Galaxy S23 レビュー!バッテリー持ちが改善し、より使いやすくなったコンパクトハイエンドモデル
2023年4月20日(木)に発売されたサムスンのAndroidスマホ「Galaxy S23」は、手に馴染みやすい軽量コンパクトなボディに、Galaxyへ最適化したSoC「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を採用したフラグシップモデルです。
販売価格はドコモ版が136,620円、au版が136,330円、楽天モバイル版が147,700円です。
前作の「Galaxy S22」と比べて大幅な進化は少ないものの、基本性能が順当にアップデートしています。
弱点だったバッテリー持ちも改善され、より多くの人にオススメしやすい機種になりました。
本記事では、Galaxy S23のデザインや持ちやすさ、スペック、ゲームやアプリの動作、カメラ性能をレビューしています。
実際にしばらく使ってみて、良いところとイマイチなところも正直に評価しているので、購入の参考にしてみてください。
端末提供:KDDI
目次:
Galaxy S23の外観レビュー
まずは、Galaxy S23の外観からチェックします。
Galaxy S23のディスプレイは、6.1インチの有機ELを採用。解像度はFHD+(2,340×1,080)で、リフレッシュレートは48〜120Hzの可変式です。
ディスプレイの最大輝度は1,750nitsと明るく、屋外の直射日光下でも視認性は良好でした。
ディスプレイ上部には、パンチホール型のインカメラを搭載。インカメラを使った顔認証も利用できます。
ディスプレイと背面パネルに「Corning® Gorilla® Glass Victus® 2」を採用し、傷や落下による耐久性が向上しています。
背面デザイン
背面パネルは、非光沢のガラスパネルを使用しています。
サラサラとした触り心地で高級感があり、指紋や汚れも目立ちにくいです。
本体の設計には、環境にも配慮した再生ガラスや再生PETフィルム、着色は天然染料を使用しています。
背面左上には広角・超広角・3倍望遠のトリプルカメラを搭載。先代のGalaxy S22にあったカメラバンプが無くなり、上位モデルのGalaxy S23 Ultraと同じようなシンプルなデザインになりました。
横から見るとカメラのレンズが数ミリ飛び出ています。
レンズの傷防止のためにケースに入れて使用したほうがいいかもしれません。
背面中央付近にはFelicaマークがあり、ドコモ版のみ「docomo」ロゴが印字されています。(au版にはキャリアロゴなし)
背面下部には「SAMSUNG」のロゴやIMEI番号が印字されています。
今までは下部に「Galaxy」のロゴが刻まれていましたが、今春からサムスンのロゴに変わりました。
側面デザイン
側面は光沢のあるメタルフレームを採用し、鏡のように光を反射しています。
光沢仕上げにしては指紋の汚れはそこまで気にならなかったです。
左側面には何もありません。右側面には電源ボタンと音量ボタン、下部に5Gミリ波のアンテナが内蔵されています。
天面にはマイク穴のみ。底面にはSIMスロット、USB Type-Cコネクタ、スピーカー、マイク穴があります。
サイズ感・重量
ハイエンドモデルは軒並み大型化が進んでいるなかで、Galaxy S23は片手に収まるコンパクトさが魅力の一つ。
フレーム部分がわずかに丸みを帯びているため、握ったときに角が当たらないのも持ちやすさに貢献しています。
本体重量は実測値で168gと軽量です。
最近のスマートフォンは200gを超えることも多いため、これだけ軽いと片手操作も楽に行なえます。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは、ラベンダー・クリーム・ファントム ブラックの3色展開。
淡い色味でギラギラしすぎず、老若男女問わず使いやすいと思います。
本記事では、au版のクリームをお借りしてレビューしています。
Galaxy S23のスペック レビュー
Galaxy S23のスペックは下記の通りです。
Galaxy S23のスペック(公式サイト)
※横にスクロールできます。
本体カラー |
|
---|---|
サイズ | 高さ146mm×幅71mm×厚さ7.6mm |
重量 | 約168g |
ディスプレイ | 約6.1インチ FHD+(2,340×1,080) 422ppi Dynamic AMOLED 2X(有機EL) リフレッシュレート:120Hz |
OS | Android™ 13 |
CPU(SoC) | Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy 3.36GHz/1 + 2.8GHz/4 + 2.0GHz/3 |
メモリ(RAM) | 8GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 256GB |
