Galaxy S22 を徹底レビュー!ハイスペックかつ高機能な人気モデルを紹介!
今回紹介するGalaxyの最新モデル「Galaxy S22」は、2022年4月21日に発売したハイエンドモデルのスマートフォンです。
手軽に片手操作が可能なコンパクトなサイズ感でありながら、高画質なトリプルカメラを搭載、さらには、最新のCPUである「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載したハイスペックな一台です。
取り扱いキャリアはドコモとauで、価格はそれぞれドコモが122,012円、auが125,030円という高価格帯の価格となっています。また、ahamoやpovoにも公式で対応しています。
今回のレビューでは、外観やデザイン、スペックやパフォーマンスに加えて、実機を触ってみて感じた、良い所・悪い所について、徹底的にレビューをしていきたいと思います。
端末提供:KDDI
目次:
Galaxy S22の外観デザイン
それでは早速、Galaxy S22の外観デザインを確認していきましょう。
Galaxy S22は、約6.1インチのディスプレイを搭載したスマートフォンで、その外観はシンプルなフォルムで、背面に迫力のあるトリプルカメラが特徴的なデザインとなっています。
本レビューでは「ファントムブラック」を使用していますが、背面パネルはマットガラス(Corning Gorilla Glass Victus+)が使用されており、高級感のある落ち着いたカッコよさが際立つデザインとなっています。
サイズは「約W70.6×H146×D7.6」となっており、昨今主流のスマホのサイズ感と比較すると、やや小さめなサイズとなっており、片手操作も比較的簡単に出来るサイズ感となっています。
生体認証は顔認証・指紋認証に対応しており、特に指紋認証については超音波式の画面内認証で行えるため、スムーズな画面ロック解除・操作の開始が可能となっています。
前面 / 背面デザイン
約6.1インチのディスプレイの解像度は2,340 × 1,080ピクセルとなっており、48〜120Hzの可変リフレッシュレートにも対応しています。
これにより、Web閲覧や動画視聴など動作に応じて、自動で画面の駆動速度を調整するので、省電力性と快適な操作感を両立したディスプレイ仕様となっています。
ノッチは不採用で、画面上部に2mmほどディスプレイがくり抜かれており、そこにインカメラが搭載されています。カメラの大きさはかなり小さいため、操作している際にも気になりません。
背面のマットガラスは、サラッとした手触りで持ちやすいだけでなく、落下などの衝撃から端末の破損を守る合理的な仕様となっています。背面の映り込みも最小限で、指紋が目立たないデザインとなっている点も嬉しいポイントです。
左上部には迫力のある3眼レンズのカメラが搭載され、中央左にNFCが搭載されています。下部には「Galaxy」のロゴマークが入り、全体的にシンプルなデザインとなっています。
カメラ部の出っ張りは約3mmほどあり、他のスマホに比べかなり大き目な印象があります。
しかし、このインパクトのあるデザインこそがカメラ性能へのこだわりなのだと思うと、逆にそのインパクトに優越感すら感じる仕様となっています。実際のカメラ性能については本記事の後半に詳しく解説しています。
当然これだけカメラが出っ張っているため、背面を下にして机に置いた際にはガタツキが生じます。
そのままの状態では机などに置いたときの干渉で、レンズに傷がつく恐れもあるので、気になる人はケースなどを着用することをおすすめします。
側面デザイン
側面は超強力かつ軽量な「アーマーアルミフレーム」が採用され、端末を落としても壊れにくい安心な仕様となっています。
デザインの観点からみても、背面のマットな見た目と、アルミフレームの落ち着いたメッキの組み合わせはなんともかっこいいデザインとなっています。
また、簡単に片手操作が出来るよう、端末の厚さが抑えられている点も嬉しいです。
サイズ感・重量
極端にサイズが小さいわけではないのですが、片手操作は比較的行いやすいように感じました。
手が小さい人だと若干片手操作は厳しいかもしれないので、安定して片手操作をしたい場合にはバンカーリングなどの装着をおすすめします。
重さについては167gとなっており、サイズ感に対しても標準的な重さかなという印象を持ち、長時間の仕様でもそこまで苦にならない重量感だと感じました。
