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ASUS ZenFone 3 Deluxeを使い始めるときにまず確認したい5つの設定
2016年9月に国内でも発表がされ、10月末より発売となったASUS ZenFone 3 Deluxe。
予想を上回る発注数により、当記事を作成している2016年11月末時点では受注が一時停止されるほどの人気を集めています。
この記事ではそんなASUS ZenFone 3 Deluxeを購入したら、使い始めるにあたってまず確認しておきたい設定項目を5つ取り上げて紹介します。
いずれも日常での使い勝手に大きく影響を及ぼすものといえるだけに、ぜひチェックの上、参考にしてみてくださいね。
目次:
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はじめに:SIMカードの差込口を確認しよう
具体的な設定方法を紹介する前に、まずはZenFone 3 DeluxeのSIMカードスロットの位置、使い方を確認。
SIMカードスロットは端末の左側面に設けられています。穴にピンを差し込むことで、SIMカードを乗せるトレイが取り出せます。

ZenFone 3 Deluxeでは最大2枚のSIMカードを同時に差すことが可能。SIMカードスロット1はmicro SIM、SIMカードスロット2はnano SIMサイズとなっています。SDカードを使う場合はSIMカードスロット2が使えないので注意。


なおSIMカードを1枚だけしか差さない場合、カードを乗せるスロットはどちらでも構いません。SIMカードスロット2を使うとSDカードが使えないというデメリットはありますが、できれば手持ちのnano SIMカードをサイズ変更せずに使いたい!なんて場合は、SIMカードスロット2だけを使うのもアリですよ。
APN情報を設定する
SIMカードを差したら電源を入れて初期設定を済ませましょう。続いてやることは、SIMカードを使ってデータ通信を行うために必要となるAPN(アクセスポイント名。Access Point Name)情報の設定。
まずはアプリドロワー(アプリ一覧画面)から【設定】を探してタップ。

続いて【もっと見る】→【モバイルネットワーク】→【アクセスポイント名】の順に選んで進みます。



すると登録されたAPN情報の一覧が表示されます。ZenFone 3 Deluxeでは、初期状態でも22個のAPN情報が登録済み。もしこの中に使用するSIMカードで指定されたものが見つかれば、それを選択するだけでAPN情報の設定は完了します。



今回は初期登録された中に使いたいAPN情報が見つからない、という前提で話を進めていきます。この場合は手動で新たにAPN情報を登録する必要がありますので、右上のプラスマークをタップしましょう。

APN情報の入力・編集画面が開きます。ここに、SIMカードを提供する回線事業者から指定されている情報を入力していきます。

入力が必要な項目は事業者ごとに異なりますが、多くの場合「名前(任意で指定)」「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」の5つが最低入力項目となっていますよ。また指定がない項目は何も触らず(入力せず)でOKです。
指定された必要情報をすべて入力し終えたら、画面右上のメニューボタンをタップ。表示される項目から【保存】を選択します。


すると先程のAPN情報の一覧画面に戻ります。ここで今保存したAPN情報を探しましょう。


保存したAPN情報を見つけたら、横にある丸にチェックを付けます。しばらく待ってみると画面右上のアンテナピクトに”3G”や”H”、”4G”といったデータ通信ができていることを現すマークが表示されます。

これでAPN設定は完了です。
なおSIMカードスロット2に対して、APN情報を設定する場合も大きく手順は変わりません。設定画面より【もっと見る】→【モバイルネットワーク】と進み、画面右上の【SIM 2】をタップ。

あとは【アクセスポイント名】を選べば、APN情報の一覧画面が開きます。これ以降はさきほど紹介した手順のとおりに進めればOKです。


ZenFone 3 DeluxeではSIMカードスロットが2つ設けられているため、SIMカードスロットが1つのみのスマホと比べると画面のつくりはやや異なります。ただAPN情報の登録手順は、さほど変わりません。
今後、他社製品を含めたZenFoneシリーズ以外のAndroidスマホを使う場合にも使える基礎知識ですので、ぜひこの機会に身につけておくことをオススメしますよ。
なお2枚のSIMカードを差して同時待ち受け(デュアルシム・デュアルスタンバイ。DSDS)の状態になると、画面上のステータスバーはアンテナピクトが2つ現われます。

また通知領域上にも、回線事業者名が2つ。

新たなトレンドになりつつある同時待ち受けですが、こういった従来と異なる表示を見ているとワクワクしてきますね。
2枚のSIMカードに機能を割り当てる
2枚のSIMカードを差して、4G+3G(あるいは3G+3G)の同時待ち受けを行う場合は、それぞれのSIMカードに機能を割り当てておくことも忘れずに。
設定画面から【デュアルSIMカード設定】を選ぶと、SIMカードの設定画面が開きます。



