ソフトバンクの名義変更の方法をパターン別に解説 必要書類や注意点は?

ソフトバンクの名義変更の方法をパターン別に解説 必要書類や注意点は?

ソフトバンクの携帯電話やスマートフォンを使っている際に、結婚して名字が変わり、契約者名の変更をする場合や、古いガラケーの契約を子どもの名義にする場合には、名義変更の手続きを行う必要があります。

そこでこの記事では、ソフトバンクのスマホやガラケーの名義変更手続きの方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

パターン別の名義変更の方法

ソフトバンクショップ

ソフトバンクの携帯やスマートフォン、タブレットにWi-Fiルーターなど、ソフトバンクと契約しているものの名義を変更するには「ソフトバンクショップ」で手続きを行います。

店舗だけでなく、インターネット上で各種手続きが行える「My SoftBank」や電話窓口もありますが、家電量販店などでは行えないので注意しましょう。

ソフトバンクショップでの手続きには、現在の契約名義の人、新しい契約名義になる人、それぞれ提出する書類が必要になります。事前にしっかり確認しておきましょう。

家族や他人に譲渡する場合

本人確認書類 イメージ

子どもに自分のスマホを譲りたい、親にガラケーを譲渡したいなどという他人に譲渡したい場合は、譲渡される新しい契約者が申請時に同席しなければ、名義変更手続きを行うことはできません。譲渡する側の契約者の同席は必須ではありませんが、本人確認書類と委任状は必要です。

また新しい契約者となる人の書類では、新しい引き落とし先の通帳やキャッシュカード、クレジットカードが必要で、確認書類の一例として運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等が必要です。

なお、家族割引の権利を引き継ぐ場合の手数料は無料となりますが、引き継がない場合の手数料は3,000円かかり、手数料は変更後の契約者から請求されます。

以下の書類を持って、ソフトバンクショップで申請してください。

<必要なもの一覧>

・譲渡する側、される側両方の本人確認書類
・申込印(サインでも可)
・家族関係が証明できる書類(家族割引を継続する場合)
・委任状(譲渡する側が申請時にいない場合のみ)
・譲渡される契約者の、通帳・キャッシュカード+金融機関届出印かクレジットカード

※家族割引を継続する場合の手数料は無料・継続しない場合の手数料は3,000円

改姓や改名の場合

結婚や離婚に伴い姓名が変更になったときや、改名したなどの理由で、名義変更が必要になった場合は、以下の書類を持参してください。

<必要なもの一覧>

・本人確認書類
・申込印(サインでも可)
・通帳・キャッシュカード+金融機関届出印かクレジットカード

※口座名義やクレジットカード名義の変更が必要な場合のみ
※手数料無料

家族割引の名義変更をする場合

家族割引を継続したまま、名義を家族に変更する場合、委任状があれば、譲渡される契約者のみの来店でも手続きが可能です。

ただし、譲渡される側の契約者の来店は必須となり、家族割引を継続しますので、家族関係が証明できる書類が必要になります。

<必要なもの一覧>

・譲渡する側、される側両方の本人確認書類
・申込印(サインでも可)
・家族関係が証明できる書類
・委任状(譲渡する側が申請時にいない場合のみ)
・譲渡される契約者の、通帳・キャッシュカード+金融機関届出印かクレジットカード

※手数料無料

請求先の名義変更をする場合

通帳 イメージ

ソフトバンクの携帯やスマホについて、支払者の名義を変更したい場合、契約者本人がソフトバンクショップに来店し、手続きを行う必要があります。

ただし、委任状を準備すれば、代理人が手続きを行うことも可能です。

<必要なもの一覧>

・本人確認書類
・支払名義人同意書
・家族関係が証明できる書類(家族割引を継続する場合)
・通帳・キャッシュカード+金融機関届出印かクレジットカード

※手数料無料

名義変更に必要な書類

名義変更に必要な書類 イメージ

名義変更に必要になる書類はいくつかありますが、運転免許証を持っていない場合など、具体的にどのようなものが該当するのか知りたいという方に向けて、具体例とともに詳しくご説明します。