好みの問題も大きいと思いますので、ぜひ一度手に取っていただき、その重量感について感じていただきたいです。
カラーバリエーション
ボディカラーは、カラーバリエーションはファントムホワイト/ファントムブラック/ピンクゴールドの3色を展開しています。
老若男女問わず使用出来るよう落ち着いたカラーが用意されているので、普段使いやビジネスシーンなど、想定される使用シーンに併せてカラーリングを選んでみるのも良いかもしれません。
Galaxy S22のスペック・性能をチェック
Galaxy S22はいわゆるハイエンドモデルのスマートフォンですので、全体的なスペックは非常に高いものとなっています。実際のスペックについて詳しく見ていきたいと思います。
OS | Android™ 12 |
---|---|
CPU | Snapdragon 8 Gen 1 |
内蔵メモリ・ストレージ | ROM 256GB / RAM 8GB |
本体サイズ(mm) | 約W70.6 × H146 × D7.6 |
重量 | 約167g |
ディスプレイ | 6.1インチ(2,340 × 1,080ピクセル・425ppi) 有機EL、20:9 |
背面カメラ | 広角(5,000万画素・F1.8) 超広角(1,200万画素・F2.2) 望遠(1,000万画素・F2.4) |
前面カメラ | 1000万画素・F2.2 |
バッテリー容量 | 3,700mAh(内蔵電池) |
防水/ 防塵 | IPX8/IP6X |
生体認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
Galaxy S22には高機能のトリプルカメラと最新チップセット「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1」が搭載され、ハイエンドスマートフォンにふさわしいハイスペックな仕様となっています。
もちろん防水・防塵機能やおサイフケータイなどの人気の機能も抜かりなく搭載されています。
バッテリー容量は「3,700mAh」となっており、前機種のS21が「4,800mAh」だったことを考えると、少し物足りなさを感じます。
そこで、電池持ちについて検証をしてみたところ、実際に満タン充電の状態から利用し続けた結果、以下のような電池残量となりました。
30分経過時点 | 1時間経過時点 | |
---|---|---|
YouTube視聴 | 96% | 91% |
Webページ閲覧 | 97% | 94% |
ゲーム(PUBG) | 92% | 87% |
実際に使ってみた感覚では、極端にバッテリー持ちが悪いようには感じませんでした。
ただし、3Dゲームをたくさんやりたい人や、連続して動画を見続けたいという人はモバイルバッテリーを持ち歩くなどの対策が必要かもしれません。
定番のベンチマークアプリ「AnTuTuベンチマーク」を使い、処理性能について調べてみたところ、「799,635点」というハイスコアを記録しました。
これだけのハイスコアを記録する性能であれば、3Dゲームなどをはじめとする処理の重いアプリも安心してプレイすることができます。
また、発熱については計測中はやや熱くなるような印象でしたが、触れないほど極端な温度上昇はなく許容範囲だと感じました。
次に3Dゲームのテストとして「PUBG」をプレイしてみました。スペックの低いスマホでは、全体的にカクついたりモッサリな動作になったりすることが多いですが、本機の場合は全体的に滑らかな動きで、全くストレスなくプレイをすることができました。
また、ゲームをプレイする際は、Galaxy独自のゲーミング機能である「Game Booster」を利用して、通知や発熱・パフォーマンスを調整することもできるので、ゲーミングスマホとしてもオススメできる端末だといえます。
Galaxy S22のカメラで撮影した作例
Galaxy S22のメインカメラはトリプルカメラ仕様となっており、5,000万画素(広角)+1200万画素(超広角)+1000万画素(望遠)のカメラが搭載されています。
今回は実際にGalaxy S22を用いて様々なシーンを撮影してきましたので、ぜひ撮影画像からGalaxy S22のカメラ性能について感じ取っていただければと思います。
各撮影シーンのチェックはこちらから!
