ドコモのケータイ補償サービスは必要なのか? 上手く活用する為のポイントを徹底解説

ドコモ 補償サービス

この記事では、ドコモユーザーや、これからドコモを契約しようと考えている方に向けて、スマホの故障や紛失、盗難に遭った時に修理や交換が可能となる「ケータイ補償サービス」について解説します。

結論から言うと、スマホの不意な故障や紛失、盗難に対して少しでも不安があるなら、「ケータイ補償サービス」に加入するべきです。

ケータイ補償サービスは、加入後1ヶ月間の無料期間があるので、一度加入をしておきながら無料期間中に今後継続するか解約するかを検討するのも良いでしょう。

また、ドコモには、「dカード GOLD」に特典として用意されているユーザー限定のスマホ補償や、iPhoneユーザーに別途用意されている「AppleCare+ for iPhone」「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」という補償サービスも存在します。

それらとドコモが全ユーザー共通で提供する「ケータイ補償サービス」との違いも把握した上で、取捨選択をしていきたいというユーザーもいるのではないでしょうか。

ケータイ補償サービスの概要解説だけでなく、その他補償サービスとの違いや加入の必要性に沿って、上手く活用する為におさえておくべきポイントも解説していきます。

※記事内の料金は全て税込み価格です。

ドコモのスマホ・iPhone発売情報

iPhone 16eの発表日・予約日・発売日

iPhone 16eの注目ポイント

  • Apple最新チップで動作サクサク
  • Apple Intelligence搭載
  • ホームボタンがなくなりTouch IDはFace IDに変更
  • 電池持ちが大きく改善
    ※ビデオ再生:最大15時間→最大26時間
ストレージ 価格 いつでもカエドキプログラム
128GB 112,750円 44,110円
256GB 139,920円 64,680円
512GB 179,960円 84,920円

ドコモのケータイ補償サービスとは?

ドコモのケータイ補償サービスは必要なのか? 上手く活用する為のポイントを徹底解説

まずは、ドコモの「ケータイ補償サービス」の概要について見ていきましょう。

・水濡れ、紛失、全損などすべてのトラブルによってスマホが使えなくなったときのサポート
・補償対象のスマホが壊れたときは一定期間内は無償で修理可能
・「ケータイデータ復旧サービス」の代金を割引

詳細は次の通りです。

料金 363円〜1,100円(機種により異なる)
故障時の修理 【Android】
無料 ※1(補償対象外の修理は最大3,300円)
【iPhone】
ご購入から1年間無料 ※1(2年目以降・補償対象外の修理は上限額5,500円)
水濡れ・全損・紛失・盗難
(交換)
5,500円〜12,100円(機種により異なる)※2
ケータイデータ復旧サービス 最大1,100円
有効期間 契約中ずっと(修理受付終了まで)
加入条件 ・対象機種の購入日から14日以内
・スマホがトラブルに遭っていないこと

※1:自然故障であればメーカー補償期間の1年間は無料
※2:1年に2回まで

自然故障であればメーカー補償期間の1年間は無償で修理してもらえますが、自分でスマホを落としてしまったり紛失したりした場合は実費で代金を支払う必要があります

そこで「ケータイ補償サービス」に加入しておけば、修理でもAndroidなら最大3,300円・iPhoneなら最大5,500円、交換になった場合は最大12,100円で対応してくれます。

改造・ドコモ指定の故障取扱窓口以外で修理した端末は対象外になるので注意が必要です。

サービスに加入していなければ、高額な修理代金を支払って業者に依頼するか、新品を新たに買い直す必要があるので、補償に入っておくと安心感があります。

交換になった場合は新品ではなく、「リフレッシュ品」という他の人が下取りや補償に出した後に修理したものを受け取ります。使用済みとはいえ、新品同様のものです。

また、この補償には水濡れや全損によってデータが取り出せなくなったときに、電話帳などのデータを復旧してもらえる「ケータイデータ復旧サービス」の代金割引が含まれています。補償に加入していなければデータの復旧は8,800円もかかるので、加入しているかいないかで大きな差がありますね。

iPhoneユーザー向け:ケータイ補償サービスとAppleCare+の違い

ドコモのケータイ補償サービスは必要なのか? 上手く活用する為のポイントを徹底解説

ケータイ補償サービスの他にも、iPhoneを製造しているAppleが提供する「AppleCare+ for iPhone」「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」という2年間の補償があります。この章では、その内容について見ていきます。

