auひかりプラスが9月17日開始、光回線の開通を待たずにau 5Gで使えてauスマートバリューの対象に
KDDIは2026年9月4日、光回線とau 5G回線を組み合わせたインターネットサービス「auひかりプラス」を9月17日に提供開始すると発表した。専用のハイブリッドホームルーターが届いた日からau 5Gでネットと電話が使え、光回線の開通後は手続きなしで最大10Gbpsの通信に切り替わる。auスマートバリューとUQ mobileの自宅セット割の対象にも加わる。
- 提供開始は2026年9月17日。プロバイダーはBIGLOBE・So-net・@niftyの3社から選ぶ
- 光回線の開通前はau 5Gで利用でき、開通後は最大10Gbps。光の障害時はau 5Gに切り替えて使える(自動切替は2026年度内に予定)
- 月額の実質負担額は光開通前0円(最大4カ月)、13カ月目以降7242円(ホーム10ギガ・2年契約・BIGLOBEの例)
- 実質負担額は「でんきセット割」と「au PAY ゴールドカード特典」を差し引いた額。使わない人は13カ月目以降8008円
- auスマートバリュー・自宅セット割の対象に追加。対象プランならスマホ代が月1100円引き
目次
提供開始は9月17日、ルーターが届いた日からau 5Gで使える
auひかりプラスは、KDDIが「国内初」とうたう光回線とモバイル回線を組み合わせたサービス。専用のハイブリッドホームルーターをコンセントにつなぐと、光回線の開通工事を待たずにau 5G回線でネットと電話が使える。光回線が開通すると利用者の手続きなしで光に切り替わり、「全国で最大10Gbps」の通信になる。
災害などで光回線に障害が起きたときはau 5G回線に切り替えて使える。ただし公式の注記によれば、切り替えは「Web画面でのルーターの設定の変更、LANケーブルの抜去、もしくはルーターの再起動」で行うもので、障害を自動で検知して切り替える機能は「2026年度内にファームウェアの更新により搭載を予定」とされている。Wi-Fi 7にも対応する。プロバイダーは9月17日時点でBIGLOBE・So-net・@niftyの3社。サービスは「ホーム10ギガ」「ホーム」「マンション10ギガ」「マンション」「ワイヤレス」の5種で、提供可否と使える回線は「地域や建物、設備状況により異なる」としている。
月額は光開通前が実質0円、13カ月目以降は実質7242円
KDDIが示した料金は「ホーム10ギガ・2年契約・プロバイダーBIGLOBE」の例だ。

ベースの月額は、光開通後でネット利用料6380円+Wi-Fiパック(電話含む)770円+ハイブリッドホームルーターのレンタル料858円の8008円。開通後は工事費の分割1650円が乗るが、「初期費用相当額割引」が開通月の翌月から最大24カ月、同額を割り引いて相殺する。
光開通前はネット利用料が4642円で小計6270円。ここから「ひかり準備割」がネット利用料4642円とルーターレンタル料858円の合計5500円を、「Wi-Fiパックデビュー割」が770円を引いて実質0円になる。ただしひかり準備割は「au 5G回線ご利用開始から光回線開通まで初月無料+最大3カ月割引」で、0円で使えるのは最大4カ月まで。光の工事がそれより遅れると、開通前でも料金が発生する。開通後は、〜12カ月目が6806円、13カ月目以降が7242円、25カ月目以降が7152円、37カ月目以降が7370円と表示されている。契約は2年で、満了月の3カ月間を除いて契約解除料3102円がかかる。10ギガでない「ホーム」の場合は、13〜24カ月目6678円、25〜36カ月目6498円だ。
auスマートバリューと自宅セット割の対象に、スマホ代が月1100円引き
auひかりプラスは、auの「auスマートバリュー」とUQ mobileの「自宅セット割」の対象インターネットサービスに9月17日から追加される。両方の公式ページに追加の予告が載っている。
auスマートバリューの割引は、auバリューリンクプラン各種・使い放題MAX+ 5G各種・スマホミニプラン+ 5G/4Gなどで月1100円、U18バリュープランで月550円。UQ mobileの自宅セット割はトクトクプラン2・トクトクプラン・ミニミニプランで月1100円、くりこしプランS/M +5Gで638円、くりこしプランL +5Gで858円。
解説・コメント
「実質0円」は光回線が開通するまで、かつ最大4カ月の話で、光がつながった月から6806円以上の負担になる。さらにKDDIの「実質ご負担額」は、「auひかりプラス でんきセット割」の330円と「au PAY ゴールドカード特典」のポイント(13カ月目で436ポイント)を差し引いた数字だ。編集部で表の小計から引き算すると、この2つを使わない人の13カ月目以降は8008円になる。でんきもゴールドカードもauでまとめる前提の人でなければ、7242円という数字は当てはまらない。光回線が開通した月は開通前の料金が満額かかる、という注記も見落としやすい。
開通前の使い方は5Gホームルーターそのものなので、光回線が要らない人は単体のホームルーターと比べたい。ドコモのhome 5Gは月5280円(税込)、ソフトバンクのSoftBank Airは基本料金5368円で2026年12月1日から330円上がる予定だ。光の速度とバックアップの安心を上乗せ料金として払えるかが、auひかりプラスを選ぶかどうかの分かれ目になる。そのバックアップも、提供開始時点では自分で切り替える操作が要る。
一方で、au・UQ mobileのスマホを使う家族が多いほど差は縮む。対象プランなら1回線につき月1100円引きなので、3回線なら月3300円(編集部算出)。8008円から差し引けば光回線+ルーター込みで実質4708円相当まで下がる。提供可否は地域や建物で異なるとされているので、申し込み前に自宅で光を引けるかを確かめるのが先だ。





