Xperia 1 Ⅵ 実機レビュー! SONYのフラッグシップモデルの実力は?
SONYのフラッグシップ「Xperia 1シリーズ」最新作である、「Xperia 1 VI(エクスペリア・ワン・マークシックス)」が、2024年6月7日に発売が開始されました。
新たに開発された1~120Hzの可変駆動に対応した省エネ思考の有機ELディスプレイに、最新のハイエンドCPU「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」を搭載するなど、フラッグシップシリーズの名に恥じない端末です。
本記事では、そんなXperia 1 VIの発売日やスペック、前機種との性能比較や端末のデザインについて詳しく解説します。
筆者が実際にXperia 1 VIで撮影した写真やしばらく使ってみた感想なども合わせて紹介するので、ぜひ最後までご覧になって下さい。
目次:
Xperia 1 VIの発売日
まず、Xperia 1 VIの取り扱いがある大手3キャリアとソニーストア(SIMフリーモデル)の発売日をそれぞれ比較していきます。
■Xperia 1 Ⅵの発売日
販売元 | 発売日 |
---|---|
ドコモ | 2024年6月7日 |
au | 2024年6月7日 |
ソフトバンク | 2024年6月7日 |
ソニーストア (SIMフリー版) |
2024年6月21日 ※16GB / 512GBモデルは、2024年8月23日発売開始予定 |
ドコモ・au・ソフトバンクでは2024年6月7日に発売が開始されました。
SIMフリー版を取り扱うソニーストアは、2024年6月21日から12GB/256GBモデルと12GB/512GBモデルの発売が開始され、上位スペックの16GB/512GBモデルは2024年8月23日に発売が予定されています。
Xperia 1 VIの価格
続いて、Xperia 1 Ⅵのドコモ・au・ソフトバンクでの販売価格をそれぞれ比較してみていきましょう。
なお、ソニーストアでも2024年6月21日(金)からSIMフリーモデル「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」の発売が開始されました。
■Xperia 1 Ⅵ 販売価格
端末価格 | 端末プログラム利用時 | |
---|---|---|
ドコモ | 209,440円 | 160,600円 (6,982円×23回) |
au | 214,800円 | 123,800円 (初回5,396円+5,382円×22回) |
ソフトバンク | 210,960円 | 79,600円 (5,625円×12回+早トクオプション利用料 12,100円) |
ソニーストア | 189,200円〜 | – |
本体を一括で購入する場合はソニーストア(189,200円〜)が最安となっており、大手キャリアで購入する場合はドコモ(209,440円)が最安となっています。
購入するキャリアによって端末価格が5,000円前後変わってくるので、Xperia 1 Ⅵの購入と同時に他社への乗り換え(MNP)を検討している方は注意して下さい。
また、大手キャリアの端末プログラム利用時の総支払額を比較すると、早トクオプション利用時のソフトバンクが10万円以下の79,600円で最安となっています。
Xperia 1 Ⅵのスペックまとめ
■Xperia 1 Ⅵのスペック詳細
OS | Android 14 |
---|---|
CPU(プロセッサ) | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform |
ディスプレイ | 約6.5インチ Full HD+ 有機ELディスプレイ リフレッシュレート1~120Hz可変(HDR対応) |
メモリ(RAM) | 12GB/16GB ※16GBモデルはSIMフリーモデルのみ |
ストレージ(ROM) | 256GB/512GB ※512GBモデルはSIMフリーのブラック/カーキグリーンモデルのみ |
バッテリー | 5000mAh |
メインカメラ | 16mm(超広角):約1200万画素/F値2.2 24mm(広角):約4800万画素(記録画素数約1200万画素)/F値1.9 48mm(広角)約1200万画素(記録画素数約1200万画素)/F値1.9 85-170mm(望遠):約1200万画素/F値2.3-3.5 |
フロントカメラ | 約1200万画素/F値2.0 |
本体サイズ | 約74mm×約162mm×約8.2mm |
重量 | 約192g |
外部メモリ | microSDXC(最大1.5TB) |
3.5mmオーディオジャック | ◯ |
