ついにiPhoneもワイヤレス充電「Qi」に対応!使ってみて感じたメリット・デメリット

ついにiPhoneもワイヤレス充電「Qi」に対応!使ってみて感じたメリット・デメリット

iPhoneはシリーズ名が変わるごとに新機能を加えてきましたが、iPhone 8シリーズ以降は、ついに「ワイヤレス充電」に対応しました。

ケーブルへの接続不要で充電できる、その使い勝手や性能は? 実際に検証して実力をチェックしてみましょう!

Apple
iPhoneシリーズ

端末のご購入はこちら

最新機種〜旧モデルまで!
オンラインショップ 最大22,000円割引

au Online Shop お得割の適用で
最大22,000円割引!

最新iPhone 16シリーズ &
型落ちiPhone 販売中!

iphone16

最新iPhone 16シリーズはこちらから!

オンラインショップ限定
キャンペーン実施中

型落ちiPhoneはこちらから!

おトクなラインナップ
対象機種一括1円〜

iPhoneが対応したワイヤレス式充電「Qi」とは?

iPhoneの背面はツルッツルのガラス製。割ると泣けます
iPhoneの背面はツルッツルのガラス製。割ると泣けます

iPhone 8では本体背面の素材をアルミニウムからガラスへと変更しました。理由はいくつか考えられますが、今回のリニューアルの特徴でもあるワイヤレス充電規格「Qi(チー)」へ対応するためだと思われます。

まずはワイヤレス充電の基礎知識として、この「Qi」というものをちょっとだけ知っておきましょう。Qiというのは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(Wireless Power Consortium)が策定したワイヤレス給電の国際標準規格。

まぁ、ざっくり言えば、現在最も広まっていて、規格化されているワイヤレス式の充電システムですね。Appleのスマホでは今回のiPhone 8で初めて採用されましたが、AndroidスマホではサムスンのGalaxyシリーズや、GoogleのNexusシリーズの一部など、数年前からすでにこの規格に対応している機種もあります。

歴史は古く、2013年発売のNexus 5ですら対応しています
歴史は古く、2013年発売のNexus 5ですら対応しています

ワイヤレス充電はどうやるの?

Qiを利用した充電は、規格上「ワイヤレス」と言われています。しかし、Wi-FiやBluetoothなどの通信とは違い、離れていても勝手に充電できるというわけではありません。性質的にはSuicaやnanacoなどのような非接触ICカードに近く、充電する端末をQi対応のワイヤレス充電パッドの上に「置く」必要があります

また、あくまでも充電手段のひとつとなるので、iPhone 8にはワイヤレス充電パッドは付属していません。大事なことなのでもう一度言います。

ワイヤレス充電パッドは別売りでございます!

iPhone 8を実際にワイヤレス充電してみた

では早速、本題のiPhone 8でのワイヤレス充電を解説していきましょう。先程述べたようにワイヤレス充電パッドは別売りなので、Amazonなどから購入しましょう。

今回はRAVPOWER製のQi対応ワイヤレス充電パッドを用意しました。Qi対応のワイヤレス充電パッドには5Wモデルと大出力な10Wモデルがありますが、こちらは10W出力に対応したモデルのようです。

iPhoneを「置く」と充電開始です
iPhoneを「置く」と充電開始です

ワイヤレス充電パッドを電源に接続し、iPhoneを置くと即座に充電が開始されました。これは手軽ですね! ただし、iPhoneの充電用コイルが内蔵されている中央付近に置かないと、充電されないのでご注意を。具体的な位置は以下のようになります。

ちゃんと真ん中に置きましょう
ちゃんと真ん中に置きましょう

上過ぎても、下過ぎてもダメ。感覚的にはりんごマークのちょっと下。まさに中央付近を充電ベースの中央に置くようにしましょう。

一般的なケースであれば装着したまま充電できます
一般的なケースであれば装着したまま充電できます

TPU素材の保護ケースを装着したまま充電パッドに置いてみましたが、こちらも問題なく充電が開始されました。あまりにも分厚いケースだと充電できないこともあるようですが、一般的なケースであれば問題ないみたいですね。

