楽天のホームルーター「Rakuten Turbo(楽天ターボ)」実機レビュー!Rakuten Turboはおすすめできる?

カテゴリ: ホームルーター
この記事を読んでいる方は、「ホームルーターのRakuten Turbo(楽天ターボ)ってどうなの?」と気になっているのではないでしょうか。
Rakuten Turboは、楽天モバイルが提供するホームルーターです。光回線と異なり、工事が不要でコンセントに挿すだけで手軽にWi-Fi環境が構築できます。
次の特徴に当てはまる人は、Rakuten Turboの利用がおすすめです。
この記事では、楽天のホームルーター「Rakuten Turbo」について解説します。料金体系やメリット・デメリット、他社との比較もしており、記事の内容を読むことでRakuten Turboが向いているかがわかります。
目次:
楽天のホームルーター「Rakuten Turbo(楽天ターボ)」とは?

Rakuten Turboは、2023年1月から楽天モバイルが提供を開始したホームルーターです。
ホームルーターとは、コンセントに挿すだけでWi-Fi環境が構築できるルーターのこと。光回線とは異なり、開通工事なしで安定した通信環境が得られます。
光回線は開通時にプロバイダの設定が必要ですが、Rakuten Turboは端末にあるQRコードを読み取るだけでWi-Fi接続が可能。「光回線は手続きや設定が面倒」と思っている人には特におすすめです。
Rakuten Turboの月額料金
Rakuten Turboの月額料金は以下の通りです。
- 1年目:月額1,980円
- 2年目以降:月額4,840円
この月額料金に加え、初月のみ契約事務手数料として3,300円、端末代金として41,580円がかかります。
以下の表は、端末代金を楽天カードを使い48分割で支払った場合の毎月の支払い額です。
月額料金 | 契約事務手数料 | 端末代金※ | 合計 | |
---|---|---|---|---|
1ヶ月目 | 1,980円 | 3,300円 | 878円 | 6,158円 |
2ヶ月目〜12ヶ月目 | 1,980円 | – | 866円 | 2,846円 |
13ヶ月目〜48ヶ月目 | 4,840円 | – | 866円 | 5,706円 |
48ヶ月目以降 | 4,840円 | – | – | 4,840円 |
※楽天カードで支払いの場合
端末代金は楽天カードで支払う場合は48回払いが選択できますが、他のカードや銀行引き落としは一括か24回払いの2つから選択できます。
Rakuten Turboの端末スペック
以下の表は、Rakuten Turboの端末スペックです。
端末名 | Rakuten Turbo 5G |
---|---|
最大通信速度 | 下り:2.1Gbps 上り:218Mbps |
大きさ(mm) | 約148(H)×約110(W)×約110(D) |
重さ | 約774g |
最大同時接続数 | 128台 |
最大接続範囲 | 200m |
回線 | 楽天回線 |
かんたん接続機能 | あり |
5G | 対応 |
※公式サイトから引用「Rakuten Turbo 5G | 製品 | ホームルーターRakuten Turbo(ラクテン ターボ)」
高さは500mlペットボトルの3/4くらい。縦と横はiPhone12 miniよりも一回りほど小さいです。
同時接続は最大128台まで、接続範囲は200mもあり、一般的な家庭であれば十分にカバーできます。
またエリアは限定的ですが、5Gにも対応しており高速通信が可能です。
Rakuten Turboのメリット5選

Rakuten Turboを利用するメリットは次の5つです。
- 契約期間の縛りがない
- SPUの対象で楽天ポイントが貯めやすい
- データ通信容量が無制限
- 工事なしですぐ使える
- 5G通信に対応
契約期間の縛りがない
Rakuten Turboは契約期間の縛りがなく、いつでも解約が可能です。
ホームルーターや光回線などで契約期間がある場合、期間内に解約すると違約金が発生します。違約金は数千円のものから3万円かかることもあるため、ネット環境を構築する際には見逃せないポイントです。
Rakuten Turboはいつでも解約ができるため、他の回線に乗り換えたくなった場合でも違約金は発生しません。
SPUの対象で楽天ポイントが貯めやすい
Rakuten Turboは、楽天独自のポイントプログラム「SPU(スーパーポイントアップ)」の対象です。
SPUとは、楽天グループでの利用時に付与されるポイントが増えるプログラムのこと。Rakuten Turboを利用している人は、楽天市場での買い物や楽天カードの利用時などに楽天ポイントが+1倍還元されます。
データ通信容量が無制限
Rakuten Turboは無制限でデータ通信が可能です。
一部のインターネット回線では1ヶ月あたりに使えるデータ量が決まっており、データ切れを起こすと低速化します。
Rakuten Turboではデータ量を気にせず通信ができるため、ストレスなく動画の視聴やオンラインゲームを楽しめます。
工事なしですぐ使える
Rakuten Turboは工事なしで、コンセントに挿すだけですぐに利用できます。
光回線の開通には、原則として開通工事が必要です。さらに開通後にはプロバイダの設定が必要で、利用できるようになるまで手間がかかります。
一方で、Rakuten Turboは小難しい設定をせずに利用可能です。また端末の裏面にあるQRコードを読み取るだけで、簡単にWi-Fiに接続できます。
5G通信に対応
Rakuten Turboは5G通信にも対応したホームルーターです。
古いホームルーターの場合、5Gに対応していないことがあります。一方でRakuten Turboはエリアこそ限られていますが、5Gの高速通信を利用できます。
Rakuten Turboのデメリット3選

