スマホの買い替え周期の平均は◯年!買い替え検討のおすすめのタイミングや安く機種変更する方法を解説!

スマホ 買い替え

突然ですが、今使っているスマホを何年くらい使用していますか?

「そろそろ新しいスマホに機種変更したいな」と思いながらも買い替えするタイミングが分からず、そのまま使っている人も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、スマホにはベストな買い替え時期・機種変更に最適なタイミングが存在します。

スマホは買い替え時期が少しずれるだけで購入価格が大きく変わってしまうので、適切なタイミングで買い替え・機種変更することが、お得にスマホを運用するための重要なコツです。

そこで本記事では、スマホの買い替えをおすすめできるタイミングや、買い替える前にやることなどを詳しく解説します。

安く・お得に新しい端末を購入して、快適なスマホ生活を過ごしましょう!

買い替え目安 買い替え時期 スマホ選びのポイント

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那須ひろあき

監修者情報
那須 ひろあき(Hiroaki Nasu)

新聞社が推薦する通信契約のスペシャリスト。通信回線の営業やコールセンター責任者を経て独立 通信回線コンサルタントやマンション設備管理を行う。これまで3万人以上の方へ通信回線の提案を実施し 2021年に中央省庁のスマホ乗換え相談のモデル事業を運営 国内に100以上ある通信サービスに精通し 現在は株式会社ALL CONNECTと業務提携を結んでいる。
監修者について(マイベストプロ)

スマホは何年で買い替えるのがおすすめ?

スマホは何年で買い替えるのがおすすめ?

内閣府が令和5年3月に調査した「消費動向調査※1」の資料によると、現在日本では一般的にスマホの買い替えが平均4年4ヶ月で行われていることが分かります。

そのため「スマホは何年ごとに買い替えればいいのか分からない」という人は、4年4ヶ月を目安に買い替えや機種変更を検討するのがおすすめです。

※1:消費動向調査(令和5年3月実施)|内閣府

スマホの寿命は何年?

スマホの寿命は機種や使い方によって異なるものの、おおよそ3〜4年です。

バッテリーの劣化によってスマホが使えなくなることはありませんが、バッテリーが劣化するとスマホが急にフリーズしたり電源が落ちたりといった不具合が出てきてしまいます。

スマホのバッテリーで使用されているリチウムイオン電池の容量は、300回の充電で70~80%、500回の充電で50~70%まで劣化すると言われているので、1日に複数回の充電を繰り返す人は、バッテリーの寿命を踏まえて2~3年がスマホの寿命といえるでしょう。

どのような理由でスマホを買い替えている?

内閣府が令和5年3月に調査した「消費動向調査※1」の資料によると、スマホの買い替え理由の1位は「故障」です。

■スマホの買い替え理由

故障 38.7%
上位品目への移行 30.6%
その他 30.7%

多くの方がスマホは故障するまで使い続けているという背景があるため、スマホの買い換え時期はスマホの平均寿命に近い4年4ヶ月となっています。

※1:消費動向調査(令和5年3月実施)|内閣府

 上位機種に買い替える人も多い

上位機種を購入するためにスマホを買い替える人も多く存在します。

スマホの買い替え理由は「故障」が最多でしたが、次に多い理由は「上位品目への移行」でした。

これには以下の理由が考えられます。

  • iPhoneのOSアップデートのサポートが6~7年で終了する
  • キャリアの端末購入プログラムが2~4年で終了する

直近iPhoneのサポート終了機種と発売時期を比較したところ、約6〜7年程度はアップデートに夜サポートが行われていました。

▼ iPhoneのアップデートのサポート年数

機種名 発売日 サポート終了時期
iPhone 11シリーズ 2019年 最新OSもサポート
iPhone Xs/Xs Max 2018年 最新OSもサポート
iPhone X 2017年 2023年
iPhone 8シリーズ 2017年 2023年
iPhone 7シリーズ 2016年 2023年
iPhone SE(第1世代) 2016年 2022年
iPhone 6シリーズ 2015年 2022年

※参考元:Appleのセキュリティアップデートと緊急セキュリティ対応

iPhoneはiOSのアップデートができなくなるとセキュリティが弱体化したり、新機能が使用できなくなったりするため、サポートが終了する段階でサポート対象の上位機種へ買い替える方が多いです。

またドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルといった大手キャリアでは、購入したスマホを2〜4年以内に返却すると、返却後の端末代が支払い不要になる「端末購入プログラム」も実施しています。

