今明かされるSIMカード4つの秘密

「SIMカード」「SIMフリー」最近さまざまなメディアで目にするようになりました。
しかし、まだ初心者にとってはとっつきにくい言葉である事は間違いありません。
モバレコ編集部ではSIMカードをより理解して欲しいという願いから、料金プランや格安SIMなどではなく、生産現場の取材や切れ込みの入ったその形の秘密など、より掘り下げた情報を掲載すべく今回特別調査を行いました。
少しでもSIMカードに対する疑問が解決できればと思います。
※こちらの記事は4月1日に公開されたエイプリルフールネタとなります。
2016年のエイプリルフールネタはこちら
SIMカードはどのようにして作られるか
普段私たちが使っているSIMカードですが、いったいどのようにして作られるのかを知っている人は限られているかもしれません。
巷では主に料金やスペックの事を掲載していて、どうやって作られているのかについてはあまり触れられていませんよね。
今回、モバレコ編集部では注目される事の少ないSIMカード生産現場の取材に成功しました。

まだ人もまばらな朝5時。
SIM生産者のS氏の指示のあった場所まで行くと早速目に飛び込んできました。
寒さはスタミナを奪い常に危険と隣り合わせ。
生産現場の厳しい様子が伝わってきます。
S氏によると、生産は主に北海道から青森付近に多く、出荷できる大きさになるにはおよそ3年かかるそうです。
5月から7月と11月12月に生産のピークをむかえ、この時期に作られたものが最も良質なSIMとのこと。

獲れたSIMカードはホタテ型のケースから丁寧に取り出され、「標準」「マイクロ」「ナノ」に選別。
その後職人の手により加工(下の項目にて説明あり)された上で全国へ出荷されます。

普段何気なく使っているSIMカードですが、多くの人の手を経て私たちのもとへ届くのですね。
SIMカードの斜めカットは何のため?
当たり前すぎて見逃してしまう部分でしょう。
そう、SIMカードの端の斜めにカットされているのはなぜなのか。

モバイル機器に差し込む方向を間違えないためというのが一般的には知られているとは思いますが、実はそうではなくSIMカードの端にある通信障害を引き起こす毒を取り除いているのです。
ちょうどホタテでいうと黒くて食べられない部分である「ウロ」に当たります。

このように、通信障害が起きないよう、1つ1つ職人の手によってカットされています。
確かに上で紹介している取れたてのSIMには斜めカットが入っていませんね。
ただ収穫したものをそのまま出荷するのではなく、こうした職人さんの手が入り、安心して私たちが利用できるSIMカードとなるのですね。
SIMカードには実は性別があった!?
ここでご紹介する事案は社外秘なんですが、この際公開しましょう。
実はすごいことに気づいたんです、朝目が覚めたらSIMカードが1枚増えていたんです。
驚きましたよ。だって、2枚だったSIMカードが3枚になっていたんですから。
偶然にもその様子をカメラに収めることができました。偶然というかなんというか、もうバッチリです。







と、こういうわけです。
おわかりの通り、SIMカードには実は性別があったんですね。
みなさんもお手元にSIMカードがあれば確認してみてください。
そう、この大きいSIMカードが雄のSIM(通称:オシム)、小さいSIMカードが雌のSIM(通称:メシム)なのです。
nanoSIMはこのようにして誕生したのですね。
鋭い方はお気づきでしょうか。そう、父親となったSIMカードはその証として赤色へと変化するのです。彼は、オシムであり、パパシムなのです(ダルシムと同じイントネーション)。
なお、当然ですがこのように生まれたSIMカードにはあらかじめ「斜め切り」が施されているようです。つまり、遺伝ですね。
上で紹介しました通り天然SIMカードの収穫には危険が伴い、さらに検査や職人の手作業が必要など、生産にはとても多くの時間と手間がかかりますが、この発見によって革新的な効率化が実現できるかもしれませんね。

スマホだけじゃない!SIMカードで動く人間もいる
ところでSIMカードを差して使うのは、スマートフォンやモバイルルータなどの通信機器だけだと思っている方、多いのではないでしょうか。
多くのメディアではそのように紹介していますので仕方ないかもしれませんが、モバレコでは最近あまり知られていないSIMで動く人「SIM人間」の方との接触することに成功しました。

なかなか他のメディアでもSIM人間からの発言は取り上げられる機会も少ないため、非常に貴重な内容となっております。
SIM人間は、普通の一般人と同じように生活していて、一見しただけではそうだとは気づかないでしょう。
編集部でも今回匿名を条件にインタビューに応じていただいたS氏の外見だけでは、SIM人間だと見抜けないスタッフもいました。

編集部「インタビューに応じていただきありがとうございます。早速ですがSIM人間になったきっかけを教えてください。」
SIM人間S氏「はい。まず私がSIMフリー人間であった事が一番大きいです。」
編集部「なるほど、佐藤さんはSIMロック人間ではなかったという事ですね?」
SIM人間S氏「その通りです。SIMロック人間だったら決してSIM人間になろうとは思わなかったでしょう。」
編集部「生まれながらのSIM人間なんですね。」
SIM人間S氏「はい、基本的にはSIMロック人間はだめなんですが、私の知人にはSIMロック解除人間だったにも関わらず、実際SIM人間になられた方もいらっしゃいます。」
編集部「解除する事でもなれるのですね。」
SIM人間S氏「その通りです。だから今SIMロック人間だからといっても決して諦めないでください。きっと夢はかないます。」
編集部「・・・本日はとてもいいお話をありがとうございました。」
SIM人間S氏「ありがとうございました。」
SIMフリー人間がSIM人間になれる事は知っていましたが、SIMロック解除人間もなれるというのは新たな発見でした。
なおSIM人間と普通の人間との違いは、前者が本気を出すことによって「人間WiFiスポット」として活動する事ができる点です。


各キャリアの7GB制限を受けないため、長時間のモバイル回線利用は控えがちになりますが、人間WiFiスポットは使い放題のため、今後さらに多くのニーズが見込まれています。
とても貴重な情報をお教えいただいたS氏には改めてここでお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
さいごに
いかがだったでしょうか。
「携帯電話の中に入っているカード」
そんな印象しかないかもしれないSIMカードですが1つ1つがとても貴重なものだったのですね。
明日からSIMカードに対する思いがより強くなりそうです。