Apple Intelligenceでは何ができる?8つの特徴と対応機種を徹底解説

Apple Intelligence

2024年10月28日にリリースされたiOS 18.1から、Apple社の独自AI「Apple Intelligence」のベータ版が利用できるようになりました。

そこで本記事では、Apple Intelligenceとは一体何なのか、Apple Intelligenceの主な機能について詳しく解説していきます。

Apple Intelligenceは、2024年12月時点で残念ながら日本語には対応していませんが、iPhoneやMacなどApple製品を日常的に使っている方や、Apple Intelligenceに興味がある方はぜひ参考にして下さい。

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【結論】Apple IntelligenceとはAppleの独自AI技術

Apple Intelligence AI
Apple公式サイトより引用

Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)は、Apple社が独自に開発した無料で利用可能な「iPhone、iPad、Macのためのパーソナルインテリジェンスシステム(AI)」のことです。

日本語の追加は2025年以降を予定しており、現時点で利用することは出来ませんが、徹底されたプライバシー保護の元、誰もが手軽に使えるオンデバイス処理で使えるのが最大の特徴となっています。

また、OpenAIが開発する「ChatGPT」と連携しているため、高度な自然言語処理機能やSiriをかけ合わせた機能などを気軽に利用することが可能です。

Apple Intelligenで出来ること(機能)については、「Apple Intelligenceで出来る8つのこと」でそれぞれ詳しく解説しているので、ぜひ参考にして下さい。

日本語対応は2025年以降を予定

Apple IntelligenceがiPhone、iPad、Macに来月から登場
apple公式サイトより引用

Apple Intelligenceは2024年12月時点で、残念ながら日本語に対応していません

日本語への対応は2025年以降予定となっており、Apple Intelligence対応デバイスを購入しても現時点で利用できるわけではないので注意して下さい。

Apple Intelligenceは12月中に英国・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・南アフリカで英語のローカライズが追加される予定となっています。

また、2025年中に日本語・中国語・英語(インド)・英語(シンガポール)・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・ベトナム語など、他の言語にも追加対応予定となっているので今後の動向に注目しましょう。

■日本でも現時点で英語(米国)利用は可能

Siriとデバイスの設定言語を英語(米国)にすることで、日本でもApple Intelligenceを利用すること自体は可能です。

Apple Intelligenceの対応機種

Apple Intelligenceはこれらのデバイスに対応します。
Apple公式サイトより引用

2024年11月時点で、Apple Intelligenceに対応しているデバイスは以下のとおりです。

■Apple Intelligenceに対応したiPhone一覧

モデル名 CPU
iPhone 16 A18
iPhone 16 Plus A18
iPhone 16 Pro Max A18 Pro
iPhone 16 Pro A18 Pro
iPhone 15 Pro A17 Pro
iPhone 15 Pro Max A17 Pro

参考:Apple Intelligence – Apple(日本)
※iOS 18.1以降で利用可能
※2024年12月時点

■Apple Intelligenceに対応したiPad一覧

モデル名 CPU
iPad Proシリーズ M1以降を搭載したモデル
iPad Airシリーズ M1以降を搭載したモデル
iPad mini A17 Pro

参考:Apple Intelligence – Apple(日本)
※iPadOS 18.1以降で利用可能
※2024年12月時点

■Apple Intelligenceに対応したMac一覧

モデル名 CPU
MacBook Air M1以降を搭載したモデル
MacBook Pro M1以降を搭載したモデル
iMac M1以降を搭載したモデル
Mac mini M1以降を搭載したモデル
Mac Studio M1 Max以降
Mac Pro M2 Ultra

参考:Apple Intelligence – Apple(日本)
※macOS Sequoia 15.1以降で利用可能
※2024年12月時点

Apple Intelligenceに対応したiPhoneは、iOS 18.1以降のiPhone16シリーズとiPhone 15 Pro・iPhone 15 Pro Maxになります。

また、Apple独自のM1チップ以降を搭載したiPadOS 18.1以降に対応したiPadや、macOS Sequoia 15.1以降に対応したMacでもApple Intelligenceを利用することが可能です。

旧モデルのiPhoneやiPad、MacでもApple Intelligenceを利用することが出来ますが、端末の処理能力など要求スペックが高いため、一部の旧モデルしか対応していない点は注意して下さい。

Apple Intelligenceで出来る8つのこと

手に持ったスマホ

Apple Intelligenceで具体的に出来ること(特徴)は、それぞれ以下のとおりです。

■Apple Intelligenceで出来る9つのこと

  • テキストの生成と校正
  • 画像生成
  • 絵文字の生成
  • 通知やファイル管理
  • Siriの進化
  • 写真アプリの進化
  • WEBページ・メモアプリの要約
  • プライバシー・データ保護

Apple IntelligenceはApple製品・サービスとの親和性が高いものの、前述のとおり現時点で日本語を含む複数の言語に対応していなかったり、利用できる機能が限定的となっています。

今回は現時点でApple社が公表している情報を元にApple Intelligenceの機能を全部で8つに分けて紹介するので参考にしてみて下さい。

テキストの生成と校正

スマホとPC
Apple公式サイトより引用

Apple Intelligenceでは、「Writing Tool」という文章の作成を圃場するライティングツールやリライト機能による最適な表現の選択といった機能を利用することができます。

テキストの生成と校正は、メールやSafari、Pages、KeynoteといったApple社が提供するiOSやmacOS用のアプリに組み込まれており、いつでも気軽に利用することが可能です。

