いま話題の「SIMフリー」とは?特徴や仕組みをわかりやすく解説!

書いた人: 奥野大児

カテゴリ: ガイド

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いま話題の「SIMフリー」とは?特徴や仕組みをわかりやすく解説!

「スマホの料金が安くなる!」

最近良く聞くそのようなニュースについて回るキーワードに「SIMフリー(SIMロックフリー)」といったものがあります。これは格安SIMに関わりの深いスマホの説明の一部なのですが、これだけ聞いても、正直何のことかさっぱり分かりません。

大手キャリアのスマホにかかっている「SIMロック」が無いものが「SIMフリー」なのですが、それが何を意味しているのか、どういうメリットがあるのか、デメリットは何なのか?

ここでは「SIMフリー」について特徴や仕組みを詳しく解説していきます。なお、関連する「格安SIM」「格安スマホ」に関しては以下のリンクをご覧ください。

目次:

SIMフリーとは、”SIMロックがかかっていない”端末のこと

SIMフリーのスマホを大きく2つに分けるとこのようになります。

  • SIMロックが解除されたスマホ
  • 最初からSIMロックがかかっていないスマホ

まず、SIMロックが解除されたスマホについて説明しましょう。

NTTドコモで購入したスマホやフィーチャーフォンは、auやソフトバンクのSIMカードを挿入して通信することができません。同様に、auやソフトバンクのスマホも他社のSIMカードでは使うことができません。

SIMカードは普段は見えない場所に隠れています
SIMカードは普段は見えない場所に隠れています

なぜ使えないのかというと、他社キャリアのSIMカードが使えないようスマホに制限をかけているからです。その制限こそがSIMロックです。

大手キャリアでは、スマホと一緒に販売して毎月の使用料金をうまく割引することが1つのビジネスモデルになっていますが、自社のスマホと自社の回線を一緒に使ってもらうことにメリットがあるのです。

しかしながら、この数年の総務省からの指導もあり、大手キャリアは条件付きで「SIMロック」を解除できるよう変化してきました。2015年春以降で発売されたスマホは、購入から一定期間(およそ半年)を経ることでSIMロックを解除できるようになりました(SIMロック解除については後述)。

一方で、こういったSIMロックがあらかじめかかっておらず、回線を自由に選択できるのが最初からSIMロックがかかっていないスマホ、多くの場合このタイプをSIMフリースマホと呼びます。

格安SIMが各社から発売されてくるにつれ、格安SIMの構想にフィットした、大手キャリアに依存しないスマホのニーズも高まってきました。すると格安SIMに向いた海外版スマホが日本で発売されたり、国内メーカーでも格安SIM向けの端末を発売するようになります。これらのスマホにはキャリアの制限は最初から関係なく、したがってSIMロックもかけられていません。

SIMロック解除の方法とは?

大手キャリアのスマホが一定条件を満たせばSIMロックを解除できると説明しました。

2015年の春以降に発売された大手キャリアのスマホは、購入から半年(180日)経過することでSIMロックを解除できるようになります。

解除の方法は大きくわけて2つ。

  • キャリアのショップでSIMロックを解除してもらう
  • オンラインでSIMロック解除の手続きを行う

キャリアのショップでは3,000円程度の手数料で解除手続きを取ってもらうことが可能です。また、My docomoなどのキャリアのサポートサイトでは自分で手続きを取ることができるので、オンラインなら無料で解除可能です。

SIMフリースマホのメリット

さて、SIMロックのないSIMフリースマホですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット1. 様々な格安SIMが活用できる

月々の通信料が安くなる格安SIMの利用範囲が大きく広がります。

ドコモのスマホにはドコモ系の格安SIM(ドコモ回線を利用した格安SIM)は利用可能ですが、auのスマホにはau系の格安SIM(au回線を利用した格安SIM)を使うのが通常です。しかし、VoLTE対応のスマホの場合はSIMロックを解除しないとau系の格安SIMを使うことができません。

また、スマホによって対応周波数がいろいろ異なるのですが、au系の周波数にも対応しているドコモのスマホをSIMロック解除した場合には、auのSIMや、au系の格安SIMを利用することもでき、選択肢が広がります。

ややこしいと感じた方は、格安SIM提供事業者のホームページをチェックしてみましょう。動作確認を行った上でSIMフリースマホの対応状況が公表されています。

メリット2. スマホの選択肢が広がる

多くのSIMフリースマホが利用できることを考えると、自分の利用スタイルに合わせたスマホをリーズナブルに選択できる自由度が高まります。

大手キャリアのスマホは高性能のスマホが2~3社程度から、ミドルスペックのスマホが2~3社から販売される、といったラインナップが多いです。すると、

  • 画面表示が精細ならあとはそこそこで良い
  • Instagramのために性能の良いカメラを搭載している機種でできるだけ安いもの

例えばこういったユーザーの細かいニーズに応えることはできませんでした。

SIMフリースマホの幅広いラインナップをみれば、1万円程度の「スマホとして動けば良い」という最低限レベルの機種から最新のiPhoneシリーズまで、様々なスマホを選択できます。用途に応じて機種選定ができるようになるのは大きなメリットです。

メリット3. 渡航した際に現地のSIMカードが利用できる

日本の空港では渡航者向けにSIMカードが自販機などで売られています。反対に、我々日本人が海外旅行や出張へ行ったときには現地で利用するためのSIMカードが販売されています。

SIMフリースマホであれば現地のSIMカードを利用することができます。現地で買ったSIMカードを挿入して、国内でスマホを操作するのと同じように利用できます(対応端末の確認や初期設定が必要です)。もちろん国内キャリアのスマホではSIMロック解除しない限り利用できません。

