カテゴリ: ZenFone

【全機種比較】ZenFone 3シリーズを一挙比較!全5機種でどれがおすすめ?
2016年10月より、日本でも続々と発売されているASUSのスマートフォン・ZenFone 3シリーズ。すべての製品に「ZenFone 3」とついているものの、それぞれ特徴の異なる仕様になっています。
ただ一方で、全機種に付いている「ZenFone 3」の名前により、どこがどう違うのか、自分はどれを選べばよいのか、イマイチ理解できていない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は2017年時点で発売されているASUS ZenFone 3シリーズ全5機種それぞれについて、特徴を整理しながら一挙に紹介していきます。
目次:
目次:
すべてにバランス良く使えるZenFone 3(ZE520KL)
2016年10月に発売されたZenFone 3シリーズのフラグシップモデルおよび普及モデル。前面・背面ともにガラスが使われたツヤのあるデザインは、5機種あるZenFone 3シリーズの中でも唯一このZenFone 3のみ。


オクタコアプロセッサに余裕のある容量のメモリ・ストレージ。5.2インチと手ごろなサイズの高精細ディスプレイ、1,600万画素のメインカメラ、800万画素のサブカメラ。すべてを適度にバランスよく備える王道モデルといったところ。
また最近のSIMフリースマホのトレンドである4G+3Gの同時待ち受け(デュアルシム・デュアルスタンバイ。DSDS)をサポートするとともに、ドコモ系、ソフトバンク系、au系すべてのSIMカードで使えるマルチキャリア仕様でもあります。

せっかくのSIMフリースマホなので、SIMカードもいろいろな回線事業者(MVNO)を試してみたい。そんな人に迷わずオススメできる、すべてにおいてほどよくバランスの取れた1台です。






2017年3月より、新たに5.5インチモデルのZenFone 3(ZE552KL)が発売されました。
端末名 | ZenFone 3(ZE520KL) | ZenFone 3(ZE552KL) |
---|---|---|
OS | Android 6.0.1 | Android 6.0.1 |
CPU | Snapdragon 625(オクタコア) | Snapdragon 625(オクタコア) |
内蔵メモリ | 3GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 32GB | 64GB |
ディスプレイ | 5.2インチ フルHD(1920×1080) | 5.5インチ フルHD(1920×1080) |
カメラ | メイン:1,600万画素/サブ:約800万画素 | メイン:1,600万画素/サブ:約800万画素 |
バッテリー容量 | 2,650mAh | 3,000mAh |
サイズ | 高さ 約146.8 x 幅 約73.9 x 厚さ 約7.69 mm | 高さ 約152.59 x 幅 約77.38 x 厚さ 約7.69 mm |
重さ | 約 144 g | 約 155 g |
メーカー価格 | 税込42,984円 | 税込46,224円 |
手軽に写真を楽しめるZenFone 3 Laser(ZC551KL)
2016年11月に発売された、カメラ機能にフォーカスを当てたミドルレンジモデル。前面のデザインはZenFone 3と大きく変わらないものの、側面から背面にかけての外装は金属になっています。

全体的なスペックはZenFone 3よりグレードダウンさせつつも、特徴となるメインカメラはZenFone 3同様にレーザーオートフォーカスに対応。高速でピント合わせができるだけでなく、マクロ撮影時の接近可能距離、夜間など暗所でのフォーカス精度に強い設計です。

また解像度は同じフルHDでありつつ、画面サイズは0.3インチほど大型に。手軽に撮影できるカメラだけでなく、撮影した写真を確認・加工する際に大きなディスプレイは効果を発揮します。