また、作成した文章全体の要約を作成してくれるなど、文章の構成や改善などを今までよりも効率的に行うことが出来るようになります。

画像の生成

あなたのために、画像と楽しさを生成します。
Apple公式サイトより引用

Apple intelligenceでは、画像生成出来る「Image Playground」という機能を利用することができます。

Image Playgroundはこれまでの写真・画像編集ソフトと違って、専門的な知識が無くてもAIを利用して魅力的な画像を作成することが可能です。

テーマやアクセサリーを選んで説明文(テキスト)を入力するだけで、誰でも簡単にオリジナル画像を作成することが出来ます。

また、生成した画像は、専用アプリやApple社が提供するMessages、Keynoteといったアプリで利用することが可能です。

絵文字の生成

Genmoji
Apple公式サイトより引用

Apple intelligenceでは、オリジナルの絵文字を生成できる機能「Genmoji(ジェンモジ)」を利用することが出来ます。

Genmojiを利用すれば、誰でも簡単に自分で選んだ写真やテキストから簡単にオリジナルの絵文字を作成することが可能です。

また、ライブラリ内の写真からその人物に似た絵文字を生成したり、生成した絵文字に説明のテキストを追加して更にクオリティーの高い絵文字を作成することも出来ます。

通知やファイル管理

AIによる高度な通知やファイル管理
Apple公式サイトより引用

Apple intelligenceでは、AIによる高度な通知やファイル管理を行うことが可能です。

どの情報が重要な通知かをAIが判断して要約した文章を表示したり、重要な通知の見落としを防止することが出来る便利な機能となっています。

重要なメールやメールに対してすぐ返信が出来るスマートリプライ機能なども搭載しているため、通知の確認から次の動作までの効率が今まで以上にアップすること間違いなしです。

Siriの進化

新しいSiriの幕開け
Apple公式サイトより引用

Apple Intelligenceの登場により、Siriの機能も大幅に進化しています。

Apple Intelligence搭載のsiriでは、AIの力を借りて言い間違いを理解できるようになったり、様々なアプリ内の操作も行うことが出来るようになりました。

また、音声入力だけでなくテキスト入力でSiriに指示を出せるType to Sirといった機能の実装も発表されています。

ただし、iOS 18.1で実装される機能は一部のみで、2025年以降徐々にSiriの機能が進化していくことが予想されており、現時点では全ての機能を利用できる訳ではないので注意して下さい。

写真アプリの進化

カメラで撮影したものを認識して検索
Apple公式サイトより引用

Apple Intelligenceでは、写真アプリの利便性が大幅に向上しています。

例えば、iPhone16専用機能である「Visual Intelligence」は、Googleレンズの様にカメラで撮影したものを認識して検索することが可能です。

また、写真に写った不要なものを削除出来るクリーンアップ機能やオブジェクト消去、撮影した写真やビデオを使って自動的にオリジナル動画を作成してくれるメモリームービー作成機能などにも対応しました。

さらに、過去に撮影した写真や動画の撮影日や撮影シーンが思い出せない時もAIの力を借りてテキストを入力することで目的のファイルを見つけることも出来ます。

プライバシー・データ保護

強力なプライバシーやデータ保護
Apple公式サイトより引用

Apple Intelligenceは、強力なプライバシーやデータ保護の観点からオンデバイス処理に対応しているのが大きな特徴です。

プライバシー保護の技術である「Private Cloud Compute」 を採用しており、データをクラウドに保存せずオンデバイスで処理する基本設計を採用しています。

通常のAIはデータを外部サーバーに送信して処理を行いますが、Apple Intelligenceならオンデバイス処理が基本となっているため、プライバシーやデータ漏洩のリスクを最小限に押さえることが可能です。

よくある質問

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最後に、Apple Intelligenceにまつわるよくある質問について回答していきます。

■よくある質問

  • Apple IntelligenceとChatGPTなど他のAIとの違いは?
  • Apple Intelligenceは今後・将来どうなる?

Apple IntelligenceとChatGPTなど他のAIとの違いは?

Apple IntelligenceはiPhoneやiPad、MacなどApple製品に最適化されたAIシステムで、ChatGPTなど他のAIは外部のAIサービスを利用したシステムです。

また、Apple Intelligenceはハイブリッドシステムを採用しており、オフラインでの処理とChatGPTなどの外部のAIサービスを利用したオンラインタスク処理の両方に対応しています。

Apple Intelligenceは今後・将来どうなる?

Apple Intelligenceは、今後英語以外の言語への対応や機能の拡充など、より使いやすくApple製品と親和性の高いAIシステムに進化していくことが予想されます。

将来的にApple Intelligenceが進化すれば、今よりスマホやPCなどのデバイスを全てApple製品で揃えるメリットが更に高まるはずです。

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まとめ

ここまでApple Intelligenceの内容や8つの機能・特徴について詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか?

Apple IntelligenceはApple社が独自に開発した生成AIです。

最新のiPhone16シリーズや対応しているiPad、Macなどで利用することが出来ます。

Apple Intelligenceを利用することでAIが更に身近でユーザーの生活をより便利かつ効率的なものになることは間違いないので、日本での利用開始などApple Intelligenceの今後の動向に期待しましょう。

この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

REV

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ポータブルオーディオ&ガジェットブロガー

プロフィール

ポータブルオーディオを中心に、カメラやガジェット系商品をレビューするブログ「REV69.COM」を運営。
モバレコでは主にレビュー系やガイド系カテゴリを担当。2019年に独立し、モバレコ以外のメディアでのライティング、スチールや映像撮影、動画編集などを手掛けています。

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