本人確認書類

本人確認書類とは、以下のいずれかを指します。

・運転免許証
・日本国パスポート
・個人番号カード(マイナンバーカード)
・身体障がい者手帳/療育手帳/精神障がい者手帳
・健康保険証+補助書類

ソフトバンクの本人確認書類の詳細は下記のリンクよりソフトバンク公式サイトにてもご確認いただけます。

本人確認書類 | ご購入方法(ご予約方法) | ショップ | ソフトバンク

家族であることが確認できる書類

家族割引の権利を引き継ぐ場合には、契約者同士が家族であることを確認するための書類が必要となりますので、以下のいずれかを準備しましょう。

・住民票記載事項証明書
・健康保険証
・在留カード(旧 外国人登録証明書)+外国パスポート
など

委任状が必要となるケースは?

委任状が必要となるケースは、譲渡する側が手続きの際にソフトバンクショップに来店できない場合です。

委任状をソフトバンクショップでもらってくるか、ダウンロードしておき、あらかじめ譲渡する側の契約者に書いてもらいましょう。

ただし、譲渡される側の来店は必須です。譲渡される側の契約者の委任状があっても手続きはできませんので、ご注意ください。

名義変更にかかる費用

名義変更前にかかる費用 イメージ

ここまで名義変更について、手続き方法や必要書類について解説してきました。次は名義変更で知っておきたいこととして「手数料」や「利用料」について解説していきます。

譲渡の手数料は3,000円

譲渡手続きを行うと手数料が3,000円発生します。この手数料は後日、譲渡された人へ、初回請求に合算して請求されます。

この譲渡手数料は家族であっても発生します。例外として「家族割引に加入中の電話番号を家族名義に変更する」場合は発生しません。

もし家族割引に未加入の場合は、先に家族割引に加入を行い、その後で家族割引内での譲渡を行うようにするといいでしょう。

譲渡した場合の月額料金は日割り計算される

譲渡した場合、月額料金の請求先は「譲渡された側」になりますが、月途中での譲渡については「日割計算」を行い、譲渡元・譲渡先のそれぞれに請求がいきます。

日割り計算は下記のように請求されるようになっています。

・譲渡を行った日までの分・・・譲渡元
・譲渡の翌日から先の分・・・譲渡先

ただし、契約プランによっては日割り計算が行えないものもあります。その場合は満額が譲渡先の新しい契約者の支払いとなります。

日割り計算が可能なプランについては、ソフトバンク公式サイトのFAQにまとまっていますので、気になる場合は一度チェックしてみるといいでしょう。

譲渡・承継・家族割引の名義変更をした場合、日割り計算されますか? | モバイル(FAQ) | サポート | ソフトバンク

また「請求の締め日」の譲渡は日割り計算されず、譲渡の翌日(翌請求月)分から譲渡先へ料金の請求が行われます。

料金プランが引き継げない場合がある

譲渡を行った際、それまで利用中だった料金プランが引き継げない場合があります。

譲渡時点でソフトバンクとして「受付を終了している料金プラン・割引サービス」に加入していた場合がこれに該当し、その場合は現在申し込み可能な料金プラン・割引サービスへ変更を行わなければなりません。

譲渡理由は様々だと思いますが、例えば「利用者本人が手続きできるように」と譲渡を行い、請求先は自分のままにしたい場合など、譲渡が理由で月額料金が変わってしまう場合もありますので注意が必要です。

ソフトバンクで名義変更する際の注意点

 ソフトバンクの名義変更前に確認しておくべき注意点 イメージ

ここからは、名義変更をする際の注意点についてご説明します。あらかじめ注意点を知っておくことで、名義変更をスムーズに進めることができるでしょう。

ウェブ上では名義変更できない

ソフトバンクには、「My SoftBank」という契約情報の確認だけでなくオンラインで契約内容の変更が行えるサービスがありますが、ウェブ上で名義変更の手続きをすることはできません。