AppleCare+for iPhoneについて

AppleCare+ for iPhoneの主な内容は次の通りです。

・製品補償を2年間に延長
・修理代金の大幅割引
・テクニカルサポート

この保険に加入しなくても、Apple商品には1年間の製品補償が付いています。しかし、それ以外の補償は付いておらず、故障した場合は実費を支払わなければなりません。

AppleCare+ for iPhoneに加入することで、製品補償が2年間に延長されるほか、修理代金が大幅に割引や基本操作や復元についてのレクチャーを受けられるテクニカルサポート、エクスプレス交換サービスを利用できるのです。

次に、AppleCare+ for iPhoneの概要をまとめてみました。

月額料金 iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone X 24か月:月額1,045円
iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 11、iPhone XR、iPhone 8 Plus、iPhone 7 Plus、iPhone 6s Plus、iPhone 6 Plus 24か月:月額770円
iPhone 8、iPhone 7、iPhone 6s、iPhone 6 24か月:月額678円
iPhone SE(2020年4月15日まで)、iPhone 5s、iPhone 5c 24か月:月額586円
iPhone SE(2020年4月16日以降) 24か月:月額403円
修理代金 画面の損傷 3,700円(2回まで)
その他の損傷 12,900円(2回まで)
補償期間 2年間
修理回数制限 通算2回
紛失・盗難補償 なし

このように、AppleCare+ for iPhoneでは月々の支払いは機種によって異なります。この支払いをすることで、修理代金を大幅に割引してくれるのです。

画面の損傷は、保険未加入だと15,180円〜39,380円かかり、その他の修理は最大71,280円かかります。保険に入っていると修理代金がかなり安くなりますね。

またこの補償は2年間有効で、期間内の修理代金割引は2回までになっています。

AppleCare+ 盗難・紛失プランについて

AppleCare+ for iPhoneの他に「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」というプランもあります。名前の通りAppleCare+ for iPhoneのサービスに加えて、1年間に2回まで盗難・紛失を割引価格で対応してくれるサービスです。

月額料金 iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone X 24か月:月額1,136円
24か月目のみ1,152円
iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 11、iPhone XR、iPhone 8 Plus、iPhone 7 Plus、iPhone 6s Plus、iPhone 6 Plus 24か月:月額861円
24か月目のみ877円
iPhone 8、iPhone 7、iPhone 6s、iPhone 6 24か月:月額686円
24か月目のみ770円
iPhone SE(2020年4月15日まで)、iPhone 5s、iPhone 5c 24か月:月額586円
24か月目のみ602円
iPhone SE(2020年4月16日以降) 24か月:月額411円
24か月目のみ495円
修理代金 画面の損傷 3,700円(2回まで)
その他の損傷 12,900円(2回まで)
盗難または紛失 12,900円(2回まで)
補償期間 2年間
修理回数制限 通算2回
紛失・盗難補償 なし

盗難・紛失に対する保証を受けるには、盗難・紛失が発生した時点で「iPhoneを探す」が有効になっている必要があります。

これらのAppleが提供する保証サービスはドコモショップやApple Storeで加入ができます。月額料金で加入の場合は、ドコモからiPhoneの購入と同時加入の場合のみ可能です。(Apple Storeでの加入は一括のみ)

