IIJmioで2枚目のSIMカードを追加する方法とデータシェアを使うメリットを徹底解説!

IIJmioは日本のMVNOの中では長い歴史を持つ老舗です。運営しているIIJ(インターネットイニシアティブ)自体も通信事業者としての歴史が長く、ユーザーの信頼を得ている格安SIMのひとつと言えるでしょう。
目次:
複数のSIMカードが利用できるデータシェア

IIJmioの「データシェア」は、現在契約中の回線と通信量を分け合えるSIMカードを追加で発行できるサービスです。
以前は最大10枚までのSIMカードを利用できる「ファミリーシェアプラン」でしかこのような契約は出来なかったのですが、2016年7月からすべてのプランでSIMカードを追加できるようになり、よりそれぞれの使い方に合った契約がしやすくなりました。

追加できるSIMカードの枚数は、契約しているプランによって異なります。
プラン名 | 追加できるSIMカード数 |
---|---|
ミニマムスタートプラン(3GB) ライトスタートプラン(6GB) |
2枚 |
ファミリーシェアプラン(12GB) | 最大10枚 |
「ミニマムスタートプラン(3GB)」と「ライトスタートプラン(6GB)」の場合は2枚、「ファミリーシェアプラン(12GB)」の場合は最大10枚までのSIMカードを1契約で使うことができます。なお、この枚数はいずれも元々契約している1枚目のSIMカードを含んだ枚数です。
SIMカードを追加する場合、追加SIM利用料が1枚につき400円/月かかります。
ただし、「ファミリーシェアプラン」に関しては、3枚目までは追加SIM利用料がかかりません。
データシェアを使うメリット

複数のSIMカードが必要ということであれば、もちろん1回線ずつ別々に契約することもできます。では、どのような場合で「データシェア」を使ったほうがお得なのでしょうか。
家族で使う場合

家族でIIJmioを利用する場合は、使い方に応じてデータシェアを活用するとよりお得に使えます。
例えば、家族全員でIIJmioを使うのであれば「ファミリーシェアプラン」が良いでしょう。
プラン | 月額料金 | 合計 | |
---|---|---|---|
1枚目(父) | ファミリーシェアプラン(12GB) | 3,260円 | 5,760円 |
2枚目(母) | データシェア(音声) | 700円 | |
3枚目(息子) | データシェア(音声) | 700円 | |
4枚目(娘) | データシェア(音声) | 1,100円 |
この場合のメリットは2人目以降の料金が非常に安く済むことだけではなく、4人合計での通信量が決まっているので、家族の中にスマートフォンをたくさん使う方やあまり使わない方がいても無駄なく使えるという点が挙げられます。
また、4回線で1つの契約なので請求なども一本化でき手間がかかりません。
ちなみに、4人で12GBでは足りないという方もいらっしゃるかと思いますが、その場合はIIJmioの「大容量オプション(データオプション)」を合わせて使うのがおすすめです。
こちらは20GBなら3,100円、30GBは5,000円でそれぞれ毎月利用できる通信量を追加できるサービスです。
また、家族全員がIIJmioというわけではなくとも、既にIIJmioを使っている方がいればお子様などに新しくスマートフォンを持たせたい場合に「データシェア」で安く追加することもできます。
プラン | 月額料金 | 合計 | |
---|---|---|---|
1枚目(母) | ミニマムスタートプラン(3GB) | 1,600円 | 2,700円 |
2枚目(息子) | データシェア(音声) | 1,100円 |
通信量は2回線で分けるようになるので使い方に気を付けてあげる必要はありますが、大手キャリアでフィーチャーフォンを持たせるのと同じような費用でお子様のスマートフォン用のSIMカードを追加することができます。
1人で複数の端末を使う場合

複数人で使う場合ばかりではなく、1人で複数の端末を使いたい場合にも「データシェア」は便利です。
プラン | 月額料金 | 合計 | |
---|---|---|---|
1枚目(スマホ) | ライトスタートプラン(6GB) | 2,220円 | 2,620円 |
2枚目(タブレット) | データシェア(データ) | 400円 |
音声回線とデータ回線をそれぞれ契約する手もありますが、複数台持ちの場合は月によって使う量のバランスが変わってくることもあると思います。
今後の使い方の変化なども考えると、柔軟に使えるデータシェアで契約しておくメリットはあるでしょう。
また、2台目がタブレットであったり、スマートフォンでも2台目で通話はしないという場合であれば、2枚目のSIMカードをデータ通信のみの契約にすると月額400円の追加費用で済むので料金面でもメリットがあります。
au・docomo回線を使う場合

IIJmioでは、docomo回線の「タイプD」とau回線の「タイプA」を提供しています。
少々マニアックな使い方ですが、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しているスマートフォンをお持ちであれば、この2種類のSIMカードのいいとこ取りをしながら使うことも可能です。
プラン | 月額料金 | 合計 | |
---|---|---|---|
1枚目(通話用) | ミニマムスタートプラン(3GB) | 1,600円 | 2,000円 |
2枚目(データ用) | データシェア(データ) | 400円 |
裏技的な話ではあるのですが、IIJmioの「タイプA(au回線)」は2016年10月に開始されたばかりの比較的新しいサービスです。
その分利用者も少ないので、今後の状況次第ではありますが現時点では、歴史の長い「タイプD」より通信速度やデータ通信の安定性でメリットがあります。
そんな「タイプA」でデータ通信をしつつ、音声通話はエリアの広いdocomo回線を使った「タイプD」で、という使い方ができるのが上の例です。
この場合も「データシェア」を活用すれば追加費用は2枚目のSIMを持つための400円/月だけです。通信品質にこだわりたい方はこんな使い方もいかがでしょうか。
IIJmioのSIMカード追加方法・手順
ここでは、実際のスクリーンショットとともにIIJmioのSIMカードを追加で申し込む方法をお伝えします。