端末購入プログラムを利用してキャリアスマホを購入した人は、端末代をお得にするため2~4年で機種変更をする人が多いので、上位機種への買い替えがスマホの買い替え理由になる人も多いです。

スマホの買い替えがおすすめのタイミング

スマホの買い替えがおすすめのタイミング

スマホの状態や契約状況が以下の状況に当てはまる場合は、スマホの買い換えがおすすめです。

■スマホの買い替えがおすすめのタイミング

※クリックすると該当箇所に移動します

ひとつずつ詳しく解説していきましょう。

バッテリー持ちが悪くなった

今使っているスマホのバッテリー持ちが悪くなったと感じたら、スマホの買い替えを検討しましょう。

「スマホの寿命は何年?」の項目でも解説したとおり、スマホに内蔵されているバッテリーは300回の充電で70〜80%、500回の充電で50〜70%まで劣化します。

バッテリーの最大容量が減少すると1回の充電で使える時間も短くなるので、古い機種を使い続けている人の中には「モバイルバッテリーを併用して持ち歩いてる」「昼過ぎには充電がなくなってしまう」といった方も多いはずです。

端末の利用状況などにもよって変わってきますが、スマホのバッテリーの寿命は約2〜3年と言われています。

そのため、スマホを2年以上利用していてバッテリー持ちが悪くなったと感じている人は、買い替えを検討してみましょう。

アプリの起動や動作が遅くなった

アプリの起動や動作が遅くなったと感じたら、スマホを買い替えるタイミングかもしれません。

2〜3年前に購入したスマホを利用している人は、購入した当時よりも「読み込みに時間がかかる」「アプリが落ちる」といった現象が起きることが増えた方もいるのではないでしょうか?

このような状況が頻発する場合は、大きく以下2つの原因が考えられます。

■ 動作が遅くなる原因

  • 求められる性能にスマホのスペックが追いつかなくなった
  • アプリのアップデートや撮影した写真で容量が圧迫されている

読み込みに時間がかかったり、アプリが開かなかったりする日々が続くのはストレスにも繋がるので、これらの状態が見られたら買い替えを検討するといいでしょう。

使いたいアプリや機能に対応しなくなった

使いたいアプリや機能が自分のスマホでは利用できない時も、スマホの買い替えを検討するタイミングです。

例えば、PayPayを利用するためにはAndroidのOSは7.0以上、iPhoneのiOSは13.0以上が条件となっています。

しかし、iPhone 6/6 Plusのように古い機種の場合、iOSのバージョンアップは12.5.4までとなっているため、PayPayを使うことはできません

また指紋でロックを解除したい人は指紋認証対応スマホが必要であり、動画撮影が常にブレてしまう人はカメラに手振れ補正機能が付いたスマホを使うのがおすすめです。

このように、使いたいアプリや機能がお使いのスマホで利用できない場合は、アプリや機能を満足に利用できるスマホへ買い替えるのがいいでしょう。

不具合や故障が発生した

現在利用しているスマホになんらかの不具合や故障が発生した際は、買い替えを検討しましょう。

スマホはバッテリーの消耗具合や端末の劣化などにより、購入から3〜4年経つと以下のような不具合や故障が起きやすくなります。

■ スマホの不具合・故障

  • 急に電源が落ちる
  • 画面がフリーズする
  • カメラが起動しない
  • 音が出ない
  • 充電ができない
  • 充電の減りが早くなる
  • バッテリーが熱くなる

このような症状が頻発すると快適にスマホが使えないので、スマホに不具合や故障が発生している場合も買い替えがおすすめです。

アップデートやサポートが終了した

スマホのアップデートやサポート期間が終了した場合も、買い替えの目安と言えます。

機種によって異なりますが、アップデートやサポート期間の目安はAndroidが約2〜4年、iPhoneが約6〜7年です。

ただし、最近のAndroidスマホについては、ミドルレンジ〜ハイエンドモデルを中心に3年のOSアップデート、最長5年のセキュリティアップデートを受けられる機種も増えてきています。

機種のアップデートには新機能の追加だけでなく、不具合やセキュリティ上の改善も含まれているので、アップデートやサポート期間が切れた場合は早めにサポート対象機種に買い替えましょう。

こちらもチェック!