名義変更の手続きを行うには、ソフトバンクショップに来店する必要があります。

なぜなら、本人確認書類の確認や、口座番号やクレジットカードの設定などの手続きが必要になるからです。

店舗なので待ち時間がかかる

名義変更時にはソフトバンクショップに行く必要がありますが、ショップでの対応には、待ち時間がかかります。

平日なら比較的すいていますが、土日や祝日は、混むことが予想されます。とくに、新しい機種が発売されたばかりの時には混みやすく、順番待ちをしてもその日中に手続きが終わらないこともあります。

そこで、ソフトバンクショップに行く際には、予約をしておくことをおすすめします。

ショップに直接電話して予約しても良いですし、かんたん来店予約というウェブサービスを使っても良いでしょう。

かんたん来店予約の方法は以下の二つあります。

①My SoftBankにログインして、来店予約ページから予約する方法です。My SoftBankのログインIDとパスワードがあれば、かんたんに予約できます。

②LINEで予約する方法です。LINEから「ソフトバンクLINE公式アカウント」を友だち登録し、ソフトバンクLINE公式アカウントの来店予約メニューから予約ができます。

かんたん来店予約なら、24時間いつでもどこからでも予約が可能なので、とても便利です。

譲渡の場合は基本的に2名で来店する

譲渡の名義変更の場合は、基本的に譲渡する側とされる側の契約者の2名で来店しましょう。

ただし、譲渡される側は必ず来店しなければなりません。委任状と本人確認書類をあらかじめ用意しておけば、譲渡する契約者は来店しなくてもOKです。

ソフトバンクの名義変更に関するQ&A

Q&A イメージ

ソフトバンクの名義変更に関するよくある質問をQ&Aにしました。わからないことがある場合は、まずはこちらのQ&Aを確認してみてください。

Q.名義変更をすると違約金は発生するの?

名義変更をしても違約金は発生しません。

違約金とは、例えば2年縛りのスマホのプランを契約したのに、2年未満で契約解除した場合などに発生するもの。名義変更の場合は解約したわけではないので、違約金は発生しません。

Q.名義変更した場合の利用料金の請求はどうなるの?

名義変更した月のスマホなどの利用料金は、日割り計算されて、変更前と変更後の契約者にそれぞれ請求されます。

その月の名義変更した日までの利用料金を変更前の契約者に、変更した日以降の利用料金は変更後の契約者に、それぞれ請求されるのです。

また、名義変更した際に発生する利用料金は、変更後の契約者から請求されます。

Q.名義変更後に料金プランは引き継がれるの?

料金プランなど、契約者の個人情報を除いたすべての情報が引き継がれます。

したがって、変更前の契約者が指定した料金プランが、そのまま変更後の契約者にも適用されることになりますので、前の契約者の料金プランやオプションを変えたい場合は、別途変更手続きを行ってください。

Q.未成年者への名義変更はできるの?

未成年者に名義変更はできますが、契約者を未成年者にする場合は親権者同意書が必要です。親権者同意書は、こちらからダウンロードできます。

親権者同意書とは、契約者となる未成年者の親権を持つ人が同意したことを示す書類ですので、親権者に記入してもらう必要があります。

もし、未成年者本人が勝手に記入して提出した場合など、親権者が以外の人が記入していると、手続きを受け付けることができません。

まとめ

この記事では、ソフトバンクの名義変更についてご説明してきました。ソフトバンクで名義変更を行う際には、ソフトバンクショップで手続きが行えます。

また、名義変更先の契約者がショップに来店する必要がありますので、注意しましょう。

スムーズに手続きが進められるよう、ここでご紹介した方法に従い、必要書類などをしっかりと準備したうえでソフトバンクショップに手続きをしに行けば、書類の漏れや手続きの不備などが起こることなく、手続きを終えることができます。

この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

迎 悟

迎 悟

三度の飯より携帯が好きすぎて、資格も仕事も投げだし20代のほとんどを携帯販売に費やした元携帯ショップ店員。家電量販店からキャリアショップ、併売店まで色々経験してきました。今は[kuropon.mobi]でブログを書きつつ、ライターとしてあちこちにて記事を執筆中。そうでないときは大体"夢の国"にいます。Twitter:@kuropon

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