外部ストレージ | 非対応 |
バッテリー容量 | 3,900mAh |
イヤホンジャック | 非対応 |
アウトカメラ | 広角:約5,000万画素 F1.8 超広角:約1,200万画素 F2.2 望遠:約1,000万画素 F2.4 |
インカメラ | 約1,200万画素 F2.2 |
防水・防塵 | IP68 |
おサイフケータイ | 対応 |
生体認証 | 指紋認証(ディスプレイ内蔵)、顔認証 |
SIMカード | nanoSIM + eSIM |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
処理速度の要となるSoCには、サムスン独自にカスタマイズした「Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」を採用。
前作のGalaxy S22と比べて放熱性能が上がり、処理速度と省電力性が向上しました。
バッテリー容量に対して電池持ちが良く、外出先で1日ガッツリ使っても半分近くバッテリーが残っていました。
そのほかにも、IP68の防水・防塵、おサイフケータイ、指紋認証・顔認証、nanoSIM+eSIMによるDSDVにも対応しており、大きな弱点のないバランスの良い機種だと思います。
イヤホンジャックやmicroSDには非対応のため、USB Type-Cの変換アダプターやカードリーダーが必要な点は注意が必要です。
参考までに、各種ベンチマークアプリを使ってスコアを検測してみました。
ベンチマークアプリ測定結果
※横にスクロールできます。
AnTuTu Benchmark (V10.0.1) |
Geekbench 6 | 3DMark (Wild Life Extreme) |
---|---|---|
1,475,561 CPU:372,124 GPU:579,964 MEM:270,373 UX:253,100 |
シングルコア:1,944 マルチコア:5,274 |
Overall score:3,818 Average frame rate(FPS): 22.90 |
どの結果もハイエンドモデルに相応しい高得点が出ています。
ブラウザやマップアプリ、SNSの閲覧・投稿、YouTubeの動画視聴はもちろんのこと、高負荷な3Dグラフィックのゲームも快適に遊べます。
タッチ操作や動作レスポンスも非常に軽快で、性能不足を感じるシーンはほとんど無かったです。
ゲーム・アプリ動作をチェック
続いては、ゲームやアプリの動作についてチェックしてみます。
リッチな3Dグラフィックが特徴の「原神」で1時間ほど遊んでみました。
負荷を掛けるために、画質設定を「最高」、フレームレートを60fpsに上げてプレイしてみたところ、動作のカクつきやコマ落ちも少なく、激しい戦闘シーンでもフレームレートが安定しています。
ゲーム開始から15分以上経過すると、本体背面(カメラ横)と側面のフレーム部分がじわじわと熱くなっていくのが気になりました。
それだけ本体の熱を広範囲に逃しているので、ゲームのパフォーマンスが著しく低下することは無かったです。
夏場に長時間プレイする場合は、外付けの冷却ファンなどを導入するともっと快適に楽しめます。
Galaxy S23のカメラ性能 レビュー
Galaxy S23の背面カメラは、約5,000万画素の広角・約1,200万画素の超広角・約1,000万画素の望遠のトリプルカメラを搭載しています。
レンズ構成はGalaxy S22と同じですが、Galaxy S23のみ8K/30pfsの撮影に対応しています。
AIによる被写体認識に対応し、シーンに応じて最適な写りに自動で調整してくれます。
そのほか、ポートレートやパノラマ、ナイトモード、スローモーションなど、様々な撮影モードを使って撮影を楽しめます。
それでは、Galaxy S23のアウトカメラで撮影した作例をご紹介します。設定は基本的に全てオートで撮影し、注釈のある写真のみモードを変えています。
日中の様子を撮影してみた
まずは、日中の明るい時間帯に風景を撮影しました。
Galaxyシリーズらしい色鮮やかでシャープな写りに仕上がりました。
SNSなどにアップするときも無加工で写真映えしやすく、誰でも簡単にキレイな写真が撮れます。
広角・望遠・ズーム撮影してみた
続いては、広角・超広角・望遠と画角を変えて撮影してみました。
まずは広角で撮影した写真です。
超広角カメラで撮影すると、人間の目よりも広い範囲を一枚に収められます。
広大な景色を撮影したり、後ろに下がれない狭い場所で使うと便利です。
望遠カメラは3倍光学ズームに対応しています。
光学ズームは画質の劣化が少なく、遠くのものを大きく写せます。
デジタルズームと併用すると、最大30倍までズームが可能です。
ズームしすぎると画質が劣化していくため、10倍までであれば実用的だと思います。
デジタルズームで20倍以上にすると、画面左上にガイドが表示されます。
