ドコモのスマホを海外で使う方法!追加料金なしのプランと世界そのままギガの料金を解説【2026年最新】
ドコモのスマホは、加入しているプランによっては設定を変えるだけで海外でもそのまま使えます。「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ahamo」なら、申し込みも追加料金も必要ありません。
それ以外のプランでも、「世界そのままギガ」に申し込んでおけば1時間200円から使えます。使った時間ぶんだけ課金され、時間が来ると自動で止まるので、高額請求の心配もありません。
ただし日数が15日を超えると通信速度が最大128kbpsまで落ちるという、長期の滞在では見過ごせないルールがあります。この記事では、ドコモ公式の記載にもとづいて、使えるプラン・料金・注意点を整理します。
目次
ドコモのスマホは海外でそのまま使える?プランによっては設定だけでいい
結論から書くと、「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ahamo」を使っているなら、渡航先でデータローミングをオンにするだけです。ドコモ公式も「渡航先でデータローミング設定をONにするだけでご利用になれます。「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」をお申込み・ご利用いただく必要はございません」と明記しています。
それ以外のプランの場合は、海外用のデータ定額サービスを使います。選択肢は2つです。
- ドコモ MAX/ドコモ ポイ活 MAX/ahamo(ペアの5Gデータプラス・データプラスを含む)は申込不要・追加料金なし
- それ以外は「世界そのままギガ」(申込が必要・月額無料)か「世界ギガし放題」(申込不要)
- 世界そのままギガは1時間200円、24時間980円から。使った時間ぶんだけ課金される
- 15日を超えると通信速度が最大128kbpsになる(後述)
- 2026年9月1日から、圏外でも使える衛星通信の国際ローミングが始まった
追加料金なしで海外で使えるのはどのプラン?MAX系とahamo
ドコモ MAX・ドコモ ポイ活 MAX・ahamoには、海外データ通信が追加料金なしで使える特典が付いています。申し込みは要りません。
ahamoは91の国・地域で30GBまで
ahamo公式によると、申込み不要で、30GBの月間利用可能データ量の範囲なら追加料金なく使えます。対象は海外91の国・地域で、「日本人の渡航先約98%のエリアをカバー」しているとされています。
大盛りオプションに入っていても、海外で使えるのは30GBまでです。ahamo公式は「大盛りオプション加入中の場合でも、海外での月間利用可能データ量は30GB」としています。国内で100GB使えるからといって、海外でも同じだけ使えるわけではありません。
もうひとつ注意したいのが対応エリアです。ahamo公式は「ahamoの海外データ通信サービスの対応エリアは、他のドコモの国際サービスとは異なります。また、対応エリア以外ではデータ通信が利用できません」と書いています。ドコモの他サービスで使える国でも、ahamoでは使えないことがあるということです。渡航先が対象かは、出発前にahamoの対応エリアで確認してください。
なお、ahamoでは「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」は利用できません。ahamoの特典だけで使う形になります。
ドコモ MAX・ドコモ ポイ活 MAXも追加料金不要
ドコモ MAXとドコモ ポイ活 MAXにも「海外データ通信特典(追加料金不要)」があります。こちらもデータローミングをオンにするだけで使えます。
速度が落ちる条件はドコモ公式に次のように書かれています。
| 条件 | そのあとの速度 |
|---|---|
| 海外で使ったデータ量が、国内利用分と合わせて当月の利用可能データ量を超えた | 国内同様、当月末まで速度が低下 |
| 海外で使ったデータ量が30GBを超えた | 当月末まで送受信時最大1Mbps |
| 海外で最初にデータ通信した日から15日経過 | 送受信時最大128kbps |
それ以外のプランは?世界そのままギガなら1時間200円から
MAX系・ahamo以外のプランで使うなら「世界そのままギガ」が基本です。ドコモ公式は「日本で契約しているプランのデータ量を海外でも使えるデータ定額サービス」と説明しています。
