docomo「arrows NX F-01J」をレビュー!スペックより”安心”を追求したスマートフォン

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docomo「arrows NX F-01J」をレビュー!スペックより”安心”を追求したスマートフォン

arrows NXシリーズといえば、発売時点でトップレベルのスペックを誇る富士通のフラッグシップモデル。しかし、NTTドコモから約1年ぶりに登場した「arrows NX F-01J」は、ミドルハイクラスのスマートフォンです。

虹彩認証や便利機能がより使いやすくなり、スペックよりも安心に使える堅牢で耐久性がある筐体に注力したモデルとなっています。

目次:

スペックをチェック

arrows NX F-01J スペック情報(参照:製品ページ
サイズ 高さ 約156 × 幅 約75 × 厚さ 約7.7mm
OS Android 6.0
重量 約169g
SoC Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz Octa-core
RAM 3GB
ROM 32GB
外部メモリ microSDXCカード(最大256GB)
バッテリー容量 2,850mAh
ディスプレイ 約5.5インチ FHD(1920 × 1080)
カメラ アウトカメラ 約2,300万画素
インカメラ 約500万画素
カラー Copper・Black・White
備考 虹彩認証・防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)・おサイフケータイ・ワンセグ・フルセグ・VoLTE

SoCはミッドレンジのSnapdragon 625を搭載。画面サイズは約5.5.インチで、前機種よりも僅かに大型化しており、スマートフォンとしてはやや大きめの部類になるでしょう。全体的に平凡なスペックで、特筆すべき部分はありませんが、逆にネックとなるポイントもないと思います。

ベンチマークスコアを確認

AnTuTu Bencmark v6.2.6のスコアGeekbench 4のスコア

AnTuTu Bencmark v6.2.6とGeekbench 4のスコア

AnTuTu Benchmarkの総合スコアとGeekbench 4のSingle-Core Scoreを、最上位のSnapdragon 820と比較すると半分以下となっており、決してハイスペックとは言えませんが、高い3D性能を要求するゲームをプレイしないなら、必要十分な性能を有しています。

シンプルなデザイン

前面

前面
左からインカメラ・赤外線カメラ・スピーカー・赤外線LED

左からインカメラ・赤外線カメラ・スピーカー・赤外線LED
背面

背面
右側面には電源ボタンとボリュームキー

右側面には電源ボタンとボリュームキー
左側面にはnanoSIMカードとmicroSDカードのスロット

左側面にはnanoSIMカードとmicroSDカードのスロット
スロットカバーを外したところ

スロットカバーを外したところ
上部には3.5mmイヤホンジャックとアンテナ

上部には3.5mmイヤホンジャックとアンテナ
外部アンテナなしでワンセグ・フルセグを受信できる

外部アンテナなしでワンセグ・フルセグを受信できる
下部にはmicroUSB端子とストラップホール

下部にはmicroUSB端子とストラップホール

アルミのフレームと、樹脂のバックパネル(取り外し不可)が層のように重なっているのがデザインのアクセントになっています。

コンセプトは「50/50」で、堅牢さと手触りの良さを両立するために、異なる素材を半分づつ組み合わせているのが特徴です

ボディには強さと美しさを追求

SOLID SHIELD(ソリッドシールド)構造

見えない部分に剛性を高める工夫

見えない部分に剛性を高める工夫

サイドを補強するステンレスフレームと、大部分をカバーするステンレスホルダにより、曲げと歪みに強い堅牢なボディを実現

内部に工夫を施すことで、外観はシンプルにまとまっているのが好印象です。女性でも違和感なく持てるデザインですね。

様々な環境下で動作

MIL規格14項目準拠したタフネス仕様

MIL規格14項目準拠したタフネス仕様

米国国防総省のMIL-STD-810Gの14項目に準拠した試験にクリアしています。毎日使うものなので、タフなのは嬉しいポイントですね。日常でもアウトドアでも活躍してくれるでしょう。ちなみに、実施された試験項目は以下の通りです。

防水(浸漬)・防水(風雨)・防塵・耐衝撃・耐振動・耐日射・防湿・塩水耐久・高温動作(60℃固定)・高温保管(70℃固定)・低温動作(-20℃固定)・低温保管(-30℃固定)・低圧動作・低圧保管

美しさを維持する素材と加工

7000シリーズアルミニウムにハードアルマイト加工で強度を高めたフレーム(上半分)

7000シリーズアルミニウムにハードアルマイト加工で強度を高めたフレーム(上半分)

使っていると傷がつきやすいフレームには硬度が高い7000シリーズアルミニウムを採用。さらに、表面はハードアルマイト加工を施しており、アルミ合金なのにチタン合金を超える硬度を実現しているとのことです。

フレームの縁とガラスの厚みでディスプレイを保護

フレームの縁とガラスの厚みでディスプレイを保護

フレームの縁をディスプレイの表面より0.3mm高くすることで、落下したときに地面に直接当たるのを防ぎます。また、前機種では0.5mmだったガラスの厚みを0.7mmにすることで、強度を高めています。かなりの耐衝撃性を備えていると見てよさそうです。

ハイパーダイヤモンドタフコートで耐久性に優れている

ハイパーダイヤモンドタフコートで耐久性に優れている

ダイヤモンド粒子を加えた塗装の上をハイパーガード層でコーティングしているため、傷や摩耗に強くなっています。サラサラとした手触りですが、ラバーコーティングのようなグリップ感もあります。