どの範囲を写しているか分かりやすくなるので、ぜひ活用してみてください。
インカメラで撮影してみた
インカメラを使って自撮りを試してみました。
Galaxy S23のインカメラは、AIが人物の顔や髪の毛を認識して、顔が暗くならないように自動で調整してくれます。
デュアルピクセルオートフォーカス対応により、正確かつ素早くフォーカスが合うようになりました。
ポートレート撮影してみた
背景をボカして撮れる「ポートレートモード」を試してみました。
ポートレートモードでは、撮影する画角を「1倍」または「3倍」の2種類から選べます。
3倍のほうがポートレート向きではあるものの、1倍の方がより高精細に撮影可能です。
ポートレートモードで撮影すると、背景がふんわりとボケて被写体の立体感と背景の奥行きが強調されます。
被写体の検出能力も良く、背景との境界線を正しく認識して撮影できました。
夜景(ナイトモード)を撮影してみた
次は夜間撮影です。光源がある場所で撮影しても白飛びが抑えられていて、看板に書かれた文字をはっきり読むことができます。
同じ場所でナイトモードを使って撮り比べてみました。
オートモードと比べると、暗部がより明るく撮れています。
光学式手ブレ補正も搭載されており、手持ちで撮影しても手ブレが発生しにくくなっています。
食べ物を撮影してみた
SNSなどにアップする機会が多い食べ物を撮影してみます。
料理の写真では、AIが自動的に料理を認識して最適な設定に調整してくれます。
ホワイトバランスが照明の色味に寄ることもなく、自然でキレイな写りをしています。
オートモードと食事モードと撮り比べてみました。
後者のほうが色が濃く写り、フォーカスの合う範囲が狭くなっています。
ボケを抑えるときは、撮影メニューの左側にある水滴のアイコンをタップして、背景ぼかし効果をオフにして撮影しましょう。
接写撮影してみた
Galaxy S23の望遠カメラは接写にも強く、小さな被写体でも画面いっぱいに写し出せます。
広角カメラよりやや暗くなるため、シーンに応じて使い分けるのが良いでしょう。
上位モデルのGalaxy S23 Ultraなら超広角レンズを使ったマクロ撮影にも対応します。
被写体に近づくと「フォーカスエンハンサー」というアイコンが表示され、超近距離撮影が可能になります。
Galaxy S23特徴、使ってみて良かったポイント
筆者がGalaxy S23を使って感じた良かったポイントを3つ紹介します。
- 手に馴染む大きさと軽さが使いやすい
- 高性能であらゆる動作がサクサク快適
- 従来機種よりバッテリー持ちが良くなった
手に馴染む大きさと軽さが使いやすい
Galaxy S23は、片手操作しやすいコンパクトなサイズが魅力です。
最近のスマホはどれも大型化しつつあり、片手操作しやすい機種を探している方にオススメです。
本体重量も168gと比較的軽量なので、長時間使っていても腕が疲れにくいです。
狭額縁設計で本体の幅を抑えつつ、6.1インチの画面を搭載しています。
縦長のディスプレイは縦スクロールのコンテンツと相性が良く、一画面に多くの情報を表示可能です。
高性能であらゆる動作がサクサク快適
Galaxy S23に搭載されるSoC「Snapdragon® 8 Gen 2」は、Galaxy向けにオーバークロックした最高スペックのものを使用しています。
電話やメール、ネット検索はもちろんのこと、SNSや動画視聴、3Dグラフィックのゲームも快適に動きます。
一世代前の「Snapdragon® 8+ Gen 1」と比べても、パフォーマンスの安定感が向上していると感じました。
従来機種よりバッテリー持ちが良くなった
Galaxy S23のバッテリー持ちは、従来機種のGalaxy S22と比べて格段に良くなりました。
SoCの省電力性が向上したことで、少ないバッテリー容量でも長時間駆動が実現しています。
バッテリー持ちは利用用途や環境によって感じ方が変わってきますが、筆者の使い方ならヘビーに使っても1日は余裕で使えました。
ネット検索やSNSなどのライトな使い方であれば、さらに長持ちすると思います。
Galaxy S23特徴、使ってみてイマイチだったポイント
どんなスマホにも良いところがあれば、悪いところもあります。ここからは筆者がGalaxy S23を使って感じたイマイチだったところについて紹介します。
- 高負荷時に本体がそこそこ発熱する
- マスクをしたまま顔認証が使えない
- microSDとイヤホンジャックに非対応
高負荷時に本体がそこそこ発熱する
ゲームのレビューでも話した通り、高負荷なゲームを長時間プレイすると、本体背面とフレーム部分が結構熱くなります。
熱いと感じたときのCPU温度は45℃を超えているものの、パフォーマンスの低下はほとんど気になりません。
電話やメール、LINEの返信をしたり、TwitterやInstagramなどのSNSの閲覧や投稿、20分程度のYouTube動画視聴など、通常利用であれば全くと言っていいほど発熱しません。
