ソフトバンクの「アメリカ放題」とは?サービスの特徴や利用方法

ソフトバンクでは、普段から使っているiPhone・スマホ・携帯・iPad・タブレット通信を無料で使える「アメリカ放題」というサービスを提供しています。

ソフトバンクでは同様に海外のデータ通信が利用できる「海外パケットし放題」というサービスも展開していますが、「アメリカ放題」とは異なるサービスです。

そこで本記事では「アメリカ放題」とはどんなサービスなのか、特徴や利用方法、注意点など詳しく解説していきます。

海外でのデータ通信を予定している方はぜひ参考にしてみてください。

ソフトバンクで実施中のキャンペーン

softbankiPhone16発売中

期間限定キャンペーン

  • 事前応募&対象のGoogle Pixelデバイス購入でPayPayポイント最大3万円相当がもらえる
  • AQUOS sense9を購入&応募で2,000円キャッシュバック

ピックアップ

  • オンラインショップから他社から乗り換え&端末購入で最大43,872円割引
  • 22歳以下がオンラインショップで新規&端末購入すると最大43,872円割引

ソフトバンクの「アメリカ放題」とはどのようなサービスなのか?

アメリカ放題とは?
現在キャンペーンで無料で利用できる「アメリカ放題」

アメリカ放題とは、アメリカで加入者数第4位の携帯電話事業者である「Sprint」のネットワークを利用して通話やSNS、データ通信を行えるサービスです。

アメリカ本土やハワイなど、Sprintの通信範囲であれば利用可能で、通信料が無料という大変お得なサービスになっています。

本来であれば、海外での通話やデータ通信には国際料金が加算され、請求金額は高額になる傾向にあります。

対策として、海外用レンタルWi-Fiを利用するのが一般的ですが、このアメリカ放題を利用すれば、いつも使っているiPhoneなどの対応機種をそのまま使えるので大変便利です。

また、ソフトバンクへの申し込みやオプション料金が不要なので、頻繁にアメリカ本土やハワイに渡航する機会のある人はもちろん、短期的にアメリカを訪れる人にとっても使い勝手のいいサービスです。

「アメリカ放題」を利用するための条件

アメリカ スマホ イメージ

アメリカ放題は、本来なら高額であるはずのアメリカでのデータ通信が無料となるサービスです。そのため利用するためにはいくつかクリアしなければならない条件が存在します。

条件は大きく分けて2つです。次項で詳しく解説していきます。

対応エリアで利用する

1つ目は、対応エリアで利用することです。

アメリカ放題は、その名のとおりアメリカ本土やハワイなどの対象地域で利用可能です。ただし、アメリカ全土で利用できるわけではないことを認識しておく必要があります。

あくまで「Sprint」のネットワーク範囲内での利用となるため、対応エリアが定められているのです。

必ず自分がどの地域で通信を利用するのかチェックしておく必要があり、もし対応エリア外で通信した場合は思いがけない料金が発生してしまう恐れがあります。

▼主な対象エリア

  • アメリカ
  • アラスカ
  • バージン諸島(アメリカ領)
  • ハワイ
  • プエルトリコ

世界対応ケータイに加入する

2つ目は、アメリカ放題に対応する機種を利用することです。

サービス開始当初は利用できる端末もiPhone・iPadのみと限定的でしたが、2020年からスマホ・タブレット・ケータイ・モバイルデータ通信でも使用ができるようになりました。

ただし「世界対応ケータイ」というプランに加入する必要があります。

これは海外で通信を行うための基本プランのようなもので、日本で使っていた端末をそのまま海外でも使えるようにするサービスです。申し込みは必要ですが、料金は無料です。

申し込みはソフトバンク公式アプリの「My Softbank」から申し込みできます。また、本人確認書類を持参してソフトバンクショップへ行き海外利用をしたいことを申し出ることでも適用可能です。

加入方法はでアメリカ放題の「申し込み方法」と「解約方法」を解説で紹介します。

アメリカ放題にかかる利用料金

アメリカ放題 コスト 料金
ソフトバンク公式サイトより引用[1]