ケータイ補償サービスとAppleCare+の内容を比較

続いて、ケータイ補償サービスとAppleCare+ for iPhoneの違いが分かるように、両者の補償内容を表にしてみました。比較して見ていきましょう。

保険 ケータイ補償サービス Apple Care+ for iPhone AppleCare+ 盗難・紛失プラン
料金 550円〜1,100円/月 403円〜1,045円/月 411円〜1,152円/月
補償期間 無期限(修理は受付終了まで) 2年間 2年間
修理回数制限 2回/年 2回/年 2回/年
修理・交換代金 ご購入から1年間無料 ※1(2年目以降・補償対象外の修理は上限額5,500円)(交換:8,250円~12,100円) 3,740円または12,980円 3,740円または12,980円
紛失・盗難補償 8,250円〜12,100円(機種により異なる) なし 12,900円

※1:自然故障であればメーカー補償期間の1年間は無料

月々の料金面ではApple Care+ for iPhoneが少し安くなっています。紛失・盗難時の補償について考えると、ケータイ補償サービスの方がお得です。

Apple製品について詳しくなかったり、使い方に不安があるという人はテクニカルサポートが付いているAppleCare+の方がいいでしょう。

またどちらの保険にも、機種購入日から31日間は無料で加入できます。

「dカードケータイ補償」があれば「ケータイ補償サービス」は不要?

ドコモユーザーにはかなりお得なクレジットカード「dカード GOLD」には「dカードケータイ補償」というユーザー限定の補償が付いています。

dカードケータイ補償とケータイ補償サービスの違いについて見ていきましょう。同様にそれぞれの概要を表にまとめてみました。

保険 ケータイ補償サービス dカードケータイ補償
料金 363円~1,100円/月 なし(dカード GOLDに付帯)
利用可能回数 1年に2回 1年に1回
補償期間 無制限 端末購入後3年間
故障修理 無料 ※1(補償対象外の修理はAndroid:最大3,300円・iPhone:最大5,500円) 対応不可
水没・全損・紛失・盗難 5,500円〜12,100円(機種により異なる) 最大10万円まで補償

※1:自然故障であればメーカー補償期間の1年間は無料

この表から、ケータイ補償サービスは修理時の対応に強く、dカードケータイ補償は水没や全損などケータイが完全に修復不可時の対応に強いということがわかります。

具体的には、修復不可となってしまった端末の同一機種・同一カラーをdカードを利用して購入した場合に、購入費用の一部を補償するという内容です。

ケータイ補償サービスには月々の料金が必要ですが、dカードケータイ補償はカードに付帯しているため料金は不要です。そのため、dカード GOLDを持っていればケータイ補償サービスは必要ないように思えます。

しかし、dカードケータイ補償は修復可能である時には対応できません。そのため、dカード GOLDを持っている人であっても、ケータイ補償サービスには加入しておいたほうがよいでしょう。

dカード GOLDについて詳しく知りたい方はこちら

ケータイ補償サービス利用時に覚えておきたいポイント

ドコモのケータイ補償サービスは必要なのか? 上手く活用する為のポイントを徹底解説

ケータイ補償サービスを利用するときには、次の2つのことを押さえておきましょう。

・修理と交換の違い
・ドコモオンラインショップからも修理受付ができる

ひとつずつ解説していきます。

「修理」と「交換」の違い

ケータイ補償サービスには、「修理」と「交換」があります。基本的に修理は直せば使える状態のものへの対応であり、交換は全損や水没など完全にケータイが使えなくなったときの対応です。

しかし、ケータイ補償サービスでは修理できるものも交換の対応を受けることができます。またこれによってさまざまなメリットがあるのです。

修理と交換の違いは次の通り。

修理 交換
代金 無料 ※1(補償対象外の修理はAndroid:最大3,300円・iPhone:最大5,500円) 5,500円〜12,100円(機種により異なる)
受付対象 修理のみ どんな故障でも
到着日数 1〜2週間程度 1〜2日程度
回数 無制限 1年に2回まで

※1:自然故障であればメーカー補償期間の1年間は無料

このように、修理と交換では到着までのスピードに違いがあります。修理には直すための時間が必要ですが、交換は既に準備してあるリフレッシュ品が届くので早く到着するのです。

また、交換するスマホと同じ機種の在庫がない場合は、同等機種が送られるので修理代金だけで新機種に変更できるラッキーなことも。

ドコモオンラインショップからも修理受付が可能!

