mineo(マイネオ)の家族割引・複数回線割の違いは?適用条件や申込方法などを解説

mineo(マイネオ)の家族割引・複数回線割の違いは?適用条件や申込方法などを解説

ドコモ・au・ソフトバンクのトリプルキャリア回線を使えることで利便性の高いmineo(マイネオ)には、複数の回線を契約する際の割引に「家族割引」と「複数回線割」があります。

一人で複数回線を契約する場合と、家族みんなでmineoを契約する場合などで適用される割引が異なります。

ここではそれらの違いをわかりやすくまとめ、家族割引・複数回線割の申込方法や適用条件、必要書類や注意点などを解説。mineoを契約するにあたりどういった割引を使えるのか見ていきましょう。

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小川正人

監修者情報
小川正人(Ogawa Masato)

新聞社が推薦する通信サービスに精通したコンサルタント。QUANTA代表。スマホや格安SIM・ポケット型WiFi・光回線などの通信、モバイルサービスの専門家。大手家電量販店で販売員を行っていたが光回線やモバイルサービスの種類や料金体系の複雑さを痛感。「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いからlivedoorの通信サービスメディアサイト「livedoor Choice」に携わる。一時期は通信の実態を経験するために、光回線を3社、スマホキャリア、格安SIMを12社同時に契約していた。2019年には2019年度バリューコマースMVPを受賞。
監修者について(マイベストプロ)

家族割引について

mineoの家族割引は、家族で契約した場合にそれぞれの回線の月額基本料金から55円割引されるサービスです。

加えて、デュアルタイプを3回線以上契約する場合、3回線目以降の回線は165円に増額されるという、家族契約に嬉しい内容。

同じ住所に住んでいる家族同士はもちろん、住所や姓が異なっても割引が適用されるケースがあります。

ただし複数回線割との併用は出来ず、両方が適用になりうる場合は家族割引が優先されます。

3親等・5回線まで適用

mineoの家族割引は契約主体となる主回線を含めて5回線まで、さらに主回線の契約者から見て3親等以内という条件になっています。

3親等についてはmineoの定義があり、こちらのイラストで確認できます。普段あまり「親等」を考えることがない方はよく確認してみましょう。

例えば叔父や叔母は対象ですが、いとこは対象になっていないことなどが分かります。

主回線契約者の申し込みが必要

家族割引の契約には、主回線の契約者による申し込みが必要で、また家族のグループ登録をしなければなりません。

グループ登録には、家族の身分証明書をアップロードすることが求められます。このとき、前述したように住所や姓が異なっていても登録は可能です。

例えば主回線契約者の子供が1人暮らしをしていたり、結婚などで名字が変わってしまっても、それぞれの身分証明書のアップロードで家族割引が契約できます。

mineoのヘルプによりますと、住所や姓が異なる場合には、運転免許証・パスポート・被保険者証のアップロードが必要になります。

同一住所など家族であることが確認出来れば、それぞれのeoIDが同じか異なるかは問いません

eoIDが異なるとパケットギフトができるなど別の利点がありますが、詳しくは後述します。

さらに、1人で複数の回線を契約する方も、家族割引を申請すれば割引が適用できますので、単身でも用途に合わせてデュアルタイプ回線を複数持つ場合などは、家族割の申請がおすすめです。

家族割引の適用は承認の翌月から

家族割引りはマイページで申し込み、mineoから承認された翌月から適用されます。

月末に申し込んでもmineoの承認が翌月1日になってしまった場合には、適用がさらに翌月になってしまいます。

家族割引の契約期間の注意点

契約期間の細かい注意点は以下の通りです。

1)プラン変更・タイプ変更に伴うサービス停止期間も割引は適用される
2)mineoを解約する際、解約日の月まで割り引きが適用される
3)主回線の解約の際には、家族割引全体の解約になる

複数回線割について

家族割引と似た割引サービスに、複数回線割があります。複数回線割は、同一のeoIDで複数回線を契約した際に各回線の月額基本料金が50円割引になるもの。mineoにはauの回線を使うAプランとドコモの回線を使うDプランがありますが、同一eoIDで契約しているSIMがAプラン・Dプランと混在していても、両方に割引が適用されます

申し込みは不要

家族割引と違い、複数回線割は申し込み不要で、同一eoIDで複数の回線を契約している場合には自動的に適用されます。たとえば1人でスマホとタブレット用で契約している場合などが該当します。

mineoの場合、個人に割り当てるeoIDは原則的に一つです。したがって、家族割引は複数のeoIDが家族であることの証明(書類の提出)が必要ですが複数回線割は特別な申し込みが要りません。

複数回線割は同一eoIDで5回線まで適用

複数回線割は同一eoIDで最大5回線まで適用されます。利用開始の翌月からの適用となり、解約日の月まで割引が適用されます。

当然ながら解約により単独回線の契約になった場合には割引が除外されますが、プラン変更などによるサービス停止期間や解約月でも割引は適用されます。

家族でmineoを契約するときに知っておきたいこと

ともに、最大5回線まで毎月50円が割引される家族割引と複数回線割。家族でmineoを契約しようとした場合、どちらの割引が適用されるのでしょうか。また1つのeoIDにまとめるのか、家族それぞれのeoIDで契約するのか、違いをみてみます。

家族割引と複数回線割の違いは?どちらも対象の場合は?

