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ZTE「AXON 7」「AXON 7 mini」をレビュー!細かい使い勝手・性能の違いに注目
ZTEのAndroid 6.0(Marshmallow)搭載、最新スマホ「AXON 7」、そしてサイズ違いの兄弟機である「AXON 7 mini」。この2機種を比較レビューしてみます。2機種の間にはサイズだけではなく、様々な違いがあり、特にどちらを購入しようか迷っている人は参考にして頂けたらと思います。
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AXON 7ってどんなスマホ?


数々のSIMフリースマホをリリースしている中国の通信機器メーカー「ZTE」が今年の10月に発売した最新モデルが「AXON 7」及び「AXON 7 mini」です。同社には「BLADE」シリーズというSIMフリースマホのエントリーモデルがラインナップされていますが、AXONはフラグシップモデルに位置し、各部がハイスペックな仕様になっています。
AXON 7は5.5インチの大型ディスプレイに高速なクアッドコアCPUを搭載。一方、7 miniは5.2インチのディスプレイを搭載しています。ディスプレイのサイズだけ見ると「mini」と言うほど小型ではないですね。
両モデルのスペック比較は後ほど詳しくご紹介します。
ハードウェアのディテールをチェック!
AXON 7と7 miniは兄弟機だけあって、デザインやボタン類の配置など、共通している部分が多く見られます。まずは両モデルに共通するハードウェアについて見ていきましょう。




AXON 7の特徴としてデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)を採用しています。ただし、SIMスロット2(画像手前)はmicroSDと共通なので、SIMかSDのどちらかのカードしか挿入できません。


AXON 7 / 7 miniのスペック・性能を確認
まずはスペックの比較表をご覧下さい。
AXON 7 mini | AXON 7 | |
サイズ | 高さ 約147.5mm ✕ 幅 約71mm ✕ 厚さ 約7.8mm | 高さ 約151.7mm ✕ 幅 約75mm ✕ 厚さ 約7.9mm |
重さ | 約153g | 約175g |
CPU | Qualcomm Snapdragon 617 MSM8952 OctaCore (Quad 1.5GHz + Quad 1.2GHz) | Qualcomm Snapdragon 820 MSM8996 クアッドコア 2.15GHz |
ROM | 32GB | 64GB |
RAM | 3GB | 4GB |
バッテリー容量 | 2,700mAh | 3,250mAh |
ディスプレイ | 5.2インチ アクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)液晶 1080×1920ドット(フルHD) | 5.5インチ アクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)液晶 1440×2560ドット(フルHD) |
通信方式 | FDD-LTE: 2100(B1) / 1800(B3) / 900(B8) / 800(B19) / 700(B28) TDD:2500(B41) UMTS:2100(B1) / 800(B6) / 900(B8) / 800(B19) GSM:1900MHz/1800MHz/900MHz/850MHz | FDD-LTE: 2100(B1) / 1800(B3) / 900(B8) / 800(B19) / 700(B28) TDD:2500(B41) UMTS:2100(B1) / 800(B6) / 900(B8) / 800(B19) GSM:1900MHz/1800MHz/900MHz/850MHz |
最大通信速度 | 下り300Mbps / 上り50Mbps | 下り300Mbps / 上り50Mbps |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE802.11 b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) 2×2 MU-MIMO |
OS | Android 6.0 | Android 6.0 |
対応SIM | デュアルSIMスロット(スロット1 : nano SIM / スロット2 : micro SD or nano SIM) | デュアルSIMスロット(スロット1 : nano SIM / スロット2 : micro SD or nano SIM) |
カメラ | アウトカメラ:1600万画素、インカメラ:800万画素 | アウトカメラ:2000万画素、インカメラ:800万画素 |
その他 | microSDカード対応(最大128GBまで)、Bluetooth(4.1) キャリアアグリゲーション800(B19)+1800(B3) | microSDカード対応(最大128GBまで)、Bluetooth(4.1) キャリアアグリゲーション800(B19)+1800(B3) |
希望販売価格 | 39,800円(税別) | 59,800円(税別) |
ざっと見ていただけでもお解り頂けるとおり、両モデルは似て非なる物なり。CPUからして性能差があり、当然のごとく上位機であるAXON 7の方が高性能です。ROMやRAMもAXON 7が大容量。ディスプレイサイズは0.2インチの差ですが、AXON 7の解像度が段違いに高精細です。
また、LTEの通信方式や最大速度は同等ですがWi-Fiが7 miniは11ac非対応ということで、性能差が設けられています。
アウトカメラの画素数もAXON 7の方がやや上となっています。
デザイン・外観を中心にAXON 7とminiの違いを比較
それでは、AXON 7 / 7 mini 両モデルの違いをデザイン・サイズ・カメラ周りなど細かく比較していきましょう。