お得にスマホを買えるキャンペーンが始まった

スマホは機種代金がお得になるキャンペーンを利用すると、通常より数万円も安い金額で購入できる場合があります。

そのためスマホを買い替えるのであれば、お得にスマホを購入できるキャンペーンが充実しているタイミングがおすすめです。

お得にスマホを購入できるキャンペーンは、1年を通しておおよそ以下のタイミングで実施されています。

イベント オススメ度
3月 年度末/決算期・学割 ★★★★★
4月 学割 ★★★★★
5月 ★★★☆☆
6月 夏のボーナス(夏商戦) ★★★☆☆
7月 夏のボーナス(夏商戦) ★★★★☆
8月 ★★☆☆☆
9月 新型iPhone発売 ★★★★☆
10月 ★★☆☆☆
11月 ★★☆☆☆
12月 冬のボーナス(年末商戦) ★★★★☆
1月 初売り ★★★★☆
2月 ★★☆☆☆

上の表からもわかるように、1年間でスマホのキャンペーンがもっとも盛り上がるのは新年度を迎える前の3月〜5月や年末年始です。

この時期はユーザーの新規購入・買い替え需要が高くなるシーズンなので、各キャリアが競うようにお得なキャンペーンを打ち出し、ユーザー争奪戦を展開します。

ですから、スマホの買い替えを検討しているのであれば、3〜5月または年末年始を狙いましょう。

ちなみに、各スマホキャリアでは以下のようにお得なキャンペーンを通年実施しています。

  • ドコモ
  • au
  • ソフトバンク
  • 楽天モバイル

docomo

  • いつでもカエドキプログラム
  • いつでもカエドキプログラム+
  • 5G WELCOME割
  • 下取りプログラム
  • 端末購入割引 など

au

  • スマホトクするプログラム
  • 下取りプログラム
  • au Online Shopスペシャルセール
  • au Certified 機種変更おトク割
  • au Online Shop SIM乗りかえ特典
  • au Online Shop お得割
  • 5G機種変更おトク割 など

ソフトバンク

  • 新トクするサポート
  • U22 オンラインショップ割
  • オンラインショップ割
  • メリハリStepUpお得な価格キャンペーン
  • 3G買い替えキャンペーン
  • 下取りプログラム
  • プリペイド機種変更キャンペーン など

楽天モバイル

  • 他社から乗り換えでポイントプレゼントキャンペーン
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端末代の支払いが終わった

スマホを分割払いで購入している人は、端末代の支払いが終わってからスマホを買い替えましょう。

大手キャリアでは、スマホを実質半額程度で購入することができる以下の端末購入プログラムを展開しています。

▼ 各キャリアの端末購入プログラム

キャリア 端末購入プログラムの名称 適用条件
ドコモ いつでもカエドキプログラム
いつでもカエドキプログラム+
  • 残価設定型の24回分割分割払いで購入
  • 23ヶ月目以降に返却する
au スマホトクするプログラム
  • 残価設定型の24回分割分割払いで購入
  • 25ヶ月目以降に返却する
ソフトバンク 新トクするサポート
  • 48回分割分割払いで購入
  • 25ヶ月目以降に返却する
楽天モバイル 楽天モバイル買い替え超トクプログラム
  • 48回分割分割払いで購入
  • 25ヶ月目以降に返却する
  • 楽天カード払いを利用する

端末購入プログラムは端末を指定回数の分割払いで購入して、所定の期間内に返却すると残りの残債の支払いが免除されますが、キャリアに端末を返却する必要があるので注意が必要です。

もし、端末代の支払いが残ったままスマホを買い替えてしまうと、現在使用中のスマホと買い替えたあとのスマホで二重に端末代金が請求されてしまうのでおすすめしません。

したがって、使わないスマホの機種代金を払い続けるのはもったいないので、スマホの買い換えはどんなに早くても現在使用している端末代の支払いが終わった2年前後経過したタイミングがおすすめです。

スマホを買い替えるときの機種の選び方

スマホを買い替えるときの機種の選び方

スマホを買い替えるときは、以下6つのポイントに注目しながら機種選びをするのがおすすめです。

それぞれどのようなポイントに注目すればよいのか、ひとつずつ詳しく解説していきます。

■ スマホを買い替えるときの注目ポイント

※クリックすると該当箇所に移動します

基本スペック(CPU・RAM・ストレージ)

まず、以下を参考に基本スペック(CPU・RAM・ストレージ)の性能を確認しましょう。

CPU
スマホの頭脳で、数値が高いほど処理能力が高い。また、コア数が多いほど同時に複数のアプリを起動させてもサクサク動く。
RAM
スマホの作業領域で、数値が高いほど一度に多くの作業を同時に進行できる。
ストレージ
スマホのデータ保存領域で、数値が高いほど本体に多くのアプリや写真などのデータを保存できる。

