1Aと2.4A、2種類のケーブルで充電時間を比べてみました。検証にはソフトバンクのXperia X Performance 502SOを用い、バッテリー残量が20%→80%になるまでの時間を確認することに。

結果として、最大出力1Aのケーブルだと約3時間、一方で最大出力2.4Aのケーブルでは約1時間10分とかなりの短時間で充電できることを確認しました。ケーブルをきちんと選ぶだけで充電時間が約3分の1と考えれば、ケーブル選びの大切さがはっきりわかってもらえるかと思います。

●最大出力1Aと2.4Aのケーブルで充電時間を比較

最大出力1Aのケーブル 最大出力2.4Aのケーブル
充電時間
(20%→80%まで)
約3時間 約1時間10分

また同じくパッケージをよく観察してみると「充電専用」「充電・通信」といった表記も見られます。これは言葉のとおりで、充電専用と謳われたケーブルではパソコンなどと接続しても、ケーブルを通じてのデータ転送ができません。

ケーブルを選ぶ際は機能も欠かさずチェック
ケーブルを選ぶ際は機能も欠かさずチェック

機能が制限されている分、充電専用ケーブルのほうが価格も安い傾向にあります。ですが1本のケーブルを使い回すことを考えているならば、通信にも対応したケーブルを購入する方が間違いないでしょう。

なお理由は後ほど紹介しますが、特にAndroidスマホを使っている人は、通信機能もサポートしているケーブルを選んでおくことがオススメです。

ここでは参考までに、Amazonなどオンラインサイトで購入できる製品としてメジャー、かつ筆者個人としてもオススメできるものを例として挙げておきます。

●MicroUSBケーブル(Androidスマホ向け)
Anker PowerLine Micro USB ケーブル
Aukey Micro USBケーブル 充電ケーブル

●Lightningケーブル(iPhone向け)
Anker PowerLine ライトニングUSBケーブル
Aukey Lightningケーブル ライトニング USBケーブル

今回例として取り上げている2ブランドも含め、最近ではこういったアクセサリー類でも数ヶ月の長期保証を謳うものが増えてきつつあります。外観デザインや対応する最大出力だけではまだ迷ってしまうという場合は、こういった長期的に見てもより安心して使えそうなものを選んでみるのもよいと思います。

関連記事:

スマホの充電用Androidケーブルを比較検証! 急速充電? 充電専用? おすすめのケーブルはどれだ?

充電器の選び方

また充電ケーブルだけでなく、充電器自体もより電流の最大出力が高いものを用意しておかなければ意味がありません。複数のUSBポートを備える充電器の場合は、それぞれのポートが対応する電流の最大出力、そして充電器全体での最大出力も気にしておく必要があります。

充電器トータルでの最大出力をポート数で割ることで、全てのポートを同時に使用した場合の各ポートごとの充電効率もざっくりと計算できます。ポート数が多いほど同時に使用した時の各ポート毎の出力は下がってしまう傾向にあるので、自分が普段どの程度の機器を同時に充電することが多いかを考え、購入する製品を選ぶことがよいでしょう。

充電器に関しても参考までに、筆者個人でもオススメできるものを2つほど紹介しておきます。

●オススメの充電器はこちら
Anker PowerPort 2 (24W 2ポート USB急速充電器 折畳式プラグ搭載)
[Quick Charge 3.0対応]Aukey 2USBポート

いま使っているUSBケーブルは急速充電対応?確認方法をチェック

ここで紹介する手順はスマホのOSがAndroidの場合に限るのですが、新規で充電ケーブルや充電器を購入する前に、ひとつ確認しておくとよいことがあります。それが既存の充電環境(使用しているアクセサリー)が充電に適したものになっているか、ということです。

いつもどおりスマホを充電し始めたら、設定画面から【端末情報】→【機器の状態】と進みます。

設定画面から【端末情報】【機器の状態】
設定画面から【端末情報】→【機器の状態】の順に選択

ここで【電池の状態】という項目を探してみてください。ここでは現在のバッテリーの状態が見れるのですが、充電中に観察してみると、充電環境によって「ACで充電」「USBで充電」と2パターンの表示が確認できます。

Xperia X Performanceでは最上段に見つかった【電池の状態】
Xperia X Performanceでは最上段に見つかった【電池の状態】
充電中の表示は充電環境により2パターンにわかれる充電中の表示は充電環境により2パターンにわかれる
充電中の表示は充電環境により2パターンにわかれる

このうち、より短時間で充電するために望ましいのは「ACで充電」と出るケース。この表示は電源とスマホが充電用のモードで接続されていることを示しています。

一方で「USBで充電」と出るケースは充電をするための接続でなく、データ通信をするための接続として見なされている状態です。充電用モードでないことから電流も抑え気味となるため、「ACで充電」の場合と比べると充電速度は大幅に落ちている状況でもあるのです。

この状態は充電時に使用するケーブルや充電器の種類によっても変わってきます。そのため、まずは普段の充電環境がそもそも充電に適している環境であるかを確認してみるのがよいでしょう。
試した結果が「USBで充電」と出るようであれば、使用するケーブルや充電器を変えることで、充電効率を大幅に改善できる可能性があるわけです。