内蔵メモリはZenFone 3よりも大きい4GBを搭載するので、容量を食いがちな写真加工アプリなども、よりストレス少なく使い倒せる1台です。






▼この端末をさらに詳しく
端末名 | ZenFone 3 Laser(ZC551KL) |
---|---|
OS | Android 6.0 Marshmallow |
CPU | Snapdragon 430(オクタコア) |
内蔵メモリ | 4GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 5.5インチ フルHD(1920×1080) |
カメラ | メイン:約1,300万画素/サブ:約800万画素 |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
サイズ | 高さ 約149.0 x 幅 約76.0 x 厚さ 約7.9 mm |
重さ | 約 150 g |
メーカー価格 | 税込30,024円 |
内外ともにゴージャスなZenFone 3 Deluxe(ZS550KL / ZS570KL)
2016年10月に発売された、ZenFone 3シリーズのフラグシップかつ最上位仕様をほこるプレミアムモデル。5.5インチと5.7インチの2種類が発売されています。

5.5インチと5.7インチ、いずれのモデルもデザインのベースはZenFone 3に近いものを感じますが、外装を金属製に変え、またカラーもゴールド/シルバーを用いたことでゴージャスな印象に。


またゴージャスなのは外観だけでなく、スペックはZenFone 3を全体的に引き上げた内容に。特に5.7インチモデルはシリーズ最上位の仕様となるSnapdragon 821(クアッドコア)プロセッサや6GBの超大容量メモリを搭載し、処理性能もピカイチです。

ちなみに5.5インチモデルと5.7インチモデルは、大きさや処理能力が異なるだけということでもありません。デザインも細部まで観察してみると、5.7インチモデルは大きさをカバーするためにベゼルを狭くするといった工夫が。

またディスプレイの種類も、5.7インチモデルのみ有機ELディスプレイが採用されており、画面の発色は豊かに。高画素なカメラで撮影した写真も大画面で鮮やかに楽しめます。

ほどよくバランスのとれたZenFone 3を全体的にグレードアップさせた機種となっており、外見も中身も満足できるモノにこだわりたい人にオススメの1台です。






▼この端末をさらに詳しく
>>>ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL)のレビューを読む
端末名 | ZenFone 3 Deluxe(ZS570KL) | ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL) |
---|---|---|
OS | Android 6.0.1 | Android 6.0.1 |
CPU | Snapdragon 821(クアッドコア) | Snapdragon 625(オクタコア) |
内蔵メモリ | 6GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 256GB | 64GB |
ディスプレイ | 5.7インチ フルHD(1920×1080) | 5.5インチ フルHD(1920×1080) |
カメラ | メイン:約2,300万画素/サブ:約800万画素 | メイン:約1,600万画素/サブ:約800万画素 |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 3,000mAh |
サイズ | 高さ 約156.4 x 幅 約77.4 x 厚さ 約7.5 mm | 高さ 約151.4 x 幅 約76.7 x 厚さ 約7.8 mm |
重さ | 約 172 g | 約 160 g |
メーカー価格 | 税込96,984円 | 税込60,264円 |
エンタメ指向の強いZenFone 3 Ultra(ZU680KL)
2016年12月に発売された、“板”感の強いフラットかつ薄型の金属ボディに6.8インチの大型ディスプレイを搭載するミドルレンジモデル。大型設計の操作性を意識して、シリーズで唯一、前面に指紋認証センサー、背面に音量キーが配置されています。


最大の魅力はやはり大きな画面を生かしたエンターテイメント用途での使い回しやすさ。ネットブラウジングなど基本的な使い方はもちろんのこと、側面(下)に配置されたデュアルステレオスピーカーが生み出す迫力のサウンドにより、イヤホン未使用時も動画視聴が大いに楽しめます。


もちろん電子書籍での読書もバッチリ。

マンガもそのまま読める画面のサイズは、ZenFone 3シリーズのみならず、他社製のスマホとを含めても貴重な存在。まさにスマホでエンターテイメントを楽しみたい人にオススメしたい1台です。