スピーカー | フルエンクロージャー構造 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax ※アップデートでIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be(Wi-Fi 7)に対応予定 |
Bluetooth | 5.4 |
情報取得/ リンク(NFC) |
◯ |
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
生体認証 | 〇(指紋) |
外部デバイス | USB Type-C |
参照:Xperia 1 VI | Xperia(エクスペリア) | ソニー
Socは最新のプレミアム・スマートフォン向けの高性能「Snapdragon 8s Gen 3 Mobile Platform」を搭載し圧倒的な処理能力で操作性も抜群です。
メモリとストレージ容量の多い上位モデルは、ソニーストア(SIMフリーモデル)でのみ購入可能となっています。
ディスプレイに関しては、約6.5インチのFull HD+解像度となっており、前作Xperia 1 V(4K)よりも解像度が低下したものの、その分バッテリー持ちが2倍以上に延長されているのが最大の特徴です。
また、カメラ性能には定評のあるXperia 1シリーズですが、今作からは「遠くに近づく新望遠レンズ」というキャッチコピーが表す様に、メインカメラの高額ズーム領域が3.5~7.1倍(85mm〜170mm)に拡大し、デジタルズームと組み合わせて最大約21倍までズームできるようになりました。
防水・防塵や生体認証(指紋)、おサイフケータイに加え、microSDカードを使えば最大1.5TBまで記録容量を増やすことができます。
Xperia 1シリーズ最新作の名に恥じない端末に仕上がっているので、3Dゲームはもちろん快適なマルチタスク操作やスペックが要求されるアプリをストレス無く使いたい人も、Xperia 1 Ⅵなら十分満足することができるでしょう。
Xperia 1 Vとの比較・進化ポイント
この項目では、Xperia 1 Ⅵと昨年発売されたXperia 1 Vのスペック詳細を比較しながら、進化したポイントをそれぞれ解説していきます。
■Xperia 1 ⅥとXperia 1 Vのスペック比較
Xperia 1 Ⅵ | Xperia 1 V | |
---|---|---|
発売日 | 2024年6月7日 | 2023年6月16日 |
CPU | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform | Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform |
メモリ | 12GB/16GB | 12GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB | 256GB/512GB |
ディスプレイ | 約6.5インチ 19.5:9 Full HD+ |
約6.5インチ 19:64K120Hz |
リフレッシュレート | 1~120Hz可変 | 120Hz |
メインカメラ | 24m(広角):約4800万画素/f1.9 48mm(広角):約1200万画素/f1.9 16mm(超広角):約1200万画素/f2.2 85-170mm(望遠):約1200万画素/f2.3-3.5 |
24m(広角):約4800万画素/f1.9 16mm(超広角):約1200万画素/f2.2 85-125mm(望遠):約1200万画素/f2.3-2.8 |
バッテリー | 5000mAh ※可変リフレッシュレートによりバッテリー持ち改善 |
5000mAh |
本体サイズ | 約162×74×8.2mm | 約165×71×8.3mm |
重量 | 約192g | 約187g |
microSD | 最大1.5TB | 最大1TB |
本体カラー | ブラック プラチナシルバー カーキグリーン スカーレット |
ブラック プラチナシルバー カーキグリーン |
OSアップデート | 最大3回 | 最大2回 |
セキュリティアップデート | 4年間 | 3年間 |
CPUは、Xperia 1 Vに搭載されていた「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」の後継モデルである最新のハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」が採用され、基本性能が向上しています。
