iPhoneで不要なアプリを削除/標準アプリを非表示にする方法
カテゴリ: #iPhone
iPhoneはApp Storeからお気に入りのアプリを選ぶだけで、いつでも簡単にインストールできるてとても便利です。
次々とアプリをインストールできるのは便利な反面、
「本体の空き容量が少なくなり困っている」
「不要なアプリが多くてホーム画面が整理できていない」
といった悩みがある人もいると思います。
そこで、iPhoneのアプリを削除(アンインストール)する方法や、iOS10から対応した標準アプリを非表示にする方法を解説します。
検証端末:iPhone 7 Plus/バージョン:iOS10.1.1、iPhone 7/バージョン:iOS13.1.2
目次:
【iOS10】標準アプリを非表示にする(取り除く)方法
これまで、アプリには「削除できるもの」と「削除できないもの」が存在しました。App Storeからインストールしたサードパーティ製アプリは不要になったら削除できるものの、iOSに標準で入っているプリインストールアプリは削除することができませんでした。
プリインストールアプリの例としては、「カレンダー」「マップ」「株価」「リマインダー」などといったものが挙げられます。
そんなiOS標準アプリがiOS10からは非表示にして取り除けるようになりました。完全に削除できるわけではなく「取り除く」という扱いなので、非表示にするイメージです。一度取り除いても再びApp Storeから復活できます(ただしデータは消えてしまいます)。
取り除くことできるiOS標準アプリ一覧
ほぼすべてのiOS標準アプリを取り除くことができますが、一部のアプリは取り除くことができません。以下、可否一覧表です。
取り除き | アプリ名 | ||
---|---|---|---|
○ (可能) |
iBooks | iCloud Drive | iTunes Store |
FaceTime | Podcast | Watch | |
カレンダー | コンパス | ニュース | |
ビデオ | ヒント | ボイスメモ | |
ホーム | マップ | ミュージック | |
メール | メモ | リマインダー | |
株価 | 計算機 | 天気 | |
友達を探す | 連絡先 | ショートカット | |
× (不可) |
App Store | iPhoneを探す | Safari |
Wallet | アクティビティ | カメラ | |
ヘルスケア | メッセージ | 写真 | |
設定 | 電話 | 時計 |
iOS標準アプリを取り除く方法
では実際にiOS標準アプリを取り除いてみましょう。ここでは「コンパス」を非表示にしてみます。iOS13から削除の方法が変わりました。
1.アプリアイコンを長押しすると、サブメニューが表示されます。
2.「Appを並べ替える」を選択すると、削除できるアプリアイコンの左上に×印が表示され、アイコンが揺れます。
3.取り除きたいアプリアイコン左上の×印をタップすると、確認のポップアップが表示されます。
4.「取り除く」をタップして非表示にしたら、ホームボタン又は完了を押して確定させます。
揺れているアイコンが止まり、iOS標準アプリ「コンパス」を取り除くことができました。他のiOS標準アプリでも同様の手順です。
iOS標準アプリといえども、「株価」、「コンパス」、Apple Watch用の「Watch」といったアプリは人によっては使用していないかもしれません。取り除いて非表示にすることによりホーム画面を整理することができます。
アプリを削除(アンインストール)する方法
iOS標準アプリは「取り除く」という扱いでしたが、iOS標準アプリ以外のサードパーティ製アプリは削除(アンインストール)できます。ただし、アプリを削除すると蓄積してきたアプリ内のデータも削除されるので注意しましょう。
今回は「amazon」アプリを削除してみます。
1.アプリアイコンを長押しして、サブメニューを表示させます。
2.「Appを並び替える」を選択し、×印で削除をします。
3.確認のポップアップが出るので、「削除」をタップ。
4.削除されたらホームボタン又は完了を押して確定します。
これでサードパーティ製アプリを削除する方法は完了です。
ついつい数が多くなりがちなアプリですが、使用していないものなどを定期的に削除することでホーム画面をスッキリと整理できます。そのほか、本体容量(ストレージ)を確保したり、バックグラウンドで動くアプリが減り電池節約にもつながるので大変メリットがあります。
なお、一度購入した有料アプリでもApp Storeから再びダウンロードでき、再度購入する必要はありません。ただし、前述のようにアプリ内データは削除されているので初期化された状態です。
削除/取り除いたアプリを復活させる方法
iPhoneやiPadといったiOS端末から一度削除または取り除いたアプリは、App Storeから再びインストールすることができます。
「誤って削除してしまった」「もう一度あのアプリをインストールしたい」という場面でも、再インストールできるので安心してください。
では、先ほど削除した「amazon」アプリを再びインストールしてみます。まずは、App Storeを起動して画面下の検索アイコンをタップします。
再インストールしたいアプリ名を入力します。アプリが表示されたら、右側の雲のアイコンをタップします。なお、一度インストールしたことのあるアプリはこのように雲のアイコンが表示されます。
ダウンロード完了後に「開く」をタップするとアプリを起動できます。これで、一度削除したアプリや取り除いたアプリを復活させることができました。
インストールしたアプリをすべて削除する方法
インストールしたアプリをまとめてすべて削除したい、工場出荷時の状態に戻したい場合は、iPhoneを初期化するという方法があります。
ただし、この作業を行うとデータも初期化されてしまうので注意が必要です。初期化する前には、かならずiPhoneのバックアップをとっておくことをオススメします。
ホーム画面から設定アプリを起動し、項目一覧の中から「一般」をタップします。
一番下にある「リセット」のメニューから「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
パスコードを設定している場合は入力し、ポップアップが表示されるので「iPhoneを消去」をタップします。
消去されるとすべての設定が初期化されてしまうので、「本当に続けますか?」と再度確認のポップアップが表示されます。
削除してすべてを初期化する場合は、再び「iPhoneを消去」をタップしましょう。
初期化が始まり、しばらくすると工場出荷時と同じ状態になります。一度消去するとバックアップを利用する以外は元に戻せないので、くれぐれもiPhoneのバックアップを忘れないようにしましょう。
アプリが削除できない?×印がでない時の対処法
アプリのサブメニューを表示させ「Appを並べ替える」を選択しても、アイコンが震えるだけで×印がでない、場合があるようです。
そんなときは、間違えてアプリを消してしまわないようにする、iPhoneの機能制限がかかっているかもしれません。設定から確認していきましょう。
1.「設定」アプリから「スクリーンタイム」を選択。
2.スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」を選択。
3.「Appの削除」を許可にする。
「許可しない」になっている場合、アプリは並べ替えができるだけで削除ができなくなります。
例えば、お子様がiPhoneを触ってアプリを削除しないように予防したい、というような人にはおすすめの設定です。
まとめ
iOS10から、iOSに標準で入っているプリインストールアプリも取り除いて非表示できるようになっています。
端末内のアプリが肥大化してしまうと、本体のストレージ容量を浪費してしまうほか、バックグラウンドでアプリが動作して電池消費にもつながります。
アプリを削除すると、見た目を整理するだけでなく、空き容量を確保してバッテリー節約にもつながるので、使用していないアプリを定期的に見直しましょう!
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