mineoの電波状況や通信エリアを解説!マイネオは田舎でもつながる?

数ある格安SIMの中でも数少ない、docomo回線とau回線の双方を使うことができる「マルチキャリア」のmineo(マイネオ)。docomo、auを契約する際の価格と比べてとても安いのですが、それゆえ電波の繋がりやすさや回線速度などに疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、mineoが実際どのくらいの使用感なのか、電波状況や通信速度を計測したデータを元にmineoの電波状況やつながりやすさを検証していきたいと思います。

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小川正人

監修者情報
小川正人(Ogawa Masato)

新聞社が推薦する通信サービスに精通したコンサルタント。QUANTA代表。スマホや格安SIM・ポケット型WiFi・光回線などの通信、モバイルサービスの専門家。大手家電量販店で販売員を行っていたが光回線やモバイルサービスの種類や料金体系の複雑さを痛感。「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いからlivedoorの通信サービスメディアサイト「livedoor Choice」に携わる。一時期は通信の実態を経験するために、光回線を3社、スマホキャリア、格安SIMを12社同時に契約していた。2019年には2019年度バリューコマースMVPを受賞。
監修者について(マイベストプロ)

mineoの電波状況は?田舎でもつながる?

mineoのDプランはdocomo回線、Aプランではau回線を使用しているため、スマートフォンで認識されるキャリア表示にはdocomo,auそれぞれの表示が出ます。電波提供エリアはDプラン、Aプランともにそれぞれのキャリアに準じた範囲となっています。

この記事をお読みになっているあなたが、現在docomoで契約したスマートフォンを使用しているとします。その場合、現在お住いの地域で問題なく使用できているならば、mineoのDプランを契約した場合でも問題なく使うことができます。

もちろんauとAプランの場合も同様なのですが、Aプランの利用には注意点があります。Aプランは3G回線が080,090の音声通話のみのサービスとなっているので、LTE提供エリアでないとデータ通信が利用できません。端末もLTE回線対応のスマホが必要なのでこちらも注意が必要です。

また、au VoLTE対応端末の場合は080,090の音声通話もLTE回線となるので、全ての機能についてLTE回線提供エリアでのみ利用可能です。今では大分LTE回線の提供エリアが増えてきましたが、念のため自分の住んでいる地域がLTE回線に対応しているかを確認をしておきましょう。

参照:

mineoユーザーサポート|よくあるご質問|サービス検討中のお客さま 基本サービスに関するよくあるご質問|mineoのサービス提供エリアについて教えてください。

電波状況が悪い地域でもmineoを使うには?

ドコモやauを利用しているけれど、もともと電波状況の悪い地域だと電波状況はどうでしょうか。mineoに限らず格安SIMと呼ばれるものはキャリア回線に比べて回線速度が遅くなることが多いため、ちゃんと使えるのか不安な方もいらっしゃると思います。

そんな心配を少しでも払拭するために、自分の地域に合ったプランを契約したり、電波を掴みやすいスマホを使うことが重要です。

mineoの電波をできるだけちゃんと掴むための方法や、自分の地域がmineoの使用に適しているかを確認する方法などを探っていきたいと思います。

自分の地域の周波数に合ったプランを選ぶ

現在docomoでもauでもほぼ同じ周波数帯のLTE回線を提供していますが、それぞれ提供しているエリアには若干の差があります。

自分の住んでいる地域がそれぞれのLTE回線に対応しているかを判別するには以下のような方法があります。

  • docomo,auの公式サイトからサービス提供エリアを調べる
  • 実際にdocomoやauのスマホがつながるか確認する

もし現在使用しているキャリアがdocomoかauの場合でちゃんと繋がっている場合は、同じ回線のプランを選べばちゃんと繋がりますのでご安心ください。docomoの方はmineo Dプラン、auの方はAプランを選択しましょう。

各キャリアの対応周波数(Band)は以下の通り。

■docomoのLTE回線対応周波数(Band)
・2GHz,2.1GHz帯(Band1)
・1.7GHz,1.8GHz帯(Band3)
・800MHz帯(Band19) ※山間部などをカバー
・1.5GHz帯(Band21)
・700MHz帯(Band28)

■auのLTE回線対応周波数(Band)
・2GHz,2.1GHz帯(Band1)
・1.5GHz帯(Band11)
・800MHz帯(Band18) ※山間部などをカバー
・700MHz帯(Band28)
・2.5GHz帯(Band41)※WiMAX,WiMAX2+のみ

基本的にはdocomoもauも対応している「Band1」の回線を使うのがメインになってくると思います。ですが、この回線が入らない地域ももちろんあり、そういった地域に住んでいる場合は、山間部などもカバーしている800MHz帯(docomoは「Band19」, auは「Band18」)に対応していることが重要です。

docomoは比較的2GHz帯(Band1)に力を入れているようですが、auはプラチナバンドと呼ばれる800MHz帯(Band18)に力を入れており、山間部や僻地での繋がりやすさを気にする場合はauに軍配が上がると言えます。場所によりけりなところがあるので、詳しくは各キャリアの公式サイトをお調べください。

