Galaxy S20 5G 実機レビュー!最高峰ディスプレイを持つフラッグシップモデルが凄い

書いた人: Yusuke Sakakura

カテゴリ: Galaxy

ツイート このエントリーをはてなブックマークに追加
Galaxy S20 5G レビュー

初代モデルの登場から10周年となった最新技術と最先端のスペックを搭載するGalaxy Sシリーズ。

先代モデルは「Galaxy S10」でしたが、今年10周年を迎えたことで命名ルールを変更。S10から一気にS20までジャンプアップしました。

モデル名に沿うように「5G」対応やリフレッシュレート120Hz、1億800万画素のカメラ(S20 Ultraのみ)を有するトリプル/クアッドカメラを搭載するなど性能・機能も大幅に進化した最新スマートフォンをレビューします。

Samsung
Galaxy S20 5G

端末のご購入はこちら

目次:

Galaxy S20 5Gのデザイン・外観

Galaxy S20 5G
さらに磨きがかかったオールディスプレイのデザイン

フロントカメラの際までディスプレイが覆い尽くすパンチホールデザインはベゼルの幅がさらに小さくなり、パンチホールのサイズも小さくなったことで画面占有率は93.1%から93.4%までアップ。数値にするとわずか0.3%ですが、見た目の変化は数字よりも大きく、没入感が非常に優れています。

パンチホール
パンチホールは中央に移動

ディスプレイのエッジからメタルフレーム、強化ガラスのバックパネルにかけて緩やかにカーブしたデザインは手に馴染み、6.2インチのビッグディスプレイも片手にスッと収まります。

カーブデザイン
手にフィットするカーブデザイン

前面よりも大きく印象を変えたのが背面です。

S10シリーズはレンズが横に配置されたデザインは覗き穴のようでした。「Galaxy S20 5G」では左上に長方形3〜4つのレンズが縦に並び、長方形のカメラユニットが配置されたことでスッキリしたデザインに。

ただ、机に置いて操作するとガタつくのが難点です。

背面のデザイン
大きく変わった背面のデザイン。ドコモ版にはdocomo ≫5Gのロゴあり

ボトムには機能性に関わる大きな変化がありました。ついにGalaxy Sシリーズもイヤホン端子が廃止に。ただ、パッケージにはUSB Type-Cに挿せる有線イヤホンが付属しているため、有線イヤホンが使えなくなるわけではありません。

また、ドコモとauはフルワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds+」をプレゼントするキャンペーンも実施しています。

下部
ついにイヤホン端子が廃止に

カラーバリエーションはコスミックグレー、クラウドブルー、クラウドホワイトの3色。今回はコスミックグレーをレビューします。

カラーラインナップ
Galaxy S20 5Gのカラーラインナップ

Galaxy S20 5Gのスペック・性能

OS Android 10
プロセッサ Snapdragon 865 5G
2.8GHz x 1
1.4Ghz x 3
1.7GHz x 4
メモリ 12GB
ディスプレイ 6.2インチ
Dynamic AMOLED(有機EL)
Quad HD+(3,200 x 1,440)
ストレージ 128GB
カメラ トリプルカメラ
広角:12メガピクセル、f/1.8
超広角:12メガピクセル、f/2.2、視野角120°
望遠:64メガピクセル、f/2.0、光学3倍ズーム
フロントカメラ 10メガピクセル、ƒ/2.2、視野角80°
バッテリー 4,000mAh
サイズ 約151.7 x 69.1 x 7.9mm
重さ 約163g
microSD 最大1TB
SIM nanoSIM

プロセッサはその他の5G対応フラグシップスマートフォンが採用するSnapdragon 865 5Gを搭載。メモリも大容量の12GBでカメラとその他アプリを同時に起動してもバックグラウンドのアプリが落ちたり、リフレッシュされることがなくスムーズにアプリを切り替えることができました。

性能を数値化するベンチマークをAnTuTuで計測したところ511,687点を記録。昨年発売されたフラグシップモデルと比較して10万点もアップしており、発売済みのスマートフォンとしては上位モデルのGalaxy S20+ 5G/Ultra 5Gに次ぐスコアで、“世界最高峰”を謳うゲーミングスマホ「ROG Phone II」と同等です。