さすがに金属はダメでした
さすがに金属はダメでした

物は試しと金属板(真鍮)をワイヤレス充電パッドとiPhoneの間に挟んでみたところ、こちらは充電不可。ワイヤレス充電したいなら金属製ケースは選ばない方がよいでしょう

Qiは規格化されているので、別メーカーのワイヤレス充電パッドでもOK
Qiは規格化されているので、別メーカーのワイヤレス充電パッドでもOK

ケース素材による相性はあるものの、Qiの規格に沿ったワイヤレス充電パッドであれば、メーカーを問わず充電できます。以前購入していたAnkerのワイヤレス充電パッドでも充電OKできましたよ。

気になる充電時間。満充電までの時間を計測

バッテリー切れの状態からスタートします
バッテリー切れの状態からスタートします

ワイヤレスの実力を測るために、iPhone 8が満充電されるまでの時間を計測してみました。バッテリーを空にしたiPhone 8をワイヤレス充電パッドの上に置きます。バッテリーが空の状態でも充電できるらしく、画面に低残量充電中を示すマークが点灯しました。

この期、1分50秒で電源が付き、バッテリー残量は「3%」。17分を経過した時点でやっと10%まで回復しました。有線での接続であれば、もう30%は超えてても良い時間なので、やはりワイヤレス充電は出力が控えめです。その後、チラチラ横目で見つつ定期的にチェックしてみた経過は……

  • 1時間20分で40%
  • 2時間30分で70%
  • 3時間30分で97%
  • 3時間43分51秒で100%

もういい加減時間測らなくてもいいかなぁ……というくらいのスローペースです。総じてスマホへの充電は本体への充電が進むほど充電速度が鈍足化する傾向があるため、2時間30分経過した段階でまだ70%という事実を目の当たりにして軽く絶望しました。

やっと100%。達成感は…ありません
やっと100%。達成感は…ありません

午後から始めた計測だったため、100%になった時にはもうすでに周囲は薄暗くなっていましたとさ。急ぎの時はワイヤレスは使わない方が良いでしょう。

なお、Appleによれば将来的にソフトウェアアップデートで最大7.5Wの高速ワイヤレス充電にも対応すると述べています。今回のワイヤレス充電パッドは10W対応品でしたけど、つまり現状では充電パッドの出力が5Wだろうが10Wだろうが、ソフトウェアで制限されている以上その速度に大きな違いは無いのかもしれませんね。

ワイヤレス充電のメリット・デメリット

良いところがあれば、そうでないところもある。テクノロジーにおいて利点・欠点は表裏一体です。iPhone 8をワイヤレス充電で運用してみて感じたメリットとデメリットを紹介しますね。まずはメリットから。

使ってみて感じたワイヤレス充電、2つのメリット

1.ケーブルや端子類を痛めることがない

Lightningケーブルを差さなくても充電できる
Lightningケーブルを差さなくても充電できる

充電するためにLightningケーブルを接続しなくても済むため、ケーブルやLightning端子を痛めることがありません。特にLightningケーブルは首のあたりが弱いと言われていますし、抜き差しを繰り返すことで端子部も摩耗していきます。そういったリスクからさようならできるのは大きなメリットです。

2.ただ置いておく。という行動が意味のあるものになる

iPhone 8はiPhoneで初めて「置く」に意味を持たせました
iPhone 8はiPhoneで初めて「置く」に意味を持たせました

まさにこれです。ワイヤレス充電というものはこれを得たいがための機能だと言えるでしょう。例えば会社に着いたらデスク上のワイヤレス充電パッドの上にiPhoneを置いておく。ランチに出かける時はiPhoneは持っていくでしょうけど、帰ってきたら再び所定の位置に再び置く。その置いている、全ての時間が充電時間になるわけです。

これまで「スマホを置く」という行動にはペーパーウェイトとしての意味しかありませんでした。しかし、iPhone 8。今後発売されるiPhone Xでワイヤレス充電に対応したことで、「スマホを置く」という行為が充電という意味のある行為に置き換わるのです。

使ってみて感じたワイヤレス充電、2つのデメリット

1.結局はケーブル必要なんです…

ACアダプタとUSBケーブルは必須。電源に繋ぐものの数は変わりません
ACアダプタとUSBケーブルは必須。電源に繋ぐものの数は変わりません

充電のたびに毎度毎度ケーブルを抜き差しするといった面倒なフローは不要になりますけど、結局ワイヤレス充電パッドへはACアダプタからUSBケーブルで接続する必要があります。

つまり、充電手段が変わっただけで、デスクの上に這うケーブルの数は変わっていないのです。ワイヤレス充電になったからデスクの上がスッキリするぞ! というのは幻想です。

2.とにかく充電速度が遅い!