申し込みは必要ですが月額は無料で、「一度申込めば、次回の渡航時は申込み不要」です。My docomo、ドコモショップ、ドコモ インフォメーションセンターから申し込めます。
料金は利用期間を選ぶ方式
プランは2種類あります。70以上の国・地域が対象の「国・地域限定割プラン」と、200以上の国・地域が対象の「通常プラン」です。通常プランは1日あたり980円で、限定割プランは利用期間に応じて割引が入ります。
| 利用期間 | 定額料(国・地域限定割プラン) |
|---|---|
| 1時間 | 200円 |
| 24時間 | 980円 |
| 2日間 | 1,780円 |
| 3日間 | 2,480円 |
| 4日間 | 3,280円 |
| 5日間 | 3,980円 |
| 6日間 | 4,680円 |
| 7日間 | 5,280円 |
8日間以上、最長30日までの料金も用意されています。金額は渡航先によって変わるため、ドコモ公式の料金検索で国名を入れて確認してください。利用料金にはdポイントも使えます。
国内のデータ量を使う点に注意
世界そのままギガは日本で契約しているプランのデータ量を消費します。ドコモ公式も「日本でご契約中のデータ量を超過した場合、国内同様に当月末までの通信速度が制限されます」としています。
さらに、世界そのままギガの月間利用データ量が30GBを超えた場合も、当月末まで速度が制限されます。制限後の速度は契約中のプランによって違い、ドコモ ポイ活 20・eximo・eximo ポイ活・5Gギガホ プレミアなどは最大1Mbps、irumo(3GB/6GB/9GB)は最大300kbps、ドコモ mini・irumo(0.5GB)・5Gギガライトなどは最大128kbpsです。
なお2020年2月以前に提供開始された料金プランを契約している場合は、この30GBの制限対象外とされています。
世界ギガし放題との違いは?国内データを使うかどうかで選ぶ
もうひとつの選択肢が「世界ギガし放題」です。1日どれだけ使っても制限なしの2段階定額で、料金は最大2,980円/日(約24.4MBまで1,980円/日)。テザリングも使えます。
2つの違いはドコモ公式が比較表で示しています。
| 世界そのままギガ | 世界ギガし放題 | |
|---|---|---|
| 料金 | 1時間200円/24時間980円〜 | 最大2,980円/日 (約24.4MBまで1,980円/日) |
| 国内のデータ量を使う | 使う | 使わない |
| 使いすぎ防止機能 | あり 利用時間終了後に自動でストップ |
なし 手動でデータローミングをオフにする必要がある |
| 申し込み | 必要 | 不要 |
選び方はシンプルです。国内のデータ量に余裕があるなら世界そのままギガ、データを使い切りそう/大量に使うなら世界ギガし放題。ただし世界ギガし放題は自動で止まらないので、使い終わったら自分でデータローミングをオフにする必要があります。
15日を超えると128kbpsになる?長期滞在でいちばん効くルール
ここが見落とされやすいところです。ドコモ公式・ahamo公式のどちらにも、海外で最初にデータ通信を利用した日を起算日として、15日経過後の日本時間0時以降は通信速度が送受信最大128kbpsになると書かれています。
この制限はデータを買い足しても解除されません。ahamo公式は「本速度制限は、利用可能データ量を追加購入しても日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されませんので注意してください」、ドコモ公式も「月間データ容量を追加購入しても、日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されません」としています。
128kbpsはメッセージのやり取りがやっとの速度です。2週間を超える出張や留学、長期の旅行では、16日目から実質的に使いものにならなくなると考えておくべきです。
対策としては、滞在が15日を超えるとわかっている時点で、現地SIMや海外用のeSIMなどドコモ回線以外の手段を併用する前提で準備しておくことになります。日数の起算は「海外で最初にデータ通信をした日」なので、到着日にうっかりローミングをオンにしてしまうと、そこからカウントが始まる点にも注意してください。
