povo(ポヴォ)とワイモバイルを徹底比較! どっちがおすすめ?

povo ワイモバイル 比較

auの新プランのpovo(ポヴォ)とソフトバンクのサブブランドであるワイモバイル、どっちに契約しようかと迷っている人もいることと思います。

そこで、本記事ではpovoとワイモバイルを「料金面」「対応エリアや通信速度」「サポート面」「端末ラインナップ/価格面」「キャンペーン面」から徹底比較してみました。

結論、povoはシンプルで分かりやすいプランがよい人におすすめで、ワイモバイルは家族割があるので家族でまとめて契約したい人におすすめです。

小川正人

監修者情報
小川正人(Ogawa Masato)

新聞社が推薦する通信サービスに精通したコンサルタント。QUANTA代表。スマホや格安SIM・ポケット型WiFi・光回線などの通信、モバイルサービスの専門家。大手家電量販店で販売員を行っていたが光回線やモバイルサービスの種類や料金体系の複雑さを痛感。「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いからlivedoorの通信サービスメディアサイト「livedoor Choice」に携わる。一時期は通信の実態を経験するために、光回線を3社、スマホキャリア、格安SIMを12社同時に契約していた。2019年には2019年度バリューコマースMVPを受賞。
監修者について(マイベストプロ)

povo(ポヴォ)とワイモバイルの【料金】を比較

povo(ポヴォ)とワイモバイルの【料金】を比較
povoとワイモバイルはどっちがおトク?

まずはpovoとワイモバイルの料金プランと通話オプションの料金を比較していきます。

povoの料金プラン

1GB 390円(7日間)
3GB 990円(30日間)
30GB 2,700円(30日間)
60GB 6,490円(90日間)
150GB 12,980円(180日間)

※価格はすべて税込

povoの料金プランは他キャリの新プランとは異なっており、月額料金は無く(0円)、有効期限のあるデータ容量を「トッピング」として買い切りで運用するイメージです。

データが余ってしまうと繰り越しはできないので注意が必要ですが、半年で150GBを上手く運用する、というやり方もできるので、ユーザーが自分の使い方に合わせてデータを購入できます。

また、24時間データ使い放題(330円)はahamoやLINEMOにはない特徴です。「買ったデータを使い切ってしまった…今日だけはデータを好きなだけ使いたい……」という場合に便利ですね。

かけ放題のトッピングオプションも2種類用意されているので、それぞれ用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。

ワイモバイルの料金プラン

シンプルS シンプルM シンプルL
基本料金 2,178円 3,278円 4,158円
GB数 3GB 15GB 25GB
家族割
or
おうち割 適用
990円 2,090円 2,970円

※価格はすべて税込

ワイモバイルの料金プランはシンプルS、M、Lの3つです。

ワイモバイルは家族割やおうち割があるのが特徴で、いずれかの割引を適用すると月額1,188円割引が適用されます(家族割とおうち割は併用不可)。

おうち割とは「SoftBank Air」または「SoftBank 光」とシンプルS/M/Lをセットで契約すると1,188円の割引が受けられる割引です。

家族割は2台目以降からが割引の対象になりますが、おうち割の場合は1台目から割引が受けられます。

もしデータ量を使い切ってしまった場合は、オートチャージ(快適モード)で自動的にGB数を増やしてくれるサービスがあります(0.5GB/550円)。

通話オプションを比較

かけ放題
povo オプションで別途料金が必要
ワイモバイル オプションで別途料金が必要

povoとワイモバイルでかけ放題を利用するには、オプションで別途料金が必要です。

povoのかけ放題オプションは以下の2種類です。

通話かけ放題 5分以内通話かけ放題
通話時間 24時間かけ放題 1回5分以内かけ放題
月額料金 1,650円 550円

※価格はすべて税込

ワイモバイルのかけ放題のオプションは以下の2種類です。

スーパーだれとでも定額 だれとでも定額
通話時間 24時間かけ放題 1回10分以内かけ放題
月額料金 1,870円 770円

※価格はすべて税込

24時間かけ放題のオプションは両者ともありますが、povoのかけ放題のほうが200円ほど安いです。

また、povoは5分以内のかけ放題に対して、ワイモバイルは10分以内のかけ放題になります。

5分以内の電話をよくする人ならpovo、10分以内の電話をよくする人ならワイモバイルのほうが使いやすいでしょう。

どっちが安い?料金シミュレーション

両者の料金プランと通話オプションをこれまで簡単に説明してきましたが、次はそれぞれどのような使い方をした場合にお得に使えるのか?について詳しく解説していきます。

シンプルS シンプルM シンプルL povo
基本料金 2,178円 3,278円 4,158円 2,700円
GB数 3GB 15GB 25GB 20GB
家族割
or
おうち割 適用
990円 2,090円 2,970円 家族割などの
割引はなし

