SIMフリースマホが壊れたらどうする?修理と保証の仕組みを解説

格安SIMとSIMフリースマートフォンを手に入れてせっかくスマホが安く使えるようになったのに、不意のトラブルに見舞われたというのはない話ではありません。使っていて突然動かなくなったり、端末を落として液晶を割ってしまったり、あるいは水没させてしまったり……。
そんな、SIMフリースマホの修理が必要になったときには、いったいどうすればいいのでしょうか?

このページではSIMフリースマホの修理と保証についてご紹介します。

目次:

(格安SIMとのセット購入の場合)独自の補償サービスが受けられる

MVNO

格安SIMを販売している事業者(MVNO)でも、独自に補償サービスを展開しています

例えば、BIGLOBEスマホの「端末あんしんサービス」では、契約期間中(最大36カ月間)に端末の破損、故障などのトラブルが発生した際に補償してくれます。通常3万5,000円かかる代金が5,000円~で済み、交換機(リフレッシュ品を含む)と交換してもらえます。
セット販売している端末に対してかける補償になりますが、料金自体はキャリアの補償サービスと大差はありません。補償サービスを受けたい方は、格安SIMと端末を同時購入しておくと安心です。

格安SIM業者の補償サービス(※2016年1月14日時点)
業者名 サービス名 費用(税抜)
NifMo NifMo あんしん保証 380円/月
DMM mobile 端末交換オプション 350円/月
楽天モバイル 端末補償 500円/月
BIGLOBE 3G・LTE BIGLOBE 端末あんしんサービス 300~400円/月
UQ mobile 端末補償サービス 380円/月
mineo 端末安心サポート 399円/月 (税込)
イオンモバイル イオンスマホ安心保証 250~450円/月
IIJ 端末補償オプション 380円/月

(SIMフリースマホ単体の場合)スマホの製造メーカーを確認しよう

壊れたスマホ

SIMフリースマホの修理や保証は、端末を製造しているメーカーが請け負います。

国内メーカーだけでなく中国や韓国、台湾のメーカーも参入しているので、まず自分の使っている端末がどのメーカーで作られたのかを調べる必要があります。メーカーによって問い合わせの方法がまちまちなので、メーカーのホームページで調べて問い合わせするしかありません。

修理代金は家電やパソコンなどと同じく、保証期間内で自然故障であれば無償修理になります。ただし、バッテリーの消耗や外観の傷、水没や天災、無許可の修理において修理が必要になった場合は保証期間内でも有償修理になります。

また、メーカーが補償の対象にしていない限り、端末紛失時も補償の対象外となってしまいます。

また、SIMフリーのiPhoneについてはメーカーが用意した有償の延長保証プラン「AppleCare+ for iPhone(一括10,152円)」があります。購入後1年間の本体の保証と、無償電話サポートを90日間→2年間に延長できます。
さらに、不慮の事故で修理が必要になった際に、1回あたり7,800円で最大2回まで修理可能などのサービスを受けることができます。

購入してから30日以内の加入が条件になりますが、心配な方は入っておくといいでしょう。

要注意!キャリアでは保証が受けられない

キャリア

これまで端末に修理が必要になった場合、キャリアで購入した端末を使っているならキャリアのショップに持ち込んで対応してもらうことができました。ところが、いくら事業者がドコモやauの回線を使っているからと言っても、格安SIMを使っている場合ショップでは対応してもらえません。
また、格安SIMの事業者に問い合わせても、契約は通信サービスだけなので端末のサポートはしてもらえません。

これまで述べてきたように、格安SIMの販売事業者(MVNO)の補償サービスに加入する、もしくは端末の製造メーカーに修理を依頼するようにしましょう。

ただし、いくつかの例外があります。

  • キャリアでSIMロックを解除してもらった端末
  • キャリアで買った端末に格安SIMを挿して使っている場合

稀なケースかも知れませんが、こういった場合はキャリアのショップで対応してもらうことができます。

docomo公式サイトのキャプチャ
ドコモでSIMロック解除した端末ではサポートが受けられる(docomo公式サイトより)

まとめ

SIMフリースマホはキャリアで販売している端末に比べて格安です。しかし、修理や保証については格安である分だけ、キャリアの端末より手薄になっていると言えます。

メーカーが修理・保証を請け負ってくれるのでまったく保証がないわけではないですが、手軽に修理持ち込みができないという難点も含めてSIMフリースマホを理解しておくべきです。

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この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

ケイズプロダクション

ケイズプロダクション

パソコン、ネット、スマホなどのデジタル関連書を得意分野とする編集プロダクション。スマホはiPhone 3GとIS03、タブレットは初代iPadから手がける。

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