もうひとつ、プラン変更でも逃げられません。ahamo公式は「海外渡航中に、「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」で海外データ通信を利用し、「ahamo」へ料金プラン変更をした場合、(中略)利用日数については、月跨ぎ問わず「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」に引き継がれます」としています。日数はプランをまたいで引き継がれるということです。
高額請求を防ぐには?利用開始操作をしなければ通信は発生しない
海外で怖いのは、知らないうちにデータ通信が走って請求が膨らむことです。世界そのままギガには、これを防ぐ仕組みが用意されています。
- 利用開始後、各プランの利用時間が経過するとデータ通信が自動で止まる
- データローミングがオンでも、予約した利用開始時刻を迎えるか、利用開始操作をしなければ通信は発生しない
- 出発前に「ドコモ海外利用」アプリや専用WEBサイトから利用予約ができる
ドコモ公式は、この仕組みについて「高額請求の心配はありません」と説明しています。ローミングをオンにしただけでは課金されないという点が、旧来の海外パケット定額との大きな違いです。
逆に、世界ギガし放題には使いすぎ防止機能がありません。使い終わったら手動でデータローミングをオフにしてください。
圏外でも使える?衛星通信の国際ローミングが始まった
2026年9月1日から、ドコモは衛星とスマホが直接つながる「docomo Starlink Direct」の国際ローミング接続を開始しました。対象は米国・フィリピン・カナダで、圏外になったときのデータ通信とSMSが無料で使えます。
ただし対応機種は「Samsung Galaxy Zシリーズ」の3機種からで、9月中に追加される予定です。国立公園や山間部など電波が届かない場所での備えとして押さえておくとよいでしょう。
詳しくはドコモの衛星通信が海外でも使えるようにで解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 何も設定しないまま海外でスマホを使うとどうなりますか?
A. 世界そのままギガの場合、データローミングがオンでも利用開始操作をしなければ通信は発生しません。ドコモ MAX・ドコモ ポイ活 MAX・ahamoは、データローミングをオンにした時点で追加料金なしの海外データ通信が使えます。
Q. ahamoは海外で何GBまで使えますか?
A. ahamo公式によると、30GBの月間利用可能データ量の範囲で追加料金なく使えます。大盛りオプションに加入していても、海外で使えるのは30GBまでです。
Q. 15日を超えたあとの速度制限は解除できますか?
A. データ量を追加購入しても解除されません。ドコモ公式・ahamo公式はいずれも「日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されません」としています。
Q. 世界そのままギガと世界ギガし放題はどちらが安いですか?
A. 使い方によります。世界そのままギガは1時間200円・24時間980円からで国内のデータ量を消費し、世界ギガし放題は最大2,980円/日で国内のデータ量を消費しません。短時間の利用なら世界そのままギガ、1日中たくさん使うなら世界ギガし放題が向きます。
Q. ahamoで世界そのままギガは使えますか?
A. 使えません。ahamo公式は「ahamoの料金プランにおいては「世界そのままギガ」「世界ギガし放題」は利用できません」としています。
まとめ
ドコモのスマホを海外で使う方法は、加入しているプランで決まります。
- ドコモ MAX/ドコモ ポイ活 MAX/ahamo:申込不要・追加料金なし。データローミングをオンにするだけ
- それ以外のプラン:世界そのままギガ(申込必要・1時間200円〜・自動で止まる)か、世界ギガし放題(申込不要・最大2,980円/日・自動では止まらない)
- 15日を超えると最大128kbps。データを買い足しても帰国するまで解除されない
短期の旅行なら、いまのドコモは「設定を変えるだけ」か「1時間200円から」で足ります。注意すべきなのは長期滞在のほうで、15日を超えるなら最初から別の通信手段を用意しておくのが現実的です。料金や条件は変わることがあるため、出発前にドコモ公式でも確認してください。