ドコモでは修理を「ドコモオンラインショップ」から申請することができます。このときネットから申請することによって、次のようなメリットがあるのです。

・待ち時間がない
・24時間いつでもどこにいても受付可能
・新規契約、乗り換え(MNP)、機種変更手続きにおける事務手数料が無料!

店舗や曜日によっては、受付まで数時間待たされることもあります。普段忙しくてなかなか時間が取れないという人は、ネットからの申請がよいでしょう。

ドコモオンラインショップからの修理受付は次のような流れです。

ドコモオンラインショップから申し込む

自宅に修理するスマホを入れるキットや代替機、代替機返送用封筒などが届く

キットに修理するスマホを入れて送る

修理後、直ったスマホが届く

代替機を専用の封筒に入れて送る

この場合の配送料は無料です。しかし、全損や水没などで交換になる場合は受付ができません。交換の手続きは直接店頭からする必要があります。

まとめ

この記事では、ドコモのケータイ補償サービスについて解説しました。

スマホを落として画面を割ってしまったり、紛失してしまうリスクは誰にでもあります。そのような時のために、補償に入っておくと安価に修理や交換を受付してもらえるのです。

また、ドコモのオンラインショップでは機種変更も簡単に行うことができます。もしスマホが古くなってきていたら、機種変更も検討してみるとよいでしょう。

ドコモオンラインショップからの機種変更の手順解説はこちら

ドコモのスマホだけでなく複数のモバイル機器を持っている人はモバイル保険といった補償サービスの加入を検討してみてはいかがでしょうか?

毎月700円、年間最大10万円で3端末までの補償が可能なモバイル端末に特化した保険サービスです。

モバイル保険

具体的には、「外装破損」、「損壊」、 「水濡れ全損」、「故障」、「盗難」などで発生する修理費用について年間最大10万円の補償が可能になります。

スマホは2年、3年と毎日長く使うもの、うっかり落として画面が破損してしまった、水没してしまって動かなくなってしまったなど、トラブルはつきものです。

そんな、スマホの修理や補償が気になる!という人は月700円で年間最大10万円の補償ができるモバイル保険がおすすめです。

また、国内で人気のiPhoneといった高額なスマホを購入する際も、安価なモバイル保険に入っておくと安心です。

モバイル保険の特徴

・月額700円で3台まで
・SIMフリースマホやiPhoneを購入する人におすすめ
・年間で最大10万円の補償
・機種ごとではなく契約者に紐づく保険なので、機種変更しても安心

この記事の編集者

モバレコ編集者:H.M

モバレコ編集者:H.M

2020年から、スマートフォンやインターネット回線のカテゴリを担当。
料金プランの解説からスマホレビューまで幅広いテーマの記事を手掛けており、難しく感じるスマホやネットの情報を、誰でも直感的に理解できる形でお届けすることを大切にしています。
スマホはAndroidを使うことが多く、最近はXiaomi製品が好き。
携帯会社はUQモバイルとIIJmioを契約しており、リアルな体験談も記事に反映していきます。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

恐竜也

リュウヤ

音と言葉を編集するフリーランス

プロフィール

1991年愛知県生まれ・在住。中京大学国際教養学部卒。

2016年からブロガーとして活動を始め、名古屋のWeb制作会社でライターとして勤務。その後、2018年1月にフリーランスのライターとして独立。

とにかく便利なものが好きで、パソコン・タブレット・スマホ・時計全てApple製品で統一。モバレコでは、スマホやアプリに関する情報を分かりやすく解説し、皆さんの生活が快適になる情報を発信します。
その他、インタビュー・お金・Webマーケティングのメディアでも記事執筆中。

ライター以外にも、お笑い芸人「ダイノジ」が主催するDJイベント、「ジャイアンナイト」の妹分チーム「ジャイコナイトナゴヤ」でDJとして活動中。

得意カテゴリー

スマホ・格安SIM・インタビュー・お金

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