実際に「Call of Duty Mobile」や「ドラゴンクエストウォーク」をプレイしてみると、もっさりした感じはゼロ。発熱はするもののほんのり程度でストレスレスで快適にプレイできます。

バッテリーはライバル機種となる「Xperia 1 II」と同じ大容量の4,000mAh。画面の明るさを最大で固定してYouTubeを視聴したところ約6時間後でも50%を残していました。Wi-Fi環境ではあるものの優秀です。

最大の進化点は「5G」への対応でドコモ版、au版ともに受信時最大3.4Ghz、送信時最大182〜183Mbpsの高速通信が可能。映像とARを組み合わせた新しいスポーツ視聴やドコモでは超高速通信を活かしたブラウザ上でストリーミングプレイできるクラウドゲームサービスが利用できます。

配信ラインナップには4K対応の「真・三國無双8」(今春提供予定)や「ファイナルファンタジーXIII」などが名を連ねています。

なお、災害時に役立つワンセグ/フルセグは今回のモデルから非対応になりました。

上位モデルGalaxy S20+ 5Gとの違い

Galaxy S20シリーズは「Galaxy S20 5G」「Galaxy S20+ 5G」「Galaxy S20 Ultra 5G」の3機種ラインナップです。

最上位モデルのGalaxy S20 Ultra 5Gは発売されていないため、購入する際は「Galaxy S20 5G」と「Galaxy S20+ 5G」の違いが気になるでしょう。

本体サイズと画面サイズ

片手で持ったGalaxy S20 5G
コンパクトかつ軽量なサイズ

大きく異なるのは本体サイズと画面サイズです。

「Galaxy S20 5G」の6.2インチに対して「Galaxy S20+ 5G」は6.7インチのディスプレイを採用。より小さい「Galaxy S20+ 5G」は横幅70mmを切るコンパクトサイズで縦幅は10mm小さく重さは23gも軽いためラクラク片手で持てます。

ボディサイズが大きい分、バッテリー容量は「Galaxy S20+ 5G」が500mAh大きくGSM Arenaのバッテリーテストでは約10時間の違いがあります。

カメラ性能

Galaxy S20 5Gのカメラ部
Galaxy S20はトリプルカメラを採用

カメラは両機種とも同じ性能の広角レンズ、光学3倍ズーム専用の望遠レンズ、旅行などで役立つ景色をダイナミックに撮影できる超広角レンズのトリプルカメラを搭載

さらに「Galaxy S20+ 5G」は深度測位カメラで奥行きを測定することで、より自然な背景ぼかしを適用したライブフォーカス(ポートレート)写真が撮影できます。

価格

価格の違いは以下のとおり。ドコモ版は約1万円、au版は約1.5万円の価格差です。

  Galaxy S20 5G Galaxy S20+ 5G
docomo 97,460円
(2,707円 x 36回)
109,340円
(3,037円 x 36回)
au 117,480円
(2,975円 x 23回 + 49,055円)
133,280円
(3,325円 x 23回 + 56,805円)

Galaxy S20 5Gのカメラ

Galaxy S20 5Gの撮影風景
Galaxy S20のトリプルカメラ

「Galaxy S20 5G」には、広角レンズ・超広角レンズ・望遠レンズで構成されたトリプルカメラが搭載されています。

広角レンズは12メガピクセル、f/1.8の明るく撮れるレンズを採用。超広角レンズは視野角120°で景色をダイナミックに撮影可能。ズームに特化した望遠レンズは48メガピクセルで最大30倍の超解像度ズームと3倍のハイブリッド光学ズームに対応しています。

動画撮影では8K/30fpsにも対応。8Kの映像をそのまま再生できるディスプレイ/モニターを持っている人はそれほど多くないと思いますが、動画から33メガピクセルの高解像な写真を切り出せるため、記録用として使うこともできます。