検証結果でも答えが出ましたけど、充電速度はあんなもんです。バッテリーがゼロの状態から満充電しようと思ったら3時間半程度は覚悟しておきましょう。ゆっくりちびちびと増えていくくらいです。今後のアップデートでワイヤレス高速充電に対応したら話はまた変わってくるかもしれませんけどね。

今買うならこれ? おすすめなワイヤレス充電パッド

iPhone 8にはワイヤレス充電パッドが付属していないので、自力で選んで購入する必要があります。今選ぶとしたら、将来的に7.5Wの「高速ワイヤレス充電」に対応するとAppleストアで明記されている以下モデルが個人的にはおすすめです。

mophie wireless charging base
Belkin Boost Up Wireless Charging Pad

また、今すぐというわけではないのであれば、来年登場予定のApple純製ワイヤレス充電ベース「AirPower」を待つのも正解かもしれません。

これ1枚で複数の機器をワイヤレス充電できます!
これ1枚で複数の機器をワイヤレス充電できます!(出展:Apple

こちらはiPhoneだけでなくAppleWatchやAirPodsを含め、マット上の好きな場所に置けば充電できるみたいですよ。1台で複数の機器を充電できるため、ケーブルの数を減らすことができるという画期的なワイヤレス充電パッドです。本当に欲しい。

今回記事で使用しているワイヤレス充電パッドは以下のモデルになります。

RAVPower Alpha Series Fast Charge Wireless Charging Pad(非接触充電器)

まとめ:強力ではないにせよ、充電し忘れを防ぐためにワイヤレス充電は効果的

上で解説したとおり、ワイヤレス充電のメリットとデメリットはシンプルです。日常生活の中のたったひとつの「接続する」という手間を減らしたいのであれば、ワイヤレス充電は非常に便利な新機能でしょう。

今後は、いつも通りただiPhoneを置いておくだけで、常にiPhoneのバッテリーは充電されます。充電し忘れというトラブルは過去のものになるのではないでしょうか。

高速充電したい場合は有線で
高速充電したい場合は有線で

また、iPhone 8以降はワイヤレス充電に対応しただけで、引き続きLightningケーブルでの充電もできるので安心しましょう。条件を満たした大出力ACアダプタを利用すれば、高速充電も可能。ワイヤレス充電と使い分けると良いでしょう

最後に、もう1点。ワイヤレス充電パッドを選ぶ際に、僕からアドバイスがあります。たいていのワイヤレス充電パッドは滑り止めのために、スマホに接する面にはシリコン素材が利用されています。

キレイ好きには致命的!
キレイ好きには致命的!

黒はホコリが目立つから、なるべく白系がいいと思います!

Apple
iPhoneシリーズ

端末のご購入はこちら

最新機種〜旧モデルまで!
オンラインショップ 最大22,000円割引

au Online Shop お得割の適用で
最大22,000円割引!

y.u mobileなら端末保証が充実!今お使いの iPhone、スマートフォンも対象になるかも

y.u mobileのロゴとiPhoneの画像イメージ

y.u mobileは5GBの月額料金が安く、音声対応SIMでは月額1,070円~安く利用できます。全てのプランにおいて、使わなかった場合ギガは永久繰り越しとなり無駄なく使うことも可能です。修理費用保険が無料でついてくるのも嬉しいポイントです。

y.u mobileの大容量のプランは映像サービス「U-NEXT」のプランがコミコミの料金になっており、U-NEXTユーザーにはとてもお得なプランになっています。