スマホでオンラインゲームをプレイする人は、Androidだと「Snapdragon 8 Gen 2以上」の高性能CPUを搭載したスマホがおすすめです。

ただし、写真撮影や動画アプリなどを利用したり、動画やSNSを見たりWebサイトを検索したりするのがメインの用途の方は、CPUやRAM性能にそこまでこだわる必要はありません。

また、本体に保存・ダウンロードする人はストレージ128GB以上、が多いオンラインゲームをプレイしたい人は512GB以上のものがおすすめです。

CPUだけが高性能でもRAMの値が低いと性能を十分に発揮できないので、RAM(メモリ)は8GB以上の機種を選ぶといいでしょう。

カメラ性能

スマホで写真や動画を撮る機会が多い人は、カメラ性能にもこだわって選ぶことで、購入後の満足度を高められる可能性があります。。

動きの速い被写体もブレずに撮影したい場合は「オートフォーカス」、ブレずに動画撮影を行いたいのであれば「手振れ補正機能」を搭載したスマホがおすすめです。

また、夜景を綺麗に撮影したい人は「ナイトモード」、植物や手作り作品などをアップで美しく撮影したいのであれば、画素数が高く「光学ズーム機能」が搭載されたスマホを選びましょう。

カメラ性能に定評のあるオススメ機種を詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

バッテリー性能

スマホを1日充電なしで使い続けたい場合は、4,500mAh以上の大容量バッテリーを搭載した機種がおすすめです。

大容量バッテリーを搭載したスマホであれば、出先やゲーム中に電池切れを起こすリスクを減らすことができます。

また、急速充電に対応している機種であれば、充電が切れたときも数分の充電で本体のバッテリーを30%以上チャージすることができるのでいざという時も安心です。

本体・画面サイズ

スマホを買い替える際は、必ず本体や画面サイズの大きさを確認してから購入しましょう。

スマホの本体や画面サイズも、使用用途に応じて適切なサイズが異なります。

スマホでオンラインゲームや映画などを楽しむ機会が多い人は、6インチ以上のディスプレイを搭載した機種のほうが迫力ある映像を楽しむことが可能です。

ただし、ディスプレイサイズが大きいと片手操作が難しくなるため、手の小さい女性やお子さんはスマホの本体サイズも含めて検討しましょう。

一方、スマホデビューされるシニア世代の方は、ディスプレイサイズが5インチ程度だと文字も見やすく本体も片手操作しやすいのでおすすめです。

小さい・コンパクトなサイズ感のおすすめスマホを詳しく知りたい人は、以下を記事を参考にしてください。

各種機能(防水防塵・おサイフケータイなど)

スマホを買い替える際は、端末に搭載された各種機能(防水防塵・おサイフケータイなど)を確認しましょう。

普段スマホを落としがちな人は「耐衝撃」、水に落とす危険性が高い人やお風呂場などの水場でも使いたい人は「防水機能」、スマホで電子マネーを使いたい人は「おサイフケータイ機能」が搭載されたスマホを選ぶのがおすすめです。

そのほかにも、スマホにはホコリを防ぐ「防塵機能」、シンプルなホーム画面に設定する「かんたん機能」など、機種によって多くの機能が搭載されています。

自分の普段の使い方で重視したいポイントに合わせ、最適な機能を持ち合わせたスマホを選んでみてください。

価格

新しく買い替えるスマホの本体価格が予算内に収まっているかも確認しておきましょう。

自分が求めるスペックを兼ね備えたスマホを見つけても、予算と価格が見合わなければ残念ながら購入することはできません。

そのため、まずはスマホの買い替え費用に出せる予算を決めておき、予算内でもっとも自分の求めるスペックに近いスマホを選びましょう。

スマホの端末代は、キャリアの下取りや端末購入サポートなどを利用すると実費負担額を減らすことができるので、ぜひ活用してください。

スマホの寿命を伸ばす3つの方法

この項目では、スマホの寿命を伸ばす3つの方法を紹介します。

■スマホの寿命を伸ばす3つの方法

  • 充電しながらスマホを操作しない
  • 適切な方法で充電する
  • スマホ本体が高温にならないように使う

それぞれ順番に解説していきます。

充電しながらスマホを操作しない

充電しながらスマホを操作すると、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。

自宅などで電力消費の激しい最新の3Dゲームなどをプレイする際に、充電ケーブルを挿しっぱなしにすると、バッテリーの充電と消費が同時に行われることになり、バッテリーの寿命が短くなってしまうので注意してください。