まずは「会員専用ページ」にアクセスし、ピンクの「会員ログイン」をタップします。

「mioID」または登録しているメールアドレス、そして契約時に設定した「mioパスワード」を入力します。入力が完了したら青い「ログイン」をタップします。

「サービスの各種変更・利用状況照会」という一覧が出てきますので、「SIMカードの追加」という項目を探してタップします。

「SIMカードを追加」をタップして次に進みます。

続いてSIMの種類を選びます。「データ通信専用」「SMS機能付き」「音声通話機能付き」の中から用途に合ったものを選んでください。
利用者情報の登録については、今回は「契約者本人」を選択しましたが、もし契約者と利用者が異なる場合は「本人以外」を選択して利用者の情報を入力します。
SIMの選択と利用者情報の登録が終わったら、「SIMを追加する」ボタンをタップします。

「配達希望日」と「配達希望時間」を指定できます。特に希望がない場合はそのまま進むと最短での配達となります。また、音声通話機能付きSIMの場合は指定できませんのでご注意ください。

最後に注意事項が表示されますので、よく読んで左側のチェックボックスをそれぞれタップします。すべて確認できましたら、緑色の「お申し込み」ボタンをタップして申込完了となります。
データシェアに関する注意点

※2019/1/18編集部更新
IIJmioでSIMカードを追加する際の注意点がいくつかあります。
まず、いずれのプランの場合もデータシェアできるSIMカードを追加する場合はすべての回線が同じ名義でなければなりません。
新規契約の場合は問題ないかと思いますが、MNP(携帯電話ナンバーポータビリティー)で契約する場合には、転出元のキャリアで予約番号を発行する前にどなたか1人の名義にまとめてから乗り換える必要があります。
またMNPの注意点として、現在、「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」を利用中の方で「ファミリーシェアプラン」へ変更すると同時にSIMカードの追加はもちろん可能ですが、MNP転入ができません。
最後に、IIJmioを新規契約すると同時、あるいはプランの変更と同時にSIMカードを追加したい場合の注意点です。
「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」の場合は同時に追加のSIMカードを申し込むことはできません。また、「ファミリーシェアプラン」の場合も4枚目以降のSIMカードは利用開始後でないと申し込めないので、4回線以上の利用を考えられている場合は注意が必要です。
まとめ
IIJmioのデータシェアは、1台目のプランを問わず追加できる使い勝手の良さが魅力です。
「ミニマムスタートプラン」のような、毎月少ないデータ容量のものでもデータシェアすることが可能なので、お子様にスマホを持たせたい時でも安く運用することができますよ。
ご家族あるいは複数台でIIJmioの利用を検討されている方は、ぜひ今回ご紹介したSIMの追加、データシェアを活用してよりお得に使ってみてください。
格安SIMを「品質」で選ぶならIIJmioがオススメ
※編集部追記
IIJmioは多くのユーザーを抱えながらも比較的安定した通信速度や品質が評価されている格安SIMです。キャリアからIIJmioに乗り換えると大幅に料金を節約できます。
au(ピタットプラン・5GB以内) | 6,480円 |
---|---|
IIJmio(ライトスタートプラン・6GB) | 2,220円 |
差額 | 4,260円 |
例えばauから乗り換えて、5GB程度の通信をした場合をみてみると、月間4,260円の節約になります。年間を通せば51,120円という嬉しい結果に。
5万円あれば旅行もできますし、家族や友人、恋人と週末ちょっと贅沢な外食に出かける回数も増やせますね!もちろん、将来のためにしっかり貯蓄するのも堅実です。格安SIMに乗り換えると少しだけ生活が豊かになります♪
●IIJmioのおすすめポイント
・ドコモ回線とau回線、2回線の利用が可能
・余ったデータ容量は翌月に繰り越すことができる
・通信容量としてカウントされない低速通信へ手動で切り替えできるため、毎月のデータ容量をコントロールできる
・料金プランを無料で変更できる
・通信の老舗で通信の品質に定評がある
IIJmioのプランはこちら
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ドコモ回線・au回線を自由に選択できる数少ないマルチキャリアで、多くのユーザーに熱い支持を受けているシェアの高い格安SIM。iPhoneやAndroidのOSアップデートに対し、いち早く動作確認とその報告を行う技術力の高さが強みでしょう。通信量を節約できるバースト機能なども便利です。
●データ通信専用(インターネットやメールなどのデータ通信のみ)※タイプDはdocomo回線、ドコモを利用していた方向け
プラン名 | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ミニマムスタートプラン | 3GB | 900円 |
ライトスタートプラン | 6GB | 1,520円 |
ファミリーシェアプラン | 12GB | 2,560円 |
●音声通話機能付き(通話が出来るプラン、MNPのりかえも可能)※タイプDはdocomo回線、ドコモを利用していた方向け
プラン名 | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ミニマムスタートプラン | 3GB | 1,600円 |
ライトスタートプラン | 6GB | 2,220円 |
ファミリーシェアプラン | 12GB | 3,260円 |
●データ通信+SMS機能付き(データ通信専用にSMS機能がついたプラン。認証などに必要な場合も)※タイプAはau回線、auを利用していた方向け
プラン名 | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ミニマムスタートプラン | 3GB | 900円 |
ライトスタートプラン | 6GB | 1,520円 |
ファミリーシェアプラン | 12GB | 2,560円 |
●音声通話機能付き(通話が出来るプラン、MNPのりかえも可能)※タイプAはau回線、auを利用していた方向け
プラン名 | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ミニマムスタートプラン | 3GB | 1,600円 |
ライトスタートプラン | 6GB | 2,220円 |
ファミリーシェアプラン | 12GB | 3,260円 |