より多くの周波数に対応した端末を持つ

前の項目で、回線にはいろんな周波数が存在することをお話ししましたが、次は端末側をチェックしていきましょう。

もちろん、より多くの周波数の電波を受信できるスマホを持てば、それだけ使える電波が増えるということになります。

現在日本で販売している端末は、よほどのことがない限り2GHz帯(Bans1)には対応しています。一概には言えませんが、山間部に住む方は800MHz帯(Dプランの場合はBand18、Aプランの場合はBand19)にきちんと対応しているスマホを持った方が繋がりやすい、といえます。

例えば、mineoで取り扱っているHUAWEI製の「Nova」と「P9 lite」を比べた場合、「Nova」も「P9 lite」もBand1はサポートしています。しかし次が重要です。「Nova」はBand18,19の両方に対応しているため、DプランでもAプランでも800MHz帯を受信することができますが、「P9 lite」はBand19のみ、つまりAプランを使った場合にしか800MHz帯を受信できないことになるため、「P9 lite」でDプランを使用するとつながる範囲が狭くなる可能性がある、ということです。

HUAWEI novaの周波数帯域
HUAWEI novaはBand18, Band19に対応(参照元:mineo
HUAWEI P9 liteの周波数帯域
HUAWEI P9 liteはBand 19のみ対応(参照元:mineo

このあたりはスマホを選ぶ上で結構すっ飛ばしてしまいがちなところですが、繋がりやすさに違いが出る地域もあるかと思います。山間部や辺境地にお住まいの方はぜひ検討の対象に入れてみてください。

心配ならプリペイドパックで試してみる

いくら自分の地域や端末が使えそうだとわかっても、契約するのには勇気がいる方もいらっしゃると思います。そういった方のために、mineoではプリペイド形式のSIMカードの発行をしています。容量1GBを最大2ヶ月間利用できます。

価格は3,000~4,000円なので少しお高いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に使ってみて気に入ったらデータ専用プランへの移行が可能で、手数料も無料です。

通話機能付プラン(デュアルプラン)への変更はできませんが、amazonなどのショッピングサイトで割安な価格でエントリーパッケージを手にすることもできます。

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mineoの通信速度を計測!各地域で実際に計測してみた

通信速度計測

mineoがつながるエリアがわかったところで、では実際の速度はどうなのでしょうか。みなさんが気になるであろうmineoの通信速度を全国各地で実際に測定してみました。

筆者が在住する福島県以外に、新潟県、東京都、沖縄県での計測結果をまとめてご紹介いたします。

なお測定アプリは「OOKLA Speedtest」で統一し、測定日時・測定機種・測定回数は任意とし、実際の回線速度を測定しております。

では、測定結果を北から見ていきましょう。

①福島県二本松市

まずは筆者の生まれ故郷、福島県二本松市での計測結果です。写真は二本松城、別名霞ヶ城(かすみがじょう)です。

福島県二本松市
春にはあたり一面が満開の桜でいっぱいになり、花見客で賑わいます

今回はmineo Dプランで測定。平日の朝、昼、夕方、夜で各3回ずつ計測し、表には平均値を記載しております。

mineo Dプラン(福島県二本松市)

ダウンロード速度 アップロード速度 ping
朝(8時) 11.94 Mbps 5.76 Mbps 70 ms
昼(12時半) 0.62 Mbps 9.75 Mbps 86 ms
夕方(16時半) 47.86 Mbps 12.33 Mbps 42 ms
夜(20時半) 17.99 Mbps 5.15 Mbps 97 ms

測定した地域は決して山奥ではありませんが、以前はdocomoの電波が入りにくい地域でした。しかし現在はスクリーンショットでも確認できるように電波の入りも良好で、通信速度もお昼を除けばとても快適に利用できます。

お昼の速度の遅さは格安SIMの宿命と言っても過言ではないと思いますが、それでもLINEやメール、軽いWEBブラウジング程度ならほぼストレスなく使うことができました。アップロード回線については1日を通して快適に利用できるほどの速度を出しているため、どの時間帯においても写真や動画などでもストレスを感じることなくでアップロードすることができそうです。

通信の応答速度を表すpingも100msを切っています。これはかなり良い数値であり、ほぼ通信速度通りの使用感を得ることができます。

②新潟県長岡市

続いて、お米で有名な新潟県は長岡市の測定結果です。

新潟県長岡市
魚沼産のコシヒカリ、筆者はまだ食べたことがありません。新潟へ行く機会があったら必ず食べようと思います

こちらはmineo Aプランでの速度測定を、早朝、午前中、お昼、夕方で計3回ずつ測定し、同じように表には平均値を記載しています。

mineo Aプラン(新潟県長岡市)

ダウンロード速度 アップロード速度 ping
早朝(7時半) 44.78 Mbps 6.70 Mbps 61 ms
午前中(10時) 27.72 Mbps 5.19 Mbps 60 ms
昼(12時) 1.01 Mbps 5.71 Mbps 109 ms
夕方(16時半) 57.34 Mbps 5.68 Mbps 77 ms

