motorola razr 50 / motorola razr 50 ultraを実機レビュー!進化する折り畳みスマホ2機種を徹底解説
2024年に発売された「motorola razr 50」とハイエンドモデルの「motorola razr 50 ultra」は、デザイン性と機能性を兼ね備えた折りたたみスマートフォンです。
どちらも洗練された高級感のある外観と使い勝手の良さが魅力でありながら、それぞれ異なる特徴があり、選び方次第で満足度が大きく変わります。
本記事では、両モデルの外観やスペック、カメラ性能をレビューし、実際に使用して感じた良い点や気になる点を分かりやすく解説します。
さらに、折りたたみスマホならではの利便性についても取り上げます。
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目次:
motorola razr 50 / motorola razr 50 ultraの外観レビュー
「motorola razr 50」と「motorola razr 50 ultra」は、どちらもしっかりとした作りで質感の高いデザインが特徴です。
特に背面のレザー調仕上げが手になじみ、高級感と使いやすさの両立を実現しています。
ここでは、前面・背面のデザイン、側面の仕上がり、サイズや重量、カラーバリエーションについて詳しくレビューします。
前面 / 背面デザイン
「motorola razr 50」と「motorola razr 50 ultra」は、折りたたみスマホならではの個性が光るデザインが特徴です。
前面はどちらも折りたたみスマホならではの、広々としたメインディスプレイを搭載し、ベゼルも薄く、よりエンターテインメントを最大限に楽しめます。
背面デザインでは、質感の高いレザー調仕上げが共通しており、手にしっかりなじむうえ高級感も演出しています。
背面ディスプレイのサイズに双方で違いがあります。
「razr 50 ultra」には4.0インチの大型背面ディスプレイが搭載されており、「razr 50」の背面ディスプレイは3.6インチとややコンパクトなものになっています。
実際に比べてみるとかなり印象に差があります。
通知の確認やアプリ操作などを背面ディスプレイで行いたい人はrazr 50 ultraがおすすめです。
「motorola razr 50」のカメラ部分は本体から約2.2mmほど突き出ており、テーブルなどに直接置いた際にカメラが干渉する可能性があります。
「motorola razr 50 ultra」のカメラ部分はさらに少し厚みがあり、約2.5mm程度突き出ています。
カメラレンズに傷がつくのを防ぐためには、カメラのレンズに保護フィルムを貼ったり、ケースを装着したりするなどの工夫をするとよいでしょう。
側面デザイン
側面デザインは、電源ボタンや音量調節ボタンはどちらのモデルも右側面に配置され、片手操作がしやすい設計です。
メタリックな質感で高級感があり、スタイリッシュな印象があります。両モデルともに折りたたみヒンジ部分の精度が高く、開閉の動きは非常に滑らかです。
サイズ感・重量
「motorola razr 50」は、重さが約188gで、長時間の持ち運びにも負担を感じにくい軽量設計です。
一方、「motorola razr 50 ultra」は約189gとごくわずかに重くなります。どちらのモデルも展開時には大画面が広がり、日常使いにもエンタメ用途にも適しています。
ただし、手が小さい方や軽量スマホに慣れている方にとっては、展開時の幅広さがやや大きく感じられるかもしれません。
このあたりは実際に店舗でサンプルに触れて確認をおすすめします。
カラーバリエーション
「motorola razr 50」と「motorola razr 50 ultra」は、それぞれ異なる魅力的なカラーバリエーションを展開しています。
「razr 50」はエレガントな「スプリッツオレンジ」「サンドクリーム」「コアラグレイ」の3色展開です。
「razr 50 ultra」は、深みのある「インフィニティブラック」とIIJmio限定の鮮やかなカラー「ホットピンク」の2色を採用しています。
motorola razr 50 / motorola razr 50 ultraのスペックをレビュー
両モデルのスペックについて詳しくみていきましょう。
スペックの詳細
motorola razr 50のスペック
発売日 | 2024年9月27日 | |
---|---|---|
5G対応 | 〇 | |
本体サイズ(mm) | 幅 | 73.99mm |
高さ | 畳んだ状態:88.08mm 開いた状態:171.30mm |
|
厚み | 畳んだ状態:15.85mm 開いた状態:7.25mm |
|
重量 | 188g | |
ディスプレイ | リフレッシュレート | 90Hz |
輝度 | 1700nit | |
生体認証 | 顔 | 〇 |
指紋 | 〇 | |
カメラ | アウトカメラ | メイン:5000万画素 超広角120°+マクロ:1300万画素 |
インカメラ | 32000万画素 | |
スマホ性能 | CPU | MediaTek Dimensity 7300X |
RAM | 8GB / 12GB | |
ROM(ストレージ) | 256GB / 512GB | |
バッテリー容量 | 4200mAh | |
防水 / 防塵 | IPX8 | |
デュアルSIM | 〇 | |
SDカード搭載 | ✕ | |
タッチ決済 | NFC | 〇 |