軽量の2Dゲームでも問題なく、3Dグラフィックの重たいゲームのみ発熱が気になりました。
動画撮影においても、炎天下で長回ししたときに熱停止が1回あった程度なので、熱体制については他社の製品よりも強いと感じました。
マスクをしたまま顔認証が使えない
Galaxy S23はマスクをした状態だと顔認証が使えません。
屋外でのマスク着用が任意となったとはいえ、屋内でマスク着用する方もまだまだ多いので、今後のアップデートに期待したいところです。
マスクを着用しているときは指紋認証を使ってロック解除が行えるため、実際に困るシーンはそれほど多くないです。
microSDとイヤホンジャックに非対応
Galaxy S23は、microSDとイヤホンジャックに対応していません。
手軽にストレージ容量を拡張する手段として、汎用性の高いmicroSDカードは重宝していました。
Galaxy S23でmicroSDカードを使いたいときは、別途SDカードリーダーを使って読み込む必要があります。
イヤホンジャックについては、ワイヤレスイヤホンの普及により徐々に対応機種が減っています。
有線イヤホンを使いたいときは、USB Type-Cの変換アダプターを別途用意する必要があります。
Galaxy S23とGalaxy S22との比較
今回レビューしている「Galaxy S23」と、先代の「Galaxy S22」のスペックを比較しました。
Galaxy S23とGalaxy S22のスペックを比較
※横にスクロールできます。
Galaxy S23 | Galaxy S22 | |
---|---|---|
写真 | ||
本体カラー |
|
|
サイズ | 高さ146mm×幅71mm×厚さ7.6mm | 高さ146mm×幅71mm×厚さ7.6mm |
重量 | 約168g | 約168g |
ディスプレイ | 約6.1インチ FHD+(2,340×1,080) 422ppi Dynamic AMOLED 2X(有機EL) リフレッシュレート:120Hz |
約6.1インチ FHD+(2,340×1,080) 422ppi Dynamic AMOLED 2X(有機EL) リフレッシュレート:120Hz |
OS | Android™ 13 | Android™ 13 |
CPU(SoC) | Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy 3.36GHz/1 + 2.8GHz/4 + 2.0GHz/3 |
Qualcomm® Snapdragon™8 Gen 1 2.99GHz/1 + 2.4GHz/3 + 1.7GHz/4 |
メモリ(RAM) | 8GB | 8GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 256GB | 256GB |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
バッテリー容量 | 3,900mAh | 3700mAh |
イヤホンジャック | 非対応 | 非対応 |
アウトカメラ | 広角:約5,000万画素 F1.8 超広角:約1,200万画素 F2.2 望遠:約1,000万画素 F2.4 |
広角:約5,000万画素 F1.8 超広角:約1,200万画素 F2.2 望遠:約1,000万画素 F2.4 |
インカメラ | 約1,200万画素 F2.2 | 約1,100万画素 F2.2 |
防水・防塵 | IP68 | IP68 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
生体認証 | 指紋認証(ディスプレイ内蔵)、顔認証 | 指紋認証(ディスプレイ内蔵)、顔認証 |
SIMカード | nanoSIM + eSIM | nanoSIM |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.2 |
※引用元:スペック | Samsung Japan 公式
※引用元:スペック|Galaxy S22(ギャラクシーS22) | Samsung Japan 公式
本体サイズや重量、画面サイズなど基本性能はほぼ変わらず、SoCが「Snapdragon™8 Gen 1」から「Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」に進化しています。
どちらも高性能のチップを搭載しているため、ブラウザやSNSなどの普段使いでは性能の差を感じにくいです。
高負荷なゲームでは、基本性能や放熱処理の差で快適性が上がっています。
バッテリー容量は200mAh微増していますが、省電力設計が強化されたことで数値以上にバッテリー持ちが良くなっています。
ハイエンドモデルは消費電力が高くなりがちですが、バッテリー容量に対して持ちは良い方だと感じました。
