iPhoneの初期化のやり方! 下取り・買取前の注意点と手順を解説

カテゴリ: iPhone
iPhoneを売却・下取りに出すときや、動作が不安定なときに必要になるのが初期化(すべてのコンテンツと設定を消去)です。頻繁に行う作業ではないため、やり方がわからず不安な人も多いはずです。
iPhoneの初期化は本体だけで数分あれば完了します。手順は「設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → すべてのコンテンツと設定を消去」と進むだけで、パソコンやiTunesは基本的に不要です。
ただし初期化すると端末内のデータはすべて消えるため、事前のバックアップとApple Account(旧Apple ID)のパスワード確認が欠かせません。この記事では2026年7月時点の最新iOS(iOS 26系)にもとづき、初期化の手順・注意点・できないときの対処法・下取り前の準備までまとめて解説します。
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目次
iPhoneの初期化とは? 初期化するとどうなる?
iPhoneの初期化とは、端末を購入時の状態(工場出荷状態)に戻し、本体内のデータ・アカウント・設定をすべて消去することです。
iPhoneに関連付いたApple AccountやSNSなどのアカウント情報が解除され、写真・音楽・アプリ・各種設定など、購入後に追加したものはゼロの状態になります。「iPhoneを出荷状態に戻す」「リセットする」と表現されることもありますが、いずれも同じ操作を指します。

初期化で「消えるもの」と「消えないもの」を整理すると、以下のとおりです。
| 区分 | おもな内容 |
|---|---|
| 消えるもの(本体内) | 写真・動画、音楽、インストールしたアプリとアプリ内データ、連絡先・メール、Wi-Fiパスワード、Apple Accountのサインイン情報、Apple Payの登録、eSIM回線情報(消去時に残すか選択可) |
| 消えないもの | iCloudやパソコンにバックアップ済みのデータ(クラウド/PC側に残る)、物理SIMカード自体、キャリア契約そのもの |
クラウドや別の場所にバックアップさえ残しておけば、初期化後に元の状態へ復元できます。逆にバックアップがないと、消えたデータは戻せません。
iPhoneを初期化する前にやるべきことは?(注意点)
初期化の前には、「バックアップ」「Apple Accountパスワードの確認」「LINEなどアプリの引き継ぎ」の3つを必ず済ませておきましょう。これを忘れるとデータを復元できなかったり、初期化そのものが進められなかったりします。
初期化前チェックリスト
- iCloudまたはパソコンにバックアップを取った
- Apple Account(Apple ID)のメールアドレスとパスワードを覚えている
- LINE・おサイフ系アプリ・ゲームなどの引き継ぎを済ませた
- 売却・下取りに出す場合はSIM/eSIMの扱いを確認した
1. バックアップを取る
バックアップの方法は、大きく分けて次の2つです。
- iCloudを使う方法(Wi-Fiがあればパソコン不要)
- パソコン(MacのFinder/WindowsのiTunes・Appleデバイスアプリ)を使う方法
手軽さで選ぶならiCloud、写真や動画が多く容量が大きいならパソコンがおすすめです。初期化後に新しい端末や中古端末へ乗り換えるなら、先に中古iPhoneのおすすめ機種と選び方もチェックしておくと、移行先を決めやすくなります。
2. Apple Accountパスワードを確認し「iPhoneを探す」を理解する
「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行すると、iOS 15以降は消去の途中でApple Accountのパスワード入力が求められ、自動的にサインアウトと「iPhoneを探す(アクティベーションロック)」の解除が行われます。
アクティベーションロックとは、紛失・盗難時に第三者が悪用できないよう端末をロックする仕組みです。ロックが残ったままだと、譲渡や下取りに出しても相手が使えません。つまり初期化の成否はApple Accountのパスワードを覚えているかどうかにかかっています。忘れている場合は先にパスワードを再設定しておきましょう。
端末を手放す前に手動で「iPhoneを探す」をオフにしたい場合は、「設定」>一番上の自分の名前>「探す」>「iPhoneを探す」>オフの順に操作します。