モバイルWi-Fiルーターを借りられるサービスなどもありますが、どうしても機材や充電の手間が増えてしまいます。現地で通話が出来るSIMカードも販売されているので、海外ではSIMフリースマホを利用するのがおすすめです。

SIMフリーのデメリット

便利なSIMフリースマホですが、環境や利用者の知識量によってはデメリットが無いわけではありません。大手キャリアのスマホと比較したデメリットをいくつかご紹介します。

デメリット1. サポート面は大手キャリアの方が優れている

大手キャリアの場合、全国様々なところにあるキャリアショップに端末を持ち込めば、操作の説明から不具合の相談、代替機の貸し出しなど、色々と面倒を見てくれます。

SIMフリースマホの場合、大手キャリアほどサポートは充実しておらず、たとえばメーカー保証が一年だけという端末も多いです。格安SIMとセットで購入した場合に加入できる端末保証サービス(限定回数だけ端末の交換ができるサービスなど)もありますが、キャリアほど店舗数は多くなく、サポート面は大手キャリアに分があるといえるでしょう。

デメリット2. いざというときの対処が困難

利用者が自分で調べ、自己解決を図るスキルを持っていないと、いざという時にどうにもならないことになります。駆け込み寺のようなキャリアショップも多くありません。

キャリアのサポートのない端末を使っていて、もしスマホを落として液晶が割れてしまったらどうするのか。その場で答えが導き出せたり、詳しい人が周囲に居ない場合には対応が困難です。スマホが使えない期間も長くなり、不便に感じてしまうでしょう。

周りに詳しい知人がいる、自分で調べられる、予備の端末を持っているなど、いざというときに準備をしておく必要があります。

ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

デメリット3. 日本独自のサービスが使えないことも

SIMフリースマホは国内メーカーよりも海外メーカーが多く、ワンセグ・フルセグ、おサイフケータイ、防水・防塵といった日本の独自機能を持つスマホが多くありません

ようやくiPhone 7がおサイフケータイに対応したものの、Androidほどサービスは充実していません。自分の用途を調べずに「iPhoneでおサイフケータイが使える!」と短絡的に乗り換えてしまうと「こんなはずではなかった」ということにもなりかねません。もっとも、Suicaが使えれば十分という方には特に問題は無いでしょう。

また、AndroidのSIMフリースマホでもおサイフケータイや防水機能があるものはやはり限られています。下記の記事で対応端末をご紹介していますので参考にしてみてください。

SIMフリースマホで使える主な格安SIM

メリットの点でも紹介したとおり、SIMフリースマホは格安SIMと非常に相性が良いものです。格安SIMは非常に多くの種類がありますが、主要なものを以下に挙げてみました。

なお格安SIMは公式サイトの他、家電量販店などでも販売しています。
詳しくは「格安SIMの購入方法」をご覧下さい。

  • FREETEL

    FREETEL SIM

    急成長を遂げる格安SIMの1つがフリーテル。LINEなど特定のメッセンジャーアプリの一部データ通信が無料で利用でき、10GBプランや20GBプランなど大容量プランにも力を入れています。→FREETEL 公式サイトへ

  • mineo

    mineo

    au端末をお持ちの方におすすめな格安SIM。コミュニティサイト「マイネ王」では他ユーザーやmineoの人たちとさまざまに意見交換ができ、有益な情報を手に入れることができます。ドコモ回線のDプラン、au回線のAプランに対応。→mineo 公式サイトへ

  • U-mobile

    U-mobile

    データ通信が使い放題になる「U-mobile PREMIUM」や月25GB利用できる「U-mobile MAX 25GB」を提供するなど、プランが豊富に提供されています。→U-mobile 公式サイトへ

  • 楽天モバイル

    楽天モバイル

    格安SIMシェアでも上位にランクインする人気の高いSIM。利用料金に応じて楽天スーパーポイントが付与されるなど、楽天会員には嬉しいサービスも充実。3.1GB/月プランや5GB/月プランが人気。→楽天モバイル 公式サイトへ

  • IIJmio

    IIJmio

    通信事業者としても信頼度の高いIIJが提供する格安SIM。高速通信のオン・オフやバーストモードなどを活用して通信量の節約ができます。複数枚SIMにも対応し、家族間の通話も割引できてお得です。→IIJmio 公式サイトへ

  • OCN モバイル ONE

    OCN モバイル ONE

    プロバイダ事業者としても知名度が高いOCNが提供する格安SIM。格安SIMが初めてのユーザーにも人気で、多くの利用者に選ばれています。通信量を日割りでカウントする110MB/日コースなども提供。→OCN モバイル ONE公式サイトへ

これら以外にも格安SIMは数多く提供されており、料金プランもさまざま。また、通信できるスピード(通信速度)も各社それぞれです。モバレコでは格安SIMの料金プランや通信速度を一斉比較しているのでぜひチェックしてみてください。

また、モバレコが運営する通販サイト「モバレコ バリューストア」では、格安SIMを通常よりも安い初期費用で販売中。

対象プランは順次拡大していくので、ぜひチェックしてみてください。

以上、SIMフリーやSIMロック解除、SIMフリースマホについてご紹介しました。しっかりと理解すれば利用の幅が広がり、料金節約にもつながります。

うまく工夫すれば、スマホ代月々2,000円台(端末代込み)も実現できます。格安SIMとSIMフリースマホを組み合わせることで大幅の料金節約につながるので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

モバレコでは、スマホと格安SIMがお得になる・役に立つ記事を平日12:00に配信中です。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

ライター・ブロガー・イベント主催・運営をやっているフリーランス。iPhone、iPad、Galaxy S5、Xperia Z Ultra、Surface Pro 3を所有しているガジェット好きです。ノンジャンルブログ「明日やります」を運営中。