続けてアメリカ放題の利用料金について解説します。

2021年現在では、アメリカ放題の利用料金は無料で提供しています。もちろん申し込みにも料金がかかることはありません。

【終了】アメリカ放題の利用料0円キャンペーン

実はアメリカ放題はのプラン発表時点では、対象プラン以外で海外ローミングを利用すると月額1,078円が必要でした。

そこでソフトバンクではこれを無料にできるキャンペーンを実施していたのですが、こちらは終了となり現在では一律0円でのプラン提供を実施しています。

ちなみにアメリカ放題が無料になるプランは下記のもので、これら以外は利用料金が発生していました。

  • データプラン50GB+
  • データプランミニ
  • データプラン1GB(スマホ)
  • データプラン1GB(ケータイ)
  • データ定額50GBプラス / ミニモンスター
  • データ定額スマホデビュー
  • データ定額5GB

「アメリカ放題」と「海外パケットし放題」の違いとは?

アメリカ放題 海外パケットし放題 違い

ソフトバンクでは海外通信プランとして「アメリカ放題」と「海外パケットし放題」のサービスを展開しています。

どちらも申し込み不要・無料で利用できるサービスですが、何がちがうのでしょうか?プラン内容を比較してみましょう。

アメリカ放題は無制限無料とシンプルな内容で、サービス内容も主要用途を網羅しています。ただし、対応エリアが限定的であることは認識して置く必要があります。

海外パケットし放題ですが、こちらは日ごとに料金が発生します。そのため、長期的に利用する場合は高額請求となりうるため注意しましょう。

※横にスクロールできます。

プラン アメリカ放題 海外パケットし放題
データ通信量 無制限 無制限
利用料金 / 日 無料 25MB以内:0~1,980円
25MB以上:2,980円
対応エリア ・アメリカ
・アラスカ
・バージン諸島(アメリカ領)
・ハワイ
・プエルトリコ
・南北アメリカ:49ヶ国
・オセアニア:10ヶ国
・アジア:23ヶ国
・中東:11ヶ国
・ヨーロッパ:59ヶ国
・アフリカ:28ヶ国
対応機種 ソフトバンク対応端末のiPhone・スマホ・iPad・タブレット・携帯
サービス内容 通話・SMS・データ通信が無制限無料 MMS、ウェブ、テザリングなどすべてのデータ通信(音声通話・TVコール・SMSを除く)

これらを踏まえてアメリカ放題とパケットし放題の違いは、料金の発生有無・対応エリア・サービス内容だと言えるでしょう。

アメリカ放題の対象地域で、ネットワーク接続が「Sprint」で出来ていれば自動的にアメリカ放題を利用したとみなされます。

ですがアメリカ放題のエリア内でも「Sprint」に接続せずデータ通信を利用していたり、アメリカ放題の対象エリア外でデータ通信を利用した場合は海外パケットし放題での料金が発生します。

「アメリカ放題」を利用する際の注意点

アメリカ放題 注意 デメリット

アメリカ放題はデータ通信を無料・無制限で利用できるメリットの大きいサービスですが、使用時の注意点も存在します。

注意点を頭に入れておかなければ高額請求の原因となってしまう恐れがあるので、事前にチェックしておきましょう。

対象回線の表示確認を忘れない

1つ目の注意点は、アメリカ放題の対象回線で通信が出来ているかチェックすることです。

▼アメリカ放題の対象回線

  • Sprint
  • AT&T
  • T-Mobile USA
  • Union
  • CLARO PUERTO RICO

アメリカ放題は、ソフトバンクがアメリカで事業展開しているSprintという携帯電話事業者を買収したことで利用可能となったサービスです。アメリカにはSprintの他にも携帯電話事業者が存在するため、いくつもの電波が飛び交っています。

そこから現在は5つの回線を使用することでアメリカ放題を利用することができますが、データ通信を利用している間は画面左上のキャリア表示が上記のいずれかで表示されているはずです。

しかし、他のキャリアが表示されているときの通話やデータ通信は高額な利用料金の請求が発生します。必ずホーム画面上部で、キャリア表示がアメリカ放題の対象回線になっていることを確認してください。