おサイフケータイ | ✕ | |
Felica | ✕ | |
イヤホンジャック | ✕ |
引用:新型の大画面折りたたみスマホ | motorola razr 50 | motorola JP
motorola razr 50 ultraのスペック
発売日 | 2024年9月27日 | |
---|---|---|
5G対応 | 〇 | |
本体サイズ(mm) | 幅 | 73.99mm |
高さ | 畳んだ状態:88.09mm 開いた状態:171.42mm |
|
厚み | 畳んだ状態:15.32mm 開いた状態:7.09mm |
|
重量 | 189g | |
ディスプレイ | リフレッシュレート | 165Hz |
輝度 | メイン画面:3000nit アウト画面:2400nit |
|
生体認証 | 顔 | 〇 |
指紋 | 〇 | |
カメラ | アウトカメラ | 5000万画素 |
インカメラ | 3200万画素 | |
スマホ性能 | CPU | Snapdragon 8s Gen 3 Mobile Platform |
RAM | 12GB | |
ROM(ストレージ) | 512GB | |
バッテリー容量 | 4000mAh | |
防水 / 防塵 | IPX8 | |
デュアルSIM | 〇 | |
SDカード搭載 | ✕ | |
タッチ決済 | NFC | 〇 |
おサイフケータイ | ✕ | |
Felica | ✕ | |
イヤホンジャック | ✕ |
引用:AI搭載、究極の折りたたみ型スマートフォン | motorola razr 50 ultra | motorola JP
どちらも日常使いはもちろん、重めのアプリやゲームも快適に動作する性能を備えています。
「motorola razr 50」にはMediaTek Dimensity 7300X、「motorola razr 50 ultra」にはさらに高性能なSnapdragon 8 Gen 3が搭載されています。
より高スペックな端末を求めている人には「motorola razr 50 ultra」がおすすめです。
バッテリー容量は「razr 50」が4,200mAh、「razr 50 ultra」が4,000mAhと異なりますが、どちらも大容量なため、折りたたみスマホでありながら長時間の利用が可能です。
加えて、急速充電に対応しているため、短時間で効率的に充電できるのも大きな魅力です。
ベンチマークスコアと発熱状態
「motorola razr 50」のAnTuTuスコアは700,562点、「motorola razr 50 ultra」は1,413,076点を記録しました。
どちらのモデルもスコアから見ても性能の高さが伺えますが、特に「motorola razr 50 ultra」は最新SoCによる圧倒的な処理能力を発揮しています。
ハイエンドモデルらしいパフォーマンスで、テスト中もバッテリー消費は安定しており、急激な減少や異常な挙動はみられませんでした。
発熱については、長時間の負荷テストで多少の温かさを感じる程度で、快適に使用が可能です。
motorola razr 50 / motorola razr 50 ultraのゲーム動作をチェック
3Dゲーム「原神」を使用して、ゲーム性能を確認しました。「razr 50」では画質「最高」でも問題なくプレイ可能です。
基本的にはストレスを感じることなく快適にプレイができましたが、戦闘シーンでエフェクトが重なる際に、軽微なカクつきが発生する場面がありました。
一方、「razr 50 ultra」で同じく画質「最高」設定でプレイしたところ、非常にスムーズに動作し、快適なプレイが可能でした。
特に、操作レスポンスやムービー再生での安定感は「razr 50 ultra」が優れていると感じました。
どちらのモデルもライトゲーマーには十分満足できる性能ですが、より快適な動作環境を求める人は「razr 50 ultra」を選択するのがおすすめです。
なお、ゲーム中のバッテリー消費や発熱はどちらも許容範囲内でした。
motorola razr 50 / motorola razr 50 ultraのカメラ性能
motorola razr 50シリーズのカメラ性能についてレビューします。
どちらのモデルも日常使いに十分な高性能カメラを搭載しており、風景やポートレート、夜景、料理など、様々なシーンでの撮影が楽しめます。
それでは、実際に撮影した写真をもとに、カメラの性能を詳しく見ていきましょう。
日中の様子を撮影してみた
晴れた日中に公園で撮影を行いました。「motorola razr 50」は自然な発色が特徴で、空や木々の色味が肉眼で見たままの印象に近い写真が撮影できます。
一方、「motorola razr 50 ultra」はやや色彩が鮮やかに再現されているように感じます。
特に、どちらのモデルも誇張された彩度やコントラストがなく、自然な仕上がりが好印象です。日常風景をそのまま切り取る用途にぴったりのカメラといえるでしょう。
広角撮影性能について
「motorola razr 50」について、先ほどと同じ場所から広角撮影をしました。
通常の倍率の写真と比較するとやや暗めな写真となりましたが、広範囲の撮影には十分実用的なレベルだと感じました。
「motorola razr 50 ultra」は広角撮影ができないため、広範囲の撮影をする必要がある人は「motorola razr 50」を選択するとよいでしょう。
ポートレート撮影してみた