3. LINE・おサイフ・ゲームの引き継ぎを済ませる
LINEのトーク履歴やアカウント、モバイルSuicaなどの残高、ゲームのセーブデータは、iPhone本体のバックアップとは別に各アプリ側での引き継ぎ設定が必要です。初期化してしまうと後から取り戻せないものもあるため、アプリごとに引き継ぎを完了させてから初期化に進みましょう。
iPhoneを初期化する方法【本体だけでできる】
iPhoneは本体だけで初期化できます。手順は「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」です。パソコンは不要です。
操作の流れは次のとおりです。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップする
- 一番下までスクロールして「転送またはiPhoneをリセット」をタップする
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする
- 「続ける」をタップし、画面の案内に沿って進める
- パスコードを設定していれば入力する
- Apple Accountのパスワードを入力してサインアウトする
- 「iPhoneを消去」をタップすると初期化が始まる
以前のiOS(iOS 14以前)では「設定 → 一般 → リセット → すべてのコンテンツと設定を消去」という並びでしたが、iOS 15以降は「リセット」ではなく「転送またはiPhoneをリセット」という名称に変わっています。古い手順を覚えている人は注意してください。
消去には数分程度かかり、完了すると購入時と同じ初期設定画面(「こんにちは」の画面)が表示されます。ここまで進めば初期化は成功です。
パソコン(iTunes・Finder)で初期化する方法は?
通常の初期化は本体だけで完結するため、パソコンが必要になるのは主に「パスコードを忘れて操作できない」ときの強制初期化に限られます。
パソコンを使う場合、OSによって使うソフトが異なります。
| 環境 | 使うソフト |
|---|---|
| Mac(macOS Catalina 10.15以降) | Finder(iTunesは廃止済み) |
| Windows 10 / 11 | iTunes、または「Appleデバイス」アプリ |
iPhoneをケーブルでパソコンに接続し、FinderまたはiTunesでデバイスを選択して「iPhoneを復元」を実行すると、工場出荷状態に戻せます。この方法ではソフトウェアも最新版に更新されます。
2026年7月時点で、Windowsの「Appleデバイス」アプリはiOSの更新・復元時に不具合が報告されるケースがあります。強制初期化のためにパソコンを使う場合は、Macなら最新のFinder、Windowsなら動作の安定したiTunesを利用するのが無難です。
iPhoneが初期化できないときの対処法は?
初期化できない原因の多くは「パスコードを忘れた」「Apple Accountのパスワードがわからない」の2つです。パスコード忘れは、iOS 15.2以降ならパソコンなしでもロック画面から初期化できます。
パスコードを忘れて操作できない場合
パスコードを何度も間違えて「iPhoneは使用できません」と表示された状態でも、初期化は可能です。
- iOS 15.2以降・パソコンなし:ロック画面の右下に表示される「iPhoneを消去」をタップし、Apple Accountのパスワードを入力すると初期化できます。Wi-Fiまたはモバイル通信への接続が必要です。
- パソコンを使う場合:iPhoneをリカバリモードにしてパソコンに接続し、復元します。iPhone 8以降は「音量を上げるボタンを押してすぐ離す→音量を下げるボタンを押してすぐ離す→リカバリモード画面が出るまでサイドボタンを長押し」の順で操作します。
「iPhoneを探す」がオフにできない・Apple Accountパスワードがわからない場合
初期化の途中でApple Accountのパスワードを求められて先に進めない、というつまずきが最も多いパターンです。パスワードがわからないときは、初期化を止めてAppleのアカウント回復ページなどから先にパスワードを再設定してください。パスワードさえリセットできれば、アクティベーションロックも解除できます。
消去が進まない・エラーが出る場合
消去が途中で止まる・エラーが出るときは、次を確認しましょう。
- バッテリー残量が十分か(充電しながら実行する)
- Wi-Fiなどネットワークに安定して接続できているか
- いったんiPhoneを再起動してから再度試す
下取り・買取・返却プログラム前の初期化で注意することは?
下取りや買取、ドコモの「いつでもカエドキプログラム」などで端末を手放すときは、初期化に加えてアクティベーションロックの解除とSIM/eSIMの扱いまで確認する必要があります。
初期化やロック解除が不十分だと「受付不可品」と判定され、下取り額が付かなかったり、返却プログラムでは残価(端末代の残額)を一括請求されたりするリスクがあります。手放す前に次の項目をすべて済ませましょう。
手放す前の最終チェック
- バックアップ・データ移行を完了した
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」で初期化した
- アクティベーションロック(iPhoneを探す)が解除されている
- 物理SIMカードを抜いた/eSIMの回線を消去または移行した
- 下取り・返却の受付条件(外装・付属品など)を満たしている
手放したあとに買い替えるなら、iPhoneを安く買う方法10選やiPhone投げ売りキャンペーンの記事で、下取りと組み合わせてお得に乗り換える方法を確認しておくとよいでしょう。新しい端末が届いたら、購入後にまず設定しておきたい機能もあわせてチェックしてみてください。
iPhoneの初期化に関するよくある質問
Q. iPhoneの「リセット」と「初期化」は違うものですか?
A. 一般的にはほぼ同じ意味で使われます。ただし「設定」内の「すべての設定をリセット」は設定値だけを戻す操作で、写真やアプリは残ります。データごと完全に消すのは「すべてのコンテンツと設定を消去」です。
Q. 初期化にはどのくらい時間がかかりますか?
A. 消去自体は数分程度で完了します。ただしその後の初期設定や、バックアップからの復元にはデータ量に応じて追加の時間がかかります。
Q. 初期化するとLINEやモバイルSuicaはどうなりますか?
A. 本体からは削除されます。復元するには、初期化前にLINEはアカウント引き継ぎ設定、Suicaはサーバー退避(機種変更手続き)など、アプリごとの引き継ぎを済ませておく必要があります。
Q. Apple Accountのパスワードを忘れても初期化できますか?
A. 初期化の途中でパスワード入力を求められるため、そのままでは完了できません。先にAppleのアカウント回復ページでパスワードを再設定してから初期化してください。
まとめ
iPhoneの初期化は「設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → すべてのコンテンツと設定を消去」で、本体だけで数分あれば完了します。旧機種を下取りや買取に出す前の準備としても欠かせない作業です。
ポイントは、初期化前に必ずバックアップとアプリの引き継ぎを済ませ、Apple Accountのパスワードを確認しておくこと。この2点さえ押さえておけば、初期化でつまずくことはほとんどありません。日頃から定期的にバックアップを取り、いつでも安心して手放せるようにしておきましょう。