以降はこの画面でできる覚えておきたいことを、順に説明していきます。
SIMカードの有効・無効を切り替える
2枚のSIMカードで同時待ち受けをしていると、どうしてもバッテリーの消費量は増加します。もし適時切り替えて使うので、常に同時待受をする必要はないということであれば、SIMカードの有効化・無効化方法を覚えてきましょう。
設定画面の上部にはカードのイラストが2つ並んでいますが、チェックが入っていれば、そのSIMカードが有効化されていることを示しています。
ここではSIMカード2を無効化してみます。イラスト(またはチェックマーク)をタップします。

すると「非アクティブにしています(=無効化)」のメッセージが表示されます。

しばらくすると、画面右上のSIMカード2のイラストが灰色に。チェックもはずれ「無効」と表示されました。

これで切り替えは完了です。
再び有効化したい場合は、再度イラスト(またはチェックボックス)をタップすればOKです。
ひとつ注意点として、2枚のSIMカードを同時に無効化することはできません。もし有効化するSIMカードを入れ替えるのであれば、無効化されているSIMカードを有効化→有効化されているSIMカードを無効化とする手順となりますので、覚えておきましょう。
SIMカードの名前を変更する
SIMカードを2枚差す場合、同じ回線事業者、あるいは共通して”NTT DOCOMO”と表示されるNTTドコモ系MVNOのSIMカードの組み合わせだと、どちらのスロットにどのSIMカードが入っているのか後から見分ける方法が電話番号以外にありません。
そこで各SIMカード(正確にはSIMカードスロット)に対して、任意の名前を割り当てることもできます。
【SIMカード情報】の欄にあるいずれかのSIMカード情報をタップしてみましょう。

すると名前の入力画面が開きます。初期設定では「SIM 1」または「SIM 2」となっているので、これを自分で認識できる内容に変更しましょう。


ここではSIM 1を「NTT DOCOMO」に、SIM 2を「Y!mobile」に変更してみました。すると画面上のイラスト部、そしてSIMカード情報部、いずれにも変更後の名前が反映されていることがわかります。

名前を変更しておくことで、パッと見での判別が圧倒的に行いやすくなります。自分が認識できれば名前はなんでも構いませんので、ぜひ設定しておくことをオススメしますよ。
各機能使用時の優先SIMカードを設定する
音声通話(発信)、SMSメッセージ(送信)、およびモバイルデータ通信を利用する際、どちらのSIMカードを使って行うか、という基本動作も設定できます。
【音声呼び出し】の項目では、音声通話を発信する際に使用するSIMカードを設定できます。通話発信に使うSIMカードが決まっているのであれば、ここで忘れず設定しておきましょう。


【SMSメッセージ】の項目では、SMSメッセージを送信する際に使用するSIMカードを設定できます。


【データサービスネットワーク】の項目では、モバイルデータ通信を行う際に使用するSIMカードを設定できます。


2枚のSIMカードを同時に差す場合、各SIMカード(契約プラン)の特徴を生かし、役割ごとに使い分けるケースもあるでしょう。そんな場合は忘れずに、これらの項目を確認しておきましょう。
バッテリー残量をパーセントで表示する
画面右上に表示されている、バッテリー残量を示すバッテリーアイコン。初期設定ではイラストのみとなっており、パーセンテージ付きでの表示がよりわかりやすくて安心!という場合もあると思います。
少し場所がわかりづらいですが、パーセンテージ付きにする表示切り替えも設定画面から行うことが可能ですよ。
設定画面より【電池】の項目を選択。

続いて、開いた画面で右上にあるメニューボタンをタップします。【電池残量をパーセントで表示する】の項目が現れるので、ここにチェックを付けましょう。


するとステータスバー上のバッテリーアイコン横に、パーセント表示が追加されました。

パーセント表示を隠したい場合は、再びメニューボタンをタップして項目からチェックを外せばOKです。
バッテリー消費量を節約する
高性能・高機能でどんどん使いたくなるZenFone 3 Deluxeだからこそ、日々使う中で気になるのがバッテリーの消費加減。せっかくの魅力的なスマホも、バッテリー切れで使えなくなってしまっては元も子もありませんね。
ZenFone 3 Deluxeには、バッテリー消費量を管理・節約できる省電力機能が搭載されています。処理性能よりバッテリーの持ちをよくしたい!なんて場合はこちらも併せてチェックしておきましょう。
設定画面より【電力管理】→【省電力設定】の順にタップすると、省電力機能の設定画面が開きます。