Androidユーザーなら忘れず確認したい「Quick Charge」対応・非対応

Androidスマホを使っている人であれば、ここまでに説明した急速充電とは別に、端末メーカーなどが独自で開発する急速充電機能に対応しているケースがあります。その代表的なものとして挙げられるのがQualcomm(クアルコム)社のQuick Charge(クイックチャージ)です。

Qualcomm社といえば国内のスマホでは割りと多く見かけるCPU「Snapdragonシリーズ」を開発しているメーカー。このSnapdragonシリーズ全てではありませんが、最近の機種であればそのほとんどにQuick Charge2.0やQuick Charge 3.0といった急速充電機能が備えられています。

ここまで説明してきた急速充電は主に電流を増やす形で実現していますが、Quick Chargeの場合は電圧を上げることで急速充電を可能とします。

このQuick Chargeを利用するためには、対応機種、充電器、ケーブルを用意しましょう。

Quick Chargeは最新夏モデルにも対応

対応機種については、最近のモデルであればauのHTC 10がQuick Charge 3.0規格に、NTTドコモとauから発売されているGalaxy S7 edge、3キャリアから発売されているXperia X PerformanceがQuick Charge 2.0規格に対応しています。

前に遡ってみると、2013年頃から国内でも対応機種が登場しており、比較的最近の機種であればその多くはQuick Charge 2.0規格以上には対応しているはずです。現在使っている機種が1~2年前のものだから対応していなさそう……と諦めるのはまだ早いわけですね。

●Quick Charge 対応機種(2016年夏モデルの場合)
・Quick Charge 2.0規格・・・Galaxy S7 edge、Xperia X Performance
・Quick Charge 3.0規格・・・HTC 10 HTV32

Quick Chargeには通信機能をもったケーブルが必要

充電器についてはQuick Charge対応と謳われているものを用意する必要があります。

市販品でもQuick Chargeの表示は比較的よく見られる
市販品でもQuick Chargeの表示は比較的よく見られる

そしてケーブルですが、このQuick Chargeを使用するための通信機能を備えている必要があります。CPUと充電器が通信をして、Quick Chargeの使用可否(=高い電圧の使用可否)を判断するため、充電専用とされるケーブルではこの機能を利用することができません。

先ほど「Androidスマホを使っている人は、通信機能もサポートしているケーブルを選んでおくことがオススメ」と説明したのはこのためです。

Quick Chargeでどれだけ速く充電できる?

Qualcomm社によれば、Quick Charge 2.0規格であれば、非対応機種に比べて約75%の急速充電が可能。また今後より普及してくるであろうQuick Charge 3.0規格であれば、2.0規格よりさらに38%の充電効率向上が見込めるとされています。

●Quick Chargeの充電効率
・Quick Charge 2.0規格・・・非対応機種に比べて約75%の急速充電
・Quick Charge 3.0規格・・・2.0規格よりさらに約38%の充電効率向上

ちなみにこちらも冒頭と同じ条件で確認してみたところ、充電に要した時間は約1時間という結果に。わずか10分ですが、Quick Chargeを使用しない充電と比べてさらに速く充電を行なうことができました。

この結果からも、もし現在使っている機種がQuick Chargeの対応機種であれば、これを使わないという選択はありえない、とすらいえるでしょう。

まとめ:適切な充電アクセサリを使って充電時間を短縮しよう

スマホを使っている人のほとんどが1日1回以上の頻度で行なうであろう充電。もちろん付属の純正品を使うほうがより安心・確実ではありますが、最近ではアダプターが同梱されていない機種も多く見られます。

そんなときは適当に余っているケーブルや充電器を使うのでなく、それぞれのアクセサリーの性能や対応機能を確認することで、より1度の充電時間を短縮することが可能です。

現在のアクセサリーに充電速度の遅さを感じている、ちょうどスマホを新しい機種に買い換えようと思っていた、こんな人はぜひ、次のケーブル・充電器選びの参考にしてみてください。

関連記事:

スマホのバッテリーを長持ちさせる方法と交換の費用・時期について
iPhoneの電池の減りが早い方必見!バッテリーを長持ちさせる充電節約術27選
スマホの充電用Androidケーブルを比較検証! 急速充電? 充電専用? おすすめのケーブルはどれだ?

Quick Charge対応スマホをチェック:

au「HTC 10 HTV32」のレビューはこちら
「Galaxy S7 edge」のレビューはこちら
「Xperia X Performance」のレビューはこちら

メールマガジン

モバレコでは、スマホと格安SIMがお得になる・役に立つ記事を平日12:00に配信中です。

こちらの記事はいかがでしたか?

お役に立ちましたか?

送信する

もしよろしければお友達に
ご紹介お願いします!

  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

スマホをはじめとする「ガジェット」に関心があるフリーランスのブロガー/ライター。中でも特に関心が強いのは海外向けのSIMフリー製品。個人輸入なども楽しんでいます。ややマニアックなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」もほぼ毎日更新中。