広角・ズーム撮影 | ポートレート | 飯撮り | 夜景 |
日中の様子を撮影してみた
まずは野外での撮影です。撮影当日はあいにくの曇り空でしたが、一体どのような写真が撮れるのでしょうか。それでは早速見ていきましょう。
天気が曇りだったということもあってか、彩度が抑えられた自然で再現度の高い写真が撮影できました。
特に緑の再現率も高く、比較的落ち着いた写真が撮影できました。個人的には極端な明るさ補正などもなく好みな写真です。
ズーム・広角撮影の性能について
それぞれ、「超広角(0.6倍)」、「ズーム(30倍)」で撮影してみました。
撮影をした場所は全く同じなのですが、ズーム機能を使うことでここまで情報の違う写真を撮影することができます。
超広角レンズを使用した0.6倍の広角ズームは、かなり広範囲の撮影が可能なので、室内での撮影時にもおすすめです。
30倍ズームはそのズーム性能に驚きました。当然写真はややぼやけた仕上がりとなっているのですが、そこまで極端にぼやけているわけではなく30倍という高い倍率を鑑みると、実用性はかなり高いと思います。
遠くのものを撮影する機会が多い人には是非オススメしたいポイントのひとつです。
ポートレートを撮影してみた
筆者の息子(3歳)を被写体にポートレート撮影をしてみました。
本機種のポートレート撮影は、不自然なほどの極端な背景ぼかしなどはなく、写真として非常に一体感のある自然なぼかし具合がとても良いと感じました。
また、背景のぼけ具合は撮影後に強さを調整ができたり、特殊効果を追加したりすることができます。
それぞれとても簡単に効果を追加できるので友達と共有するのも楽しくなりそうな機能です。
飯撮りをしてみた
ファーストフード店でテイクアウトしたフライドチキンを撮影しました。
Galaxy S22には「食事モード」という飯撮りに特化した機能があり、今回は通常モードと食事モードの両方で撮影してみました。
通常モードはべったりした印象の写真となりましたが、食事モードの方は衣のツヤや彩りが豊かに撮影することができ、通常モードよりも美味しそうな色味の写真が撮影できました。
通常モードよりも美味しく見える写真が撮影できるため、SNS にアップをする際などは食事モードを使うと良いでしょう。
夜の撮影してみた
続いてはナイトモードの検証です。ナイトモードの性能を確かめるために、あえて光の少ない暗めな場所で撮影をしてみました。
通常モードで撮影した際には、何が映っているのか分からないくらい暗い写真になってしまいましたが、ナイトモードを使用することでかなり自然な明るさの写真を撮影することができました。
夜に撮影する機会が多い人にはおすすめしたい撮影モードです。
AI消しゴム機能を使ってみた
Galaxy S22には、編集画面から撮影した画像のオブジェクトを選択すると、自動でそのオブジェクトを消去してくれる機能があります。
こちらの機能では人やモノだけでなく、窓の反射や影なども消去することが可能です。
今回は試しに撮影時に写り込んだ自転車を消してみました。
自転車が消された部分を凝視すると、やや違和感はあるかもしれませんが、ぱっと見ただけでは全くわからないくらい自然にオブジェクトを消すことができました。
操作自体も簡単に削除ができるため、手軽に編集ができる点も嬉しいポイントです。
Galaxy S22の便利機能
ここでは改めてGalaxy S22の代表的な便利機能についてみていきたいと思います。
ワイヤレスバッテリー共有・急速充電に対応
Galaxy S22には、「ワイヤレスバッテリー共有」という機能があります。これはGalaxy S22のバッテリーを使い、他のスマートフォンやウェアラブルデバイスなどへ充電を行うことができる機能です。
ワイヤレス充電に対応しているデバイスであれば、Galaxyシリーズでなくても充電することが可能です。
ワイヤレスイヤホンなどが出先で電池切れに陥ってしまったときに、応急的な充電ができるのはとても嬉しいですね。
また、専用の充電アダプターは必要になりますが、急速充電にも対応しているため短時間で満充電にすることも可能です。朝など充電時間があまり確保できない時などにとても嬉しい機能です。
いざという時のために急速充電アダプターをあらかじめ用意しておくと良いでしょう。