Rakuten Turboには次のようなデメリットがあります。
- クレジットカード支払い以外は手数料が発生する
- 登録してある住所以外での使用不可
- 他社と比較して端末代金が高め
クレジットカード支払い以外は手数料が発生する
Rakuten Turboの支払い方法は以下の3つで、方法により発生する手数料が異なります。
支払い方法 | 手数料 |
---|---|
クレジットカード | 0円 |
口座振替 | 110円/月 |
コンビニ支払い | 〜9,999円:66円・110円 1万円〜5万円未満:110円・220円 5万円以上:330円〜440円 |
このように、クレジットカードでは支払い手数料はかかりません。一方で口座振替やコンビニ支払いの場合は手数料が発生します。
登録してある住所以外での使用不可
Rakuten Turboは、登録してある設置先の住所以外では使用できません。設置先住所と異なる場所での利用が確認された場合、サービスの利用が停止される恐れがあります。
登録住所以外で使用したい場合は、都度手続きが必要です。手続きは「my楽天モバイル」にて可能です。
なお、設置先の住所を変更してから30日間は再変更できません。Rakuten Turboを外出先へ持ち運んでの使用はできないため注意しましょう。
他社と比較して端末代金が高め
Rakuten Turboの端末は、他社のホームルーターと比べて端末代金が高めです。
Rakuten Turboと代表的なホームルーター3社の端末代金は以下の表の通り。
端末代金 | |
---|---|
Rakuten Turbo | 41,580円 |
ドコモ home 5G※ | home 5G HR01:39,600円 home 5G HR02:71,280円 |
Broad WiMAX | 31,680円 |
SoftBank Air※ | 71,280円 |
※端末代実質無料
このように、単純な端末代だけならドコモとソフトバンクのホームルーターの方が高いです。しかし、その2社は一定期間の利用で端末代が実質無料になります。
Rakuten Turboは端末代の割引はないため、他社と比べると高いことがわかります。
5Gの対応エリアが狭い(au回線使用不可)

対応サービスエリアより引用
Rakuten Turboは、他社と比較して5Gの対応エリアが狭いです。
上記の画像からもわかる通り、緑色になっている5Gエリアは東京都でもまだ一部です。4Gエリアでもブラウジングや動画視聴程度ならスムーズに利用できますが、5Gエリアが全域で利用できるようになるにはまだ時間がかかりそうです。
また、5Gエリア内でも高層階(16階以上)は繋がりにくい可能性があります。
Rakuten Turboがおすすめな人は?

ここまでの内容を踏まえ、Rakuten Turboがおすすめなのは次のような人だと言えます。
- 楽天ポイントを貯めたい人
- 楽天モバイルを使っている人
Rakuten TurboはSPUの対象です。ネット回線もRakuten Turboにすることで、楽天ポイントを効率的に貯めることが可能です。
また詳しくは後述しますが、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を使っている人がRakuten Turboを契約すると、2万円相当の楽天ポイントが還元されます。
Rakuten Turboがおすすめできない人は?

一方で、Rakuten Turboをおすすめできないのは次のような人です。
- ソフトバンクやドコモのスマホを使っている人
- オンラインゲームや動画配信をする人
ソフトバンクやドコモのスマホを使っている人は、それぞれの会社が提供しているホームルーターや回線を利用することでスマホの月額料金が割引されます。
またRakuten Turboは5G回線エリアが狭いほか、光回線と比べて通信の安定性に欠けます。そのためオンラインゲームや動画配信をする人にはおすすめできません。
Rakuten Turboと他社ホームルーターの比較

以下の表は、Rakuten Turboと他社が提供するホームルーターとの比較です。
Rakuten Turbo | ドコモ home 5G | Broad WiMAX | SoftBank Air | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 1年目:1,980円 2年目以降:4,840円 |
4,950円 | 初月:1,397円1ヵ月~36ヵ月:3,960円37ヵ月~:4,950円 | ~2ヶ月目:2,167円~24ヶ月:3,679円25ヶ月~:5,368円 |
3年間の実質料金 | 4,845円 | 4,541円 | 4,860円 | 3,866円 |
エリア | 楽天回線 | ドコモ回線 | WiMAX2+回線 | ソフトバンク回線 |
最大通信速度(下り) | 2.1Gbps | 4.2Gbps | 4.2Gbps | 2.1Gbps |
端末名 | Rakuten Turbo 5G | home 5G HR01home 5G HR02 | HOME 5G L13 | Airターミナル5 |
端末代金 | 41,580円 | home 5G HR01:39,600円home 5G HR02:71,280円 | 31,680円 | 71,280円 |
契約期間の縛り | なし | なし | なし | なし |
割引・キャンペーン | ・SPUポイント+1倍・1年目は月額1,980円・スマホとセットで2万円相当のポイント還元 | ・端末代実質無料・ドコモスマホとのセット割引で毎月1,100円割引 | ・auはスマホ代が毎月最大2,200円割引・UQ mobileはスマホ代が毎月最大858円割引・他社から乗り換えで最大46,000円キャッシュバック | ・端末代実質無料・ソフトバンクはスマホ代が毎月最大1,100円割引・ワイモバイルはスマホ代が毎月最大1,188円割引 |
このように、Rakuten Turboは他社のホームルーターと比較して実質料金が高めです。
しかし楽天ポイントを貯めたい人や、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を利用している人はRakuten Turboにするメリットがあると言えます。
「Rakuten Turbo」と「Rakuten WiFi Pocket」「楽天ひかり」はどれを契約すべき?

