ワイモバイルとソフトバンクの違いは?料金やプランを比較してみた

書いた人: Jetstream

カテゴリ: ワイモバイル

ワイモバイル ソフトバンク

「Y!mobile(ワイモバイル)」はソフトバンクのサブブランドという位置づけの通信キャリア。

ドコモ・au・ソフトバンク回線の一部を借りてサービスを展開している格安SIMと違って、高品質なソフトバンクの回線をそのまま利用できるのが大きな特徴です。

今回はそんなワイモバイルが、ソフトバンクと比べていかに安くなるのかを、各料金プランの運用シミュレーションで比較し、それぞれの違いを徹底的に掘り下げていきたいと思います。

目次

ワイモバイルとソフトバンクの違い

ワイモバイル ソフトバンク ロゴ

ワイモバイルは、ソフトバンク株式会社に合併された後に、ソフトバンクのサブキャリアとしての位置づけ通信サービスを展開しています。

「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」など、現在のソフトバンクは大容量のデータ通信がついたプランが主流になっています。

一方、ワイモバイルではS/M/Rの3種類のデータ容量に分かれたスマホベーシックプランが主流になっており、自分の好みに合わせて選択できるようになっています。

料金が安価とはいえソフトバンクの高品質な回線をフルに利用できるのが、ワイモバイルの最大の特徴。

格安スマホ・SIMを選ぶなら、ワイモバイル

また、ワイモバイルは一般的な格安SIMとは違って、混雑しやすい時間帯でも安定した速度を期待することができます。

そのためサービス開始以来、スマートフォン料金満足度の上位に毎年ランクインするほど、ワイモバイルはユーザーからの指示を集めています。

ワイモバイルの店舗型のケータイショップ

なお、ドコモ・au・ソフトバンクと同じく、店舗型の公式ショップを日本全国に展開しているのも他の格安SIMサービスとワイモバイルの大きな違い。大手キャリア並の充実したサポート体制もワイモバイルの魅力の1つです。

2016年には、それまでGoogleが海外で展開していた安価なピュアAndroidスマートフォンブランド「Android One」の国内第1号機種となるシャープ製「507SH」がワイモバイルを通して発売されました。

ワイモバイルは単なるソフトバンクのサブブランドというわけではなく、独自のスマートフォンやサービスを展開する、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天に次ぐ第5のケータイキャリアと言っても過言ではない存在になりつつあります。

ワイモバイルとソフトバンクのプラン

格安スマホ・SIMを選ぶなら、ワイモバイル

ワイモバイルとソフトバンクの料金比較の前に、まずはワイモバイルとソフトバンクのスマートフォン向けプランを詳しくチェックしていきましょう。

ちなみに、ワイモバイル・ソフトバンクの両者ともにデータ通信のみのUSIM単体契約も行うことができますが、今回はあくまでも音声通話を含めたスマートフォン向けプランで比較します。

ソフトバンクの料金プラン

ソフトバンクは2019年9月13日に発表した新料金プランと同時に、これまで実施してきた2年縛りを廃止しました。よって、どのプランを契約しても違約金無料で解約できる点が他キャリアにはない大きな特徴です。

現在ソフトバンクでは、YouTubeやTwitterなどのSNSが使い放題(カウントフリー)かつ、月間50GBという超大容量プランのメリハリプランと、1~50GBまでの従量課金制プランミニフィットプラン、ガラケーからスマホへ乗り換える人向けのスマホデビュープランからお好きなプランを選択できます。

■料金プラン(税抜)

メリハリプラン 6,480円※1
ミニフィットプラン 2,980~6,480円※2
スマホデビュープラン 980円※3

※1:通話オプション・おうち割 光セット・みんな家族割+なし / 半年おトク割適用時
※2:通話オプション・おうち割 光セットなし / 半年おトク割適用時
※3:準定額オプション+・1年おトク割・小容量割適用時