スマホを長く使い続けるためには、充電しながら使うのは絶対にやめましょう。

適切な方法で充電する

スマホを長く使うには、適切な方法で充電することが大切です。

すでにスマホ本体がフル充電されている状態にも関わらず充電を続ける過充電や、内蔵バッテリーを完全に使い切った状態からのフル充電はバッテリーに負荷がかかるので、バッテリーの寿命が短くなる原因になります。

同じスマホを長い期間使い続けたい人は、日頃からバッテリー残量や充電の管理に気を配る様にしてください。

また、機種によってはバッテリーを長持ちさせるためにあえてフル充電まで充電しない設定(80~90%)にすることもできるので、好みに応じて設定するのもおすすめです。

スマホ本体が高温にならないように使う

スマホを長く使い続けるてめには、本体が高温にならないように注意しながら使うことを心がけましょう。

ゲームや動画などはスマホ本体への負荷が大きく、端末が熱を帯びてしまうため、内蔵バッテリーの劣化が早くなってしまいます。

一部のゲーミングスマホでは、PCの様にファンや水冷システムが内蔵されているものもあるので、ゲームを毎日頻繁に遊ぶ人におすすめです。

スマホを買い替える前にやること

スマホを買い替える前にやること

スマホを買い替える際は、事前に以下6つの記載された内容を済ませておきましょう。

■ スマホを買い替える前にやること

※クリックすると該当箇所に移動します

それぞれ何をしたら良いのか解説していきます。

スマホの契約状況を確認する

スマホを買い替える前に、現在使用しているスマホの契約状況を確認しておきましょう。

主な確認内容は以下のとおりです。

端末末代の支払い状況
  • 端末代の支払い状況を確認する
  • 端末代の支払いが全額終わっているか確認する
  • 端末代を払い終える日はいつになるのか確認する
契約プラン
  • 現在のプラン内容を確認する
  • 新しいプランが登場していないか確認する
解約違約金の有無
  • 格安SIMを契約している場合、解約違約金の有無を確認しておく

※大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)は、全プランで違約金が発生しません。

スマホ決済やサブスクリプションなどの利用状況を確認する

スマホ決済やキャリア特有のサブスクリプションを契約している場合、スマホの買い換えと同時に携帯会社を変更すると利用できなくなります。

引き続き利用したい場合は、乗り換え先の携帯会社で提供されているスマホ決済サービスを利用したり、別のサブスクリプションサービスを契約し直したりしましょう。

また、iPhoneからAndroidにスマホを買い替えるとApple Payが、AndroidからiPhoneにスマホを買い替えるとGoogle Payが使えなくなります。

同じ携帯会社を契約し続けていても、使用する端末が変わると利用できるスマホ決済が変わってくるので、その点にも注意しましょう。

オプションサービスの利用状況を確認する

スマホを買い替えるタイミングで、現在加入しているオプションも確認し使っていないものがあれば解約しましょう。

「かけ放題のオプションを申し込んでるけど、実際はそれほど通話をしていなかった」という場合もあるので、スマホを買い替える前に必ず確認しておいて下さい。

ただし、補償サービスのオプションがついてる場合は継続をおすすめします。

補償サービスは月額800円〜1,000円前後ですが、もし補償に入っていない状態での修理になると以下の様に、修理代金として5万円以上かかる場合もあるので注意が必要です。

■Galaxy A52 SC-53Bの修理費用の目安

修理内容 修理代金例 補償加入の場合
ディスプレイ修理 20,460円 上限 3,300円
バッテリー交換 11,550円
基板修理 34,100円
修理上限額 56,980円
交換 12,100円

引用元:修理代金の目安|ドコモ

補償オプションを約2年ほど続けていれば、補償を利用した際の手数料を加算したとしても、補償なしの修理よりも安くなる可能性が高いので、継続して利用した方がおトクな計算になります。

MNPで乗り換える場合は引き継げる内容を確認する

今のサービスから違うキャリア・格安SIMへ乗り換える場合は、事前に引き継げる内容を確認しておきましょう。

スマホの買い替えと同時にMNPで携帯会社を乗り換えることも可能ですが、MNPで引き継げる内容は電話番号のみです。

例えば、キャリアのメールアドレスは、解約時または解約後の指定期間内に有料の「メール持ち運びサービス」を契約しなければ引き継ぎできません。

■キャリアメールアドレスの持ち運びサービスについて

キャリア サービス名 価格
ドコモ ドコモメール持ち運び 330円/月
au auメール持ち運び 330円/月
ソフトバンク メールアドレス持ち運び 330円/月
楽天モバイル 楽メール持ち運び 330円/月