画面内の指紋認証が快適
指紋認証機能があるスマートフォンの多くは、ホームボタンや背面などに指紋センサーが搭載されていることがほとんどですが、Galaxy S22の場合はディスプレイをタッチすることで指紋認証を行うことが可能です。
実際に画面ロックを解除してみたところ、画面をタッチしてから約0.4秒ほどでロックを解除することができ、まったくストレスに感じることはありませんでした。
数回ロック解除を繰り返してみたところ、指の当てどころが悪かった時には稀にエラーになることもありましたが、認証精度も非常に高いように感じました。
画面をタッチしてロックを解除するので、解除後そのままの流れで操作を行うことができるのでとても快適です。
DeXモードを使えばパソコンのように使える
HDMI ケーブルを用いてディスプレイとGalaxy S22をDeXに接続することで、モニター画面に端末の画面を表示させることができます。
キーボードやマウスを DeX に接続して、モニター上でモバイル端末の画面をまるでパソコンのように操作することができるため、大画面で快適に操作をしたい時などにオススメの機能です。
ただし、注意点としては別途HDMIケーブルやキーボードなどを準備する必要があるので、本機能を使用したい人は必要なものを事前にチェックしておきましょう。
なお、モニターに合わせて画面を表示する「Samsung DeX」モードと、スマホの端末の画面をそのままモニターに表示させる「Screen Mirroring」モードがあります。こちらは用途によって使い分けていきましょう。
Galaxy S22のキャンペーン情報
ドコモ
ドコモでは、5G対応機種が割引される「5G WELCOME割」が実施中です。
通常、「5G WELCOME割」は新規や乗り換え向けの割引が多いですが、Galaxy S 22では、機種変更でも乗り換え時と同額の5,500円の割引を受けることが可能です。
ドコモでGalaxy S22を購入する場合の特典
新規契約 | 5,500円相当のdポイント還元 |
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乗り換え(MNP) | 5,500円割引 |
機種変更 | 5,500円割引 |
ドコモで購入する場合、購入方法を問わず割引や還元を受けることができるので、これからドコモにする予定の人もすでにドコモを利用中の方にもおすすめです。
最新機種〜旧モデルまで!
オンラインショップ 最大22,000円割引
au
auでは、購入方法に応じて割引額は大きく変わってきます。
機種変更の場合には、「5G機種変更おトク割」を適用することで、ドコモと同様に5,500円割引を受けることが可能です。
また、新規や乗り換え時には、「au Online Shop お得割」を適用することで、新規では11,000円、乗り換えでは22,000円とドコモを上回る割引額で購入することができます。
ただし、この割引を受けるためには、au Online Shopでの購入が適用の条件となっています。
auでGalaxy S22を購入する場合の特典
新規契約 | 11,000円割引 |
---|---|
乗り換え(MNP) | 22,000円割引 |
機種変更 | 5,500円割引 |
au Online Shop お得割の適用で
最大22,000円割引!
Galaxy S22の総評・おすすめできるか
Galaxy S22についてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ハイエンドモデルにふさわしい文句なしのスペックが魅力的な本機種ですが、販売価格の12万円を安いととるか高いととるかは人それぞれです。
しかし、筆者個人の感覚では、このスペックの端末が12万円台で購入できるのであればコストパフォーマンスは非常に高いと感じました。さらに、今後主流になるであろう、Snapdragon 8 Gen をいち早く試してみたいと考えている人にもオススメできる一台です。
3Dゲームなど処理の重いゲームを思い切り楽しみたい人や、最新のテクノロジーを肌で感じたい人、綺麗なカメラで撮影をしたい人、そんな人たちに強くおすすめしたい1台となっています。