iPhoneのショートカットが便利でおすすめ!10の機能が設定できるって知ってた?

iPhoneのショートカットが便利でおすすめ

ホーム画面を表示してから数回のタップで使いたいアプリを起動する。普段のiPhone操作はこのようにして使っている場合がほとんどだと思います。実は、iPhoneではアプリから起動する以外にはダイレクトに特定の機能を使える「ショートカット」機能が存在します。

意外と知られていないこのショートカット機能を上手く活用すると、ますます便利にiPhoneを使いこなせますよ!今回は、iPhoneでのショートカットの設定方法や使い方を解説します。

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知ってた?iPhoneのショートカット機能

iPhoneにもショートカット機能が存在
iPhoneにもショートカット機能が存在

PC操作中に特定のキーボードを押すことでショートカットが利用できます。これにより、自分好みの環境にあった使い方が出来て作業効率が捗りますよね。

あまり知られていないかもしれませんが、便利なコマンドとして知られるショートカット機能はiPhoneにも存在します。iOSに搭載されている基本機能なので、iPhoneの種類に関係なく使用が可能。PCほど多様なショートカットではないものの、使い方によっては今よりもさらに便利にiPhoneを使いこなすことができるはずです。

もともと、iPhoneのショートカット機能は、「アクセシビリティ」と呼ばれる視覚・聴覚・身体機能サポート機能として搭載されているもの。全ての機能がショートカットに設定できるわけではなく、設定できる機能は以下の10項目です。

●iPhoneでショートカットにできる機能

・Assistive Touch
・ズーム機能
・アクセスガイド
・ホワイトポイントを下げる
・カラーフィルタ
・色を反転(スマート)
・色を反転(クラシック)
・VoiceOver
・スイッチコントロール
・音声コントロール

本来は設定アプリを開いて設定しなければならない上記コマンドも、事前にショートカット設定に登録しておくと、ダイレクトにON/OFFを切り替えられます。

iPhoneのショートカット機能を起動する方法もとても簡単。ホームボタンを搭載している「iPhone 8シリーズまではホームボタンを3回クリック」、ホームボタンのない「iPhone X以降の機種ではサイドボタンを3回クリック」ですぐにアクセスできます。

iPhoneにショートカットを設定する方法

では、実際にiPhoneのショートカットを設定してみましょう。

「設定」アプリを起動
「設定」アプリを起動

まずは、ホーム画面から「設定」アプリを起動します。

「アクセシビリティ」をタップ
「アクセシビリティ」をタップ

続いて「アクセシビリティ」をタップします。

「ショートカット」をタップ
「ショートカット」をタップ

項目の一番下にある「ショートカット」をタップします。

ショートカット起動時の表示項目を設定
ショートカット起動時の表示項目を設定

すると、先ほどリストアップした10つの機能が表示されているので、ショートカット起動時に表示させたい機能については、機能名称をタップしてチェックを入れましょう。

また、各機能右側にある「三」のようなアイコンを長押しすることにより、ショートカット起動時の表示順番を変更できます。よく使う機能であれば、なるべく上の方に配置すると効率的です。

このショートカット機能は、iPhoneはもちろんのこと、同じiOSベースで動いているiPadでも同じ手順で設定できます。

では、設定できる10つの各ショートカット機能について、最新のiOS13で解説します。

1. Assistive Touch

Assistive Touchの操作画面
Assistive Touchの操作画面

Assistive Touchは、iPhone操作時に本体筐体のボタンを押して操作する音量調整や電源入/切といったアクションや、何本かの指を動かして操作するピンチやスワイプといったアクションを、指1本を使った画面上のタップ操作で行える補助機能です。

Assistive Touchを起動すると、iPhoneの画面上に白い「○」のような形をしたボタンが表示されます。タップするとあらかじめ設定したアクションをタップのみで操作できます。

個人的なオススメの使い方としては、スクリーンショットをAssistive Touchで利用する方法です。画面メモとしても活用できるスクリーンショットを連続的のとるような場面では、都度ホームボタンと電源ボタンをタップすることが容易ではありません。
Assistive Touchにスクリーンショットを設定しておくと、タップ1回のみで簡単にスクリーンショットを撮影できます。

2. ズーム機能

ズーム機能による拡大表示
ズーム機能による拡大表示

iPhoneの画面に表示されている項目が見づらい場合にはズーム機能を使うと便利です。ズーム機能をONにすると、四角い枠が表示され、枠内の画面部分が拡大/縮小表示できます

ズーム機能の使い方は、3本の指を使って行います。3本の指を使って画面上でダブルタップすると拡大、再び3本指でダブルタップすると元の倍率にもどります。3本指でダブルタップした後にドラッグすると拡大倍率を変更でき、最大15倍まで拡大できます。かなり大きな倍率なので、より細かな部分まで確認できます。

ズームウインドウ内を移動する時には3本指でのドラッグを行います。また、ズームウインドウ内の表示を「設定アプリ>アクセシビリティ>ズーム」から変更することも可能。反転、グレイスケール、グレイスケール反転、低照度と必要に応じて表示モードをカスタマイズできます。

文字や画像などで細かな部分がわかりにくい場合は、このズーム機能を活用して拡大表示をしながら確認してみましょう。

3. アクセスガイド

アクセスガイドによる利用制限
アクセスガイドによる利用制限

アクセスガイドでは、アプリを利用している時にあらかじめ設定した特定の操作や画面上の領域に制限をかけられます。活用方法としはアプリへの利用制限が効果的。例えば、子供にiPhoneを一時的に貸し出している時が挙げられるでしょう。