※価格はすべて税込

家族割りやおうち割を適用しない料金のみで比較をすると、ワイモバイルよりもpovoのほうがお得に使えます。

ただし、シンプルSの場合は2,178円なのでpovoよりも安いです。そのため月々のデータを3GBまでしか利用しない人は、ワイモバイルのほうがお得に利用できます。

一方、家族割やおうち割りを適用した場合はシンプルLでも25GBで月額料金が2,970円です。

家族割は2台目以降から1,188円の割引が適用されますが、おうち割ならば1台目以降から割引が適用されるので家族割よりもおトクです。

povoは2,728円で20GBなので、25GB使いたいという人はワイモバイルのほうがお得に使えるでしょう。

おトクなラインナップ
対象機種一括1円〜

povo(ポヴォ)とワイモバイルの【対応エリア / 速度】を比較

料金プランの次に気になるのが、通信に関わる対応エリアや通信速度かと思います。この章では両者の対応エリアと通信について解説していきます。

povo(ポヴォ)エリア
au回線の対応エリア

ピンクのエリアが5Gエリアです。au回線は4GLTEの周波数にNP規格を適用して5Gに利用することで5Gエリアを拡大しています。

色で覆われていない箇所が対応エリアではない地域になります。

ワイモバイル エリア
ワイモバイルの回線エリア

こちらも濃いピンクのエリアが5G対応エリアです。薄いピンクの箇所は5Gエリアになりますが通信速度は4G又は4G LTEと同等のエリアになります。

色で覆われていない箇所が対応エリアではない地域になります。

首都圏付近のauとワイモバイルの回線エリアを見比べて見ましたが、大きな違いはないように見えます。いずれも山間部は対応エリアでない箇所がありますね。

一部地域のよっては誤差があるため、自分の地域が対応エリアになっているかどうかを確認しみましょう。

また5Gエリアに関しても両者大差がないので、まだまだどちらも5Gは普及途中であるのが分かります。

このように、対応エリアや5G対応状況はそこまで変わらないのですが、通信速度には違いがあります。

回線に関してはpovoはauの自社回線と同じで、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとして特殊な通信方式で通信しています。

ワイモバイルは他の格安SIMの会社と比べると通信速度は速くなりますが、大手キャリアの通信速度よりは遅くなるでしょう。

そのため通信速度を重視するのならpovoを利用するのがおすすめです。

データ容量超過時の速度制限はpovoは1Mbps、ワイモバイルはシンプルM・Lは1Mbpsですが、シンプルSの場合は300kbpsです。

300kbpsでも、WEBサイトやSNSの閲覧くらいなら充分に使えます。

povo(ポヴォ)とワイモバイルの【サポート】を比較

povoとワイモバイルではサポート面で以下のように大きな違いがあります。

・povo:オンラインのみ対応
・ワイモバイル:店舗でサポートが受けられる

povoはオンラインのみのサポートになるので、オンラインでの契約手続に不安がいる人には不向きです。オンラインの契約に慣れていて、契約を簡潔に進めたい人には向いています。

オンラインしかサポートが受けられない分、povoは月額2,728円、20GBというコスパのよいプランを実現しています。

一方、ワイモバイルは全国各地に対応店舗が4,000店舗もあるので、対面でのサポートを受けたい人におすすめできます。

対面だけではなくオンラインの受付も充実しているので、全体的なサポート面もワイモバイルのほうが手厚いですね。

povo(ポヴォ)とワイモバイルの【端末ラインナップ】を比較

端末のラインナップですが2021年5月現在ではpovoはセット端末販売がない状況です。そのため本章ではワイモバイルの端末ラインナップをiPhone、android別に紹介します。

ワイモバイルで購入できるiPhoneは以下のとおりです。

ワイモバイルで購入できる端末 料金 オンラインでの割引適用後料金
iPhone 12 110,880円~ 92,880円~
iPhone 12 mini 96,480円~ 78,480円~
iPhone SE(第二世代) 57,600円~ 39,600円~

※価格はすべて税込

iPhone12も販売しているので、最新のiPhoneとセットでワイモバイルの契約をしたいという人におすすめです。

また、iPhone 11 Proと同等のチップを搭載しながら、価格を抑えたiPhone SE(第二世代)も販売しています。

ワイモバイルで購入できるandroid端末は以下のとおりです。

ワイモバイルで購入できる端末 料金 割引適用後料金
Libero 5G 25,920円 7,920円
Android One S8 25,920円 4,320円
OPPO Reno3 A 26,640円 8,640円
かんたんスマホ2 31,680円 13,680円
Xperia 10 II 46,800円 28,800円
Android One S7 26,640円 12,240円
Android One S6 23,760円 2,160円
Xperia 8 36,000円 14,400円
Android One X5 54,000円 36,720円

※価格はすべて税込

このラインナップで特徴的なのがAndroidOSと親和性の高い端末を独自開発したシリーズ「Android One」が販売していることです。これらのシリーズは現在、ワイモバイル・ソフトバンクのみで販売している端末なので注目です。

他にも5Gに対応している「Libero5G」や有機ELとトリプルレンズカメラを搭載している「Xperia 10II」といった端末があります。

おトクなラインナップ
対象機種一括1円〜

まとめ:それぞれどういう人におすすめ?