色再現性96%を実現したIPS-NEOディスプレイ

色再現性がアップし、独自の高画質化エンジンも進化

色再現性がアップし、独自の高画質化エンジンも進化

IPS-NEOディスプレイは、通常の液晶ディスプレイよりも色再現性が高く、鮮やかに表示できます。また、独自の高画質エンジン「Xevic」により、動画も静止画も精細に映し出します。

一方で、解像度は前モデルのarrows NX F-02HがWQHD(2560×1440)だったのに対し、FHD(1980×1080)へ低下しています。解像度が落ちると表示が荒くなるのですが、正直この画面サイズでFHDあれば十分綺麗なので、特にマイナスポイントではないと思いました。

音質にこだわったオーディオ機能

Onkyoが監修したオーディオ回路を搭載

Onkyoが監修したオーディオ回路を搭載

音響機器メーカーのOnkyoと共同でチューニングしたオーディオ回路を搭載し、音質基準を満たした証である「TUNED BY ONKYO」に認定されています。

回路や部品にこだわり、ノイズや歪みを抑えています。また、ハイレゾ音源の再生に対応しており、音楽プレイヤーとしての性能も十分備えていると言って良いでしょう。

Dolby Audioで音に変化を

Dolby Audioで音に変化を

Dolby Audioはサウンドにエフェクトをかけて臨場感を演出します。音楽や映画などに最適化された設定がプリセットが用意されているので、最初はそれを使いながら徐々に自分好みの音を作っていくのがおすすめ。

ただし、ハイレゾ音源再生時はDolby Audioが無効になるので、注意してください

進化した虹彩認証

虹彩認証エンジンV3を採用し、使い勝手が向上

虹彩認証エンジンV3を採用し、使い勝手が向上

虹彩で個人を識別する生体認証システム「Iris Passport」を搭載しているのが特徴です。赤外線カメラと目の位置関係さえ慣れてしまえば、体感速度は指紋認証と大差ありません。また、パーソナルノートと組み合わせることで、IDやパスワードなどの情報を虹彩認証で呼び出すことができます。

筆者は初めて虹彩認証を採用したスマートフォン「ARROWS NX F-04G」を使っていたことがあります。その時は、屋外や振動(歩きながらの使用)に弱いイメージがありましたが、従来機種よりも認証速度・精度の向上を体感できました

便利機能をピックアップ

はっきり文字

はっきり文字OFFはっきり文字ON

はっきり文字OFF(左)とON(右)を比較

PC向けのWebページをスマートフォンの小型な画面で見ると表示が細くなります。そんな時は、はっきり文字をONにするとフォントサイズが大きくなって見やすくなります。高年齢層でも快適に使える工夫が見られます。

ブルーライトカット

ブルーライトカットモードOFF

ブルーライトカットモードOFF
ブルーライトカットモードON

ブルーライトカットモードON

ブルーライトカットモードをONにすると、暖色寄りの色調になります。クイックセッティングから瞬時に切り替えられるのはグッド。

しかし、ON / OFFの二択で、レベル調整できないのは少し残念な気がしました。

手袋タッチ

手袋をつけたままでもタッチ操作できる

手袋をつけたままでもタッチ操作できる

手袋を装着しているとタッチ操作できなくなるのですが、手袋タッチ機能をONにするとタッチ操作でき流ようになります。着信に応答したりできるのは便利です。

カメラ性能を試す

23MPのメインカメラ

23MPのメインカメラ

2,300万画素のメインカメラで撮影した作例で性能を確認していきます。写真を、タップorクリックすると大きいサイズの写真を表示できます。

arrow NX F-01 カメラ作例:花を接写

花を接写
arrow NX F-01 カメラ作例:ローアングルで落ち葉を撮影

ローアングルで落ち葉を撮影
arrow NX F-01 カメラ作例:動体にもしっかりピントが合う

動体にもしっかりピントが合う
arrow NX F-01 カメラ作例:紅葉と池

紅葉と池
arrow NX F-01 カメラ作例:空の青さを鮮やかに捉えている

空の青さを鮮やかに捉えている
arrow NX F-01 カメラ作例:チーズバーガー

チーズバーガー

少し彩度が低く、発色がいまいちな気がしました。ナチュラルですが、平凡な写りです。カメラアプリのUIはシンプルで、使いやすいと思いました。

評価まとめ:安定した使い勝手を重視したスマートフォン

冒頭で述べたように、スペックよりもユーザイビリティを重視していることが顕著に表れていると思います。スマートフォン向けSoCが停滞の兆しを見せ、性能が頭打ちになりかけている今、スペックよりも強度や使いやすさに重点を置いたのは、良い判断だったのではないでしょうか。

ハイスペックなarrows NXシリーズを求めている人にとっては、やや物足りないかもしれませんが、快適に使えるラインは超えています。ほとんどの人にとって不満なく使えるレベルに仕上げられていると感じました。

ドコモ「arrows NX F-01J」の設定・使い方はこちら

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

マイナーなガジェットを追いかける変態端末愛好家。変わったものと新しいものはとりあえず買ってみるをモットーに活動中。