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HUAWEI nova liteレビュー!同価格帯の中ではワンランク上の性能を誇るコスパ最強の一台
HUAWEI(ファーウェイ)から発売された格安スマホ「nova lite」。19,800円(税抜)という超低価格でありながらも、しっかり使える一台に仕上がっています。
今回は同社の上位モデルhonor 8との比較を踏まえつつ、nova liteの使い勝手をレビューしていきます。
目次:
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HUAWEI nova liteのスペックを確認
■HUAWEI nova liteのスペック(参照:製品ページ)
サイズ | 高さ 約147.2 mm 幅 約72.94 mm 厚さ 約7.6 mm |
---|---|
重量 | 約147 g |
カラー | ホワイト、ブラック、ゴールド |
OS | Android 7.0 Nougat |
CPU | Huawei Kirin655 オクタコア(4×2.1GHz+4×1.7GHz) |
RAM | 3GB |
ストレージ | 16GB |
microSDスロット | あり(最大128GB) |
バッテリー | 3,000mAh |
画面サイズ | 5.2インチ(IPS) |
解像度 | 1920×1080 |
カメラ | メインカメラ:1200万画素(F2.2) インカメラ:800万画素(F2.0) |
通信方式 | FDD-LTE : B1/3/5/7/8/19/28 TDD-LTE : B40 W-CDMA : B1/5/6/8/19 GSM : 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi 802.11b/g/n準拠 (2.4GHz) |
デュアルSIM | 対応(デュアルスタンバイは2Gのみ) |
スペックとしては約2万円の機種としては非常に高性能な水準となっており、最新のAndroid 7.0を出荷時から搭載しつつ3GBの大容量RAM、5.2インチのFullHDディスプレイ、3,000mAhの大容量バッテリーなど、スペックは数字だけで見てもワンランク上の機種に匹敵する基準となっています。
また、プロセッサはファーウェイが自社で生産しているKirin 655オクタコアプロセッサを採用する事で、低価格ながら高い処理性能を実現しています。

AnTuTuベンチマークによって計測した処理性能のスコアは56,848点。価格で上回るライバル機種のZenFone 3 Laserは約3万円の販売価格で4.4万点程度のスコアとなっており、価格対性能のコストパフォーマンスは非常に高いものとなっています。
外観・デザインをチェック
今回レビューするのはnova liteのホワイト。国内向けにホワイト、ブラック、ゴールドのカラーと3色展開しています。外観のデザインを写真で見ていきます。

デザインは基本的にシンプル。画面サイズは5.2インチと、同時期に発売された「HUAWEI nova」よりも若干大きいサイズとなっています。


本体、右側面に電源・ボリュームボタン。左側面にはSIMスロットを搭載しています。丸みを帯びたデザインとなっており、持ちやすい設計となっています。


本体上部にはイヤホンジャック、下部には充電端子(microUSB)が配置されています。


背面は白を基調としたスッキリと光沢感のあるデザイン、左上に1,200万画素のメインカメラを配置しています。また、背面に使い勝手の良いポイントとなる指紋センサーを搭載しています。

全体的に標準的な形状のシンプルでありつつ、質感では劣るものの、デザイン傾向としては高性能モデルに近い外観になっています。
HUAWEI nova liteとhonor 8の比較
nova liteは、同社が楽天モバイルから販売している上位モデル「honor 8」と非常に似たデザインとなっています。というのも、nova liteのベースとなっているのはhonor 8の廉価版として海外で販売されているhonor 8 lite。
つまりこの2台は実質的に姉妹機のような関係となっており、見た目が似ているのも頷けます。今回は、楽天モバイルから国内向けに販売されているhonor 8と比較していきます。
スペックを比較
nova lite | honor 8 | |
---|---|---|
サイズ | 高さ 約147.2 mm 幅 約72.94 mm 厚さ 約7.6 mm |
高さ 約145.5 mm 幅 約71.0 mm 厚さ 約7.45 mm |
重量 | 約147 g | 約153 g |
カラー | ホワイト、ブラック、ゴールド | サファイアブルー、サンライズゴールド、パールホワイト、サクラピンク、ミッドナイトブラック |
OS | Android 7.0 Nougat | Android 7.0 Nougat |
CPU | Huawei Kirin655 オクタコア(4×2.1GHz+4×1.7GHz) | Huawei Kirin 950 オクタコア(4×2.3GHz+4×1.8GHz) |
RAM | 3GB | 4GB |
ストレージ | 16GB | 32GB |
microSDスロット | あり(最大128GB) | あり(最大128GB) |
バッテリー | 3,000mAh | 3,000mAh |
画面サイズ | 5.2インチ(IPS) | 5.2インチ(IPS) |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
カメラ | メインカメラ:1200万画素(F2.2) インカメラ:800万画素(F2.0) |
メインカメラ:1200万画素ダブルレンズカメラ(モノクロ+カラーセンサー/F2.2 /2色Flash) インカメラ:800万画素(F2.4) |
通信方式 | FDD-LTE : B1/3/5/7/8/19/28 TDD-LTE : B40 W-CDMA : B1/5/6/8/19 GSM : 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi 802.11b/g/n準拠 (2.4GHz) |
FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20 TDD-LTE : B38/40 LTE CA DL (カテゴリ6) : B1+B19/B3+B19/B1+B8 W-CDMA : B1/2/4/5/6/8/19 GSM : 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac準拠(2.4/5.0GHz) |
LTE通信速度 | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps |
下り最大262.5Mbps 上り最大50Mbps |
デュアルSIM | 対応(デュアルスタンバイは2Gのみ) | 非対応 |
honor 8の5.2インチFullHDディスプレイ、3,000mAhバッテリーなどの基本的な部分は引き継がれている。CPUがKirin 950から655、RAMが4GBから3GB、ストレージが32GBから16GBに下がっており、LTEも下り最大262.5Mbpsのカテゴリ6から下り最大150Mbpsのカテゴリ4と引き下げられています。
一方でデュアルSIMに関しては日本向けのhonor 8では対応していませんが、nova liteに関しては対応しています。なお、筐体サイズに関してはnova liteがやや大きめとなっています。
外観を比較
nova liteとhonor 8の外観を写真で比較していきます。







