格安SIMのSMSを安く使おう!必要性や使えない・届かないトラブルを解説
カテゴリ: #格安SIM・格安スマホ
格安SIMでプランを選ぶ際にでてくる“SMS対応SIMカード”。SMSとはショートメッセージサービスの頭文字をとったもので、本来は「電話番号のみで70文字程度のテキストメッセージを送受信できる」というサービスです。送受信する相手と同キャリアである必要もなく、キャリアをまたいでメッセージをやりとりができるのも特徴。
しかし、LINEなどのコミュニケーションアプリが普及したいま、果たしてSMS機能は必要なのでしょうか?ましてやSMSに対応したSIMカードは、データ通信専用プラン(SMSなし)に比べて月に100~200円ほどのコストがかかってしまいます。
それでも格安SIMにSMSは必要か?という疑問に対しては、「SMSはつけるべし」というのがモバレコ編集部の答えです!「なんで?」という方のために、この記事ではSMSのメリットについて触れながらその必要性を説いていきたいと思います。
さらに、記事の最後ではモバレコ編集部が選んだおすすめの格安SIMをピックアップし、紹介しています。どれも多くのユーザーに選ばれている人気格安SIMなので、まずはこちらから選ぶのも良いでしょう。
それではいってみましょう!
目次:
メリット①:LINEなどのSMS認証に利用できる
いまや多くの人が利用している「LINE」は、本人確認のために「SMS認証」という方式をとっています。「SMS認証」とは携帯電話の番号を使って個人を認証するもので、不正な利用を防止するために有効です。アメーバピグやポイントサイト、メルカリなどを使用する際にもSMS認証が採用されています。
その他、クラウドサービスの「Dropbox」「Gmail」でも、アカウントとパスワードの組み合わせだけでは試行を繰り返すことで破られてしまう危険性があり、その回避のためにSMS認証の仕組みでセキュリティを高める仕組みが採用されています。
認証のためだけでなく、安全性も考えればSMS機能は“必須”と言えるでしょう。
LINEはFacebook認証でも利用できるが注意点もある
LINEではSMS認証以外にもFacebook認証でも利用できますが、電話番号を登録しないことによるデメリットも存在します。
LINE電話が利用できない
LINE STOREが利用できない
友だちの追加や検索がしづらくなる
3つ目は、具体的には「アドレス帳からの自動登録」や「友だちへの追加を許可」といったことができなくなります。また、Facebookの友だちがLINEの友だちに反映されるわけでもありませんのでご注意ください。
メリット②:「圏外」表示を避け、バッテリーの消費を抑えられる
SMS機能のないSIMカードをスマホに挿した場合、実はスマホのバッテリー消費が速くなる可能性があります。
データ通信専用SIMの場合、電話番号を持たないことにより「音声回線」が無いと認識されることがあります。これは「アンテナピクト問題」と言う電波状態を示すアイコン「アンテナピクト」が圏外表示になってしまう現象です。常に「圏外」表示になるため、きちんと通信されているかがまったく把握できません。
常に接続先を検出しようとしてしまうためバッテリーが通常よりも早く減ってしまうのです。例えば山の中や地下など電波が入りづらい場所で「なんかバッテリーの減りが早いな~」と感じたことはありませんか?その現象が1日中続いてしまうイメージで、「セルスタンバイ問題」と呼ばれています。
LTE圏内では起こりづらいものの、そもそも使用する端末により現象が起こるかどうか特定するのが難しくなっています。
手っ取り早く解決するには「SMS対応SIMカードを使用する」という手段がよいでしょう。今後端末を買い換えた際も気にする必要がなく、長い目でみても得策です。
メリット③:LTE通信の問題を回避できる
データ専用SIMを2台目のサブ機やタブレットで利用する方も多いのではないでしょうか。しかし、タブレットを利用する際に注意したいのがデータ専用SIMでiPadを利用すると、「LTEを掴みづらい、もしくはLTEを掴まない」場合があるという点です。
格安SIM「IIJmio」を提供するIIJの公式Twitterアカウントを引用したもの。IIJの検証によれば、iOS8以降のiPadを利用した場合、LTEの電波を掴むのに時間がかかってしまうようです。
LTEが普及したいま、そこまで気にしなくてもと思うかも知れませんが、たとえば地下などに入り3G通信になってしまったり、新幹線などでトンネルに入って電波が途切れたり・・・。そのたびにLTEへの復旧に時間がかかってしまうのはちょっと不便ですよね。
IIJmioに限らず、OCNやBIGLOBEなど他の事業者でも他の現象が起きると思われるので、こういった現象を避けるためにもSMS対応のSIMカードを利用するのがオススメです。
おまけ:データ専用SIMでもSMSを使う方法はあるのか?
結論から言えば、SMS認証を無料で回避する方法もあります。「Nextplus Free SMS Text + Calls」というアプリを使うことで、アメリカのSMS番号を取得することができます。
ただし、アプリ経由での利用となる為、今後利用できなる可能性がある点には注意が必要です。
設定が英語表記のために、上級者向けの裏ワザ的な取得方法にはなりますが、どうしても無料でSMS認証を活用したい方、興味がある方は試してみると良いでしょう
データSIMでも無料でSMS認証が可能なおすすめの格安SIM(スマホ)まとめ
格安SIMの中にも、データSIMの月額料金内に、SMS利用費が含まれている場合もあります。今回はその中でも人気の3社をピックアップしてご紹介します。
まずはmineoです。mineoの特徴はトリプルキャリア回線に対応で簡単乗り換え可能なこと、豊富なプランとサービス、格安SIMトップクラスで顧客満足度が高いことです。
また、各種オプションや独自のコミュニティサービスが多様に展開されているので、使い方に応じて契約内容を細かく調整できます。
mineo × mobareco
契約事務手数料3,300円無料キャンペーン中!
※お試し200MBコース、マイそくスーパーライトは対象外
次はUQモバイル。格安SIMでトップクラスの通信速度の速さと、日本全国各地に実店舗が充実していることから、これから格安SIMを始めて利用する人には最もおすすめです。
auのサブブランドとしての立ち位置ということもあり、絶対的な安心感・知名度・人気を兼ねています。
対象スマホが最大22,000円割引中
最後はLINEモバイル。今一番勢いに乗る格安SIMとも言えるでしょう。SMSが無料で使えるだけではなく、通常他の格安SIMではできない、LINEの年齢認証やID検索が可能なのです。
それだけではなく、LINEやTwitter、InstagramやFacebookなどの閲覧時の消費データがカウントフリーとなります。
かゆいところに手が行き届いたユーザーには嬉しい特典が全て無料で付帯されているのがLINEモバイルの魅力です。
まとめ:月100円ちょっとをケチらず、SMS機能をつけるべし
以上、SMS機能のメリットをまとめてみました。
おさらいすると以下のようになります。
LINEなどのSMS認証に必須
LINEの機能・サービスもフルで使える
常に「圏外」と表示されるのを避けられる
セルスタンバイ問題を回避し、バッテリーの消費を抑えられる
「LTEを掴むのが遅い」現象を避けられる
SMSオプションの利用には月100~200円とコストがかかるので最安値とまではいきませんが、数々の現象や問題が起きるストレスを回避できることを考えれば、モバレコは「SMS機能はつけるべし」とご提案したいと思います。