5.2インチAXON 7 miniと5.5インチのAXON 7を並べてみましたが、やはり「mini」というほど小さくは感じません。

双方とも金属素材を採用しており、サラサラとした触り心地。スベリやすいのでケースを装着することをオススメします。


インカメラは800万画素で共通。ただし、共通なのはあくまでもインカメラに限ります。


アウトカメラは7 miniがF値1.9の1600万画素。対してAXON 7はF値1.8の2000万画素と、見た目はそっくりでも性能差が設けられています。


オーディオ面は双方ともデュアルスピーカー搭載や「Dollby Atmos」採用で、高音質へのこだわりを感じさせますが、オーディオチップの種類が異なり、AXON 7はハイレゾ音源に対応しているという違いがあります。


見逃しがちな違いですが、ホームキーや戻るキーなどがタッチキーを採用しているAXON 7(右)と、画面内に一連のキーを表示させる7 mini(左)とで、若干、使用感と画面の表示領域に違いがでます。
カメラ作例から性能をチェック!
さて、両モデルのメインカメラに性能差があると説明しましたが、百聞は一見にしかず。実際に、作例を撮影して両モデルが撮影する画像の違いについて見てみましょう。今回は久々の登場となる「あの男」にも協力してもらいました。

カメラアプリは共通です。一般的なインターフェースですが、各種設定などがショートカットアイコンで呼び出せるため、初心者からヘビーユーザーまで使いやすいと思います。
作例は、クリック・タップすると大きいサイズの写真を表示できます。




AXON 7 / 7 mini評価まとめ
さて、ここまで両モデルのスペック比較を中心にレビューしてきましたが、そろそろまとめてみましょう。
AXON 7はフラグシップ機の名に恥じない性能を有していることは間違いありません。しかしながら7 miniとの価格差は2万円と大きいのも事実です。どちらのモデルにしようか迷っている場合は、余程、処理性能やカメラ性能にこだわりを求めない限りは7 miniをオススメします。
画面の解像度やオーディオの音質などは、こだわりがなければ気にならないレベルだと筆者は感じます。また、カメラに関しては好みが分かれるため、一概にどちらかと言えないので作例を参考にしてみてください。ただし、カメラの性能だけを求めてプラス2万円のコストをかける価値があるかと言えば微妙なところです。
AXON 7 miniをオススメする筆者的に、一つだけ残念な点としましては、ホームキーが画面内にあることによって画面の有効な表示領域(アプリが表示される部分)が狭くなってしまうことです。
ただし、ホームキーや戻るキーが画面内に表示されるということは、動画再生などで画面を横にした際に、各種キーも横画面用に下部に表示されることを意味します。画面外に固定されたキーとは違った使い勝手になりますので、一概にデメリットとは言い切れません。あくまでも筆者的に、画面外に固定されたキーが好みだと言うことです。
さて、次回はAXON 7 / 7 miniに共通する設定ガイド編をお送りしたいと思います。どうぞお楽しみに!
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