ソフトバンクの回線が3Gになるのはなぜ?原因や4Gに戻す対処法を徹底解説
カテゴリ: #ソフトバンク
ソフトバンクでスマートフォンを契約していて、読み込みが遅く感じたときは、画面上部の電波ステータスを確認してみてください。
「SoftBank 3G」という文字があった場合、ネットの遅延の原因は、ソフトバンクの高速回線である「4G LTE」回線から、通信速度の劣る「3G」回線に切り替わってしまったことです。
3G回線は、4G LTE回線の1世代前の通信規格であり、以前までは主流のものでしたが、コンテンツのデータ通信量が大きくなった昨今では、速度的に物足りないものになりました。
回線が自動的に3Gになってしまう原因は複数考えられるため、回復のためにはいくつかの方法を試してみる必要があります。
そこで今回の記事では、3G回線になってしまう原因や、接続を4G LTE回線に戻す方法などを詳しく解説します。
ソフトバンクで実施中のキャンペーン
期間限定キャンペーン
- 事前応募&対象のGoogle Pixelデバイス購入でPayPayポイント最大3万円相当がもらえる
- AQUOS sense9を購入&応募で2,000円キャッシュバック
ピックアップ
- オンラインショップから他社から乗り換え&端末購入で最大43,872円割引
- 22歳以下がオンラインショップで新規&端末購入すると最大43,872円割引
目次:
ソフトバンクの回線が3Gになる主な原因
ソフトバンクの回線が3Gになってしまう原因は、「端末側の問題」と「利用場所の問題」、「回線側の問題」の3つに大きく分けられます。
この中で主な原因としてあげられるのは以下の4つです。
・4G LTEの設定がオフになっている
・4G LTEの電波が届かない
・端末側の不具合がある
・ソフトバンクの通信障害が発生している
4G LTEの設定がオフになっている
iPhoneやAndroidスマートフォンは、本体設定で「4G LTE回線の使用を停止する」ことができます。
この設定は、通信の使い過ぎによる使用料金の上昇を抑えたいときや、海外でソフトバンク回線を誤って利用し、高額請求を発生させないために利用します。
何らかの原因で4G LTE回線の使用がオフになった場合、スマートフォンは4G LTE以外の回線で通信をしようとするため、3G回線に接続され、速度が低下してしまうのです。
4G LTEの電波が届かない
日本全国にサービスを提供しているソフトバンクの4G LTE回線ですが、実はその提供エリアから外れている地域がまだ存在しています。
4G LTE回線よりも前に提供されてきた3G回線は普及エリアが広いため、4G LTEの提供エリア外に出てしまった場合は自動的に3G回線につながってしまうことがあります。
端末側の不具合がある
端末側内部の4G LTE接続機能に不具合が発生していると、スマートフォンはその代替として3G回線に接続します。
端末不具合には、プログラム的なエラーとハードウエアの故障の2種類が考えられます。
プログラム側かつ軽微なエラーであれば簡単な本体操作で復帰することもありますが、重度なエラー、または物理的な故障の場合はすぐには復帰できない状況も考えられます。
ソフトバンクの通信障害が発生している
設定やエリア、端末側に問題がない場合、ソフトバンク回線側で問題が発生している可能性があります。
利用中のエリアで通信障害が発生しているかを確認したいときは、ソフトバンク公式のサイトから、都道府県別に確認することができます。
3Gから4Gへと切り替えるための対処法
ここからは、実際に3G回線になってしまった際に、4G LTE回線に復帰するための対処法について紹介していきます。
3G回線になってしまった原因をすぐに見分けることは難しいので、原因の切り分けのためにも、以下の方法をいくつかお試しください。
・4G LTEの対応エリアを確認する
・USIMカードを入れ直してみる
・ネットワーク設定の確認をする
・ネットワーク設定をリセットする
・通信障害が原因の場合は復旧を待つ
・ショップに問い合わせる
4G LTEの対応エリアを確認する
いつもと違う場所でスマートフォンを利用しているのであれば、現在地が4G LTE回線の対応エリアであるかを確認しましょう。こちらのサイトから地図上で詳しく確認できます。
対応エリア外であることが原因の場合、対応エリアに戻った段階で自動的に4G LTE回線に復帰します。
また、エリア内であっても建物の内部や地下など通信環境の悪い場所では3G回線にしかつながらないこともありえます。
この場合も屋外に出るなど、4G LTE回線の通じるエリアに移動することで回復します。