データローミング・モバイルデータ通信はオフにする

2つ目の注意点は、データローミング・モバイルデータ通信はオフにしておくことです。

「データローミング」とは海外などで現地の電波サービスを拾って使えるようにするための機能です。「モバイルデータ通信」では通信機能そのものを指します。

現地の電波サービスは、日本国内で契約している料金プランが適用されません。そのため意図せずデータローミングを利用すると高額な利用料金を請求されてしまいます。

アメリカ放題の最大のポイントは「対象回線」を利用することです。

意図しない通信を避けるため、データローミング・モバイルデータ通信は基本的にオフに設定し、データ通信を利用するときだけオンに切り替えましょう。

ちなみにデータローミングがオフの場合でも通話・SMSの利用は可能です。

プラン内容に入っていない通信に注意

3つ目の注意点は、プラン内容に入っていない通信を認識しておくことです。

アメリカ放題の対象外となる行為を行った場合、相応の利用料金が発生するため注意しましょう。例えば日本・アメリカ間以外での通話には1分あたり210円の料金が発生します。

思わぬ高額請求が発生しないためにも、プラン内容をしっかり認識しておくことが大切です。

「アメリカ放題」の申込方法と解約方法

アメリカ放題 申し込み方法 解約方法

ここまで紹介した通り、アメリカ放題の申し込みは不要です。手続きなどを行うことなく、条件を満たしていれば自動的に適用されます。

ただし、事前に「世界対応ケータイ」サービスの申し込みは必須であるため忘れないようにしましょう。

▼世界対応ケータイの申込方法

  1. ソフトバンク公式アプリの「My Softbank」を開く
  2. 「オプション」タブをタップ
  3. 「サービス一覧を見る」をタップ
  4. 加入したいオプションサービスを検索し、「加入」をタップ
  5. サービス内容を確認し、「次へ」をタップ
  6. 申込内容を確認し、「同意する」にチェック
  7. 「申込」をタップ
  8. 手続き完了!

アメリカ放題は利用するための申し込みを必要としていないため。解約手続きも不要となります。また、アメリカ放題は無料で利用できるプランなので、使わなくなったとしても料金が発生することはありません。

「アメリカ放題」の設定手順

アメリカ放題 設定手順

ここからはアメリカ放題を利用するための設定手順を紹介します。

まず渡航前に、データローミング・モバイルデータ通信をオフに設定しておきましょう。オフにすることで、アメリカ放題の対象外回線に自動接続することを防ぎます。

▼渡航前にやること

  1. ホーム画面から「設定」をタップ
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「通信のオプション」をタップ
  4. 「データローミング」をオフにする
  5. 「4Gをオンにする」をタップして「オフ」を選択
  6. 3.の画面に戻り「モバイルデータ通信」をオフ
  7. 完了!

続けて渡航後に行う設定を紹介します。海外で通信を行う基本設定①と対象回線をつかむためのネットワーク設定です。

▼渡航後にやること①

  1. ホーム画面から「設定」をタップ
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「通信のオプション」をタップ
  4. 「音声通話とデータ」をタップ
  5. 端末に合わせた通信(5Gオート・5Gオン・4G)をオンにする
  6. 完了!

▼渡航後にやること②

  1. ホーム画面から「設定」をタップ
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「ネットワーク選択」をタップ
  4. 「自動」がオンになっているかチェックする
  5. 「戻る」をタップする
  6. 「ネットワーク選択」アメリカ放題対象回線であることを確認する
  7. 完了!

アメリカ放題についての問い合わせは可能?

アメリカ放題 問い合わせ

頻繁に海外へ行くことがないユーザーは、海外での利用について問い合わせたいこともあるでしょう。問い合わせは下記窓口から可能です。

▼ソフトバンク国際コールセンター

電話番号
国内から:0088-24-0018(無料)
海外から:+81-92-687-0025(ソフトバンク携帯電話からは無料)
受付時間
受付時間:24時間(無休)
※PUKコードのご案内時間は9:00~20:00(日本時間)
対応している問い合わせ内容
・海外で利用中のユーザーからの問合わせ
※緊急停止 / 解除 / 一定額ストップサービス発信停止解除 / 解約など
・海外利用分の料金照会
・世界対応ケータイ / 国際電話。国際メールに関する問合せ&設定案内
・アメリカ放題 / 海外パケットし放題に関する問合せ&設定案内
・衛星電話に関する問合せ
・「ソフトバンク海外レンタル」利用者からの、操作方法などの一部の問合せ