▼この端末をさらに詳しく
>>>ZenFone 3 Ultra(ZU680KL)のレビューを読む
端末名 | ZenFone 3 Ultra(ZU680KL) |
---|---|
OS | Android 6.0.1 |
CPU | Snapdragon 652(オクタコア) |
内蔵メモリ | 4GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 6.8インチ フルHD(1920×1080) |
カメラ | メイン:約2,300万画素/サブ:約800万画素 |
バッテリー容量 | 4,600mAh |
サイズ | 高さ 約186.4 x 幅 約93.9 x 厚さ 約6.8 mm |
重さ | 約 233 g |
メーカー価格 | 税込64,584円 |
小型でもスタミナ抜群なZenFone 3 Max(ZC520TL)
2017年1月に発売された、大容量バッテリー搭載によるスタミナ性の高さをうたうミドルレンジモデル。側面から背面にかけての外装は金属製で、かつ指紋センサーの形状も正方形に近いなど、デザイン面でもZenFone 3とあちこち違いが見られます。

“Max”の名前の由来であるバッテリー容量はZenFone 3比で約1.5倍の4,100mAhを搭載。ただし一方で、本体サイズは一回り小さい5.2インチと、名前からうける印象とは異なる部分も。本体サイズが小型化したことで片手での扱いやすさは大きく向上しています。

搭載するCPUは決して高性能といえないため、動きの激しいゲームなどは動作がカクカクとしてしまう恐れも。とはいえ、すきま時間にゲームを気にせず楽しみたい人には強い味方といえるでしょう。

電話、メール、ネット閲覧、ゲーム、動画視聴。こういったスマホの魅力をより気兼ねなく楽しみやすい、安定性が光る1台です。






▼この端末をさらに詳しく
>>>ZenFone 3 Max(ZC520TL)のレビューを読む
2017年4月より、au回線に対応した5.5インチモデルのZenFone 3 Max(ZC553KL)が発売されました。
端末名 | ZenFone 3 Max(ZC520TL) | ZenFone 3 Max(ZC553KL) |
---|---|---|
OS | Android 6.0 | Android 6.0.1 |
CPU | MT6737M(クアッドコア) | Snapdragon 430(オクタコア) |
内蔵メモリ | 2GB | 3GB |
内蔵ストレージ | 16GB | 32GB |
ディスプレイ | 5.2インチ HD(1280×720) | 5.5インチ フルHD(1920×1080) |
カメラ | メイン:約1,300万画素/サブ:約500万画素 | メイン:約1,600万画素/サブ:約800万画素 |
バッテリー容量 | 4,100mAh | 4,100mAh |
サイズ | 高さ 約149.5 x 幅 約73.7 x 厚さ 約8.55 mm | 高さ 約151.4 x 幅 約76.2 x 厚さ 約8.3 mm |
重さ | 約 160 g | 約 175 g |
メーカー価格 | 税込21,384円 | 税込30,024円 |
評価まとめ:筆者が選ぶ1台はこれ
製品名称がその機種の特徴を示すポイントにもなっているZenFone 3シリーズ。改めてそれぞれの外観やスペックを確認してみると、結構違いがあることがわかったことと思います。
改めて、どの機種がどういった人におすすめか、まとめておきます。
●ZenFone 3シリーズはこんな人にオススメ
- ZenFone 3……SIMフリースマホやMVNOのSIMカードを様々試してみたい人
- ZenFone 3 Laser……撮影から加工まで、カメラを手軽・便利に楽しみたい人
- ZenFone 3 Deluxe……内外問わず、満足感を求める人
- ZenFone 3 Ultra……スマホでエンターテイメントを楽しみつくしたい人
- ZenFone 3 Max……スマホの基本機能をシンプルに安定して楽しみたい人
ちなみに今回5機種すべてを使ってみた中で、筆者個人がとくに気になったのはZenFone 3 Deluxeの5.5インチモデル。
どうせならさらに性能の高い5.7インチモデルでは?と思うかもしれません。ですが、外観の高級感と5.5インチという適度なサイズ感、そして中に詰まった高性能さはよい意味でとてもバランスが取れており、魅力的に映りました。
価格、デザイン、機能・特徴。こういったものをチェックの上、ぜひ自分にあった“ZenFone 3”を見つけてみてくださいね。