Galaxy S10と比較

Galaxy S10に比べるとレンズ性能が劣化している部分があります。

広角レンズの絞り値はf/1.5からf/1.8にグレードダウン。シーンに応じて絞りを変化させる機能も廃止に。超広角レンズも視野角が3°だけ狭くなっています。

特に大きく変化したのが望遠レンズ。Galaxy S10は他のレンズと焦点距離が異なるレンズを搭載することで光学2倍ズームに対応していましたが、Galaxy S20は画素数を3倍にして画像を切り取ることで実質的なズームを実現しています

サンプルは少しあとに載せますが、やはり悪い意味で気になったのがズーム撮影の画質でした。光学ズームに対応したスマートフォンと比較するとGalaxy S20のハイブリッド光学ズーム/超解像ズームはノイズが多く明らかに画質が劣っています。

ズーム倍率は最大10倍から30倍にアップしましたが、最大30倍のズームは使う機会がほとんどなくインスタグラムなどSNSにアップするにも厳しいと感じました。

新機能「シングルテイク」

カメラ機能としては新たに「シングルテイク」が追加されました。

シングルテイク1シングルテイク2
シングルテイク3
1回の撮影でさまざまな写真・動画を自動で撮影できる「シングルテイク」

これは数秒〜数十秒の動画を撮影すると、3つのレンズで記録した映像・写真にAIがさまざまなエフェクトを自動で適用してベストショットを提案してくれるというもの。レンズの使い分けがわからない場合や1度の撮影でさまざまなショットを撮影したいときに便利です。

シーン別作例

「Galaxy S20 5G」のカメラで実際に撮影した写真になります。新型コロナウイルスの影響でほとんど外出できなかったので撮影シーンは限定的です。

超広角広角
超広角 / 広角
3倍ズーム10倍ズーム
3倍ズーム / 10倍ズーム
20倍ズーム30倍ズーム
20倍ズーム / 30倍ズーム

左から超広角、標準、3倍ズーム、10倍ズーム、20倍ズーム、30倍ズームで撮影。10倍ズームから塗り絵のような写真に…。

室内
室内での撮影

暗めの室内でも明るく撮れるます。ボケ感がやや不自然。

食事モード
食事モード

食事モードでの撮影は、やや青みがかった写真に。

植物
植物を撮影
10倍ズーム20倍ズーム
10倍ズーム./ 20倍ズーム

手前もしっかりボケた写真が撮れます。ズームで水滴も。

Galaxy S20 5Gを使ってみて良かったポイント

実際に「Galaxy S20 5G」を使ってみてよかったポイントを紹介しています。

パンチホールディスプレイ

93.4%の画面占有率を誇るパンチホールディスプレイは、ディスプレイ周辺のベゼルとカメラ周りのパンチホールが小さくなったことでデザイン性がグッとアップ。

パンチホールディスプレイ1パンチホールディスプレイ2
ジェスチャー操作で表示領域がさらに大きく

目で見た実際の風景をそのまま切り取れるようなメインカメラで、色味の誇張をし過ぎず自然な美しさを表現してくれます。違和感のない鮮やかさ、ハッキリしたディテールで撮影が可能です。

パンチアウトgif
ピンチアウト操作で拡大表示も

画面のアスペクト比は20:9のため動画を再生するとほとんどが左右が黒で塗りつぶされますが、ピンチアウト操作で上下をトリミングすることで画面いっぱいに表示することもできます。

エッジスクリーン

エッジスクリーン
どの画面からでも片手操作でお気に入りのアプリを起動

「Galaxy S20 5G」のディスプレイは左右のエッジ(端)が湾曲したデザインを採用しています。

カーブデザインを活かした「エッジスクリーン」はディスプレイのエッジ部分を小さくスワイプすることで、画面を移動しないままお気に入りのアプリをショートカット起動できるランチャーを表示したり、天気やリマインダーを確認することが可能。

Galaxy S20 5Gで追加された新機能ではありませんが、スグにメモ/ボイスメモを録りたい時など非常に便利な機能です。

超高速充電

4,000mAhながら約1時間30分で0%からフル充電が可能。旅行や出張はもちろん、寝る前に充電を忘れたときも安心。

超音波指紋センサー

超音波指紋センサー
マスクを外さずに画面ロックを解除

新型コロナウイルスと花粉症でほぼ毎日マスクを付けているこの時期、顔認証はとても不便ですが、「Galaxy S20 5G」は顔認証に加えて画面内蔵の超音波指紋センサーを搭載しています