全体的にhonor 8が高級機の外観水準から外れない程度のコストカットに留めているのに対し、nova liteは徹底的に安い材料で同様のデザインに近づけている印象。
外周のフレームは同じホワイトでもhonor 8はシャンパンゴールドの金属なのに対し、nova liteは金属風に加工した樹脂パーツを採用。honor 8で高級感を演出していた、電源ボタンや背面の細かい加工なども省略されています。
使い勝手を比較

似通った外観を持つ2つの機種ですが、実際の使い勝手に関わるところでの見えない違いとしては、背面の指紋センサー。見た目は同じですが、honor 8が任意の機能を割り振る事のできるボタンとして機能するのに対し、nova liteは指紋センサーのみの機能となっています。honor 8のようにボタンを押し込むができなくなっています。
そのため物理ボタンで、直接カメラを起動するなどのスマートキー機能がnova liteでは利用できなくなっています。
SNSにもオススメなカメラ性能を確認
nova liteは1,200万画素のカメラを搭載しています。シングルレンズのため、honor 8のようなデュアルレンズを用いた背景をぼかすことのできるワイドアパチャー機能は利用できません。
今回は、このnova liteのカメラで実際に撮影した作例を取り上げていきます。画像をクリックorタップすると大きいサイズで表示することができます。







全体的に価格帯相応の暗所での弱さを感じるシーンはあったものの、約2万円のスマホとしては上出来の表現力。料理も美味しそうに撮る事ができるので、SNSにシェアする写真を撮るにも十分おすすめできる機種です。
HUAWEI nova liteのメリット・デメリット

実売価格2万円前後の格安スマホとなると、どうしても安い以外のメリットが少ない「安かろう悪かろう」な価格帯になってきてしまいます。
その中で、nova liteはワンランク上の処理性能、使い勝手の良いソフトウェア、綺麗なFullHDのディスプレイ、綺麗に撮れるカメラをしっかり備えながらも価格を抑えた「本当にコスパの良い機種」に仕上がっていると言って良いでしょう。
ファーウェイのスマートフォンは、Androidを独自にカスタマイズしたEMUIを採用しており、nova liteも例に漏れず便利に使える使い勝手に仕上がっています。
通知を受信した際にiPhoneのように画面を点灯したり、指紋センサーをタッチパッドとして使って通知パネルを下ろしたり、指紋認証を使ってアプリごとにロックをかけたりと、実用的な機能が詰め込まれています。

一方で低価格で妥協されている点としては、少ないストレージ容量と国内DSDS非対応が挙げられます。内蔵ストレージ容量は、2017年のスマートフォンとしては最低クラスの16GB。内蔵ストレージだけではアプリや写真を保存するのには心細いため、microSDによる容量拡張は必須。
また、nova liteはデュアルSIM対応とはなっているものの、デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)には日本の3Gネットワークでは非対応。2枚のSIMを切り替えて使えるだけにとどまる形となっています。2Gが利用できる海外への旅行では活用できる機能ですが、国内では1枚のSIMで使う形となります。
評価まとめ
HUAWEI nova liteは、内蔵ストレージ容量が少なくmicroSDが必須である点、国内におけるDSDS非対応のため1枚のSIMカードしか使えない点から、デュアルSIM端末でありながら実質的に1枚のSIMで使う前提の機種となっています。
デュアルSIM・デュアルスタンバイ対応の機種がSIMフリー市場に多く登場している中、実質的にシングルSIM前提の端末であるところは競合機種と比較する際に注意したいところ。
また、ストレージ容量が少ない点を除けば、nova liteはKirin 655プロセッサと3GBの大容量RAMによる普段使いに十分な処理性能といえるでしょう。
価格を感じさせない綺麗な5.2インチのFullHDディスプレイ、SNSにしっかり使えるカメラ性能とポイントを押さえた機種となっており、低価格帯のスマホの中では強くおすすめできる一台です。
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