ソフトバンクの料金プランは「基本プラン(音声/データ)」と「データプラン」の合計で基本料金が確定する仕組みとなっています。ただし、「基本プラン(音声/データ)」の中には通話定額が含まれていないので、長時間の電話を頻繁に行う人は、下記のように別料金のオプションへ申し込んだ方がお得です。

■通話オプション

準定額オプション+
1回5分以内の国内通話が無料
800円
定額オプション+
24時間いつでも国内通話が無料
1,800円

「メリハリプラン」「ミニモンスター」は、それぞれ新規契約または機種変更での申し込みで「半年おトク割」が適用されるので1,000円×6ヵ月間の割引が、「スマホデビュープラン」は「1年おトク割」が適用されるので1,000円×12ヵ月間の割引が受けられます。

「メリハリプラン」は大容量50GBに加えて、対象の動画・SNSサービスを“データ消費0”で使えるヘビーユーザー向けプラン。容量を気にせずにネットを使い倒したい人にはおすすめですが、月間50GBは普通の使い方では使い切れないレベル。ちょうどいいと感じられるかは、疑問が残ります。

一方の「ミニフィットプラン」は使ったデータ容量に応じて料金が加算される従量課金型プラン。毎月の使用データ量にムラがある人にはおすすめできますが、2GBを超過した時点で「メリハリプラン」と同じ月額料金まで料金が跳ね上がります。普段ほとんどネットを使わないという人ならいいのかもしれませんが、何かの拍子にデータを使いすぎてしまったときが怖いですね。

以前は「データ定額ミニ●GB」のように、自身が使いたい容量をピンポイントで選択することができたのですが、現在のソフトバンクのデータプランは“ちょうどいい容量”が選びにくいのが最大のネックになっています。

ワイモバイルの料金プラン

一方でワイモバイルは、基本プランに音声通話と定額データが内包されたパック仕様の基本使用料となっていて、その仕様とラインアップはとてもシンプル。ウェブ使用料も基本使用料に内包されています。

また、基本使用料の中に、10分以内の国内通話が回数無制限で無料となる「10分かけ放題」まで内包。さらに通話頻度が多い人向けには、国内通話を時間と回数無制限で利用できるようなる通話定額オプションの「スーパーだれとでも定額」が用意されています。

ワイモバイルの料金プラン
1,480円からスマホが使える「スマホベーシックプラン」

基本使用料(税抜)

スマホベーシックプランS
(3GB→4GB)
2,680円
スマホベーシックプランM
(9GB→12GB)
3,680円
スマホベーシックプランR
(14GB→17GB)
4,680円

ワイモバイルの基本料金は、S/M/Rの3種類とかなりシンプル

大容量プランこそ用意されていませんが、データ容量が最大3GB追加される「データ増量オプション(500円)」が1年間無料で適用されます。中でもスマホプランRなら毎月17GBまでデータ通信を利用できるので、よほどのヘビーユーザーでない限り十分ではないでしょうか。

このほか、ワイモバイルでは契約翌月から毎月700円の割引を6ヶ月受けられる「新規割」も用意されています。つまり1年目は合計4,200円の割引が受けられるということです

通話定額

10分かけ放題 0円 ※基本使用料に内包
スーパーだれとでも定額
24時間国内通話かけ放題
1,000円

先に述べた通り、ワイモバイルの基本使用料には「10分かけ放題」が内包されています。ソフトバンクで5分以内のかけ放題オプションをつけると500円かかることを考えるとかなりお得な内容だといえるでしょう。

また、24時間国内通話かけ放題のオプション料金も1,000円とソフトバンクより安価です。あくまでもオプションなので、気軽にスーパーだれとでも定額オプションを解約したり再契約することができるのもうれしいポイント。