もし携帯会社を乗り換えたあとも同じキャリアメールアドレスを利用したい場合は、メール持ち運びサービスの契約を忘れず行いましょう。

データのバックアップをとる

買い替えた端末にデータ移行できるように、スマホ内のデータはバックアップを必ず事前にとっておきましょう。

日頃からバックアップをしっかり取っておけば、スマホを買い替えたときだけでなく、スマホが紛失したり故障したりしても新しい端末にデータを復旧できるので安心です。

AndroidはSDカードへ写真などのデータを保存しておけば、SDカードを新しいスマホに差し替えるだけでデータ移行は完了します。また「Googleドライブ」や「Googleフォト」など無料で利用できるクラウドサービスを活用すれば、SDカードがなくてもデータ移行できます。

iPhoneの場合、定期的に自動でバックアップを行ってくれる「iCloudバックアップ」の利用がおすすめです。iCloudバックアップを利用しておけば、新しいiPhoneに機種変更したあともiCloudにログインするだけでデータ移行できます。

iCloudバックアップを利用しない場合データ移行に時間はかかりますが、iPhone同士を近づけてデータ移行を行うことも可能です。

■Androidでバックアップを取る手順

  1. 設定アプリをひらく
  2. システムを選択する
  3. データ引き継ぎ/バックアップを選択する
  4. データ引き継ぎ/バックアップした項目を選択する
  5. 画面に表示される内容に従って作業を完了させる

iPhoneの場合、定期的に自動でバックアップを行ってくれる「iCloudバックアップ」の利用がおすすめです。iCloudバックアップを利用しておけば、新しいiPhoneに機種変更したあともiCloudにログインするだけでデータ移行できます。

■iPhoneでバックアップを取る手順

  1. 設定アプリをひらく
  2. iCloudを選択する
  3. iCloudバックアップをタップしてオンにする
  4. 今すぐバックアップを作成を選択する
  5. 画面に表示される内容に従って作業を完了させる

iCloudバックアップを利用しない場合データ移行に時間はかかりますが、iPhone同士を近づけてデータ移行を行うことも可能です。

古い端末の処分方法を決める

スマホを買い替える際は、現在使用しているスマホをスマホ買い替え後にどう処分するかも事前に考えておきましょう。

■古いスマホの処分方法の例

  • ゲーム用や時計代わりのWi-Fi専用端末として利用する
  • 家族や知人、友人に譲る
  • サブ端末として格安SIMなどを別途契約して2回線目として利用する
  • オークションやフリマサイトなどで売却する
  • 中古買取店で下取りに出す

これまで使っていた端末は、SIMカードが入っていない状態でも自宅のWi-Fiなどを利用することでアプリなどを利用することができます。

古いスマホは下取りに出したり、フリマアプリや中古スマホ買い取り店で売るとお得ですが、個人情報を消去(初期化)するのを忘れないようにしてください。

アプリのデータを引き継げるか確認する

スマホを買い替える前に、普段使っているアプリのデータを引き継ぐことができるか確認しておきましょう。

基本的にオンラインゲームやショッピングアプリなどは、あらかじめデータの引き継ぎ設定をおこなうことで、新しい端末でもりようすることが出来ます。

例えば、LINEアカウントの引き継ぎは以下の手順でおこなうことが可能です。

■LINEアカウントの引き継ぎ手順

  1. LINEアプリとAndroidのOSバージョンを確認する
  2. LINEアプリを開く
  3. 設定項目からアカウントを選択する
  4. メールアドレスが登録されているか確認する
  5. ※登録されていない場合はメールアドレスを登録する
  6. LINE登録時に設定したパスワードを確認する
  7. 機種変更後のスマホにLINEアプリをインストールする
  8. 起動画面でログインを選択する
  9. QRコードでログインを選択する
  10. 機種変更後のスマホに表示されたQRコードを機種変更前のスマホででスキャンを選択する
  11. LINEのログイン画面が表示されたらログインする
  12. Google アカウントの選択画面が表示されるのでOKを選択する
  13. 画面の指示に従ってトーク履歴の復元をおこなう