ポートレートモードを使用して人物の後ろ姿を撮影してみました。
「motorola razr 50」しっかりと自然な背景ぼかしができましたが、体の一部でぼけてしまう部分が確認できました。
一方、「motorola razr 50」は被写体と背景の境界がより正確で、さらに高品質なポートレート撮影ができます。
また、両機種ともに背景ぼかしの強さを細かく調整できるため、シーンや好みに応じたカスタマイズも可能です。
夜景を撮影してみた
夜景モードを使用して都市の夜景を撮影しました。
「razr 50」の夜景モードは暗所でもしっかりと光を取り込み、白飛びや黒つぶれの少ないバランスの良い写真を撮影でき、「razr 50 ultra」はさらに精度の高い夜景が撮影できます。
どちらのモデルも夜景モードの性能は高く、夜の撮影も問題なく行えると感じました。
食べ物を撮影してみた
ラーメン屋さんでラーメンを撮影しました。「razr 50」はマクロ撮影にも対応しているため、併せてマクロ撮影も試してみました。
暗めの店内でも十分な明るさで撮影でき、どちらもおいしそうに撮ることができました。
やや「razr 50 ultra」のほうが被写体の質感やツヤが際立っているようにもみえます。
マクロ性能は「razr 50」に軍配が上がります。かなり寄りで撮影をしてもぼやけることはなかったため、接写撮影の機会が多い人には「razr 50」がおすすめです。
motorola razr 50 / motorola razr 50 ultraを使ってみて良かったポイント
motorola razr 50 / motorola razr 50 ultraを実際に使ってみてわかった良い部分についてチェックしていきます。
「razr 50」シリーズの外部ディスプレイは、通知の確認や音楽の再生、写真撮影時のプレビューなど、さまざまな用途で活用でき非常に便利です。
特に「razr 50 ultra」の4インチ外部ディスプレイは、大きくて視認性が高く、スマートフォンを折り畳んだ状態でも多くの操作が完結できます。
ちょっとした通知の確認やタスク処理でスマホを広げなくても良いのは想像以上に快適でした。
折り畳みめるためコンパクトでポケットにも入れやすい
折り畳みスマホの大きな魅力の一つが、コンパクトなサイズ感です。ポケットや小さめのバッグにもすっぽり収まる点は非常に便利です。
特に外出が多い人や荷物を少なくしたい人にとって、この携帯性の高さは大きなメリットといえるのではないでしょうか。
自撮りがしやすい
外部ディスプレイを活用した自撮りが非常に便利です。
通常自撮りはインカメラを使用しますが、外部ディスプレイが大きいため。メインカメラを使った高画質な自撮りが簡単に行えます。
SNSにアップする写真のクオリティを上げたいと考えている人には嬉しい機能ではないでしょうか。
また、折り畳み構造を活かしてスマホ自体をスタンド代わりにできるため、三脚を使わずにセルフタイマー撮影ができる点も嬉しいポイントです。
motorola razr 50 / motorola razr 50 ultraを使ってみてイマイチだったポイント
「razr 50」シリーズには多くの魅力がありますが、一方でいくつか気になるポイントもあります。
人によっては気にならない点かもしれませんが、筆者が感じた点について触れていきます。
価格面での負担感
「razr 50」シリーズは、折り畳みスマホということもあり、価格が比較的高めに設定されています。
特に「razr 50 ultra」は178,800円とハイエンド仕様ということもあって負担感を感じる価格帯です。
一方で「razr 50」は135,801円とやや抑えめですが、それでも一般的なスマートフォンと比べると高価な部類に入ります。
スペックやデザインには満足できるものの、手軽に購入できる価格ではない点が気になる人もいるでしょう。
超広角カメラの非搭載でマクロ性能も弱い
「razr 50 ultra」は、通常撮影や夜景撮影など、全般的に高いカメラ性能が確認できていますが、それだけに超広角カメラが非搭載な点や、マクロ撮影が弱い部分が悪目立ちしてしまったように感じました。
広大な風景や大人数の集合写真を撮影する際には、少し物足りなさを感じるかもしれません。一方、「razr 50」では超広角カメラが搭載され、マクロ撮影も優秀です。
この点はモデルによる違いとして注意が必要です。
折り目の目立ち
折り畳みスマホ特有の課題として、ディスプレイの中央部分に折り目が目立つ点があります。特に明るい背景や動画視聴時、またゲームプレイ時に目に付きやすいです。
操作性や視認性に大きな支障はありませんが、細部にこだわる人にとっては気になるポイントとなるかもしれません。
まとめ:総合評価と選び方のポイント
「motorola razr 50」は、折りたたみスマホの魅力を比較的手頃に体験したい人におすすめなモデルです。
超広角カメラを搭載し、日常使いにも十分な性能を持ちながら、motorola razr 50 ultraよりも価格が抑えられている点が魅力です。
初めて折りたたみスマホを検討している人にもおすすめです。
「motorola razr 50 ultra」は、ハイエンドな性能を求めるユーザーに向けたモデルです。
パワフルなSnapdragon 8 Gen 3を搭載し、スタイリッシュなデザイン、大画面でのゲームや動画視聴など、エンタメやマルチタスクを快適に楽しみたい方にぴったりです。
価格面では高めですが、それに見合った満足感を得られるかと思います。