■ y.u mobileの料金プラン

音声通話SIM SMSありデータSIM データSIM
シングル 5GB 1,070円 932円 800円
シングル U-NEXT 10GB 2,970円 - -
シェア U-NEXT 20GB 4,170円 4,082円 3,950円

y.u mobileは10GB、20GBのプランにU-NEXTの月額料金(2,189円)が内包されており実割高に見えますが、「全てのプランにおいてギガは永久繰り越し」「ギガチャージも1GB330円、10GBなら1200円(1GBあたり120円)」など、U-NEXTの料金なしで1GBあたりのコスパを見てみると、実は業界最安級なんです。

また、音声通話SIM契約者は年間最大30,000円(非課税)まで補償してもらえる「スマホ修理費⽤保険」を無料で利用できます。

もちろん、U-NEXTでドラマ、映画やアニメをたっぷり楽しみたいという人にはよりおすすめです!

■ スマホ修理費用保険の概要

  • 毎月の保険料は「0円」。
  • 年間最大「30,000円」(非課税)までカバー。
  • 新品or中古の端末でも対象。
  • 近くの修理店で修理して請求するだけ。
対象となる損害

■ 保証内容

保険料 0円
年間の支払い上限額 / 上限回数 30,000円(非課税) / 2回
対象となる損害 破損/ 水没/ 故障/ 全損※1
対象機器の条件 スマートフォン/ タブレット端末/ フィーチャーフォン(ガラホ)/ モバイルルーター
対象条件 発売から5年以内または購入から1年以内※2
対象者 音声通話SIMの契約者および追加SIM契約者
補償期間 音声通話SIMの利用開始日から起算して30日が経過した日から解約日まで
保険金の支払日 費用の申請から30日以内※3,4
引受保険会社 さくら損害保険株式会社

※1 紛失/ 盗難/ バッテリー劣化は、対象外となります。

※2 音声通話SIMの利用開始日時点での年数が適用されます。

※3 ご指定の口座への振り込み

※4 申請書類に不備があった場合、お支払いが遅れることがあります。

※ 家族・知人・オークション、フリマサービス等を利用し第三者から購入・譲受した端末は対象外です。

他社の端末保障は基本的に毎月オプション費用がかかり音声対応SIMとの同時申し込みが必要にとなるサービスが多いですが、y.u mobileだと毎月の保険料はかかりません。

新しいiPhoneを購入する際にケースや画面フィルムなどの故障予防も大事ですが、万が一の時に補償サービスがあるといいですよね。頻繁に修理に出したことがない人でも毎月の保険料が無料なら安心です。

★ おすすめポイント

大手キャリアの場合、500~1,000円程度の保険料がかかるが、y.u mobileの音声通話SIMならユーザー負担は0円。

y.u mobileでは補償サービスが月額0円でついてくるので今お使いのキャリアで保険料を払っている人、もしもの時に備えたい人にもおすすめです。

月額基本料金が
最大3ヵ月無料キャンペーン中!

この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

小暮ひさのり

小暮ひさのり

フリーライター

プロフィール

編集プロダクションを経て独立。PC誌やWEB媒体を中心にデジタルアイテムのトレンドを追っているテクニカルライター。

特技はお掃除で、特に水回り系のお掃除が得意。ハウスクリーニングアドバイザーの資格も所有している。

得意カテゴリー

ガジェット・お掃除

ブログ・SNS

ヒサノライフ
http://hisanolife.blogspot.com
Twitter(@Hisano_kg)
https://twitter.com/Hisano_kg

メディア実績

【雑誌・書籍】

  • 「NHK趣味どきっ! いまからスマホ 一週間でマスター! スマホの基本」
  • 「大人のためのLINEのトリセツ」シリーズ
  • 「家族で年間10万円以上ダウン! 格安スマホ&SIM入門」
  • 「MacBook仕事術」シリーズ
  • 「Chanto」
  • 「Mac Fan」
  • その他多数

【Web記事】

  • ギズモード・ジャパン
  • まぐまぐニュース
  • ウレぴあ
  • デジモノステーション・ウェブ
  • その他多数

【動画掲載】

  • Yahoo!クリエイターズ

Let's Share!

  • Twitter シェアアイコン
  • facebook シェアアイコン
  • はてなブックマーク シェアアイコン
  • Pocket シェアアイコン