※通知音など一部引き継ぎできない項目有り

アプリの引き継ぎ設定を忘れてしまうと、今まで使っていたアプリのデータを引き継ぐことができなくなってしまうので、必ず乗り換え前に行ってください。

スマホの買い替えと同時にプランの見直しもおすすめ

スマホの買い替えと同時にプランの見直しもおすすめ

大手キャリアの通常プランではなく、料金が抑えられた格安プランもおすすめです。

2021年、政府の主導により携帯電話料金が大きく変わり、大手キャリアのドコモ・au・ソフトバンクともに、20GBのデータ通信量が使える格安料金プランのサービスが展開されました。

人によっては月間データ容量を変更したり、新しく登場した料金プランで契約し直したほうがお得にスマホを利用できる可能性があるので以下で詳しく解説していきます。

■LINEアカウントの引き継ぎ手順

※クリックすると該当箇所に移動します

いずれの格安プランも格安SIMと違い、キャリアのメイン回線をそのまま利用できるので、料金は安くなっても通信速度は高速な状態を維持できます。

【編集部イチオシ】楽天モバイル

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ここ最近になって、パートナー回線エリアでもデータを無制限利用できるようになった「楽天モバイル」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアよりも、月額料金を安くできます。

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通話 Rakuten Link」アプリ利用で国内通話かけ放題
※アプリ未使用時は30秒/22円

※料金は税込み
※Rakuten 最強プランの契約解除料は無料

上記のように、楽天モバイルの料金プランはシンプルで「Rakuten 最強プラン」1つしかありません。楽天モバイルの対応エリア内なら、月額3,278円で4G回線も5G回線もデータ通信は無制限利用できます。

さらに、通話アプリの「Rakuten Link」を連携して使えば通話料も無料でかけ放題で利用することが可能です。

楽天モバイルは、大手キャリアの5G対応プランと比較しても破格の料金で無制限プランを利用することができるので、データ無制限プランを安く利用したい人や通話料を節約したい人におすすめです。

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月額料金 20GB 2,970円
100GB 4,950円
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最大通信速度
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  • ~5分:無料
  • 5分~:22円/30秒
かけ放題オプション 24時間かけ放題:1,100円

※料金は税込み

ahamoは、ドコモから提供されている格安プランです。20GB/2,970円のプランには1回5分のかけ放題がついているため、5分以内の電話なら通話料がかかりません。

また、月額1,980円の「大盛オプション」を追加契約すると、 100GB/月額4,950円で利用可能になるため、スマホで大容量プランを安く使いたい人にはahamoがおすすめです。

 povo

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トッピング料金 1GB 380円/回(7日間
3GB 990円/回(30日間)
20GB 2,700円/回(30日間)
60GB 6,490円/回(90日間
150GB 12,980円/回(180日間)
データ使い放題 330円/回(24時間)
データ容量超過後の
最大通信速度
128kbps
通話料 22円/30秒
かけ放題オプション
  • 1回5分かけ放題:550円/月
  • 24時間かけ放題:1,650円/月

※料金は税込み
※()はトッピングの有効期限

povoは、auから提供されている格安プランです。基本料金0円のプランに、1・3・20・60・150GBのデータ容量からお好きな容量を選択してトッピングできます。

自分の好きなタイミングで好きなだけデータをトッピングできるため、月によってデータ消費量にバラつきがある人は、無駄のない自分だけの料金プランを作成できますよ。

ただし、各データトッピングには有効期限が設定されており、有効期限内に使い切れなかったデータは0になってしまうので、注意をしましょう。

 LINEMO

LINEMO
月額料金 ミニプラン(3GB) 990円
スマホプラン(20GB) 2,728円
データ容量超過後の
最大通信速度
  • ミニプラン:300kbps
  • スマホプラン:1Mbps
通話料 22円/30秒
かけ放題オプション
  • 1回5分かけ放題:550円
  • 24時間かけ放題:1,650円

※料金は税込み
※()はトッピングの有効期限

LINEMOは、ソフトバンクから提供されている格安プランです。

LINEMOは、LINE利用時のデータ消費をカウントフリーにできる「LINEギガフリー」に対応しています。

ミニプラン・スマホプランのどちらを契約してもLINEトークやLINE電話・テレビ電話などをデータ消費0で利用することができるので、日頃LINEアプリの利用頻度が高い人におすすめです。