次の表は、楽天モバイルが提供するインターネット環境を比較したものです。
Rakuten Turbo | Rakuten WiFi Pocket | 楽天ひかり | |
---|---|---|---|
種類 | ホームルーター | モバイルWi-Fiルーター | 光回線 |
開通工事 | 不要 | 不要 | 原則必要 |
月額料金 | 1年目:1,980円 2年目以降:4,840円 |
1,078円〜3,278円 | マンション:4,180円戸建て:5,280円 |
最大通信速度(下り) | 2.1Gbps | 150Mbps | 1Gbps |
通信データ量上限 | なし | なし | なし |
契約期間 | なし | なし | 2年または3年 |
上記の表を踏まえ、それぞれをおすすめできる人の特徴をまとめました。
Rakuten Turbo | 自宅用のインターネット環境を安く構築したい人、引越しが多い人 |
---|---|
Rakuten WiFi Pocket | 出先でインターネットを使うことが多い人 |
楽天ひかり | 自宅で安定した通信環境が欲しい人 |
Rakuten Turboは、自宅用のインターネット環境としては楽天ひかりよりも安価です。また開通工事が不要で契約期間もないため、引越しが多い人にもおすすめできます。
Rakuten WiFi Pocketは持ち運び式のWi-Fiルーターです。Rakuten Turboや楽天ひかりと比べると通信の安定性に欠けますが、出先でのインターネット環境にはおすすめできます。
楽天ひかりは料金や契約期間、工事の有無においてはRakuten Turboに劣っています。しかし安定した通信環境が欲しい人は光回線の楽天ひかりを利用しましょう。
Rakuten Turboの実測値は?

時間帯 | 下り通信速度 | 上り通信速度 |
---|---|---|
朝 | 15.8Mbps | 6.81Mbps |
昼 | 13.5Mbps | 7.30Mbps |
夜 | 25.8Mbps | 6.63Mbps |
平均 | 18.4Mbps | 6.91Mbps |
このように、Rakuten Turboは平均して約18Mbpsの通信ができると言えます。18Mbpsは動画の視聴やブラウジングは十分に可能ですが、オンラインゲームを利用したい人には遅いと感じるかもしれません。
Rakuten Turboのキャンペーン情報

Rakuten Turboでは、現在次のキャンペーンを実施しています。
- 1年目の月額料金を1,980円に割引
- 楽天モバイルの「最強プラン」とセットで2万円相当の楽天ポイント還元
Rakuten Turboの基本月額料金は4,840円ですが、キャンペーン期間中は最初の1年間のみ月額1,980円で利用可能です。
また楽天モバイルの「最強プラン」を利用している人がRakuten Turboを契約すると、2万円相当の楽天ポイントが還元されます。現在楽天モバイルを使っていない人でも、Rakuten Turboの利用開始翌月までに楽天モバイルを開通できればキャンペーンが適用されます。
キャンペーンで付与されるポイントの進呈時期は、Rakuten Turbo開通月の翌々月末日ごろ。なおポイントの有効期限は、進呈日を含めて6カ月以内です。
Rakuten Turboの申し込み方法・接続方法

最後に、Rakuten Turboの申し込み方法と接続方法について解説します。
Rakuten Turboの申し込み方法は以下の通りです。
- Rakuten Turboの公式ページから申し込みする
- 端末代の分割回数を一括・24回・48回から選択する
- 契約者情報を確認し、本人確認書類を提出する
Rakuten Turboの契約が完了し、端末が届いたら以下の手順で接続しましょう。
- 端末を箱から取り出し、電源ケーブルをコンセントに挿す
- 電源ケーブルを端末に挿す
- 起動を確認したら、裏面にあるQRコードをカメラで読み取りWi-Fi接続する
まとめ
この記事では、楽天モバイルのホームルーター「Rakuten Turbo」について解説しました。
Rakuten Turboは5G通信が利用でき、契約期間の縛りがないホームルーターです。
- 楽天ポイントを貯めたい人
- 楽天モバイルを使っている人
これらに当てはまる人は、Rakuten Turboを申し込んでみてはいかがでしょうか。
編集部H
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