また、1~120Hz可変リフレッシュレートに対応した新ディスプレイを搭載したことにより、前作Xperia 1 Vの約2倍相当の36時間以上の連続動画再生が可能となりました。
カメラに関してもXperia 1 Vから望遠レンズが進化しており、85-170mm(光学7倍ズーム)に対応し、今までスマホで撮影するのが困難だった遠くの被写体にズームしてキレイに撮影することが可能です。
さらにOSアップデートが最大3回から4回に、セキュリティアップデートは3年間から4年間にサポートが延長されているのも長期利用者には嬉しいポイントとなっています。
Xperia 1 Ⅵのデザイン
この項目では、Xperia 1 Ⅵの外観のデザインについて詳しく解説していきます。
Xperia 1 Ⅵは、機能美を追求した精巧なデザインとなっており、カメラバンプをボディーカラーと合わせてレンズ周りをすり鉢形状にすることによってスマホでありながら本格的な一眼レフカメラのような佇まいが特徴的です。
全体的なデザインは従来のXperia 1シリーズと比較しても大きく変わっていませんが、前機種Xperia 1 Vよりも縦の長さが3mm短くなり、横幅は3mm大きくなっているため、旧機種から乗り換えた方は、一回り大型化した印象を受けるかもしれません。
外観
約6.5インチのディスプレイは、従来の4K解像度からフルHD+へと変更になり、アスペクト比に関してもこれまでの様に縦長ではなく、一般的なスマホに近い形状に近づきました。
ディスプレイの解像度は従来から落とされているものの、1~120Hzの可変リフレッシュレートに対応したことによって、これまで課題だったバッテリー持ちが大幅に改善されています。
また、前面カメラ(インカメラ)は切り欠きタイプではなく、従来機種同様に上部のベゼル部分に搭載されいるため、スッキリとした印象を受けます。
これまで同様ディスプレイの発色は非常に美しく、表示解像度はフルHD+に落ちているものの精細感不足な印象は受けません。
Xperia 1 Ⅵのディスプレイは、新機能「サンライトビジョン」に対応しているので、屋外など直射日光下でのディスプレイの視認性が向上しています。
本体背面は独自開発のテクスチャーのフロスト強化ガラスが採用されており、手に持った特に滑りにくく心地よい感触となっています。
すりガラスの様なマットな質感で指紋汚れなども目立ちにくいのが嬉しいポイントです。
SONYロゴが目立ちすぎないデザインとなっています。
本体上部にはマイク穴と3.5mmオーディオジャックを搭載しています。近年はイヤホン端子を搭載していないスマホが主流なので、音質に拘りたい人には嬉しいポイントと言えるでしょう。
有線接続の音質面もアップデートされており、新しい高性能オーディオICを搭載したことによってチャネル間のクロストーク(L‐Rの信号間の相互干渉)を低減し、前機種Xperia 1 Vよりも音場の広さや解像度の向上を実現しています。
本体下部にはUSB Type-CコネクタとSIMカードトレイを搭載しています。
本機のSIMカードトレイは蓋を開けるだけで、専用のピン無しで引き出せる仕様です。
SIMカードトレイには、表側にnanoSIMカード、裏側にmicroSDカードを同時にそれぞれ1枚ずつ装着することができます。
microSDカードを利用することで、最大1.5TBまでストレージを拡張することが可能です。
本体側面は光沢感がほとんど無く、細かなヘアライン加工と直線的なデザインが美しい仕上がりのデザインとなっています。
本体左側面にはボタン類はありません。
右側面には、ボリュームボタン(+/−)や電源ボタン一体型の指紋認証センサー、シャッターボタンが搭載されています。
シャッターボタンは従来よりもサイズがやや大きくなり押しやすさが向上しているため、より押しやすく、使いやすくなっている印象です。
本体背面に搭載されているカメラは、超広角・広角・光学式望遠ズームレンズのトリプルレンズ仕様となっています。
LEDフラッシュライトやマイクがこの位置にあるのは従来機同様です。
Xperia 1 Ⅵは、85~170mmの光学ズームに対応しているため、遠くの被写体も画質の劣化を抑えて一眼レフカメラの様に撮影することが可能です。
前機種Xperia 1 Vからカメラユニット部分はやや大型化しています。
横から見ると分かるとおり、背面カメラは少し突起しているため、机に置いた時にフラットにならず、ややガタツキを感じるシーンが有りました。
重量と持ちやすさ
実際にXperia 1 V本体を片手で持ってみると、従来の縦長デザインから本体サイズが変更されていることを一瞬で感じ取ることができます。
これまでのXperia 1は手に持つと一般的なスマートフォンよりも明らかに縦方向が長く幅が狭いので、やや特殊な感触でした。