自宅や職場でマスクを外している時は顔認証で画面ロックを解除。電車内でスマホを操作したり、コンビニなどレジにてPayPayで支払いする時は指紋認証によってマスクはそのままで画面ロックを解除できます。

これが本当に便利。一度使うと顔認証オンリーのスマートフォンに戻るのは難しいでしょう。

120Hzディスプレイ

Galaxy S10シリーズは映像のなめらかさを表すリフレッシュレートが最大60Hzでしたが、「Galaxy S20 5G」は倍の120Hzをサポートしています。

TwitterやInstagramなど縦長の画面をスクロールするとき、MinecraftやポケモンGOなどをプレイする時は映像がこれまでとは段違いでなめらかに表示されます。

120Hzに対応するアプリは非常に少ないため、すべての映像がなめらかに表示されるわけではありませんが、今後対応アプリは確実に増えていくでしょう。

Galaxy S20 5Gの総合評価

Galaxy S20 5Gの総合評価
Galaxy S20 5Gの総合評価

最後に、まとめとして「Galaxy S20 5G」を性能・カメラ・電池持ち・デザイン・ディスプレイ」の5部門ごとに5段階で評価してみました。

性能 ★★★★★
カメラ ★★★☆☆
電池持ち ★★★★☆
デザイン ★★★★☆
ディスプレイ ★★★★★

【性能】

最新のハイエンド向けプロセッサSnapdragon 856 5Gと12GBの大容量メモリを搭載することでゲームもサクサク、アプリを同時利用しても快適です。Sub6ではあるものの5Gに対応するなど申し分なし。

【カメラ】

数年前から始まったスマートフォンのマルチカメラ化。すべてのレンズを使いこなしている人はそれほどいないかもしれません。自動で全レンズを使って撮影してくれる新機能「シングルテイク」はそういった人に向けた面白い機能でした。

ただ、望遠レンズがズーム距離の延長と引き換えに短距離ズームが劣化しない光学ズームからハイブリッドズームになったことがマイナス。人によるのかもしれませんが、カメラと違ってスマートフォンは手ブレが起きやすいため、高倍率のズームをあまり使いません。

また、シャッター音がかなり大きいので店内で撮影するときは周囲に気を使うと思います。

【電池持ち】

バッテリー容量は4,000mAhの大容量。電池持ちが悪いという意見もあるようですが、6時間連続(Wi-Fi接続時)で動画視聴後も電池残量が50%も残っていたため高く評価しました。

5Gエリア内外で大きく変わってくるのでしょうか。

【デザイン】

極薄のベゼルにトレンドのパンチホールディスプレイ、高級感のあるメタルフレームなどデザインは今発売されているスマートフォンの中で最高クラスでしょう。

マイナス評価はボディから大きく突出したカメラユニットです。自分はケースをしない少数派ですが、ケースをする場合はカメラとフラットになるので気にならないでしょう。

【ディスプレイ】

パンチホールディスプレイが実現する没入感と迫力のある映像は最高。今後対応アプリが増えていく120Hzのリフレッシュレート対応もプラスです。

ただ、縦幅が150mmを超えているため片手モードなしでの片手操作は難しいです。

Samsung
Galaxy S20 5G

端末のご購入はこちら

こちらの記事はいかがでしたか?

もしよろしければお友達に
ご紹介お願いします!

  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

特集コンテンツ

d-card

【THE Wi-Fi】スゴイ!がつまったモバイルルーター

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

プロフィール

モバレコでは、2015年からレビュー記事を中心に寄稿しています。

また、スマートフォンやタブレット、アプリ、サービス、アクセサリを総合的に取り扱うモバイル専門のメディア「携帯総合研究所」を個人で運営。発表会の取材はもちろん、前職はシステムエンジニアでプログラミングの経験をいかして3キャリアの料金を比較できる料金シミュレーターなども開発しています。

得意カテゴリー

レビュー

ブログ・SNS

携帯総合研究所
https://mobilelaby.com/
Twitter(@xeno_twit)
https://twitter.com/xeno_twit