【料金比較】ワイモバイルとソフトバンクをそれぞれ2年運用した場合

ワイモバイル 料金シミュレーション

それではいよいよワイモバイルとソフトバンクの料金比較です。今回はワイモバイルの3種類の基本使用料に、比較的サービス内容が似ているソフトバンクのプランをチョイスして比較をしてみたいと思います。

それぞれの2年契約での運用料金で比較していきます。ワイモバイルは10分かけ放題が基本料金にコミコミになっているので、ソフトバンクでは5分かけ放題の「準定額オプション(月500円)」を申し込んだ状態で考慮します。

また、ワイモバイルのプランについては「データ増量無料キャンペーン2」と「新規割」を適用。ソフトバンクのプランについては「1年おトク割」を適用した状態でシュミーションします。

ワイモバイル スマホベーシックプランS(3GB→4GB)※2GBまで使用

ワイモバイル ソフトバンク
スマホベーシックプランS
+新規割
ミニフィットプラン(2GB)
+ 準定額オプション+半年おトク割
2,680円×24 -700円×6
=
60,120円
(5,980円+800円)×24 -1,000円×6
=
156,720円

ワイモバイルで一番安価なプランとの料金比較で、2GB以内のデータ使用量だった場合を想定しています。

ソフトバンクでは従量課金型の「ミニフィットプラン」を利用していますが、正直2GBのデータ容量に対して月額5,980円は割高に感じます。また、2GBを超えてしまうと一気に料金が1,500円跳ね上がるので注意が必要になります。

価格差は2年間で驚愕の96,600円となりました。

ミニマムなプランでこれだけの差が出てしまうのは、ちょっと異常な状態。いかにソフトバンクのプランが大容量に特化しているかがお分かりいただけるかと思います。

ワイモバイル スマホベーシックプランS(3GB→4GB)※3GBまで使用

ワイモバイル ソフトバンク
スマホベーシックプランS
+新規割
メリハリプラン(50GB)
+ 準定額オプション+半年おトク割
2,680円×24 -700円×6
=
60,120円
(7,480円+800円)×24 -1,000円×6
=
192,720円

今度はワイモバイルのスマホプランSで上限の3GBまで使用した状態と比較してみました。

ソフトバンクの場合、2GBを超えてしまうと50GBの「メリハリプラン」と「ミニフィットプラン」の料金差が無くなるので非常にアンバランスになっています。ちょうどいいプランが無いことが理由で、ワイモバイルよりもソフトバンクの方がはるかに高くつくという結果になりました。

価格差は2年間で驚愕の132,600円

これまでの結果を見ると、ソフトバンクは少ないデータ通信料で利用するには非常に不向きと割り切ってしまったほうが良さそうです。

ワイモバイル スマホベーシックプランM(9GB→12GB)

ワイモバイル ソフトバンク
スマホベーシックプランM
+新規割
メリハリプラン(50GB)
+ 準定額オプション+半年おトク割
3,680円×24 -700円×6
=
84,120円
(7,480円+800円)×24 -1,000円×6
=
192,720円

ワイモバイルはスマホベーシックプランSからMになることで使用できるデータ容量が3GB→9GBに増量し、月額料金も1,000円上がっています。一方で、ソフトバンクは2GB以上は50GBまで料金が同じなので、先ほどの比較と料金に変化がありません。

この場合の価格差は2年間で108,600円という結果に。ソフトバンクでは最適なプランが無く、相変わらずデータ容量を無駄にしている状態ですが少し価格差はつまってきました。

しかし、スマホベーシックプランS/Mまでの比較ではワイモバイルはソフトバンクの半額以下の料金に収まっています。

ワイモバイル スマホベーシックプランR(14GB→17GB)

ワイモバイル ソフトバンク
スマホベーシックプランR
+新規割
メリハリプラン(50GB)
+ 準定額オプション+半年おトク割
4,680円×24 -700円×6
=
108,120円
(7,480円+800円)×24 -1,000円×6
=
192,720円

