楽天モバイルがKDDIローミングの方針を改めて告知、カバーに時間を要するエリアは10月以降も継続

楽天モバイルがKDDIローミングの方針を改めて告知、カバーに時間を要するエリアは10月以降も継続

楽天モバイルは2026年9月5日、KDDI(au)回線のローミングについて「【重要】ローミングエリアに関してのお知らせ」を公式サイトに掲載した。楽天回線でカバーに時間を要するエリアは10月以降もローミングを継続し、十分カバーできているエリアは縮小していくという内容で、8月12日に企業サイトで出したプレスリリース「ローミングに関して」と同じ方針を、契約者向けのお知らせとして改めて示したものだ。具体的な地域や時期の記載はなく、KDDIとは「詰めの協議」を行っているという。

  • 楽天モバイルがカバーに時間を要するエリアは、10月以降もローミングを継続
  • 楽天モバイルが十分カバーできているエリアは、ローミングを縮小していく
  • KDDIとは現在も協議中で、対象地域・時期は公表されていない
  • 両社のローミング協定は、2023年5月の発表で「提供期間を2026年9月まで延長」とされていた
  • パートナー回線(au回線)のエリアは、公式の「パートナー回線エリアマップ」で確認できる

公式が示したのは「継続」と「縮小」の2つの方針

9月5日の告知は「お客様各位」で始まる6段落の短い文書で、ローミングの方針を2文で示している。

楽天モバイル公式サイトの「【重要】ローミングエリアに関してのお知らせ」(2026年9月5日)。ローミング契約についてはKDDIと現在も詰めの協議を行っており、楽天モバイルがカバーに時間を要するエリアに関しては10月以降もローミングを継続し、一方、楽天モバイルが十分カバーできているエリアはローミングを縮小していく、と書かれている
楽天モバイル公式サイトより(2026年9月7日時点)

原文は「楽天モバイルがカバーに時間を要するエリアに関しては、10月以降もローミングを継続します。一方、楽天モバイルが十分カバーできているエリアはローミングを縮小していきます」。ローミングそのものを一律にやめるという書き方ではなく、エリアごとに扱いを分けるという内容だ。前段では「全国各地でお客様に安定して携帯電話サービスをご利用いただけるよう、楽天回線のエリア拡大およびネットワーク品質の向上に継続して取り組んでおります」としている。

8月12日のプレスリリースと同じ文面、協定の期限は「2026年9月まで」だった

この2文は、楽天モバイルが8月12日に企業サイトのプレスリリース「ローミングに関して」で出した文面とほぼ同じだ。8月のリリースも「KDDI様とは現在も、詰めの協議を行なっています」「楽天モバイルがカバーに時間を要するエリアに関しては、ローミングは10月以降も継続します」と書いており、9月5日の告知は、企業向けのリリースを契約者が見る「お知らせ」の欄に改めて載せた形になる。

「10月以降」が焦点になっているのは、協定の期限がそこにあるからだ。KDDIと楽天モバイルは2023年5月11日に「新たなローミング協定の締結について」を発表し、協定を「2023年6月から開始」し「提供期間を2026年9月まで延長」するとしていた。このとき東京23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街も新たに対象に加わっている。期限の2026年9月を越えてどうなるかに対する楽天モバイル側の答えが、8月と9月の2回の告知だ。対象地域と時期は、どちらの文書にも書かれていない。

自分の生活圏がパートナー回線エリアかは公式マップで確認できる

楽天モバイルでは、au回線によるローミング接続を「パートナー回線」と呼ぶ。通信エリアページには「パートナー回線エリア内ではau回線によるローミング接続がご利用いただけます」とあり、パートナー回線のエリアは専用の「パートナー回線エリアマップ」で確認する案内になっている。同じページには「ローミングサービスの提供エリアの変更が決まり次第、順次更新します」との注記もあり、変更が決まればここに反映される。

KDDI側が公開している「楽天モバイル向けローミングサービス提供エリア」のページは、2026年9月7日時点で「2026年6月1日更新」のままで、変更の記載はない。今回の告知で扱いが分かれるのは「楽天回線でカバーに時間を要するエリア」と「十分カバーできているエリア」なので、自分がよく使う場所が楽天回線エリアの中か、パートナー回線エリアかを先に見ておくと、続報が出たときに影響を判断しやすい。

解説・コメント

2023年の協定は「2026年9月まで」で、その先は白紙だった。それに対して楽天モバイルが公式に書いたのは、「10月以降も継続する」エリアがあることと、縮小の対象は「楽天モバイルが十分カバーできているエリア」だということの2点だ。縮小の対象が楽天回線で十分カバーされているエリアである以上、公式の論理では、そのエリアの利用者は楽天回線で通信を続けることになる。8月のリリースと9月のお知らせで文面がほぼ同じなのは、1カ月たっても協議の結論がまだ出ていないことの裏返しでもある。

読者がいま確認しておきたいのは、自宅・職場・通勤経路が楽天回線エリアかパートナー回線エリアかという1点に絞られる。地域や時期は公式が「協議中」としている段階なので、現時点で「どこが使えなくなる」と決めつける材料はない。楽天モバイルは「変更が決まり次第、順次更新します」と明記しているため、続報はエリアマップと公式のお知らせで追うのが確実だ。

参考・出典

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

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