「アメリカ放題」が終了?CDMAネットワークが閉鎖

2021年12月31日(金)にSprintが、CDMAネットワークを閉鎖します。

ですが、アメリカ放題のサービスが終了するわけではありません、対象端末を利用しているユーザーは、USIMカードアップデートを行えば従来通り利用を続けることが可能です。

対象端末
・iPhone 6
・iPhone 6 Plus
・iPhone 6s
・iPhone 6s Plus
・iPhone SE(第1世代)
・iPhone 7
・iPhone 7 Plus
・iPhone 8
・iPhone 8 Plus・iPhone X
・iPhone XR
・iPhone XS
・iPhone XS Max
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone SE(第2世代)
USIMカードアップデートを行わない場合に発生する事象
SprintのLTEエリア内で、Sprintに接続を試み、一時的に圏外表示となる場合あり。その後Sprint以外の事業者に自動的に接続される。 SprintのLTEエリア内ではSprintに接続される。データ通信は可能だが、音声通話ができない状態が発生。

USIMカードのアップデート後はSprintの利用はできなくなりますが、引き続きT-Mobile USAやAT&Tなどの通信でアメリカ放題が適用となります。

もともとSprint以外のアメリカ放題対象回線で通信をしているユーザーは自動アップデートとなるので、自身での操作など不要です。

▼USIMカードのアップデート方法

  1. 「設定 」をタップ
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「SIM App」をタップ
  4. 「アップデート(Update)」をタップ
  5. 「SIMカードの設定は最新の状態です。」と表示されることを確認
  6. 「設定」画面に戻り「 モバイル通信」をタップ
  7. 「通信のオプション」をタップ
  8. 「データローミング」をタップ
  9. 「データローミング」をON
  10. iPhone を再起動
  11. 完了!

まとめ

まとめ

ソフトバンクが提供するアメリカ放題は、アメリカ本土やハワイなどの対象地域で通話やデータ通信が無料でできる、アメリカ滞在時にとても重宝するサービスです。

アメリカ放題を利用するために申し込みを行う必要はありません。

利用条件として、「世界対応ケータイ」への加入が必要ですが、世界対応ケータイへの加入は手続きのみを行えば良いので、不随する費用の請求はありません。

アメリカやハワイなどに渡航する際に、とても便利なサービスですので、機会がある人は、ぜひ利用してみてください。

この記事の参考・引用サイト

[1]
ソフトバンク公式サイト

この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

プロフィール

スマホ・格安SIM、WiFi、光回線、通信、PCに関する総合情報メディア「モバレコ」の記事コンテンツの制作全般を監修しています。

「お客様一人一人に寄り添う、最高のサービス提供」のスローガンをベースに、分かりにくい格安SIM・スマホプランををより分かりやすくし毎日使うスマホ快適に使えるように、ユーザーひとりひとりの目線を持ってコンテンツ制作に日々取り組んでおります。

モバレコ編集部は、下記の運営目的・運用方針、ポリシーに沿って運営しています。

  • 正確な公式情報に則ってプラン情報、機種情報、種類の多いものを比較しユーザー一人一人に分かりやすい情報にアウトプットします。
  • 記事コンテンツに関してはユーザー目線を心掛け、客観的な立場で作成し公平な情報をお届けします。
  • スマホ・通信の「分かりにくい」を「分かりやすく」お届けし、ユーザーの疑問・不安をサポートをします。

今後も、スマホ・格安SIM、光回線・インターネットの疑問点、分かりにくいPC情報の問題解決できるようなユーザー目線に寄り添った情報サイトを目指して努めてまいります。

得意カテゴリー

スマホ・通信キャリア / インターネット・WiFi / PC

SNS

Twitter(@mobareco_jp)
https://twitter.com/mobareco_jp

Let's Share!

  • Twitter シェアアイコン
  • facebook シェアアイコン
  • はてなブックマーク シェアアイコン
  • Pocket シェアアイコン