カテゴリ: アクセサリ

便利だけど気をつけて!SIMカードアダプターの使い方と注意点
格安SIMユーザーにとって、1つのSIMを使いまわしたり機種変更の際に起こるのがSIMカードのサイズ問題。端末と違うサイズのSIMカードを使う場合、SIMカードのサイズ変更を申し込むか、SIMカードアダプターを使ってサイズを変更する方法が挙げられます。
今回は、後者のSIMカードアダプターを使った手順や、気をつけておきたい注意点をご紹介します。先に言っておくと、SIMカードアダプターの利用はメーカー保証外の行為にあたるので、あくまで自己責任でお願いします。不安な方は契約元への変更手続きを推奨します。
目次:
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SIMアダプターとはサイズを大きくする変換アクセサリ
SIMカードアダプターとは、SIMカードに取り付けて大きなサイズに変換できるアクセサリ。SIMカードアダプターを使えば、たとえばナノSIMでマイクロSIM対応端末が使えます。
Amazonや楽天ではなんと50円という激安価格で販売されています。多くの場合、iPhoneなどのSIMカードを取り出すために使うSIMピンがセットで付いてきます。


反対に、大きなサイズのSIMを小さくするときは「SIMカッター」や「SIMパンチ」などでSIMカードを切って小さなサイズに加工しますが、こちらは一切推奨できません。SIMカードは契約会社から貸与されている商品であり、加工することはSIMカードの改造にあたり、禁止されているからです。カットしたときに正しく読み込める保証はなく、失敗しても100%自己責任です。

また、会社によっては契約解除時にSIMカードの返却を義務付けているところもあり、損壊金を請求される可能性があります。小さくしたい場合は素直にサイズ変更を申し出ましょう。
SIMアダプターの使い方

私が購入したSIMアダプターは変換アダプターとSIMピンがセットになった商品です。中身を取り出してみると2~3枚の変換アダプターが入っており、使用する端末に合わせて使うアダプターを選びます。
よく使うのはナノSIMからマイクロSIMへ変更するアダプターです。さらに一回り大きい標準SIMは最近だとほとんど見かけなくなりました。マイクロSIMは2~3年前のAndroid端末や格安スマホでよく使われている形式です。
ここではマイクロSIM対応のP8maxでナノSIMを使ってみましょう。
まずは今使っている端末の電源を切ってSIMカードを取り出します。SIMが入っている位置は機種によって異なり、側面にある小さな穴にSIMピンを挿入して取り出すタイプや裏フタを外して取り出すタイプなど様々です。


SIMピンをトレイの横に開いている穴に向かって押し込むとトレイが飛び出してきます。このとき端子の向きを覚えておきましょう。逆向きに挿してしまうと認識しないだけではなく、中で引っかかって取れなくなることがあるため注意です(故障の原因にもなります)。

使用するナノSIMにアダプターを取り付けます。アダプターにはシールで貼り付けるタイプや、プラスチックのシートが付いているものがあります。中で外れないようにしっかりと固定しましょう。

これで元々挿していたマイクロSIMと同じサイズになりました。後は先ほどと逆の順番で本体に戻していきます。
例としてP8maxにナノSIMを挿入してみましたが、APN設定をすれば問題なくネットに接続できました。
SIMアダプターの注意点、デメリット
冒頭で述べたとおり、SIMアダプターを使うのはメーカー保証外の行為のため何が起こっても自己責任です。
アダプターを付けた状態だと数ミリ厚みが出てしまい、機種によっては上手く入らなかったりSIMカードが認識しなくなることも。故障するリスクや修理代を考えると正規の手続きでサイズ変更することをおすすめします。あくまでも変換アダプターは緊急時にお使い下さい。
よくある故障原因としてSIMアダプター単体で本体に挿入するケース。SIMトレイはSIMカードを押さえつける金具のようなパーツが入っており、アダプターのみを挿入すると金具が引っかかり取り出せなくなることが多いです。
SIMアダプターは便利な半面、使い方を間違えてしまうと面倒なことになることをよく頭に入れて使うようにしてください。
まとめ:シェアプランでSIMカードを追加契約する手段もあり
最近ではキャリアの大容量プランや複数枚のSIMカードで通信量をシェアするプランが安く持てるようになったため、1枚のSIMカードを差し替えて使うことも少なくなりつつあります。差し替えて使う手間を考えるとSIMをもう一枚追加で契約した方が便利ですね。
普段からあまり意識することがないSIMカードのサイズ。いざというときに困った人は以下の記事を参考にしてみて下さい。