ここからは、この画面でできる主なことを順に紹介していきます。
省電力のための最適化内容を確認・適用する
画面上部にある【スキャン】のボタンをタップすると、現在のスマホの状態に対して、省電力に効果のある最適化内容を確認・適用できます。




使っていてバッテリーの減りが早く感じられるが、どこから手を付けたらよいのかわからない。そんな時はこの最適化機能を定期的にチェックしてみるとよいかもしれませんね。
電力消費に影響の大きい5機能をオン・オフ切り替える
画面中段にならぶアイコンはトグルスイッチとなっており、それぞれをタップすると機能をオン・オフ切り替えられます。


これらは画面上部から引き出して表示できるクイック設定パネル、あるいは設定画面内からも変更できるので、あえてここで使用する頻度は高くないかもしれません。とりあえずこんなこともできる、というくらいで記憶しておけばよいでしょう。
バッテリーモードを切り替える
省電力性にもっとも大きく影響してくるであろう設定がバッテリーモード。CPUのパフォーマンスや画面の明るさなどを調整することで、稼働時間を延長することができます。

用意されているモードはバッテリー消費性の高い順に「パフォーマンス」「スマート」「省電力」「スーパー節約」の4つ、および自分で細かく設定できる「カスタマイズ」の計5つ。
最新の高性能プロセッサを搭載するZenFone 3 Deluxeだけに「パフォーマンス」で使いたくなるところですが、筆者が体感で試してみた限りは「スマート」でもそれほど処理動作の印象は変わりませんでした。個人的にもオススメ設定は「スマート」ですね。
なお特に影響が大きいと考えられるのはゲームなど、処理性能が求められるアプリを使う際。もしゲームをプレイする頻度が高いのであれば、どこまでならストレスを感じないかをモードを切り替えつつテストしてみるのもよいと思います。
また、バッテリーモードにはバッテリー残量やスケジュールにより、モードを自動切り替えできる設定も用意されています。
【電力に基づいて切り替える】の項目では、モードを切り替える基準とするバッテリー残量、および切り替え後のモードを選択することで設定を行ないます。


一方【スケジュールに基づいて切り替える】の項目では、開始と終了の時刻を指定して、モードを自動切り替えします。


例えば、前者は意図しないスマホの使いすぎを予防する方法として。後者は帰宅後などスマホを使う頻度が下がる場面で活用できる節電方法などとして、有効に活用することができそうですね。
指紋認証機能を有効にする
ZenFone 3シリーズから初搭載となった指紋認証センサー。端末のロック解除の手間を大幅に削減しつつ、セキュリティ性もある程度担保できる嬉しい機能です。
こちらもぜひ、忘れずに設定しておきましょう。
設定画面より【指紋】→【指紋を管理する】の順にタップします。


指紋を登録する前に、万が一指紋がうまく認証されなかった場合を想定して、指紋以外の端末ロック解除方法を設定します。3つあるうちから、好きなものをひとつ選んで設定しましょう。




ここまで設定すると、いよいよ指紋情報の登録がはじまります。






なお指紋は最大5つまで登録が可能。もし続けて登録したい場合は【別の指紋を登録】を選択することで、繰り返し、指紋の登録画面へ移動することができます。
指紋の登録を完了した後は、指紋認証により使用できる機能を設定します。端末のスリープ解除の他、音声通話の着信時に指紋認証で応答する、といった設定も。

また1つ前の画面に戻ると、こちらでは指紋認証センサーが内蔵されているタッチセンサー部に触れることで使用できる機能も設定が可能。

筆者個人的には、タッチコントロールで設定できる「センサーに2回タッチしてカメラをクイック起動」は特に便利に感じられたのでオススメです。
まとめ:ハイエンドに見られる基本設定がしっかり含まれているので活用しよう
ZenFone 3 Deluxeを改めて確認してみると、最近ではセキュリティ性向上のために当たり前にもなりつつある指紋認証機能はもちろん、新たなトレンドになりつつある4G+3Gの同時待ち受けにも対応。ハイエンドに見られる基本設定がしっかり搭載されている印象です。
また今回紹介した以外にも、ASUSならではの細かな設定項目も多く用意されています。
そのため、まずはこの記事で紹介した内容をチェック。そして時間に余裕があれば、それ以外の項目も追加でチェックする、といった流れがオススメです。
プレミアム仕様のZenFone 3 Deluxeをより楽しく使うためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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