しかし本機はアスペクト比が変更されており、普段使い慣れている一般的なスマホ同等の持ちやすさや操作感で使用することが可能です。
また、本体重量に関しては、全モデルXperia 1 Vからやや増加しており約192gとなっていますが、長時間使っていても重さの面でストレスに感じることはありませんでした。
端末のご購入はこちら
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【カメラ】Xperia 1 Ⅵのカメラ撮影・作例
■Xperia 1 Ⅵのメインカメラ性能
レンズ | 超広角 | 広角 | 望遠 |
---|---|---|---|
焦点距離 | 16mm | 24mm | 85-170mm |
有効画素数 | 約1200万画素 | 約4800万画素 (※記録画素数約1200万画素) |
約1200万画素 |
F値 | F値2.2 | F値1.9 | F値2.3-3.5 |
センサー | Exmor T for mobile | Exmor T for mobile | Exmor T for mobile |
センサーサイズ | 1/1.35型センサー 2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー |
1/1.35型センサー 2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー |
1/1.35型センサー 2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー |
コーティング | ZEISS T コーティング | ZEISS T コーティング | ZEISS T コーティング |
Xperia 1 Ⅵから標準のカメラアプリが従来の「Photography Pro」「Videography Pro」「Cinematography Pro」から「Camera」に統合されました。
カメラ性能の高さに定評の有るXperia 1 Ⅵで、ポートレートや望遠性能、夜間撮影などざまざまなシュチエーション・被写体を筆者が実際に撮影してみました。
ポートレート撮影
望遠撮影
夜景撮影
【ゲーミング】Xperia 1 Ⅵでのゲームプレイ
Xperia 1 Ⅵで原神やPUBG、パワプロなどを実際にプレイしてみました。
最新の高性能CPU「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」を搭載しているだけあって、グラフィック性能や処理性能が重視される最新の3Dゲームもカクつきや動作が重くなりすぎることもなく快適にプレイすることができます。
私個人の感想だけで終わってしまってはあまり意味が無いので、専用アプリを使ってCPUの処理性能やグラフィック性能を計測してみたので、Xperia 1 Ⅵのベンチマークスコアが気になる人は以下の結果も参考にして頂ければ幸いです。
Geekbench 5の測定結果は、シングルコア「2200」、マルチコア「6730」で、前作のXperia 1 Vのベンチマークと比較してもシングルコア・マルチコア共に約1.5倍性能がアップしていることが分かります。
2024年6月時点で発売されている多くのハイエンドスマートフォンに採用されているSoCなので、最新の3Dゲームでも快適にプレイすることが可能です。
ゲーミングを快適にする「ゲームエンハンサー」機能を搭載
Xperia 1 Ⅵでは、「ゲームエンハンサー」機能を使って、ゲームプレイに集中するための環境作りやアシスト機能、便利な数々の機能を自分好みに設定することができます。
■ゲームエンハンサーの主な機能一覧
機能名 | 内容 |
---|---|
ゲームモード | ゲームの種類やバッテリー持ちに合わせてモード設定ができる |
フォーカス設定 | 「画質モード」「L-γレイザー」「ホワイトバランス」の画質調整機能を組み合わせたカスタマイズができる |
画質&サウンド | 好みに合わせて画質やVCマイクの最適化が可能 |
マルチタスク | ゲームプレイ中にWeb検索など他の機能を使うことができる |
スクリーンショット | ゲームプレイ中の画面を最大20コマの高速連写撮影することができる |
レコード | フロントカメラの映像や最大120fpsのなめらかなゲームプレイ映像を撮影できる |
動画&配信 | 専用のキャプチャー不要でXperia1台でYouTubeライブ配信ができる |
ゲームエンハンサー機能を使うことで、ゲームの内容やスマホのバッテリー残量など状況に応じた最適な設定でゲームをプレイすることができます。