子供にゲームやYouTubeを楽しむためにiPhoneを貸し出していると、他のアプリを間違って操作されることが不安ですよね。アクセスガイドを使うと、他のアプリへ移動することを制限できるので、そのようなリスクを防止できます。

さらに、オプション機能として時間制限を設けられるので、「15分ゲームしたら終了」というような使い方も可能です。子育てとスマホの関わりについては、子育て世代のパパママにとっては悩みでもあると思うので、アクセスガイドの活用がオススメです。

アクセスガイドをONにすると、iPhone 8シリーズまでであればホームボタンを3回クリック、iPhone Xであればサイドボタンを3回クリックで開始できます。開始する際にパスコードを設定し、アクセスガイド終了時に設定したパスコードを入力します。

4. ホワイトポイントを下げる

ホワイトポイントを下げることにより、画面表示されている明るい色の明度を調整できます。画面表示が明るく感じすぎる場合は画面照度を落とすだけでなく、ホワイトポイントを下げることにより、ユーザーが見やすい画面表示へカスタマイズしてみましょう。

また、ホワイトポイントを下げることはバッテリー消費を減らす効果にも繋がります。バッテリー残量が少ない場面でも使える小技なので、頭の中に入れておくと便利です。

5. カラーフィルタ

ユーザーによって画面表示色の見え方は若干異なります。場合によっては特定の色味に対して違和感を感じてしまうこともあるかもしれません。

「カラーフィルタ」を適用すると、好みの色合いに画面表示色を調整可能。自分にあった見やすい画面表示にカスタマイズできます。

カラーフィルタの設定画面
カラーフィルタの設定画面

「設定アプリ>アクセシビリティ>ズーム機能画面表示とテキストサイズ>カラーフィルタ」で色味の調整ができます。

6. 色を反転(スマート)

色を反転(スマート)適用後の画面表示
色を反転(スマート)適用後の画面表示

色を反転(スマート)では、アプリのアイコンや写真の色の反転を防ぎながら、他の表示色を反転できます。夜間など暗い場所で明るくカラフルなiPhoneの画面を見続けると目に対する疲労がたまってしまう原因となります。色を反転させることにより、明るい画面も暗い表示へと変更できるので、目の負担の軽減につながります。

7. 色を反転(クラシック)

画面表示色を反転させるモードには、前述の色を反転(スマート)に続き、色を反転(クラシック)というモードも搭載されています。

色を反転(クラシック)では、アプリや写真表示なども関係なく、ネガフィルムのように反転色表示できます。こちらも明るい画面を目に優しい表示に変更できるので、目の疲れの原因を減らすことが可能です。

8. VoiceOver

視覚に障害がある方でもiPhoneが使えるように、画面を読み上げる機能がVoiceOverです。
選択した画面表示内容をユーザーに代わってiPhoneが読み上げてくれます。

VoiceOverによって画面表示内容を読み上げる速度やピッチを変更することもできます。詳細設定は「設定アプリ>アクセシビリティ>VoiceOver」で変更可能です。

VoiceOverの設定
VoiceOverの設定

VoiceOverの操作の練習もできます。

VoiceOverの練習
VoiceOverの操作練習もできる

9. スイッチコントロール

スイッチコントロールでフリーハンド操作
スイッチコントロールでフリーハンド操作

スイッチコントロールを活用すると、手を使わずにフリーハンドでiPhoneを操作できるようになります。画面内に青色の枠が表示され、タップして操作できるような項目に点々と青枠表示が遷移していきます。

例えば、カメラを利用して頭を左右どちらかに振る動きにタップやホームボタンという機能を割り当てることができるので、画面を見つめながら顔の動きだけでiPhoneを操作できてしまうのです。使いこなすには多少の慣れが必要かもしれませんが、活用方法によっては効率的にiPhone操作をこなせます。

他にも、ゲームアプリなどで、タップやスクロールなど同じ操作を繰りかえすような場面での活用が見込めます。ただし、ゲーム規約によっては外部ツールとしての反復動作をみなされ、利用停止になってしまう恐れもあるので注意しましょう。

10. 音声コントロール

音声コントロールの設定
音声コントロールの設定

「音声コントロール」は、さまざまな操作を音声で操作できる機能です。

iPhoneで音声の操作というとsiriを思い浮かべる方が多いと思います。音声コントロールはsiriと違い、インターネット接続がないオフラインの環境でも利用できます

利用できる操作はsiriに比べると少ないですが、電話の発信や音楽の再生、FaceTimeの操作を行うといったことができます。

まとめ

iPhoneのショートカットに設定できる機能10つは普段あまり見ることはなく、知らなかった機能も多いと思います。

子育て中の筆者のオススメとしては、「アクセスガイド」はかなり多用しているショートカット機能です。子供とあらかじめルールを決めて、正しいスマホとの付き合い方を実現できています。

ユーザーによって使い方はまちまちなiPhone操作ですが、ショートカット機能の活用によって今よりもさらに便利に使いこなせるはず!ぜひとも1度使ってみてはいかがしょうか。

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この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

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この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

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プロフィール

1985年埼玉県生まれの昭和末期世代。
大学卒業後は大手建設企業に就職するも、仕事と子育てを両立したワークライフバランスを求めるために地方へ移住。
「人生を楽しむモノコトブログ」をテーマにしたブログ「FatherLog」を主幸しています。最高月間45万PV。Mac・iPhone・iPadなどのApple製品・ガジェット全てが人生のスパイスです。
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