家族でmineoを利用する場合、両方の割引が適用される状況にもなるかもしれません。具体的には個人でmineoの複数回線を持ち、家族でもmineoを利用している場合です。あるいはこれから検討している方もいるでしょう。

こういった場合、mineoでは2つの割引を併用できません。家族割引が適用されている回線に複数回線割は適用されず、家族割引が優先されます。

同一eoIDか異なるeoIDか、家族で契約するときの違い

mineoではパケットをほかのユーザーと共有できる、「パケットシェア」「パケットギフト」という仕組みがあります。家族割引・複数回線割をそれぞれのパケットサービスと組み合わせることでよりお得にmineoを利用できます。簡単に2つの違いを述べておきましょう。

  • パケットシェア:同一eoIDで利用でき、あらかじめ決めたグループ内で余ったパケットを翌月にシェアする
  • パケットギフト:同一eoIDでは利用できないが、任意のデータ容量を指定してギフトできる

家族で契約する場合、主回線の契約者と同じeoIDで契約するとパケットシェアが利用できます。最大5回線までグループ登録すれば、当月余ったパケットが自動的に寄せ集められ、翌月にグループ内でシェアできます。

一方、家族でそれぞれ異なるeoIDで契約するとパケットギフトが利用できます。ギフトという名の通り、自分が持っているデータ容量の範囲内で指定した相手先にデータ容量をプレゼントできるもの。家族に限らず知人・友人にもギフトできます。

なお、どちらのパターンでも家族割引・複数回線割いずれかの対象となるため、各回線で50円の割引を受けられます

その他、同じeoIDで契約すると「mineoスイッチ」というアプリで、データ残量の確認などを一括管理できます。子どものデータ残量を親が管理する、といった使い方ができます。

家族割引の申し込み方法

mineoの家族割引はマイページから申し込みが必要です。申し込んだ回線が「主回線契約者」となり、主回線が解約すると全員の割引が消滅してしまいます。もっとも軸になると思われる回線から申し込みましょう。

1)マイページにアクセスしてeoIDとパスワードを入力し、ログインして下さい。

eoIDひとつで複数回線を契約している場合は、まずどの回線を主回線として登録するか選択します。

mineo マイページにログインmineo 主回線となる回線を選択する
mineo マイページにログイン。主回線となる回線を選択する

2)マイページの画面下から「ご契約サービスの変更」→「家族割引変更」を選択します。

「ご契約サービスの変更」「家族割引変更」
下へスクロールし、「ご契約サービスの変更」→「家族割引変更」をタップ

3)画面下から「グループを追加する」を選択し、追加する電話番号と続柄を入力・選択していきます。

グループを追加するをタップ利用番号や主回線との続柄を選択
グループを追加するをタップし、利用番号や主回線との続柄を選択

4)申し込みの画面では家族であることを証明する資料のアップロードを求められます。運転免許証や被保険者証などをあらかじめ用意し、スマホなどで撮影してアップロードしてください。

これで家族割引の申し込みは完了です。mineoにて承認された翌月から割引が開始されます。

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家族割引・複数回線割の注意点

複数回線や家族同士でmineoを申し込むとお得になる家族割引・複数回線割。非常にお得な割引サービスなので、以下の注意点をよく理解して上手に使いこなしましょう。

家族割引・複数回線割の適用は翌月から

どちらの割引も適用は翌月からです。家族割引に関しては申込後承認された日の翌月からなので、月末に申し込んだ場合は再来月から適用される可能性に注意しましょう。

複数回線割は自動適用、家族割引は申し込み必要

同一のeoIDで複数の回線を持つ複数回線割は自動的に適用されますが、家族割引は家族であることの申請が必要です。主回線からの申し込み手続きや、家族であることを証明する公的な書類のアップロードを行わなければならないため、余裕を持って手続きをしましょう。

なお、「結婚して名字が変わった娘」や「大学生になり1人暮らしを始めた息子」など、住所や姓が異なる家族でも、3親等以内であれば5回線まで申し込みできます。

家族割引・複数回線割の併用はできない

家族割引と複数回線割は併用出来ません。どちらの条件にも当てはまる場合は家族割引が優先されます。

最大5回線まで適用

家族割引・複数回線割ともに、一つのグループ内で対象になるのは最大5回線です。

家族割引は主回線の3親等以内

家族割引についてはmineoが定める3親等以内の続柄であることが求められます。たとえば、契約者からみた甥・姪・叔父(伯父)・叔母(伯母)、あるいはその配偶者が対象です。

同一eoIDならパケットシェア、異なるeoIDならパケットギフトが使える

mineoには独自のパケット共有システムが2つあります。eoIDが同一ならパケットシェア、異なるならパケットギフトが使えます。自動で共有されるパケットシェアと、手動で贈る(ギフトする)パケットギフトと、eoIDが同じかどうかで違います。

それぞれのサービスについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

まとめ:mineoは家族で申し込むとお得!

格安SIMはそもそも価格が安いものですが、こういった割引を使えばさらにお得にスマホを持つことができます。mineoで実施している家族割引・複数回線割は、格安SIMを複数回線持ったり家族で契約したりと、ライフスタイルに応じたお得な割引といえるでしょう。

なお、個人で複数のeoIDを持ち家族割引を使わないパターンはmineoの原則(1個人で1eoID)にも反しますし、割引も効かずもったいないということになってしまいます。

個人で複数回線を持つなら同一eoIDにして複数回線割を、家族でmineoを使うなら家族割引を使うなど、mineoの割引で賢く節約しましょう!

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この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

奥野大児

奥野大児

ライター・ブロガー・イベント主催・運営をやっているフリーランス。iPhone、iPad、Galaxy S5、Xperia Z Ultra、Surface Pro 3を所有しているガジェット好きです。ノンジャンルブログ「明日やります」を運営中。

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