Xperia 1 Ⅵは、ゲームエンハンサー機能をうまく使うことで対戦型ゲームの勝率を上げたりライブ配信を気軽におこなうことができるので、スマホで本格的なゲームプレイ体験をしたい人におすすめです。
オーディオ】Xperia 1 Ⅵのスピーカー性能
Xperia 1 Ⅵで動画や音楽を視聴してみたところ、搭載されているスピーカーが非常に高音質で聞きやすい音だと感じました。
本機に搭載されているスピーカーは、高性能な新ユニットを搭載したフルステージステレオスピーカーとなっており、前機種Xperia 1 Vよりも低温性能や音のクリアさ、臨場感が向上しています。
筆者が現在利用しているスマホ(iPhone 14)よりも音の広がりや迫力、奥行き感を立体的に感じることができました。
専用のスピーカーを別途用意しなくても、Xperia 1 Ⅵ1台だけでエンタメコンテンツを本格的な迫力のある音で楽しむことができるのは本機ならではの魅力と言えるでしょう。
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Xperia 1 Ⅵ利用して感じたおすすめポイント
Xperia 1 Ⅵ利用して感じたおすすめポイントを、以下3つの項目に分けて解説します。
■Xperia 1 Ⅵ利用して感じたおすすめポイント
- 電池持ち
- 持ちやすさ
- カメラのパフォーマンス
電池持ち
Xperia 1 Ⅵは、これまでのXperia 1シリーズで課題だったバッテリー持ちの悪さを解消し、充電なしでも1日以上安心して使うことができます。
5000mAhの大容量バッテリーと1~120Hz可変リフレッシュレートに対応した新ディスプレイを搭載したことによって、前機種Xperia 1 Vの約2倍相当である36時間以上の連続動画再生が可能です。
筆者の体感としては、ゲームや動画を長時間視聴しない人で省エネ設定をきちんとしておけば、フル充電してから2日〜3日程度バッテリーが持つ印象でした。
それでいて最新CPU「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」を搭載しているので、マルチタスクや3Dゲームもサクサク快適に操作することができます。
持ちやすさ
Xperia 1 Ⅵのボディーは手に馴染むサイズ感で操作性もよく、普段使いしやすいハイエンドスマートフォンでした。
筆者的には、これ以上大きいと片手では少し扱いづらく、もう一回り小さいと画面に表示できる情報量が減ってしまうという絶妙なサイズ感という印象です。
手の小さな方でも片手で操作しやすくする「片手モード」を利用すると、画面全体が縮小されるので、画面の端や上部などもタッチしやすくなります。
片手モードショートカットを設定することで、画面を下にスライドするだけで片手モードをかんたんに起動することができるのも使い勝手が良く好印象でした。
カメラのパフォーマンス
筆者がXperia 1 Ⅵを実際に使ってみて最も感動したのは、光学7倍ズームとテレマクロに対応したメインカメラの性能です。
超広角(16mm)、広角(24mm、48mm)、望遠(85-170mm)という様々な焦点距離のレンズを状況に応じて1台で使い分けることができるので、スマホというよりもコンデジを使っている感覚で写真や動画を撮影することができました。
今までスマホでの撮影を諦めていた遠くの被写体の撮影や最短4cm(最大撮影倍率約2倍)まで寄って撮影可能なテレマクロ撮影を初めて使った時の感動は忘れることができないレベルです。
また、本機の特徴として本体側面にシャッターボタンを搭載していることが挙げられます。
このシャッターボタンも非常に実用的で、一眼レフカメラの様に半押しで被写体にフォーカスを合わせることができるので、スマホで撮影している感覚とは違ういい意味での違和感を感じることができました。
Xperia 1 Ⅵは、スマホのカメラ性能にこだわる人は、ぜひ一度実際に手にとってみてほしい端末です。
【まとめ】Xperia 1 Ⅵはカメラ性能に拘る人におすすめ!
Xperia 1 Ⅵは、美しいデザインと2日使えるバッテリー持ち、屋外で使っても明るく見やすいディスプレイなど、前作Xperia 1 Vから様々な部分のアップデートが確かに感じられる端末でした。
筆者はスマホのカメラで写真撮影する機会が非常に多いのですが、85mmの使いやすい焦点距離とぼけ機能を生かしたポートレート撮影や、最大170mmまでのズームに対応した望遠レンズ、最大撮影倍率約2倍のテレマクロ撮影など、スマホでありながらコンデジ代わりとして使えるレベルに仕上がっています。
基本性能のとカメラのスペックをどちらも重視したAndroid端末がほしい人は、ぜひ本記事を参考にXperia 1 Ⅵの購入を検討してみて下さい。