これまでpovoとワイモバイルを比較してきましたが、povoに向いている人は以下のとおりです。

■povoがおすすめな人

・割引のないシンプルなプランがいい人
・通信速度が速いほうがいい人
・店舗でのサポートがいらない人
・かけ放題は5分以内がいい人

povoは割引のないシンプルなプランだからこそ、月額2,728円で20GBという格安のプランを実現させています。そのためシンプルなプランが分かりやすくて使いやすい人におすすめです。

また通話オプションには5分以内かけ放題のオプションがあるので、5分以内の通話の頻度が高い人にぴったりなプランです。

通信速度に関していうと、大手回線(au回線)をそのまま利用しているので、ワイモバイルと比べると通信速度が速いので、通信速度を求める人はpovoのほうが向いています。

一方、povoは料金が安い分、店舗でのサポートが受けられないため、対面でのサポートを受けたい人はワイモバイルが向いています。

ワイモバイルに向いている人は以下の通りです。

■ワイモバイルがおすすめな人

・家族でまとめて契約する人
・SoftBank Airもしくは、SoftBank 光を利用する人
・3GBまでしか利用しない人
・3GB、15GB、25GBと決まったGB数を使っている人
・店頭でのサポートを受けたい人

ワイモバイルは家族でまとめて契約すると、家族割で2台目以降であれば1,188円の割引が適用されます。家族でまとめて契約したいならワイモバイルがおすすめですね。

ソフトバンクAirやソフトバンク光を利用する人は、おうち割の1,188円の割引が1台目から適用されます(家族割とは併用不可)。

また3GBまでしか利用しない人は月額2,178円のシングルプランSで済むので、povoの月額料金よりもおトクになります。

ワイモバイルのプランでは3GB、15GB、25GBとGB数が決まっているので、これらのGB数を決まって使いたい人はワイモバイルのプランは使いやすいです。

ワイモバイルはpovoと違い店頭でのサポートが受けられるので、店舗でのサポートを受けたい人はワイモバイルの契約を検討してみましょう。

おトクなラインナップ
対象機種一括1円〜

ワイモバイル公式オンラインストアで開催中のキャンペーン

開催中のキャンペーン

ワイモバイルには公式オンラインストアが2種類あります。

プランなどのサービスは同じですがキャンペーン内容が異なるので、希望の特典に合わせて選んでください。

★ワイモバイルのトピックス

  • ワイモバ親子割 申し込み受付中!
    2024年5月31日まで
    シンプル2 M/Lが13か月間1,100円引き(シンプル2 M/L間のプラン変更も対象)
    5歳~18歳の学生とその家族も適用OK
  • iPhone 13取扱開始!
    機種変更 最大21,600円割引!
    ソフトバンクグループ以外からの乗り換え 最大18,000円割引!

★公式オンラインストア

  • ワイモバイルオンラインストア おトクなラインアップ
  • タイムセール
  • SIMのみでPayPayポイント最大15,000円相当還元
  • 機種変更の機種代割引

★公式オンラインストア ヤフー店

  • 新どこでももらえる特典
  • SIMのみでPayPayポイント最大23,000円相当還元
  • おトクな特価スマホ

この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

wataru

わたる

Android溺愛ライター

プロフィール

埼玉県川越市在住のWebライター。元々小説家になりたかったこともあり、文章を書くのが好きだったので、WEBライターを始めました。2018年頃から様々なメディアで執筆しています。

スマホ関連のメディアでは80記事以上執筆した実績があります。スマホサービスの複雑なところを、的確に分かりやすくまとめるのが得意です。

iPhoneよりもAndroidが好きで、長年Androidを使っています。特にAqousシリーズが好きで愛用しています。ただ最近はiPhoneにも目移りしそうです。

プライベートではウクレレを弾くのが好きです。地元のライブハウスに出演するのを目標としています。

得意カテゴリー

格安SIM・ドコモ全般・スマホ決済・節約・税金

メディア実績

【Webメディア】

  • SIMCHANGE
  • bitwave
  • しむぐらし

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