Galaxy S23では新たにeSIMに対応し、nanoSIMと組み合わせたDSDVも使えます。
複数キャリアの回線を使い分けたい人にはGalaxy S23をオススメします。
Galaxy S23とGalaxy S23 Ultraとの比較
軽量コンパクトなハイエンドモデル「Galaxy S23」と、大画面のフラグシップモデル「Galaxy S23 Ultra」のスペックを比較してみました。
※横にスクロールできます。
Galaxy S23 | Galaxy S23 Ultra | |
---|---|---|
写真 | ||
本体カラー |
|
|
サイズ | 高さ146mm×幅71mm×厚さ7.6mm | 高さ163mm×幅78mm×厚さ8.9mm |
重量 | 約168g | 約234g |
ディスプレイ | 約6.1インチ FHD+(2,340×1,080) 422ppi Dynamic AMOLED (有機EL) リフレッシュレート:120Hz |
約6.8インチ QHD+(3,088×1,440)501ppi Dynamic AMOLED(有機EL) リフレッシュレート:120Hz |
OS | Android™ 13 | Android™ 13 |
CPU(SoC) | Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy 3.36GHz/1 + 2.8GHz/4 + 2.0GHz/3 |
Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy 3.36GHz/1 + 2.8GHz/4 + 2.0GHz/3 |
メモリ(RAM) | 8GB | 12GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 256GB | 256GB / 512GB / 1TB |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
バッテリー容量 | 3,900mAh | 5,000mAh |
イヤホンジャック | 非対応 | 非対応 |
アウトカメラ | 広角:約5,000万画素 F1.8 超広角:約1,200万画素 F2.2 望遠:約1,000万画素 F2.4 |
広角:約2億画素 1.7 超広角:約1,200万画素 F2.2 望遠(3倍):1,000万画素 F2.4 望遠(10倍):1,000万画素 F4.9 |
インカメラ | 約1,200万画素 F2.2 | 約1,200万画素 F2.2 |
防水・防塵 | IP68 | IP68 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
生体認証 | 指紋認証(ディスプレイ内蔵)、顔認証 | 指紋認証(ディスプレイ内蔵)、顔認証 |
SIMカード | nanoSIM + eSIM | nanoSIM + eSIM |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
※引用元:スペック | Samsung Japan 公式
※引用元:スペック | Samsung Japan 公式
2機種を比較してみると、ディスプレイのサイズや重量が大きく異なります。
Galaxy S23はコンパクト重視で片手操作が行いやすく、Galaxy S23 Ultraは大画面で動画や電子書籍が読みやすいメリットがあります。
SoCはどちらも同じ「Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」を採用。メモリ容量はGalaxy S23 Ultraのほうが多く、内蔵ストレージは最大1TBまで選択可能です。
一番の違いは背面カメラの性能です。Galaxy S23 Ultraでは2億画素の広角カメラと、10倍望遠カメラが搭載されています。
遠くにあるものをより綺麗に残したい方は、Galaxy S23 Ultraの方がおすすめです。
性能の差に合わせて価格も高くなるので、予算や用途に合わせて選んでみてください。
評価まとめ:Galaxy S23は前作の弱点を潰してきた優等生
Galaxy S23のデザインやスペックを中心にレビューしました。
片手に収まるコンパクトなサイズが使いやすく、基本性能とカメラ機能が高い優等生です。
前作の「Galaxy S22」と比べて大きな進化は少ないものの、細かい部分がブラッシュアップされて完成度が高くなっています。
バッテリー持ちと排熱性に不満がある方は、買い替える価値があると思います。
最上位モデルの「Galaxy S23 Ultra」と比べると、インパクトに欠ける印象がありますが、本体価格や大きさでS23のほうが好みという方も多いはずです。
コンパクトなハイエンドモデルを探している方には、Galaxy S23をオススメします。