ベストプランV
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スマホを買い替える手順

スマホを買い替える手順

スマホの買い替えは同じ携帯会社を契約し続ける場合と、携帯会社を乗り換える場合で手順が異なります。

■スマホを買い替える手順

  • 同じ携帯会社を契約し続ける場合
  • 携帯会社を乗り換える場合

以下、それぞれ手順を詳しく解説します。

同じ携帯会社を契約し続ける場合

■ スマホの買い替え手順

  1. 現在使用中のスマホでデータのバックアップを取る
  2. 新しいスマホを購入する
  3. 必要に応じてプラン変更やオプションサービスの変更を行う
  4. 古いスマホに入っていたSIMを新しいスマホに差し替える
  5. APN設定やプロファイル設定を行う(不要な場合あり)
  6. 古いスマホから新しいスマホへデータ移行を行う

携帯会社を乗り換える場合

■ スマホの買い替え手順

  1. 現在使用中のスマホでデータのバックアップを取る
  2. 乗り換え先の携帯会社を選ぶ
  3. 現在契約中の携帯会社でMNP予約番号を発行する
  4. 新しいスマホを購入する
  5. 手順3で発行したMNP予約番号を利用し、新しい携帯会社を契約する
  6. 新しい携帯会社から届いたSIMカードを新しいスマホに挿入する
  7. APN設定やプロファイル設定を行う(不要な場合あり)
  8. 古いスマホから新しいスマホへデータ移行を行う

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4大キャリアや格安SIMで現在販売されているスマホは、すべてSIMフリー端末です。そのため、新しいスマホはキャリアや格安SIM、Appleなどのメーカー、どこで購入した端末でもお好きなキャリアSIMを挿入できます。

スマホは販売先によって同じ機種でも端末の値段が大きく変わるので、もっともお得な場所から購入しましょう。

まとめ:ベストな買い替え時期・機種変更のタイミグをおさらい

スマホの買い替えは、現在使用中のスマホで故障や不具合が発生しているときや、アップデート・サポートが終了したとき、お得にスマホを購入できるキャンペーンが始まったとき、端末代をすべて払い終えたタイミングがおすすめです。

ただし、スマホを買い替えるときはオーバースペックにならないよう、普段の使い方を目安に新しい端末を選ぶことが大切です。

基本スペックやカメラ・バッテリー性能、本体や画面サイズ、各種機能や価格などを総合的に比較し、予算内で自分に最適なスマホを選びましょう。

本記事を参考に、ご自身の希望や状況に合わせてなるべくお得になる買い替え時期を検討してみてくださいね。

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スマホを買い替える際にスマホの補償サービスにまだ加入されていない人はモバイル保険といった補償サービスの加入を検討してみてはいかがでしょうか?
毎月700円、年間最大10万円で3端末までの補償が可能なモバイル端末に特化した保険サービスです。

モバイル保険

具体的には、「外装破損」、「損壊」、 「水濡れ全損」、「故障」、「盗難」などで発生する修理費用について年間最大10万円の補償が可能になります。

スマホは2年、3年と毎日長く使うもの、うっかり落として画面が破損してしまった、水没してしまって動かなくなってしまったなど、トラブルはつきものです。

そんな、スマホの修理や補償が気になる!という人は月700円で年間最大10万円の補償ができるモバイル保険がおすすめです。

また、国内で人気のiPhoneといった高額なスマホを購入する際も、安価なモバイル保険に入っておくと安心です。

■ モバイル保険の特徴

  • 月額700円で3台まで
  • SIMフリースマホやiPhoneを購入する人におすすめ
  • 年間で最大10万円の補償
  • 機種ごとではなく契約者に紐づく保険なので、機種変更しても安心

この記事の編集者

モバレコ編集者:シーモ

モバレコ編集者:シーモ

格安SIM・スマホジャンルを3年以上担当。
モバレコ編集部に着任後、ドコモ→ahamo→mineoに乗り換えるなどフットワークが自慢。
実際に選ぶ・乗り換える経験で得た目線を大事にしています。
良い所はもちろん悪い面もわかる、読んでいて納得感のある記事作りを心がけています。
推しはmineoとIIJmio。

この記事を書いた人(編集:モバレコ編集部)

REV

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ポータブルオーディオ&ガジェットブロガー

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ポータブルオーディオを中心に、カメラやガジェット系商品をレビューするブログ「REV69.COM」を運営。
モバレコでは主にレビュー系やガイド系カテゴリを担当。2019年に独立し、モバレコ以外のメディアでのライティング、スチールや映像撮影、動画編集などを手掛けています。

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ポータブルオーディオ・ガジェット・スマホ・Apple製品・カメラ・文房具

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