端末を再起動する
端末の内部の軽微なプログラムエラーであれば、端末を再起動することで回復する可能性があります。
iPhoneを含むほとんどの端末は本体の電源ボタンを長押しすることで再起動の選択肢が画面に表示されます。この方法で再起動を行い、状況を確認しましょう。
USIMカードを入れ直してみる
端末に挿入されているUSIMカードとの接触不良が原因の可能性もあるため、1度入れ直しを行ってみましょう。
USIMカードとは、通話やネット通信などを行うための契約情報が書き込まれている、小さなカードです。
本体側面にカードスロットや挿入口カバーがあるため、一度取り出して入れ直しをしてみてください。
入れ直しを行う際の注意点は、「本体の電源を切ってから入れ直しを行うこと」と「USIMカードの金属面には素手で触れないこと」です。
これらを怠ってしまうと別の不具合を誘発し、より状況を悪化させてしまう可能性があります。
ネットワーク設定の確認をする
まずは、スマートフォンのネットワーク設定で4G LTE回線の利用がオフになっていないかを確認しましょう。以下の方法で確認、設定変更ができます。
1.「設定」を選択
2.「モバイルデータ通信」を選択
3.「通信のオプション」を選択
4.ステータスを「オフ」以外のものに選択
5.モバイルデータ通信のスライドボタンが緑になっていることを確認
1.「設定」を選択
2.「無線とネットワーク」を選択
3.「モバイルネットワーク」を選択
4.「優先ネットワークタイプ」から4Gを有効にする
5.モバイルデータ通信のスライドボタンが有効になっていることを確認
(※機種によって表示項目に違いがあります。)
ネットワーク設定をリセットする
ネットワーク設定にも問題がなく、再起動やUSIMカードの入れ直しも効果がなかった場合は、ネットワーク設定のリセットを試してみましょう。内部のエラーが復旧する可能性があります。
ネットワーク設定のリセットは本来、他の設定やインストール済みのアプリ、写真や電話帳などの内部データに影響しないものです。
しかし、万が一に備えてバックアップなどをとった上での操作を行いましょう
1.「設定」を選択
2.「一般」を選択
3.「リセット」を選択
4.「ネットワーク設定をリセット」を選択
5. パスコードを入力
6.「ネットワーク設定をリセット」を選択
7. 自動で再起動をして完了
(※この操作を行った場合、今まで自動で接続されていたWi-Fiのパスワードを再登録しなくてはなりません。)
1.「設定」を選択
2.「システム」を選択
3.「リセット」を選択
4.「ネットワーク設定をリセット」を選択
5. 注意書きを読み「実行」を選択
6. 自動で再起動をして完了
(※機種によって表示項目に違いがあります。)
(※この操作を行った場合、今まで自動で接続されていたWi-Fiのパスワードを再登録しなくてはなりません。)
通信障害が原因の場合は復旧を待つ
利用中のエリアでソフトバンクの通信障害情報が起こっている場合、ユーザー側に打てる手立てはなく、復旧を待つしかありません。
障害の規模により復旧までの期間も異なりますが、端末には問題はないため、自宅のネット回線や外出先のフリーWi-Fiで代用して過ごすのがおすすめです。
ショップに問い合わせる
端末不具合の中でも、再起動やネットワーク設定のリセットなどで回復をしない重度なシステムエラー、または落下や水濡れなどで物理的に破損した可能性が考えられる場合は、ソフトバンクショップに問い合わせ、故障の有無を確認してください。
重度なシステムエラーや物理的な故障による不具合の場合、ユーザーが修理・復旧させることはできません。修理に出したり、新しい端末を購入し直したりする必要があります。
また、iPhoneであればソフトバンクショップだけではなく、Apple Storeでも対応可能です。
まとめ
お使いのiPhoneやAndroidスマートフォンが3G回線につながってしまい、インターネットの速度が遅くなってしまう状況に陥る主な原因は、以下の4つが考えられます。
・4G LTEの設定がオフになっている
・4G LTEの電波が届かない
・端末側の不具合がある
・ソフトバンクの通信障害が発生している
しかし、原因の所在を簡単に見つけるのは難しいので、復旧のための対処法をいくつか試し、原因を切り分けていく必要があります。
端末の再起動や提供エリア・通信障害情報の確認など簡単なものから始めてみましょう。
それらの対処法で復旧しない場合、端末に重篤な不具合が発生している可能性があります。
その場合はソフトバンクショップに問い合わせましょう。まずはご自身で確認し、状況に応じて適切な対応を行いましょう。