ワイモバイルで最大容量のスマホベーシックプランRと比較してみました。ソフトバンクの場合は、ここでも料金が変わらずなので「データ容量の差と金額の差が見合うのか」という部分に焦点を当てて考えたいと思います。

ワイモバイルとソフトバンクのデータ容量の差は33GB。対して、価格差は2年間で84,600円となりました。

これまでの比較よりは差が縮まりましたし、月間の容量差が33GBもあることを考えると今回の比較の中ではもっとも均衡しているといえると思います。

ただし、あとは「そこまでの大容量を使い切れるのか」という問題に。かなりのヘビーユーザーであれば迷わずソフトバンクをおすすめしますが、そこまでの容量はさずがに必要ないという人はワイモバイルを選択したほうが懸命でしょう。

ワイモバイルとソフトバンクの料金比較を見ていただいた通り、すべてのプランにおいて、2年間の運用コストはワイモバイルの方が圧倒的に安価ということがわかりました。

大きな原因は2018年に行われたソフトバンクのプラン変更。ソフトバンクではヘビーユーザー向けの大容量プランを展開し、サブブランドのワイモバイルではミニマムで使いやすいプランを提供するようにソフトバンクでの両者のブランドの使い分けが顕著になってきたという印象を強く受けます。

「とにかく携帯代を安くしたい」「運用コストを減らして他のことにお金を使いたい」など、料金を安くすることを主目的にしているなら迷わずワイモバイルを選ぶべきでしょう。

ワイモバイルの魅力と乗り換えるメリット

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えることによって大幅に運用料金を節約できるのでそれだけでも大きなメリットなのですが、さらにお得なメリットとして、ワイモバイルでもソフトバンクと同じく、ヤフー・プレミアム会員の特典をフルに利用できる点があります

つまり、これまでソフトバンクを契約してヤフー・プレミアム会員の特典を利用していた方は、ワイモバイルの乗り換えて運用料金を節約したとしても、そのままヤフー・プレミアム会員の特典を利用できるわけです。

ヤフー・プレミアム会員の特典

そもそもソフトバンクの良質な回線をワイモバイルでもそのまま利用できるので、通信速度の低下なども気にすることなく、より安価にお得に利用できるというのはかなりのメリットですよね。

ワイモバイルはソフトバンクのように最新のiPhoneはラインアップされていないものの、GoogleスマートフォンのAndroid Oneスマートフォンはラインアップされているので、そういった部分でもメリットや魅力は多数です。

Android One

またワイモバイルは実はSIMだけの契約も可能なので、SIMフリーのiPhoneやSIMロックを解除したiPhoneにワイモバイルのSIMを挿して安価に運用することなんかも可能。

このほか最近ではHuaweiやASUSのSIMフリースマートフォンの一部機種がワイモバイルの高音質通話「VoLTE」に対応し始めるなど、ワイモバイルのSIMをSIMフリースマートフォンで運用するための環境も良くなってきています。

ワイモバイル、本当にオススメです。

そんなワイモバイルに、他のケータイキャリアから乗り換えを検討されている方は、ぜひ以下の関連記事も参考にしてみてください。

まとめ:自分にピッタリのプランで安くスマホを使いたいならワイモバイル!

今回はワイモバイルとソフトバンクの料金比較を行い、ワイモバイルに乗り換えた場合に実際どの程度の安くなるのかをご紹介させていただきました。最大のポイントは、現在ソフトバンクのプランの選択の幅が非常に狭いこと。ワイモバイルの方が自分にピッタリのプランを見つけやすいので、無駄なく安くスマホを運用することができるでしょう。

このほか時期によってはキャッシュバックキャンペーンなどの行われているので、良質な回線をできるだけ安価に、そしてお得に運用したいと思われている方は、ワイモバイルへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

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国内外のガジェット情報や、移住して住んでいる沖縄での出来事を発信する個人ブログ「Jetstream BLOG」を運営している石井です。Twitter:@j_jetstream

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