こちらはAプランでの測定でしたが、Dプランで測定した福島の時と結果はさほど変わっていないように見えます。心なしか、こちらの方が回線が速い時が多いですね。

pingを見てみると、お昼は100msを超えてしまっており、WEBブラウジングやSNSを使用する際には多少ストレスになるかもしれません。しかしながらアップロードは福島での測定時と同様、どの時間帯でも安定している印象です。

夕方の測定時はMAXのダウンロード回線速度が100Mbpsを越える時もあったので、比較的回線の混雑が少ないと思われるAプランは、少しでも速い通信速度が欲しい方におすすめと言えます。

③東京都品川区

続いては最も人口密度が多く、回線の混雑が予想される東京都品川区です。

東京都品川区
東京都内のデータも測定してみました(画像:ぱくたそ

ここではDプラン、Aプラン2つの回線を、朝、昼、夕方で測定しています。こちらも3回測定した数値の平均を表に記載しております。

mineo Dプラン(東京都品川区)

ダウンロード速度 アップロード速度 ping
朝(9時) 3.01 Mbps 3.18 Mbps 48 ms
昼(12時半) 2.97 Mbps 1.54 Mbps 57 ms
夕方(17時半) 4.07 Mbps 1.13 Mbps 52 ms

mineo Aプラン(東京都品川区)

ダウンロード速度 アップロード速度 ping
朝(9時) 14.87 Mbps 20.06 Mbps 43 ms
昼(12時半) 10.24 Mbps 6.26 Mbps 83 ms
夕方(17時半) 10.48 Mbps 6.31 Mbps 73 ms

プランによる通信速度の差がはっきり出ましたね。東京で使う場合はAプランでの利用がかなり有利なようです。お昼でも10Mbpsを下回らない理由としては、かなり回線増強がしてあることと、利用者が少ないことが考えられます。

しかしながらDプランも思ったほど結果は悪くありません。お昼も比較的安定しているため、大きなストレスを感じることはなさそうです。とはいえ、ここまで差が歴然だと、どうしてもAプランを選びたくなってしまいますね・・・。

④沖縄県那覇市

最後は一気に南に飛んで沖縄県は那覇市です。

沖縄県那覇市
お昼どきの沖縄・国際通り

観光客が多く足を運ぶ地域のため、測定は回線速度が下がる影響が最も大きくなりそうな土日に行っております。こちらもDプラン、Aプラン共に測定を行いました。測定は昼と夕方の2回で、同じように3回測定した平均値を表にしています。

mineo Dプラン(沖縄県那覇市)

ダウンロード速度 アップロード速度 ping
昼(12時半) 0.47 Mbps 3.10 Mbps 121 ms
夕方(17時半) 3.53 Mbps 13.13 Mbps 123 ms

mineo Aプラン(沖縄県那覇市)

ダウンロード速度 アップロード速度 ping
昼(12時半) 0.74 Mbps 6.62 Mbps 117 ms
夕方(17時半) 1.42 Mbps 13.87 Mbps 125 ms

こちらはなんとも甲乙つけがたい結果となっております。測定した中で、Dプラン・Aプラン共にpingの数値が100msを下回ることもなかったため、サクサクと通信ができるような環境ではないかも知れません。

とはいえあと少しで100msというところなので、それほどストレスを感じることもなさそうです。段階的に回線増強を行ってもらい、通信環境が改善するのを期待したいなと思いました。

モバレコではmineo Dプラン・Aプランを含めた格安SIM20プランの通信速度を毎週測定・公開しています。モバレコ独自の「通信の快適さ」指標と合わせて、以下の記事からどうぞ。

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まとめ

自分の現在持っている機種、または住んでいる地域のキャリアの電波の繋がりやすさの違いでプランを選ぶことができるmineo。今回測定した結果は、格安SIMを提供するMVNO各社の中では比較的良い結果なのではないかと感じました。お昼時など、時間帯によって速度が遅くなることはあれど、どの地域でも安定したpingの値だったので、使用感に大きな影響が出ることは少なそうです。

また、少しでも多くの周波数をキャッチする端末を使用することによって繋がりやすさを改善する、といった方法もあるので、新しいスマホを選ぶ際に参考にしてみてほしいと思います。

繋がりやすさは”800MHz帯”が命です。

今回行った速度テストはあくまでも参考値として捉え、実際の使用感は、ご紹介したプリペイドパックや、エントリーパッケージなどを購入して試してみてください。mineoのシングルプラン(データ通信専用プラン)には最低利用期間がなく、単月利用も可能なので、気軽に試すことができるのも良いところです。

mineoを利用する際には、周波数や地域に応じたプランを考えて選択し、快適なスマホライフをお送りください。

mineo × mobareco
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この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

Ryu Saito

Ryu Saito

格安SIMとガジェットと音楽が大好きな20代独身。 結婚したら家族で世界一周旅行をする(という名目で格安SIMを使わせる)のが夢。Twitter:@drash5296

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